季節を越えて行く草たちにつひて

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9月16日(土)-------------

しーシュ新作「おかわり」のミックスダウンの為、セイントルイズ・スタヂヲへ。
しーなさんは仕事の都合が付けれず、無念の欠席。アルバムの出来は、ワシに一任される。

技師のカズイこと数井正彦との共同作業も慣れたもの。合間合間の昔話にも花が咲き、ユルいペースで、しかし確実に音を作り上げて行く作業は楽しい。信頼し合える技術あってこその、のんびりした雰囲気。
しかしま〜、フォークデュオとしてメヂャーデヴーを目指してゐた10代には、よもやこのやうな中年期のふたりの関係など、たれが予測しただらうかねぇ・・?。

アレコレいぢって6時間。
ついにマスターが完成。うむ。今回も良いアルバムになった。カズイに感謝。

ところで、作業中にしーなさんから連絡が入り、明日の安芸高宮での野外イベント「香六ダム湖畔コンサート」が中止になった旨を聞く。大型台風接近による事態を考慮して、の苦渋の決断。ぬぉ〜〜〜!残念。

ワシらとしては5年越しのオファーを、よぅやく受ける事ができ、楽しみに待ってゐた。台風が接近中なのは知ってゐたが、イベントが開催される限り、どんな悪天候でも出演させてもらふ!の意気込みではゐたのだが・・・・。
ぬぅぅ・・・スタッフ&主催者 断腸の決断、その心中察するや、無念すぎる!。おのれぇ、台風め!。

9月17日(日)---------

無念にも中止になってしまった「湖畔コンサート」。
台風はその進路がやや南に逸れ、広島直撃コースからは外れた模様。しかし荒天は免れまい。会場に到るまでの道や、会場内での事故など、予想しうるトラブルを未然に防いだのだ、と中止の決定に拍手を送りたい。いま、この時もスタッフは、設営した会場の片付けに追われておられる事だらう。

無念であらう。
あまりの無念さに「忠臣蔵」の「松の廊下の刃傷沙汰」のシーンを反芻す。

中止ですかさうですか、ではしーシュの名が廃る。突発的なオフには違いないので、風雨が強まる前に、スタヂヲに集合してリハす(笑)。昨日完成した「おかわり」のマスターテープを聴いたりしながら、なんやかやで結構しっかりしたリハをやった。

リハ終えて帰る頃には風雨強まり始めており、晩酌のツマミを買いに立ち寄ったスーパーもガラガラ。このかんぢは嫌いではない。斯くなる上は、きっちりと防災対策をした上で、家に引きこもってひたすら飲んで喰ふ。そのやうにした。

9月18日(月/祝)しーシュ出前ライヴ:GSより愛を込めて@甲奴町----------

かくして台風一過。

素晴らしく晴れ渡り、ぬぉ〜〜〜!ホンマにあと1日だけ早く過ぎてくれておれば・・!と思はずにはおれぬが、まぁ仕方ない。けふの三次は本来、昨日の高宮→の動きで企画してゐたルートなのだが、昨日が中止と相成った上は、直に三次市は甲奴町 小川モータースを目指す。
色んな処で演奏してきた、しーシュ13年の歴史でも初めての、なんと「ガソリンスタンド」でのライヴである。

主催はしーなさんの信頼おける友人であり、三次界隈で音楽教室を展開しておられるMさん。
「どんな処にでも行きます」といふ触れ込みを聞き、冗談半分で『ガソリンスタンドとか・・?』といふ話が持ち上がり、さういふ事にノるワシらのこと、「いいねいいね」と計画が進み、なんとホンマに演る事になった。

機材を持ち込んで演奏するスタイルには、だいぶ慣れてきたワシら。会場に着いてみて、店長や従業員の方々と「何処で演るのが良いか?」などを検討。整備所の中とか事務所とか、色々案は出たが、やはり演るなら誰がどう見てもガソリンスタンド、って場所で演らんとネー、となり、ホンマに給油スペースを使ってステージを組む事に。いちをう街の中心地にあるスタンドなのだが、隣近所はほとんどが空き家らしく、音も問題もないでせう、と店長のHさん。

営業時間が終わる頃を見計らって設営を開始。レンタカーのバンを利用しての屋台も設置。楽しい。
時間には近隣からぞろぞろとお客さんが集まり、並べた椅子のほとんどが埋まった。

Mさんの挨拶を経て、おもむろにライヴスタート。
あまり暗めのは演らずに、ダダっと長尺1ステージ。壱時間で14曲を演奏し、思った以上にウケてゐて嬉しい。カヴァーよりオリジナルが評判良かったのも、また。演奏の出来も良く、ワシらも満足。いいライヴが演れて良かった。

