そんなに痛いんなら自分が試してみろ

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2月1日(木)--------

如月になりにけり。

ここんところ私塾の教室が好調で、日々レッスンに励んでゐる。
スタヂヲの賃料があるので、自主経営とはいへども総取り、といふ訳には行かぬのだが、巨大組織に属し、マニュアルや規則を押し付けられた上、大幅な搾取を受けるよりは納得できる。

見聞を紐解けば、かつてお江戸は「常磐津」といふ浄瑠璃が町民の娯楽として定着しており、これの三味を教えるものと習うもの、として仕事が成立してゐたさうな。各町に「お師匠さん」と呼ばれる先生がおり、落語にも『ちょいと、そこを行くのは〇〇のお師匠ぢゃありやせんか?』などといふやり取りがある。

勿論これらは、「個人教室」としての習い事だったハズだ。
「〇〇浄瑠璃教室 無料体験指南 好評受付中! 今なら入会金半額 壱ヵ月でお前さんも立派な浄瑠璃を」
なんて事はなかったハズだ。

ライヴが無いせいか、無意味な妄想ばかりが頭を駆け巡る 如月の始まり、である。

2月2日(金)---------

インフルから復活したカワちゃんを迎え、ぱんぱかトリオのリハ。
18日の「大作戦」に向けての追い込みリハ、となる第一弾。曲順を決め、楽器の持ち替えやMCの長さなどに問題がないか、を精査しながらのリハとなる。

ワシは「縦べぇ」と「ゔぃを子」を使い分けながら、のステージとなる。
ホンマ云ふと楽器の持ち替えにはあまり必然性はないのだが、まぁせっかくデカいステージでのワンマンなので・・。

昔はこの規模のステージにはよく立ったものだが、此処んとこづいぶんご無沙汰してゐるので、楽しみっちゃ楽しみ。
今さら思ふのは、あの頃、今くらいの「見せ方」を知ってゐたらなぁ、と。
ツアーまでしてゐたSouth side avenue band なんざ、メンバーん中にあんだけスタイル抜群で露出も高いメンバー(現・HOBOみゆき)がゐたのに、ライヴ中一度もカラんだ事がない。

勿体なかったねぇ。

2月3日(土)--------

Honeysのまゆさんが、ワシのヴォイトレを受けに来てくれた。
例によってウチのスタヂヲまで、エレベータなし 5Fまでの階段を上がって来て、ぜぃぜぃ息を切らしてゐる姿はカワイイ(笑)。40分のレッスンを受けて、ご満足いただけましたでせうかねぇ?。

今年は彼らHoneysとも、もぅちょい頻繁に絡めたらな、と考へてゐる。
で、やはり「よなかのとうふ」あたりも復活させるべきなのかな、といふ気はしてゐる。
しーシュを離れた自分、といふものを、今一度キチンと見つめ直しておくべき年なのかもしれぬ、と。

まぁ、考へるだけ、ではダメなんだがね。

高校の時の数学の教師が、いわゆる口だけ達者な生徒を嘲りながら、『思ふだけなら簡単よ、誰でもできるわぃ。『ワシぁ東大行こうと思ぅた』思ふだけならワシでもできる』と、よく云ってたな。
ヤ○クザみたいな先生だったが(笑)。

2月4日(日)--------

昼から久しぶりにしーシュのリハに入る。

イベントに向けて、とかのリハは演ってないでもなかった(でも少ない)が、いわゆる「しーシュの」リハはホンマに久しぶりだ。久しぶりすぎて、何を演ったら良いのか戸惑うほど。

まぁとりあへず一連のオリジナルから、この春のツアー辺りで演りさうな曲をザっとセレクトし、思ひつくままに演ってみる。演り始めると そこは生真面目なふたり。相変わらず2時間半びっちし、休憩なしで歌いっぱなし&弾きっぱなしのリハとなった。

新曲が出来てない、とは云へ、かうして既存のレパートリィでも繰り返しブラッシュアップしておく事が、唯一無二のデュオ、であり続ける秘訣なのだ。
ここんところ、ちょいとそこら辺を怠けすぎてゐたな、と。

2月5日(月)--------

寒い日々が続く。

ホンマに寒い、と思ふ。レッスン会場のスタヂヲまで、約30分チャリを漕いで行き来するのだが、だぃたぃは家もスタヂヲも着く頃には身体があったまってゐるもんだ。だが、この寒波の中ではそれもない。まぁ ぢっとしてるよりは温いんだらうが・・。

ラヂヲによればこの寒気団、まだまだ日本付近に居座る様子。

2月6日(火)--------

ジャマラディーン・タクマ、といふベース弾きがゐて、元はオーネット・コールマンの所にゐた男。
すごいデカい人なのにスタインバーガーのちーさいベースを愛用してるものだから、なんかゲームのリモコンかなんか持ってるやうにしか見えん。だが、一時期ベースでスタイン、と云へばこの人の代名詞だった。
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どーやらワシはこの怪人が好きなやうだ。
と云ふもののこのベーシスト、なんとなく掴み所のないヒトで、演ってる音楽がオモロいか?と云へばさうでもなく、ものすごいバカテクか?と云へば、まぁ上手いけど決して「華麗な」業師、といふ訳でもない。どっちか、てぇと無骨で荒々しい。

ただ、なんか気になるんよねぇ。
気づけば色々聴き漁ってゐて、アラブのミュージシャンとコラボしたのとか(オモロない)、女性ジャズ歌のバックでエレベ弾いてるのとか(フツーにジャズ)、色んな国の音楽をごった煮にしたかんぢのとか(イタい)、CDがだいぶ溜まってゐた。

今回、この人にしては珍しく、アコギの人と二人で演ってるアルバムを見つけて注文してみた。多分、あんまりオモロないんだらうな、とか思ひながら・・・(笑)。かういふのをファン心理、といふのだらうかねぇ?。

2月7日(水)--------

ぱんぱか大作戦2018、に向けての最終リハ。

カワちゃん、気合入ってゐる。
しーシュの二人はこの週末から九州への旅に出て、ライヴの前日にしか帰って来れぬので、けふが最後のリハ。まぁ、大丈夫でせう。

ポスターでワシが抱えてゐる「縦べぇ」が楽器に見えぬらしく、チラシを見た人が『この人が持ってるのはナニ?』みたいに云はれるらしく、さういふ人にはまぁ「草津温泉で湯もみに使ふ櫂だと答えておれ」と云ふ。