かういふ事に前向きになるくらいだから、店長のHさん、だいぶアツい青年である。仕事中の寡黙な職人の顔から、未来を語る実業家の顔に変わる一瞬が面白い。酒が進むと熱弁が止まらなくなる、と云ふのもご愛嬌(笑)。こんな人こそが、地方都市のあり方を変えてゆくのだと思ふ。

Hさん、Mさん、スタッフ従業員の方々に、心からの拍手と感謝を!。
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宿舎は森の中の研修施設。周囲数Kmに誰もいない山ン中で、シラフだと怖いだらうが、酔っ払ってゐたのであまり気にならず。むしろ灯りに呼び寄せられて集まった、しーなさんの「天敵」である巨大な蛾の方々の方が・・・。

9月19日(火)-------------

結果的に壱日のみの遠征になったが、良い遠征だった。
帰りがけに小川モータースに寄り、昨日のお礼とガソリン注入を済ませ、広島へ向かふ。

けふはそのままレッスン。女子高生ばかりを5人みて、またしーなさんと合流、テっちゃんも混じえて「居酒屋椎修晢」の音楽部分、の練習を。テっちゃん、しーシュの曲はもぅほとんど全部叩けるかんぢ(笑)。

なんや忙しく立ち回ってゐる日々だが、10月にはほとんどなんの予定も入ってない事に愕然。ライヴも現段階では4本しか入っておらず、ありゃりゃりゃ、シクったな・・・。

でもまぁ今更どーしやうもないし、かうなればまた少しひとり旅にでも出てみやうかな、と考へたりもす。

9月20日(水)-------------

WADAバンドの朝リハ。

孤独な営業「吟」がなくなって、ギターに触れる機会が激減した。イカンな、とは思ひつつ、このバンドでの演奏ではせめてボロが出ぬやうにせねば。キーボードとサックスの居るバンド、でのギタリストのニッチ、といふやつだな。

ベースのジュンゾーさんが、なにやら年末に計画中のオモロい企画にワシを誘ってくれた。実現したら楽しさうな・・。実現させたいねぇ。

けふの「仕事」はこれだけ。
ナンとも情けないが仕方ない。久しぶりに仏区尾譜に寄り、文庫本一冊(垣根涼介/狛犬ジョンの軌跡)と、中古CD(ウェザー・リポートの二枚組ベスト盤)購入。午後はそれらを楽しむものとす。

9月21日(木)-------------

ベースの生徒さんに、来年 還暦を迎える紳士がおられる。
この御仁が、久しぶりに同窓会に出て、時の流れといふものにショックを受け、そのメンタルのマイナスがフィジカルに投影され、いつも溌剌&颯爽としておられたのに、なんか一気に老け込まれてゐる。

社会的に成功を収めておられる、このやうな方ですらかうならば、ワシが還暦を迎える頃って、どーなんだらう?と思ふ。
40年間、ただ音楽「だけ」をやってきた人生、は、誇りにこそなれど、なんの保険にもならない。はたしてこの指がいつまで動くのか、この喉がいつまで持つのか、なにより、音楽への情熱を、いつまで失わずにおれるか・・・・。
残念ながら、明るい材料など何一つない。

ただ、失礼を承知で云はせて頂けるなら、さういふ些細な事で、軽く落ち込まれてゐる紳士の姿は、たいへん可愛らしく、微笑ましい(笑)。ワシなどには、なんの言葉も返せぬのだが、せめて「あまり気になさらず」としか・・・。
ワシもなんだかんだで、「還暦」もさぅ遠い未来の話ではないのだ。

いづれ往く道 同じ道

9月22日(金)------------

「無くした」と思ってゐた新曲の譜面が出てきた。

浚ってみると『おぉさうさうこんな曲だった』と思ひ出す。本来、曲を作る時なんぞ、書かねば憶えられぬ曲はみな駄作、といふセオリィがあるのだが、ゆんべ喰ったものすら憶えてないやうなこの歳になってみると、書いて憶える、といふはやはり大切なのだ。

これを新しいしーシュの作品にせんと、肉付けをして行く。久々にMTRを駆動させ、アレコレ重ね録り。
ちょいと陰鬱な、それでゐてリズミックな、ユーロ・プログレ的な曲になった。試しにアフリカンのリズムにしてみると、また趣が変わる。これは実際に演奏してみて、どっちが良いか判断した方が良いね。

曲は出来たが歌詞が・・・。
このテのヨーロピアンな曲にこそ、下世話な日本語の痴話喧嘩かなんかを当てはめると面白いんだがな、と思ひながら歌詞を練るも、なかなか浮かばズ。

・・か、いっそのこと、歌詞のないスキャット曲にしてもオモロいのかも・・・。
奇しくも、生徒であるプログレ・マニアのYさんが紹介してくれた音源・・・もとマグマにゐた鍵盤奏者パトリック・ゴディエの最新作は、全編ピヤノと男女のスキャット・ヴォイスに電気ベースのみ、といふ、ワシ的にはたまらん編成。
このベースがベルナール・パガノッティ、と来ればもぅ、ね・・・。

ただやっぱ、スキャットを壱曲ぶん、てのぁ・・・かなりの冒険には違いない。う〜む・・・。

悩む間も楽しいものだ。

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品行方正な豆売り

9月8日(金)-------------

昔はツアーから帰ったら2〜3日は何もせずに呆けてゐたもんだった。
レッスン業は昔の方が忙しかったハずなのだが、何故そのやうな事ができたのだらうか?。

レッスン業がヒマなハズの現在、ツアーの帰りの足でレッスンに行ったり、翌日さっそくびっちしレッスン、なんて事も珍しくない。不思議な現象だ。な訳で、けふからさっそくレッスン。

その前に、ミステリーユニット「ツタンカーメンズ」のリハが入る。
毎度、ベタな昭和歌謡or懐メロをカヴァーする旨を立ててゐるこのデュオ。こたび選びしはゴダイゴの「ガンダーラ」。
モロにワシ世代の代表曲であるゆえ、細かい歌い回しなどカワちゃんにレクチュアす。
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カワちゃんの薀蓄によると、この曲はタケカワユキヒデ氏が作った、初めての日本語の歌、なのださう。
日本語での歌詞など作ったことのなかった氏が、英語の歌詞を日本語に翻訳してもらひ、それを元にメロディを紡いだ曲だといふ。云はば『言語逆輸入』。
日本語の歌でありながら、どこか舶来のにほひがするのには、さういふ理由があったわけだ。

当時、珍しくお茶の間に(TVに)姿を現したロックバンドであり、またその品の良さから、子供にも安心して見せられるロックバンド、としても名を馳せたゴダイゴ。名物番組「ザ・ベストテン」にて、「ガンダーラ」「モンキーマジック」「銀河鉄道999」の3曲で上位三位を独占した快挙が、あまり取り沙汰されてないのが不思議。

アナライズのために当時のTV出演時の映像などを見たが、まーぁそのファッションのダサいことよ(笑)。

9月9日(土)--------------

懐かしいバンドに触れて、その方面に火がついたか。
むか〜〜〜し、カセットでそのアルバムを持ってゐた「ロブバード」といふバンドがあったな、と調べてみた。

男3人のポップなロックバンドで、コーラスワークに定評があり、有名歌手のバックを務めたりもしてゐた。
コーラスが売り、のバンドにしては、ひとりえらくハスキーな声の人がゐたのを憶えてゐる。

いちをうWikipediaで検索かけるとスグ出てくるが、詳しい事は引っかからぬ。CMに使われた壱曲のみヒットしたバンドであったやうだ。まぁワシもその壱曲で興味を覚えてアルバムを買ったのだらうし・・・。

なにかの音楽雑誌インタヴーで、このロブバードのメンバーが『俺たち、ただのコーラス・バンドで終わる気はないから』と語ってゐたのを読んだ事がある。しかし、その後の歴史が証明してゐるやうに、残念ながら彼らもまた結局は「こんなもんぢゃない俺たち」を見つけられなかったのだ。

彼らは消えた。だが、そのヒットした壱曲「ボーンフリー・スピリット」は、今もネットで聴ける。
歌を残す、といふ事は、本当にスゴい所業なのである。
天晴れ!ロブバード。

9月10日(日)しーシュ薬研堀夜市 第三回--------

しーなとシュウの地元隔月定例会「薬研堀夜市」。

過去二回は、自分らが意外に思ふほど盛況なライヴとなったが、けふは如何なものか?。しーなさんの生誕イベントが近いし、日曜日だし、どぅかねぇ?、と云ひながら直前リハしてから、会場のJIVEへ。

し〜〜ずかな歓楽街の日曜日。流川〜薬研堀は、人影もまばら。
そんな中、確かに過去二回ほどの盛況ではないが、ほどほどの集まりはあり、お客さんにはただただ感謝。

けふは、リハの段階から、なんかそんな気になってゐて、えらくマニアックな構成のしーシュ。
さういや、しーシュって初ステージがこのJIVEだったんよなぁ、とか思ってみると、しーシュって元々こんな風に「お客さんを置いてけぼりにするライヴ」をするユニットだったな、と思ひ出した。