相変わらず寒い日々が続いてゐるが、そのせいなのかなんなのか、ウチのアパートが断水なさった。
前も一度 大雪の日に同じ事があったのだが、水回りの弱いアパートである。古いからねぇ・・。でも困ったね。風呂にも入れぬし、水割りも作れぬ。

他の住民は・・・と思って外に出てみたが、電気が点いてるのはウチだけで、あとの人々はとっくに寝静まってゐるやうだった。やれやれやれやれやれ。

2月8日(木)--------

いちをう起床時には水が出るやうにはなってゐたが、どーにも水圧が低く、こらぁナンボもせぬうちにまた止まるな、と思ってゐたら、やはり昼前を待たずにまた断水。

水が止まったアパートなんぞ、暮らしにくくて仕方ない。
ので、早めにスタヂヲに行って練習なんぞ。

生徒の家でも、便所の水が凍ったり、会社の水が出なくなったり、と色々あったやうだ。先月ワシらがえらい目に遭った北陸の各地でも、まだ相変わらずの混乱が続いてゐる模様。
げに、長き寒さの冬である。

まいに ち 吹雪 吹雪 こぉりの せか い〜〜〜♪

2月9日(金)--------

ワシが教室を構えてゐる スタヂヲ ジモの頭首、藤本よりお氏が、こたび韓国はソウルでライヴを演る事になったらしひ。
とは云へ、奥方である染色アーティストマリコ女史の個展に同行する形で、そのオープニングにレセプションとして、ギターソロを演る、といふ事のやうだ。ついては、海外に楽器を持って行く時にどぅすれば良いのか?をワシに訊きたい、と。

2008年にメキシコで演奏する事になった時、いろいろ迷った。
ベストな楽器で演奏したい思ひと、ベストな楽器を持ってく危険性、の狭間でづいぶん揺れ動いたものだった。結果的にワシは、自分のメイン楽器を帯同し、幸いな事になんのトラブルも起きず、全行程を終えることはできたが、海外公演に自前の楽器を帯同するリスクは、正直大きい。

旅慣れた人に訊けば 「行った先で安い楽器を入手し、用が済んだら売って帰る」のがベストなのださう。しかしまぁこれは相当に旅慣れた人に限って、だらう。普通はさうも行かぬ。
よりお氏には「ネックとボデーをバラして大型のスーツケースに入れて行けば?」と勧めてみる。

でも、いいなぁ、韓国で演奏か。
メキシコ以降、海外で演奏する機会はまだ訪れてない。しーシュでWOMADとか出れたら最高なんだけどねぇ。

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何を目指しどこへ向かふのか?

1月27日(土)歌声一座・昭和唄の夜:萩市藍場川の家--------

九州から西日本をツアー中の富安秀行さんと、山口は萩で合流し「歌声一座」となるイベント、に参加のため萩を目指して出発。こたびツアーとならず、けふこの一つのためだけの遠征。まぁ「出張」だな。

山陰へ向かふ道々の雪事情が危ぶまれたが、スタッドレスで対応。
こないだの北陸遭難未遂事件(?)で、ベンちゃんの鮮やかな運転技術を見てゐるので、あのやうに対処すれば良いのだな、と。
げに ナメてはいかん雪の道である。

無事、萩市はけふの会場「藍場川の家」に着。オーナー室田佳子さんに再会。この室田さん、萩市随一、と云っても過言でない「美魔女」であるが、ここ藍場川の家に関係する女性陣------スタッフや関係者も、皆揃ってたいへんな美人揃いなのである(写真参照)。
まぁ、だからなんだ?といふ話でもあるが・・・。
萩ハーレム

ややあって富安さんも到着。
去年、好評だって今回もまた、といふ事になったけふの企画。ワシの優れた記録能力を参考に、今年の演目などを決めてゆく。去年はツアーの中ほどでのこれ、だったのでお互いの呼吸やノリもこなれてゐたが、けふはさにあらず。特にしばらくソロで流して来てゐる富安さんと、がっつりデュオで突き進むワシらとでは、色んなノリがだいぶ違ってゐる。
そこを上手く合わせながら・・・のリハ。

して、本番。

立ち上がって踊る人まで出た去年に比ぶれば、けふはやはりそこまでのグルーヴは作れなんだやうにも思ふ。だが、なつかしぃナンバーで構成したライヴはよぅ盛り上がり、好評いただく事ができて良し。
けふのワシは着物でキめ、ループ使いもなく、リズムとハーモニィを支えるバンマス的ニッチに立ち続けた。それもまた楽しい。

打ち上げでは、寒かったからか なんや飲み過ぎてしまったやうで、気がつくと「あれ?」みたいなかんぢになってゐた。
だがまぁホンマに寒くて、酔ってンのかなんなのか分からん。

1月28日(日)-------

ホンマに寒い 萩の朝。
枕元に置いておいたペットボトルの水が、冷蔵庫の水のやうに冷えてゐる。う"〜〜〜〜〜、寒い。

けふ、ぢつは義父の一周忌であり、その法事が女房の実家である安芸津にて執り行われる。本会には間に合わぬがごアイサツだけでも、と広島を突き抜けて東広島は安芸津 風早を目指す。
さう云へば去年、やはりこの山口を廻る歌声一座のツアー最終日(宇部:Big Hip)に、お義父さんの訃報が入り、宇部から安芸津まで夜通し走ったのだった。
店が用意してくれてゐた打ち上げに出ずに帰るワシらに、Big HipスタッフNくんが『車の中で喰って下さい』とピザを包んでくれた、あのありがたさを思ひだす。あれから壱年かぁ・・。

思ひのほか時間がかかって、風早の女房の実家に着。
本式はもぅ終わり 会食も済んでゐたが、親族の皆さんはまだ残っておられ、喪服もナシに遅れて来たピアス付きの娘婿(ワシ)に『よぅ来てくれた』と声をかけてくれる。