13年の歴史の中で、自然と今みたいなかんぢにはなったけど、初期の頃は「お客さんポカ〜ん」みたいなライヴをよく演ってたんだな。けふは久々にあのかんぢだった。まぁそのせいか、つまらんMCをだらだらしてしまった感はあり、そこは反省。けふこそ、もっと毅然と、いっそのことMCなしで演ってもよかったのかも・・・。

ワシ自身、しーシュの活動に対して煮詰まってゐる感が否めなくはある。
ここらでヒトツ初心に帰ってフンドシを締め直して・・・まぁ、頑張りませう。

9月11日(月)-----------

生徒の事情で2ヶ月ほど間が空いたが、久しぶりにレッスンで向原へ。

ぢつは今ここ以外でヴォイトレの生徒が居らず、ワシ自身がヴォイトレを久々にやるかんぢ。
昔は、「生徒と一緒に声を出すことで自分のヴォイトレにもなるしえぇわー」、とか呑気に構えてゐたが、生徒も少なく、歳も食ってきた今、自分の為のこまめなヴォイトレもやっておかねばならんかもねぇ・・。

田舎道を走ると、都心より顕著に「秋の気配」を感じる。それでなくとも此処数日で一気に秋めいた感あり。家の外壁工事はまだ終わらず、結局今年は日光の恵みを受けれずにシーズンが終わりさうで・・・。

9月12日(火)------------

此処んところ、映画、読書、音楽、どれにも心惹かれずにゐる。軽い低迷期に入ってゐるのやもしれぬ。

音楽を仕事にしてはゐても、日々それほど刺激に満ちた毎日である訳でもなく、旅の日々ですら、慣れてくると単調と云へなくもない日常に、ヒトはすぐ没してしまふ。
ましてやワシはもともと、外的な刺激に疎い方で、オモロイことを求めて外に飛び出す、なんて事はせぬタイプだ。

以前はたまたま人と関わる仕事が多かったので、日々忙しく立ち回り、それなりに刺激的だった事もあった。ホンマに忙しく、2ヶ月以上休みがない、なんて事はザラにあったが、なにがあんなに忙しかったのだらうか?ともフと思ふ事がある。
そは、その忙しさの後、残ったものがほとんどないからだ。
あの時代、ワシはなにと戦ってゐたのだらうかねぇ?

9月13日(水)のなか悟空:野蛮ギャルド・セッション-----------

放浪の野蛮ギャルド・ドラマーのなか悟空、3度目の来広@アビエルト

の、共演相手にワシが選ばれた。
悟空さん、なんだかんだでもぅ5回目くらいの共演になるのかね?。

もぅ65歳、との事だが、相変わらずヘヴィな旅をしておられる。チョモランマや万里の長城、天安門広場でドラムを叩いた旅を記した著書を読み、「世の中にはすげぇ人もゐるもんだ」と思ったのもはるか昔。よもやその人と、これほど共演回数を重ねることにならうとは・・・。

前回は女性サックス奏者を伴った旅だったが、今回の悟空さんはひとり旅。共演者はワシと、尺八奏者の川口賢哉氏。それと現アビエルトのマスターでもある、舞踏の大槻オサムくん。
まぁ正直、悟空さんは共演相手によって変わるのは音量だけで、あとはいかに自我が解放されるか、のみの表現者。何かを共に構築しやう、などと考へても詮無いだけなので、いつものやうにワシなりの即興アプローチ。

けふは特に、フレーズの断片すらない完全な即興だったので、逆に演りやすかった。
40分くらいの即興を、休憩置いて2セット。
2ndでは、女の子の前衛ダンサーが飛び入りして、ますます異様な世界観に。まぁオモロかった。
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終演後、「(場を)シュウさんが完全にコントロールしてましたね」と云はれ、さうでもないですが・・と答える。まぁ、いちをうベースですのでね・・。
悟空さん、今後も良い旅を。

ところでけふ都心では、しーなさんの生誕ライヴイベントが華々しく行われてゐて、盛会であった模様。
多くの人が『え?けふシュウさん別現場!?』と驚いてゐたさうだが、まさか相方の誕生日を忘れてゐた、などとは・・・

9月14日(木)-----------

今月「居酒屋椎修哲(トリオ・だ・しーシュ/食事付きライヴ)」を演らせていただく、下祇園の名ラーメン店「はやぶさ」に、打ち合わせ兼挨拶に行かんとす。

駅で云ふと一駅なので、散歩兼ねて歩いて行かんとしたら、ウチの近所の鉄板焼き屋「ささふく」の大将とバッタリ会い、『乗ってけ』といふてくれたので一駅お世話になる。
で、「はやぶさ」に入ったら、なんとHoneysのテッちゃん(小川哲弘)とササやん(佐々木正之)がゐる!。

おかしな偶然もあるもんで、昼飯(担々麺。美味い!)を喰ひながら色々と協議&歓談。居酒屋椎修の特別版、といふよりは、以前PICOでやってゐた「食事付きライヴ」のテイで、といふかんぢになるのが良からう、と。
お店も、本格的なライヴは初めてなので、好きなやうにやってくれて良い、といふことで、楽しみな企画である。

そぃからレッスンして、夜はぱんぱかトリオのライヴ前日リハ。
明日の会場である銀山ベース(かなやまべぇす)は、むか〜〜〜〜〜〜〜しワシの生徒がワシの真似をしてベースソロ弾き語りライヴを演ったところ。楽しいライヴになると良い。

9月15日(金)ぱんぱかトリオ酒遊探訪@銀山ベース-----------

銀山町(かなやまちょう)は、ある意味、広島のディープ・スポットとも云へる。
用がないとあまり立ち寄らぬやうな所だし、用もあまりない。そのやうな場所に、ライヴが演れる所があるらしひ、と聞いて「ホー」と思ってゐた場所で、けふ、演る。

立地がとても変わってゐて、往来の激しい通りの半ばにありながら、店の前の道路は歩行者専用の通りにつながっており、車にとっては袋小路。ゆえに店の前の空間を「フリースペース」として解放できるメリットがある。で、ここをばんばん人が通り過ぎるので、お店の白を基調にしたちょいとレトロな雰囲気とも相まって、ぢつに異国情緒のある空間となってゐる。

おまけに隣が老舗の鰻屋さんで、終始香ばしい香りが漂っており、そこの店主(しーなさんの知り合いだった)も『けふはなに演るの?』と覗きに来るくらいの親密な交流があり、たいへん平和で自由なかんぢ。いかにも若い娘が集って来さうな店構えだが、意外にも中年男性の常連客が多いさうだ。店長はまだ若いイケメン(笑)。

20人も入ればギチギチになるやうな小さな店だが、開演時間にはほぼ満席(しかも9割が女性!カワちゃん人気者!)となり、ライヴスタート。
ステージの広さ(狭さ)を鑑みた上で、けふは「ぱん太」でも「ゔぃを子」でもなく「カラス」を使ったので、演奏に関しては全くストレスなく。意外にもこのトリオのかんぢに、カラスの音は合うやうだねぇ。バンド内ユニット「ツタンカーメンず」の出来も上々。けふは色々とコミカライズした梶山シュウを演出してみた。

良いライヴだった。
終演後もお客さんの一人一人とたっぷり話し込むカワちゃん。なるほどかういふ所が、彼の人気に繋がる部分でもあるのだな、と思ふ。よぅは皆カワちゃんといふ「歌うたいの友人」を共有してゐるのだ。まづワシのやうに『近寄りがたい』みたいな雰囲気を醸し出してゐるやうではアカンのだな。

それにしても「銀山ベース」、気に入りました。
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旅日記:枯れ葉散る夕暮れは(しーなとシュウ初秋ツアー)

*旅先でのライヴの様子はSNSで実況的に公表されておりますので、ここでは趣を変えてライヴ以外の主観を中心に書いてみますね*

9月2日(土)大阪 関目:我らの家--------------
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初秋ツアー始まる。

ツイこないだ来たばかりの気がする・・・てゆーかホンマに来たばかりの関目・我らの家。
思ひ返してみると4月に来た時もしーシュではなく、しーなさんのソロ、といふ名目だったので、しーシュとしてここで歌うのは、ぢつに八ヶ月ぶり!。ここのお客さんは他のいろんな場所のライヴにも足を運んでくれるし、なによりマスターのゴンスケさんと、女将のミヨさんとはしょっちゅう会ってるし、で、全然久しぶりの気がしない。

毎度、大して宣伝するまでもなく予約で満席になる、といふ我らの家。今回もこないだのワシのソロからいくらも空いてないのに、ソールドアウトなのださう。ありがたい。
思へば2013年の5月、初めて訪れたこの店(前店舗)でのリハ中に『親父の危篤』の連絡が入り、まぁそれも仕方なし、との思ひを抱えて演ったライヴでものすごい反響を得て、それ以来の「関目通ひ」が続いてゐる。