壱年は短い。

1月29日(月)--------

生徒がバタバタと風邪で倒れてゐる。
よろしくないねぇ。

ワシは飲み続けてゐる養命酒のお陰か、なんとか酷い体調の崩れをせずに持ってゐる。
年始ツアーの岐阜〜富山、あたりでかなりヤバげな兆候はあったのだが、富山の漢方薬(?)で乗り切ったかんぢ。
このまま維持したいところではある。

いや、維持せんとイカン。
そのためには、風邪をひいてゐる生徒には「(レッスンに)来るな」と云ふ事も大事。頑張るべき所はそこではない、といふ事を生徒に分からせねばならん。

1月30日(火)--------

向原へ出張レッスン。

春先〜秋口にかけては、景色も良くて道路も空いてゐるこの地域を車で走るんは気持ち良い。・・・が、この季節になるとホンマに寒々とした景観になり、見る者の心をも凍らせるかのやうだ。

にしても、今年はホンマに 寒い日々が長い。
例年だと2〜3日寒い日があっても合間合間にやや温む日があるもんだが、今年の寒さはそれがない。それに、「最低気温」と「最高気温」の差があまりない、といふのも特徴的。その日の「最低気温」てのは、まぁだいたい寝てる時間にあるもんだし、そげに気にしてもしゃあないのだが、日中の「最高気温」が+2℃、とか云はれてもねぇ・・と云ふ気がす。

けふも生徒が数名、風邪で欠席。うー、ヤバいヤバい。

1月31日(水)--------

一月が終わらうとしてゐる。

「去ぬる」といふ一月だが、ワシは毎年わりと「長いな」と感ずる。今回も、もぅ二月か、と云ふより、まだ1月か、と思ふ。だが、こはワシが日々怠惰な生活を送ってゐるからに他ならぬだらう。

去年の今頃、「島根物産展」に出展してゐた友人の出店を訪ねて、まぁ昼間っから酒を飲んだだけ、なのだが、なにか有意義な日を過ごした記憶がある。
ヒトは「安定」を求むる。同じやうな日々を過ごすこと、それを目指すこと、は確かに大事なことだが、実際そんな事はありえぬ。人生は一刻一秒がそれぞれ違うのだ。いつかと全く同じ日、なんてものは何処にもない。

全ての物事は、流れ、去り行くものなのだ。

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山鳩の鳴き声のシンコペーションにつひて

1月15日(月)----------

まだ、古川にゐる。
といふのも、この地に300年残る、と云はれる祭り「三寺参り」に参加するため。

三寺参り=毎年1月15日(お七夜様)の夜に、町内のみっつの寺「本光寺」「真宗寺」「円光寺」をお参りする行事。信州など遠方に出稼ぎに行った女工さんたちが帰省してゐるこの時期、めかしこんだ若い男女が連れ立って町に繰り出すことは良縁を結ぶきっかけとなり、いつしかこの静かなお祭りは「縁結びの行事」として知られるやうになった。

古川といへば、起こし太鼓、つけ太鼓を擁する勇壮な「古川祭り」が有名だが、こちらはとても静謐で幻想的。
雪で作られた巨大な蝋燭がメイン道路に据えられ、また街のいたるところに設置された飾り灯篭が、雪の小路を照らし、そこを和装の男女がしずしずと行き交うさまの美しさよ。

去年までは、あの「りぶさん」の連中がこの時期の古川に来て、まぁなんつーのか「公報部隊」のやうな働きをしてゐたらしひ。今年は及ばずながらワシらしーシュが、それを担当する、みたいな・・・。
せっかくなのでワシらもビシと和装でキめ、町の人たちとともに参加。静かな祭りを堪能した。
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かういふ文化が残る、といふは素晴らしい。
伝統だけでなく、ちゃんと若者も参加し、それぞれの持ち場から自分の町の文化を盛り上げてゐる姿勢に、心より拍手を送りたい。

ただ、やはり、寒かったネ。

1月16日(火)----------

広島へ帰る。
カツカツさんご家族には、本当にお世話になりました。
『もぅ次はしーなだけで来い』
といふ台詞も、友情の裏返しだと、勝手に解釈させていただきます(笑)。ありがとう。

高山までJR、高山から京都までバス、京都から新大阪までJR、新大阪から広島まで新幹線、といふ、まぁ壱日移動してゐる日だった。岡山から先は雨。ワシんちの最寄駅でも雨。家まで3分もかからぬが、最後の最後で濡れて帰るハメとなる。

1月17日(水)---------

ツアー車「ぐっち」を車検に。
そぉか、これも買ってまる2年。今年の夏でローンが終わる。
「車持ち」になって20数年、よぅもここまで安い古い車ばかりを乗り継ぐものよ、とも思ふ。

最初の「こまわり(スバル)」はタダ。2台目の「ぐすたふ(エブリィ)」は15万。3台目「にっち(スクラム)」が30万。今回の「ぐっち(エブリィ)」が50万、と一番高いが一番古い。
新車買ったほうが安上がりじゃね?といふ意見もありさうだが、まぁえぇやろ?。

夜はレッスン。
生徒に「明けましておめでとうざいます」と云はれ、あぁさうか、年明け最初のレッスンか、と思ふ。
かくも長き不在。

1月18日(木)----------

代車で向原へ。

この度のツアー=北陸でのワシらの受難は、こちらでも結構みなのニュゥスになってゐたやうで、行く先々で「まぁこのたびは大変な旅で・・」のやうな事を云はれる。えぇホントにね、と話も弾む。まぁ話題としてはなかなかのネタを仕入れた、といふ事にしておこう。

明らかに風邪の症状を持ったまま、レッスンに来る奴がゐて、ちょいと勘弁せぇよ、と思ふ。
もしインフルエンザなら、そは立派なテロ行為だぞ、と窘めても『大丈夫です』と云ひやがる。

昔の人にも多いのだが、インフルエンザを軽く見る傾向はどぅにかせよ。あれはかつて国を一つ滅ぼした事もある立派な「疫病」なのだ。貴様らは「スペイン風邪」も「アジア風邪」も知らぬと申すか?。あれがインフルエンザだったと知るべきだ。