関目はいわゆる「文教地区」でもあり、他の、どこか猥雑で混沌とした「大阪っぽい」場所と、すこ〜〜〜〜し趣が異なる。戦前の古民家もふんだんに残っており、聞けばここはやはり戦災を免れ、梅田や天満で被災した人たちが逃げてくる土地、であった様子。

ちょいと裏道に入れば迷路のやうな路地があり、ぐねぐね回ってどこに出るのやら・・、みたいなかんぢ。インドっぽくもある。創業50年、とかいふ中華料理屋や喫茶店(カフェではない)や、駄菓子屋だが夜には飲み屋になる、みたいな店もあり、ここはここなりにやはり「ディープ大阪」なのである。

また「人」が良いのだ、この辺は。
駅の近くでちょっとメモを片手にキョロキョロしてたら、すぐに「何してンの?」「なに探してはるン?」と声をかけられる(笑)。楽しい街、関目。

9月3日(日)京都 先斗町:Room335/共演:オイワカモリ+1---------
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京都へ。
ここ数年、年末は必ず京都に来てゐるし、友人も多く存在し、馴染みが深い気がする街。

会場のRoom335がある先斗町(ぽんとちょう)は、まぁ「作られた」感は満載なれど、京都の「らしさ」を凝縮したテーマパーク的なところ。何年か前、ジャズのバンドのツアーでたまたま来て、その時の同伴は男(後輩)だったので、『なんでこんなかんぢの良い場所を男二人で散策せねばならんのだ』と、たいへん身勝手な難癖をつけた場所だ。

その後しーシュでたびたび来るやうになり、この通りを美女と歩く、といふ願いは叶えられ、まぁ叶ってみればフツーの観光客向けの場所である、といふ気がしてこれもまた身勝手な・・。

そしてRoom335は、しーなさんがツアーに参加して、初めて「雑魚寝(居候)の旅」を経験したツアーで立ち寄った店でもある。
すでに懐かしいが、あれは6年前のことらしひ。
この街にも、しーシュを知ってくれる人が増えた。ありがたいことです。

誤解を恐れずに云へば、ワシは京都の人たちの持つ、軽い毒を含んだユーモアが大好きだ。現地人に云はせると「イケズ」といふ事になるらしひのだが、そのイケズ感が、ワシの心には心地好い。

9月4日(月)オフ:移動日----------------

昔はオフがあると、当地の観光や名所を巡ったり、など・・・もともとせぬ方だった。
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が、最近は少しく余裕も出て、まぁ近隣くらいなら、チョコっと観光でも、といふ気にはなる。
だがあまり美食や、極端に酒に興味がある訳でもなく、名所も見たらすぐに満足する方なので、ホンマに散歩にケが生えた程度。

移動と、明日からの歌や演奏に支障が残らぬ程度の、程よい疲れと怠惰を貪るのが、一番良い。

いやホンマを云ふと、このオフの日こそ、日頃広島にゐる時にやってること・・・・朝は練習して、昼過ぎから軽いトレーニングして、声出しもして・・・みたいにするのが一番エェのは分かってるんだが、やはりオフの日は楽器をケースから出しもせぬ。

せめて、よぅ歩くやうにして、あまり飯を喰ひ過ぎぬやうにする。

9月5日(火)名古屋 今池:りとるびれっじ-----------

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名古屋・・・。

2005年のひとり旅で訪れるまで、その名前以外のなにも知らなかった土地に、かうまで深い縁が繋がったのも、この街で初めて出演したハコが、りとるびれっじだったから、であると思ってゐる。

現・女将のひろみちゃんは、その当時はお客さんだった。
大将・谷口幸至朗さんも、オン年65歳。あの時は今のワシの年齢に近かったのだな、と思ひ、静かに驚く。

その幸至朗さん、なんでも最近割と健康に気を使ってゐるさうで、なんかシャープになった印象。顔色も良く、本当に健康さうだ。けふはサプライズで幸至朗さんの曲を演奏(意外にもしーシュのみで幸至朗さんの曲を演るのは初めて)し、長年の恩に感謝を重ねた。

「お前ら、最初はちぐはぐだったが、ホンマにえぇかんぢになったな」との幸至朗さんの言葉は、たれよりしーなさんが嬉しからう、と思ふ。
まだまだお付き合いいただきたいですよ幸至朗さん。

けふも良いかんぢに満員で、すっかりお客さんが定着した名古屋。その根底にはやはり、冒頭に述べた事があるのだ、と改めて思ふ。奇しくも明日から音響設備を一新するさうで、けふは旧システム最後のライヴ。
また節目に立ち会った感のある、名古屋の夜であった。

9月6日(水)大阪 寝屋川市:ピソンリ:共演 山田さとし、飯塚あかね----------

ツアー千秋楽は、初めての寝屋川。

ゆかり深い笛吹き怪人 山田さとしがブッキングしてくれた、喫茶店でのライヴ。
会場入りの前に、さとし宅を訪れ、この夏に生まれたばかりの和子(わこ)に謁見す。

もぅ一人の共演者として、4年前に滋賀でご一緒した飯塚あかねさんを千林駅前で拾い、会場のピソンリへ。

その4年前の共演時すぐ後に、ブラジルへ移住したあかねさん。今回は一時帰国ださうで、しかし帰国期間中、ほぼ毎日ライヴをやっておられるやうで、元気ですねぇ〜、と。
前回以来、づっとしーシュのことを気にかけてくれており、けふの再会を楽しみにしてくれてゐた様子。

以前よりさらにパワーアップした歌声と、本場仕込みのポルトガル語によるボサノヴァやサンバで、しっかりと会場を巻き込むあかねさん。喋ればコテコテの関西弁で、それがまた楽しいひとだが、必ずしーシュ&さとしをブラジルに呼ぶ!と約束してくれた。
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地球の反対側でこの4人が演れたら、そらぁホンマに素晴らしいことだと思ふ。
実現できる日が来ることを祈ろう。金貯めて待ってなきゃ、ね(笑)。

9月7日(木)帰広-------------

帰る。

久しぶりに青春18切符を使っての、在来線の旅。
ここんところ新幹線を使っての旅も多かったが、乗り換えの迅速さや座席確保の駆け引きなど、まだまだ勘の鈍ってない自分を「良し」と思ふ。時折はかういふハードなこともやんなきゃ、ね。

外はづっと雨模様。
ながいながい電車の行程で、乗って来ては降りて行く人々の流れを、づっと見てゐる。
たれも降りず、たれも乗らぬ駅。
駅前に何もない町。
学校帰りの高校生が大挙してくる時間帯。

そんな中で座席に座り続けてゐる、旅の中年音楽家ふたり。
ワシらはいつまでこんな旅を続けて行く事ができるのかなぁ・・・・。

約5時間ちょいで広島に帰還。
ホンの5時間前には、まだ大阪にゐたのだな、と改めて不思議な日々を思ふ。

思ひは常に別の場所にあって

8月25日(金)--------------

我らが愛する長門は向津具(ムカツクと読む)のライヴスポット「パタ屋」に、仲間を連れてって感謝祭をやる、といふ企画の、もぅだいぶ久しぶりの企画。

前は九州とか下関とか、さういふ近辺の仲間を集めたものだが、今回連れてゆくのは広島から、Honeysの面々。みなえー歳の人たちばかりで、まぁ「大人の修学旅行」だな。
パーカスのてっちゃんなど『楽しみすぎて死にさうな』とまで云ふくらい、皆楽しみにこれに向けたリハをしてくれてるさうな。

その皆を、しっかり出迎えるために、しーシュは前入り。
仕事を終えた足で長門へGO。

夜の行程であることと、ワシにしては飛ばしたこと、一度も休憩を入れずに走り続けたこと、などから 思ったより早く、約3時間。日付が変わるまでにパタ屋に到着。
パタ屋オーナーヒナ兄こと島田さんに出迎えられ、まづは前入りの乾杯で、明日に備える。

8月26日(土)パタ屋感謝祭---------------

パタ屋の朝。
けふのメンツの中に、ワシも含めて雨男が多数存在す、といふ事からも、悪天候だけはカンベンを・・・と祈ってゐたが、願いが通じ、晴天の向津具。

朝8時に、(広島を)出発〜、といふ連絡が入っており、まぁ昼には来るか、と思ってゆっくり準備を進めてゐたら、昼前には順次到着。計10名の男女が4台の車に分乗し、向津具に揃った。

みな、芸北は「正直村」に関わる人たちなので、かういふ事にたいへん慣れており、せっせと準備を始める彼ら。こらぁワシらが心配することなんぞ何もなかったな、と思ひつつ、到着の乾杯したり、バーベQしたり・・・。

あまりに気持ちの良い天気で、「海にゆくか」といふ話となる。
パタ屋は母屋のすぐ下が油谷湾となっており、海水浴には向かぬが足を浸したり、くらいは出来る浜辺がある。

そこにみんなを案内する。
したらリーダーのフクちゃんが裸になって泳ぎ始め、それを皮切りに海水浴が始まった。この会の男どもは、人前で全裸になる事になんのためらいも持っておらず、そこらへんに生えてゐるワカメを腰に巻いただけの姿で(笑)泳ぐ泳ぐ。
ワシも負けじと(さすがに全裸にはならなんだが)泳ぐ泳ぐ。