夜はぱんぱかトリオのリハと、「旅のしゃべラジ」の収録。
音は良いのだが、どーにも抱えにくくて困ってゐたヴァイオリンベースの「ゔぃを子」。ストラップを短くして脇の下で抱えるやうにすると安定することが発覚。

ぱんぱかではできるだけこれ使いたいでな。

1月19日(金)---------

otisの佐伯さんと、ライヴ前最後のリハ。

よぅやくアナライズできたアラブ民謡。まぁ、安易なハーモナイズではあるが、ベースが入る意味、とすればここしかないだらう。佐伯さんにも好評。
リハの進みに気を良くして佐伯さん、『(本番で)もぅ壱曲、演らない?』と(笑)。
まぁ、えぇですよ。

その後、レッスン。旅の間の埋め合わせ、といふか、よぅ動いて忙しい日々。

1月20日(土)---------

所用ありて、姉貴とふたりで廿日市を巡る。
「ケアセンター」と「グループホーム」と「介護付き老人ホーム」と「特別養護老人ホーム」と「住宅型老人ホーム」といふ色々な呼称のそれぞれの意味を知る。

どーやらこの国は、金がないとおちおち歳も取れぬ国に成り下がってしまったらしひ。

夜は、佐伯さんと演るアラブ音楽の本番@otis。
デュオで演るもの、と思ってゐたが、佐伯さんのバンド「ウパクシマ」のper&Vo、居森やよみサンが参加してくれる事になり、よりリズムが遊べるやうになった。
チラシを見ると(チラシが出来てた!)、ワシは「スーパー・ヘルプ」といふ事になってゐる(笑)。
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出来は・・・どぅだったのだらうか?。
まぁ初回としてはまづまづだったのではなからうか?。ベース弾きとして、良い仕事ができたのかどーかは分からんが、お客さん、といふか長くウパクシマを見てゐる人から好評が頂けたので、良かった。

「また誘ってもいい?」と佐伯さん。
勿論です。色々と演らせてみてください。

1月21日(日)ぱんぱか新春ライヴ/オリエンタルホテル -----------

けふはダブルヘッダー。

まづはぱんぱかトリオで鍋付きライヴ@「おうちバーひらひら」。
お昼ライヴだ。
お客さんには、まづ鍋食ってあったまってもらひ、その後ライヴ、といふ、まぁ居酒屋椎修形式で。

野菜が鬼のやうに高い昨今、カワちゃんが身内の畑から巨大な白菜や水菜を貰って来てくれた事はラッキーであった。その白菜をふんだんに使ったちゃんこ鍋を作る。メイン具の「鶏団子」は昨日、スキを見て作っておいた。

お客さんは少なかったのだが、かなりえぇライヴが出来て満足。カワちゃん、来月のホールコンサートを見据えての選曲や演出も始めており、けふはそれが上手い形で結実した、といふかんぢ。
グっと引き締まった良いライヴだった。
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ところが、ライヴの途中ぐらいから、しーなさんの様子がおかしくなり始め、終演の頃には機能不全。
日頃どんなに体調が悪くても、あんまりかういふ事のない人なので、やや焦る。立ってゐるのもツラさうで、夜はしーシュでライヴなのだが、ひとまづ家まで送り届ける。最悪ソロで演ることも視野に入れながら、ワシはワシで待機。

夕方、『倒れても演る』との連絡が入り、『流石、それでこそ我が相方』と受けて立つ。歌の比率をワシ多めにして選曲。最悪ライヴ中に倒れても、その後一人で受け継げる準備もして、オリエンタルホテルへ。

常連Hさんご夫妻をはじめ、他にもまるで「ライヴ」のやうに聴き入ってくれる団体客もあり、ぢつに良いかんぢの仕事が出来た。おおぃに自信につながる、良い現場だったと思ふ。
しーなさん、よぅ頑張った。天晴れな相方である。

動き続ける日々。

1月22日(月)-------

ワシの云ふ事を聞いて病院に行ったしーなさんから「インフル陰性」の知らせが入った。
ひとまづ安心。旅やその後の色々な疲れが一気に出たのではないか、と思ふ。お大事にね。
ワシも用心せねばね。

またまた姉貴と、市内を巡回。
合間に雪が降り出して、みるみる積もってゆく。姉貴はスゴいスゴいと云ふが、なんせこないだの北陸を見てゐるワシには、まだまだ平和な風景にも思へる。

その後、230年ぶりくらいに、姉貴と二人で昼飯を喰った。

その後、歌仲間のシドちゃんこと紫藤博子が、ギターを習いたい、といふ事で教室に来てくれるのに対応す。なかなかスジが良ささうである。「指って、こんなに痛くなるもんスか?」と云ふので、ひどくなると裂けたり、骨が出たりする話しをしてビビらせてやった(笑)。

1月23日(火)---------

けふも姉貴と各所を巡回。
「福祉」といふものを考へる。
ワシが自他共に認める「老後」を迎えた時、ワシに生くる術はあるのだらうか?と、真剣に思ふ。

巡回が午前中で終わったので、午後は有意義に使おう。
まづは際是理屋に行って¥500のランチ(スパゲティ・アラビアータ)を喰ふ。んで、代車のシートを倒し、ここん処づっと読んでゐる森見登美彦著作「四畳半神話大系」を読了。ツイデに少し昼寝。
んで、スタヂヲに入り、ベースの練習を約壱時間。
そんで、ここん処 購入はしたもののしっかり聴き込む暇がなかったCDたちを、まとめて聴く。

そのうち生徒が来る時間になり、フツーにレッスンして、清酒を買って帰り、湯豆腐で晩酌。
よぅ動いてゐる日々だが、かえってポカは少なく内容は充実しており、上手くダンスができてゐる、といふ気がする。

1月24日(水)しーシュ薬研堀夜市-------------

去年の5月から始まり、隔月の定例企画として継続してゐる「薬研堀夜市」。
ライヴは多いがリハが決定的に足りてないしーシュ。けふは会場入りの前に集結して突貫リハ。けふはなんかそんな気になり、カヴァーを中心にライヴを進めることにす。

「キモノDAY」と銘打ち、着物でお越しのお客様には、しーシュから1ドリンクプレゼント、といふ事だったが、おりしも大寒波到来中にて、結局 和装で来られたお客はゼロ。張り切って和装をキメたワシらも、寒いことこの上なし。まぁ、けふは仕方ないやね。

しかしライヴの方は、自分ら的に近年稀に見る好演となる。
奥深いところで、静かに焔燃ゆ、といふかんぢのライヴだった。
まぁ、いつもに輪をかけて地味なライヴだった、と云はれても仕方ないとは思ふが、演ってる本人らは、なんか「掴んだ」かんぢだった。コアなファンのみが集ってくれた、といふ事もあるが、ライヴ中 誰もカメラの類を起動させることがなかった、といふのは、さういふ事だったのではないか?と思ふ。

いいライヴだった。
ライヴ中のMCで、『そろそろしーシュでもなんかデカい花火を』のやうな事を云ったが、ホンマにさう思ふ。
こんな地味なバンドを、親身に応援してくれてゐるファンの方々の為にも。

いや、マジな話し、スゴく良いバンドだと思ふのだがね、しーシュって・・・。
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1月25日(木)---------

休み。

車検が仕上がった知らせが入ったので、引き取りに行く。
古さゆえに色々ガタは来てゐるが、次の車検までは問題なく走るだらう、とお墨付きをもらへた。

ソロで貰えさうだった遠方の仕事が、二つまとめてポシャってしまひ、少し落ち込む。

1月26日(金)----------

仕事のポシャりのショックか、はたまた昼間フィジカルな事をなにもせなんだせいなのか、夜中に目が覚め、久しぶりにそっから寝れなくなった。寒いので布団から出るわけにも行かず、仕方なく本を読む。まぁこれはこれで・・・。

ポシャってしまってはいさうか、ではアレなので、久しぶりの自主企画をやはり敢行することにす。
何度も云ふが、以前の壮絶な企画倒れ以来 気後れしてしまってゐたが、もぅそげなコトも云ふておられぬ。
て、コトで2月21日(水)ふらんす座にて、久しぶりの「吟」。
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カワちゃんがインフルエンザに倒れた為、予定であったぱんぱかトリオのリハが流れる。
節目節目で、割とよく病気になるヒトである(笑)。まぁホールコンサート「ぱんぱか大作戦」の直前でなくてよかった。

けふは寝不足な上に、歩いて買い物にゆき、その後レッスンにも歩いて(1時間)行く。珍しく16時から20時半までレッスンが詰まっており、その後やはり30分かけて最寄り駅まで歩いて帰る。歩いた壱日。つかれた。

旅日記:月夜の散歩をしないかね(しーなとシュウ2018新春ツアー)

1月6日(土)豊川市フォーク酒場 街-----------

新春のツアーに出発。
初めての北陸を含む、11日間にわたるけっこう長めの旅である。

まづ目指すは愛知県は豊川。
昨日 新幹線の予約切符を見て、出発の時間がえらいこと早いのに気付いたが、まぁ大阪も京都も名古屋もすっ飛ばして、の豊川なのだから、時間はかかって当然ですな(全部新幹線で行けばそらぁ速いのぁ分かってゐるよ)

朝の8時に広島を出て、夕方16時過ぎて豊川に着。
「街」は去年の3月以来。ほぼ壱年ぶりの来訪となった。ここは毎回、隣接する喫茶店の常連軍団が大挙して駆けつけてくれ、また仕切りのMちゃんの熱心な広報活動により、事前にソールドアウトの報告が。
嬉しい。心して演らねばね。

時間には本当に店内いっぱいのお客さんが。
王道ラインナップを中心にカヴァーも含めて全20曲。たっぷりお届けしました。
「フォーク酒場」の冠を擁してゐる店でフォークを歌わん訳には行くまい、とワシがギター(借り物)で弾き語ったさだまさしの「案山子」では場内ハモりの渦で楽しい。

「街」のとがりマスターはフォークだけでなく、60〜70年代ロックもどっぷり通って来られたクチらしく、打ち上げではその辺の話も。なるほどしーシュの音楽を気に入ってくれる方々には、かういふ共通項があるのだな、と。初日、良いライヴでスタートを切れた豊川の夜。
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1月7日(日)刈谷市サンダンス『新春 音もダチショウ』-------

刈谷に移動。
富安秀行座長率いる「音もダチ」の面々は、昨日浜名湖のWATSに集結して壱本演って来ており、けふはそのキャラバン二日目。ワシらはそこに途中参加する事になる。

直前に富安さん本人が病欠、といふ事に相成り、仕切りを「アニキ」高田エージさんが任される事になってゐるさうな。最近、わりと病気づいてゐる富安座長。心配ではあるが、残ったメンバーでイベントを盛り上げるべく、こころ一つに頑張るのだ。

けふは、高田エージを筆頭に、杉原テツ、末松よしみつ、今野邦彦、清水明日香、じぶこん、ナップルタップル(敬称略)、とワシらしーシュが出演。この中ではナップル〜だけが初顔合わせ。あとはみんな顔馴染みの仲間たちである。

ワシらはピヤノとベースの職人として、他のメンバーに駆り出される事多数。結局、クニヒコとナップル〜以外の全ての出演者をサポートし、ほとんどステージの上にゐた。しーシュ本体のライヴでも ループの使用をやめ、ゲストを迎えてみたり、と よりイベントちっくに演ってみた。

かういふイベントならではの楽しみ方、てのがある。けふはそれが出来た喜びが大きい。
出演者が多い割にだれも押さず、きっちり時間通りに終演するのも、この面子の特徴。みんなプロフェッショナルだ。

年の始めに、会いたかった人たちと全部会えた、といふかんぢのイベントだった。
楽しい壱日だった。
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1月8日(月)名古屋りとるびれっじ『居酒屋椎修 名古屋編』-------

刈谷から名古屋は近い。
が、
けふは居酒屋の仕込みもせねばならぬので、早めに名古屋入りして支度せん。

前回、好評だった居酒屋椎修名古屋編の新年版。調子に乗って企画した第二弾だが、今回 事前の告知にあまり反応がなく、「ん〜〜〜」と思ひながら、まぁ為すべきことをちゃんと為しながら準備。
新年早々の企画、といふは年明けを跨ぐだけに、告知が難しい。お店とちゃんと連携が取れてないとコケる、といふ事を何度か経験してゐるが、それでもまぁ、我らにとっては「第二の故郷」とも云へる名古屋。そこそこのお客さんは集まってくれて、なんとかライヴのテイを為すことはできた、かな?。

ライヴの方は、居酒屋の形式に倣ってエプロン&前掛け付きで。
けふもカヴァーあり、ソロコーナーあり、でたっぷりと。ワシはけふも「案山子」を唄う。やはり場内ハモの渦(笑)。

やはり集客は芳しくなく、用意した食材は余った。
我々は明日もここで、マスター谷口幸至朗さんの生誕祝い企画に出演する事になってゐる。
ちょうど良いので、明日もこの居酒屋形式でやってはどうか?との意見。あぁなるほど。それはオモロさうだ、と我らも合意。明日は「調理場を任される」といふ事になった。
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1月9日(火)名古屋りとるびれっじ 谷口幸至朗生誕祭--------

上述のやうな事になり、我々は日中、不足した食材の追加買い出しやら、大須観音への初詣やら・・。
しかし広島もさうだったが、名古屋でも野菜が高いのにはまいる。物価の優等生であるはずのきのこ類まで高い。しめぢひと株で¥250。白菜に至っては1/4株で¥400!!!。どないなっとンねん?て話しだ。これ、一株丸々だったら¥1000オーヴァーって事か?。ありえぬ。

しかしまー、やすい素材でおぃしぃ料理を、てのぁ料理人の腕の見せ所。そこはキチンと。

けふは幸至朗さんの記念イベントなので、日頃はしーシュのライヴには来ぬやうな人も来ており、それは良い。ワシらはしーシュでひとワクと、幸至朗さん&しーシュでひとワク。それから本当に久しぶりにWet Backのメンバーとしてひとワクステージに立つ事ができた。ギターの鈴木拓洋さんは不在だったが、ドラムの本多taco坊さんとは、4年ぶりくらいの共演。楽しかったなぁ。

お客さんの中にも、WetBackの2013年作「ジパング」以来、初めてワシらが参加した生のライヴを観た人がゐて、CDの通りのが聴けて嬉しかった、と云ってくださる方多数。嬉しい。

昨日に続き 料理もよく出て、結局二日間で準備した食材を全部消費する、といふ優秀な結果に。よかったよかった。
ワシらは二日間、ステージにいない時にはづっと厨房にゐる、といふ形だったが、ここの厨房は広くてとても使いやすい。

・・・てワシらはミュージシャンなのよね?(笑)。

1月10日(水)関市 ロックンロールカフェ---------

名古屋を離れ、関へ。旅も折り返しである。

唄う行商人 富安秀行さんとの旅で紹介してもらひ、地の人々に気に入ってもらひ、ご縁の続く関。
長良川鉄道に乗り、会場のロックンロールカフェ最寄り駅「富加」に降り立つと、ロクカフェ・マスター福田 裕治さんがお出迎え。駅まで遠い会場までを、車で迎えに来てくださった。
いままで名前も知らなかった街に、しーシュを待ってくれてゐる人が多くゐる、といふのは、なんとも不思議でありがたい事だ、と心底思ふ。

ふたりとも若干、体調を崩しかけてゐて、けふが割と「正念場」のやうに思ふ。
相変わらず演りやすい会場なのでリハはバッチリ。けふもギターを借りて「案山子」を演る事にす。
んで、けふは久しぶりに「寸劇」付きで「星をめぐる旅」を演った。この街の、どことなくロマンティクなかんぢに合うやうな気がしたので・・・。

ロマンティク、と云へば、ひらがな51音を詩節の頭にひとつづつ使った迷曲「ロマンティック・ラストワルツ51」も披露。終曲後の会場のどよめきが素晴らしい。

会場は満員。初めてのお客さんも多く、友人知人にたくさん声をかけてくれたこの地ご縁の人々に、心より感謝。
今夜の宿も、犬山市の名士、喫茶店「ふぅ」のマスター小川アキラさんが、自室の小部屋をいくつか提供してくださり、送り迎えまで。

ひとの縁に支えられて旅をしてゐる、といふ感慨ひとしを、の関の夜であった。
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1月11日(木)移動日:岐阜から富山へ--------

今回、結構長めのツアーなのだが、ライヴのない日はけふのみ。
とは云へ、けふはいよいよ我ら初 北陸への到達を目指さんければならず、近くはない道のりをガタゴト電車に揺られる壱日。

車窓に写る景色が、山をひとつ越えるごとに雪模様になってゆく姿は、あぁ雪国に向かってゐるのだな、との思ひを募らせる。やがて彼方に『立山連峰』が見えて来た時の感動たるや!。

今朝がた、富山で我らを待つパーカッションのヤマダベンから写真付きで「今朝の富山」といふメッセーヂが送られて来ており、それには猛吹雪の画像が写ってゐた。我らが富山に着いた時には雪は降ってはおらなんだが、よく見ると電信柱や生垣に「真横から」雪が付着してゐる。こは吹雪がすごかった証拠であらう。

夕方、ベンちゃんと合流し、リハに入る。
ベンちゃんとしーなさんはけふが初対面だが、しーなさんはナニやら初夢にベンちゃんが出て来たらしく、その話ですでに盛り上がってゐる。まぁ分かってはゐるが、なにも問題ない邂逅であらう。

ベンちゃん、こちらが送っておいた音源を完璧にマスターしてくれており、曲合わせ一発目からもぅチリバツ!な出来。素晴らしい。明日からのライヴが楽しみだ。
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して、リハ終えて外に出てみると、猛吹雪である。横殴りの雪、そのものの状況。「さすが富山やねぇ」と云ふと、「富山はフツーこんなに降らない」さうで、どーやらワシらはスゴい時に来てしまったやうだ。

1月12日(金)上越市ラ・ソネ:しーシュ&ヤマダベン--------

ゆんべの雪などから鑑みて、けふは早めに上越に向かった方が良いかも、といふ事になり、午前11時には富山を出発。
普段、富山〜上越は、まぁ3時間程度で行けるさうだが、大事には大事をとって・・・。

だが、これが思ひもよらぬ展開となる。

出発して壱時間くらいは快調に高速道路を進んでゐた。
が、糸魚川にかかるあたりから雪模様となり、これが結構シャレにならぬくらい降って来た。高速道路が通行止になる前に降りやう、とその辺から国道8号線に移動(事実、このすぐ後に北陸自動車道は次々と閉鎖されることになる)。

ここもはじめは割と快調に走ってゐたが、あるポイントからまっっっったく動かなくなった。
文字通り「1ミリも」動かぬ渋滞・・・もはや「停滞」とも云へる絶望的な立ち往生が始まった。

こは、封鎖された高速道路を走ってゐた大型のトラックやトレーラーなどが、国道に降りてくるしかなく、しかしそこも吹き付ける雪がどんどん路面状態を悪くしてゆき、さらに迂回路のない片側一車線の国道のあちこちで、これらの大型車がスタックを始めてしまったのが理由。

全く動かぬ停滞の帯の中で、ただただ時間だけが過ぎてゆく(上述の渋滞の理由も、後になって分かったこと。只中にあっては、何故このやうな事になってゐるのか全くわからない)。
。会場入り時間を過ぎ、開場時間を過ぎ、開演時間も過ぎる。もはやライヴを敢行するかせぬかではなく、我らが五体満足でこの停滞地獄から脱出できるかどうか?が課題となって来た。

新潟に在住の朋友ゴスカルこと今野地塩に情報を求め、彼の助言に従って富山に向かって帰る行動を始めてみる。この時点ですでに車に閉じ込められる事10時間経過。ウチはまだ3人乗ってゐるので、交代で休んだり、コンビニのトイレに駆け込んだり出来るが、これ女性一人が運転してたりしてたら・・・・。

さらにウチは、幸いにも出発時にガソリンを満タンにしてゐたので問題はなかったが・・・・。

富山に向かって帰り始め(る行動を起こし)ても、状況はあまり変わらず。なんせ至る所で大型車がスタックしてゐるのだから、道路が開くわけがない。警察も道路公団も対応が遅く、ただただピクリとも動かぬ停滞がひたすら続く。

結局、その日、ワシらは午前11時に富山を出発し、17時間をかけて上越に辿り着けず、ライヴも落とし、かと云って帰る事もできず、翌日の朝4時に、よぅやく富山市内に帰ってこれた。
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決して甘く見てゐた訳ではなかったのだが、想像を上回る自然の猛威に、我らは為すすべがない。
雪といふものの恐ろしさよ。

1月13日(土)富山市 村門:しーシュ&ヤマダベン-------

やれやれ、との思ひで昼頃起床。
昨日のアレは全国ニュゥスに流れてゐたらしく、各地から無事を確認するメールやメッセーヂが届く。
友よ、我らは無事です。

けふも雪模様の壱日だが、けふのライヴは富山市内。馴染みある人たちも、よく出演してゐる名店「村門」。
ベンちゃんと「いゃいゃ昨日は・・」などと云ひながら会場入り。なんせ「あの」苦境を乗り越えた3人。昨日壱日で絆は深まった!と云っても過言ではない。体調はほぼ最悪だが、やるぞ〜〜〜。

先行の夫婦デュオ マツバラーズのさはやかでポップなパフォーマンスに感化され、ワシらはのっけからぐぃぐぃ飛ばす。ベンちゃんも2曲めから参加。以後最後までづっとトリオで演奏した。音響もよく、出来も良かったのだが、どぅした事かステージの途中から急に声が出なくなり、まったく歌えなくなる。

後で聞けばしーなさんもヤバかったさうで、こはどぅやら数台のエヤコン吹き出し口が、何故かステージの方を向いてゐて、その乾燥した熱風を浴びながら歌ってゐたせいであらう、と推測。体調が万全ならば、その程度のことが身体に障ることもなかったらうが、なんせ昨日のけふだ。モロにダメージが出てしまったやうだ。

すこし残念なライヴとなってしまった。
だが、この雪の中、集まってくれたお客さんにはたいそう好評だったやうで、CDが売れまくる。
ベンちゃんの好演のおかげでもある。昨日からけふ、ワシらをこの地に呼び、車を出し、段取り、企画を進めてくれた素晴らしいパーカッショニスト。

ありがとう ベンちゃん。IMG_2779.jpg

1月14日(日)飛騨古川リトルビレッジJr:しーシュ&ヤマダベン--------

けふはよく晴れてゐる富山。
ツアーも最終日。おなじみの飛騨古川に向かう。

当初の予定ではベンちゃんの車で行こう、といふ事だったが、なんせ先日の渋滞の恐怖がまだ色濃く残っており、万が一にも万が一を鑑み、ワシらだけでも電車で先に古川入りする事に。

古川も雪深い地域(本来、富山も上越もそれほどまでには降らない地域らしく、むしろ飛騨古川の方が豪雪地帯なのださう)で、山々や田畑は深く雪を抱いてゐる。だがなんせ天気が良いので、美しさが勝る。
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けふのライヴは「料理付き」なので、その仕込みや準備のため、早くから古川を右往左往。ビレッジの厨房にこもって仕込みをしてゐるうちに、無事ベンちゃんも到着。よーし、けふはトリオの千秋楽だ。

前回のここのライヴは「広島のデカい牡蠣が食へるぞ」といふ謳い文句に集まった人も少なからずゐたが、今回はしーシュを聴きたい人だけが集まってくれたかんぢ。反応は静かだが、食い入るやうに聴くお客さんに、ベンちゃんを紹介する絶好の機会となった。

大変よいライヴ。
千秋楽にふさはしい、素晴らしいライヴとなった。
昨日の富山で急に不調となった喉も、けふは問題なし。昨日のはなんだったのか?と思ふくらい調子よく歌いきれて満足。

ベンちゃんのプレイも大好評。
思いっきり口の悪い(根は人情家)頭首カツカツさんこと川端克彦さんも、エラいことベンちゃんを気に入ってゐる様子。よかったよかった。

料理も好評。音楽も賞賛をもって迎えられ、よぅやくこの地にしーシュの種が実を結んできたな、といふかんじ。
打ち上げも楽しく、長く、いろんなことがあったこの旅(初日の豊川など、半年前のことのやうにも思へる)のラストを、ここで迎えられた事に、改めて感謝。
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みなさん、ありがとう。

ただ生くることの難しさ

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1月1日(月)----------

静かでよく晴れてゐる。気持ちの良い元旦だ。
やはり元日は晴れてゐる方が良い。
さすがにどこの店も休んでおり、静かな町をゆっくり歩くがをかし。
すれ違う人は、まぁだいたぃ初詣帰りか、親戚巡り。
のったりとした時間が流れてゐる。

女房とともに実家に帰る。
しきたりにこだわる我が家らしく、豪勢な「おせち」が注文してある。
年老いたオフクロが食べれるものは少ない。
もぅ現代の日本で、形式張ってこのやうなものを食べる必要はないのではないか?と思ふ。

さうだ。
正月こそ「鍋」が良い。
あれならば身体も温まるし、野菜も摂取できる。
食べ物としてのバランスの良さは、おせちの比ではない。

1月2日(火)------

年末に飲み過ぎ喰ひ過ぎた、てのもあるが、昨日はほとんど酒を飲まなんだ。
別に飲まずとも良い、と思ふので、けふの女房方への帰省も、車で行くことにす。
渋滞を懸念したが、全然大丈夫で、むしろ予定よりだいぶ早く着いた。

女房の母上と妹弟。
考へてみれば、ウチも女房方も「男の家長が先に亡くなった家」である。
世間的に見て、それが割とよくあるのか、珍しいのか、まぁどっちでも良いが、いづれたれをも進む道であり、残念ながらそは、それほど遠い未来でもないのだらうな。

酒を飲まぬ正月も、悪くない。てゆーか、良い。

1月3日(水)---------

若い頃には、正月のこの三日め、と云へば夫婦で動物園か水族館に出かける日、であったが、ここ数年はそれもやめ、家にぢっとしてゐる。まぁ動物園も水族館も、無理にこの人の多い時期に行かぬでも、平日に行けば良い。

けふも基本的には家にゐた。
3日ぶりにベースを出し、基礎練を壱時間。ギターも出し、歌練を30分。
その後、フラと散歩に出かけてみる。

途中、神社があったので、冷やかしくらいの気持ちでちょいと寄ってみる。したら 行きつけの居酒屋「楽(らく)」の大将と女将がゐた。ちょうどお参りを済ませた所でバッタリ会ったやうだ。
「お参り?」
と訊かれたので やや引っ込みがつかなくなり、まぁ良い機会なのでお参りす。
「たれもが幸せになれますやうに」と祈る。心から祈る。

さらに歩くと、ウチの近所で やはり行きつけの鉄板焼き屋「ささふく」の大将にも逢う。
ん〜〜〜〜〜 考へてみれば、斯様に近所のよしみの人達と新年の挨拶を交わすなど、これまで住んだ町では 一度もなかったやうに思ふ。良い町に住んでゐる、とも云へるが、ワシの中で「人付き合い」といふものが変わった、のかも・・といふ気持ちも強い。

1月4日(木)--------

仕事はじめ。
けふの所はまだレッスンが少々のみ。
だが、昨日に引き続き、ベースの基礎練はしっかりこなし、けふは最近凝ってゐるアラブ音楽のアナライズに時間を割く。

チャリでレッスンに行く。
まだ街は正月気分が抜けず、なんとなく浮つき、なんとなく静かに落ち着いてゐる。

なんだかんだ云っても、レッスンをする、といふのはワシの人生における重要な「仕事」ーーーそぅおいそれと誰にでもできる事ではない仕事ーーーな訳で、まぁそれをしっかりと基軸を作るためにも、音楽教室のフライヤを新しいものにすべく、PCをいぢる。

ちゃんとした音楽家を育ててゐる、といふ業績から行けば、ワシは既にいくつかの教育機関からスカウトの声がかかってもおかしくない立場にある、とは思ふ。だが、そのやうな誘いはない。そは、ワシが「組織」に属してないからだ。

それに、「若者に教える」といふ事に幻滅してゐるのも確か。
専門学校で最後に受け持った世代の生徒が、在学中にワシが渡した譜面や資料(全て手書き)の一切合切を、教室に捨て置いて卒業してゐたのを知り、ワシの中で何かが崩れた。もぅいい、とすら思った。

だが、あれしきの事でへこたれるのは、やはり損なのではないか?といふ思ひもある。
まーぁ、どぅあれ、「梶山シュウ」といふモノが、なんにせよ文句なしに「売れて」ゐさえすれば良いだけの話なのだ。
さうなのだ。

1月5日(金)------

しーシュの「初仕事」。

その前に、明日から始まるツアーへの色々準備。なんせ今回 寒い地域に行くので、嵩張りさうな防寒具や物販のCDなどは先方に送っておく、といふ作戦。その選定や梱包、発送などを朝から・・。

その後、けふの演目と明日からの旅の演目をザザっとリハして、会場入り。けふの仕事は、某企業の新年例会でのゲスト演奏。先方の担当者様から『40分くらい演ってください』と云はれてゐるが、宴会の余興で40分は長い。選曲のセンスが問われるぞ。

お客さんのだいたいの年齢層を聞き、それに即したヒット曲やスタンダード、挟み込むオリジナルまでリハを進めながら決める。ワシらかういふ対応を当たり前にやるけど、これミュージシャンだからと云って誰でもできる芸当ではないぞ、と強く云ひたい。

結果としてたいそうウケて大好評だった。
日本語の懐メロ2、英語のスタンダード3、往年のフォーク2、オリジナル3の比率で構成したラインナップは、見事に的中し、最後にはライヴでも聞いたことないやうな場内大合唱となってゐた。ははは、楽しい。

終演後も、お客さん同士の会話で『あぁ!今ので火がついた!歌いたい!カラオケ行こう!』といふ声が聞こえたり、しーシュ今年初仕事、たいへん楽しく演らせていただきました。ご縁に感謝。

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プロフィール

梶山シュウ

Author:梶山シュウ
旅するのらくら電気ベース弾き語りスト。
おもに、えせニック歌謡デュオ「しーなとシュウ」で活躍。
500年生きてゐる、といふ噂もある。

音楽と映画と本、少しの酒とツマミ、たっぷりの空き時間 をこよなく愛する中年男。

http://www.kajiyamashu.com

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