ワシは3年前の島根県は折居の海岸、以来の海水浴。
だが他のみんなは10年ぶり、とか、そんな事を云ってたので、まだワシなんぞでも海には来てる方なのだな・・・。

よぅ遊んだ日中だが、けふの本チャンは夜のライヴ。
そこはビシと演りますぇ。
いつもPAを引き受けてくれる地元ミュージシャンのヤっちゃんの手並みにも助けられ、ワシらHoneysともに良いライヴができた。

けふはワシらが「ホスト役」として進めはしたが、途中からもぅふたチームが合体したままで、ライヴを進めた。地元のお客さんはやや少なめだったが、ライヴはよぅ盛り上がり、ワシらも満足。Honeysのメンバーもすっかりパタ屋を気に入り、フクちゃんは『ムカつくほど気に入ったぜ〜!』とMC(笑)。
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終演後は厨房を借りて、セルフ打ち上げ。
居酒屋椎修は揃ってゐるし、てっちゃんはもと本職、女性陣はもとより主婦だし、みーんな料理好き。
「こんなに食えんぞ」といふくらいテーブルいっぱいの料理を拵え、ナゴやかに打ち上げ。みんなホンマに楽しさう。
ここを紹介できてよかった。

ヒナ兄も喜んでくれてゐた。これで繋がった縁が、また次の縁に繋がってゆく事を祈る。そして、ここ長門にこんな素敵な場所がある、といふ事を、少しでも多くの人に知ってもらへれば、それぁもぅIt's OKよ。

8月27日(日)-----------------

珍しく8時半くらいまで爆睡。

それでもまぁ8時半やから・・と思ってロビィに行くと、もぅワシとしーなさん以外の全員が揃ってゐて、すでに朝飯を喰ひ終わってゐる!。昨日あんだけ呑んだのに!。さすが日頃はカタギの仕事に就いてゐる面々だ。遊びは徹底的に遊び、酔っ払ってもキチっと起きて行動する。元気だな〜みんな・・・。

けふは撤収の日だが、この際この辺りの名所に、みんなを案内する。
千畳敷、棚田、湯本温泉、よく晴れ渡り、絶好の観光日和。てっちゃん、この行楽が終わる事を心底悲しんでゐて、ハラの具合まで悪くなって来た、とか(笑)。

適当な峠の食堂で、最後の全員飯を喰ひ、そこで解散。
各自車の性能に合わせたペースで、それぞれの地元に帰って行った。ワシらは睡魔に負け、途中のSAで30分くらい仮眠したのだが、同じ頃同じSAでてっちゃんも爆睡してゐたらしひ(笑)。

ホンマに楽しかった 夏の最後の壱日が、終わってほしくない壱日が、終わった。
みなさん、お疲れ様でした。
ありがとう。
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8月28日(月)---------------

昨日、行楽の帰りにスケヂュール表を開いてみて、けふが休みである事を知った。
「えぇねぇ」と云はれたが、ワシの場合「休み」は「仕事がない」といふ意味を持つ。えぇことはない。

だがまぁ、何もない日はホンマに久しぶりなので、逆にかういふ日は『音楽家たる壱日』にせん、とす。

まづ自宅にてベースの練習を壱時間。そいからサイクリングを兼ねてスタヂヲまでチャリで行き、ギターで2時間歌い込み。38歳の誕生日に当時のバンド仲間から贈ってもらったディジュリドゥを、しばらく前からスタヂヲに放置してゐて、フとその気になって吹いてみたら、全然吹けなくなってゐて驚愕。

これも時折でも練習しておかんと駄目だな、と思ふ。んで、けふとりあへず10分間、吹き続けやう、と思ひ、タイマーをセットしてブゴブゴ演りはじめたのだが、9分くらいでもぅまったく音が出せんくなった。唇も腹筋もヤワになってしまったものだ。こんなんぢゃイカンなぁ。

まだ日は高かったので、ツイデに音楽家らしく、と久々に大手のCDショップに寄る。
大方の予想通り、ここにワシの探すものはない、といふことが分かっただけだった。

まぁ、そのやうに「音楽家たる休み」の壱日であった。かういふ日も良い。

8月29日(火)--------------

昨日、久々にCD屋に寄って、まぁJ-popはもちろん、海外ものでさえ『今流行ってゐるもの』に何の触手も動かぬ自分を感じた訳だが、そは「ジャズ」のコーナーにしても同じで、昨今「ジャズ」と呼ばれ人気を博してゐるらしひ「ジャズ」に、どーにもノレぬ自分を感じてゐる。

オールド・スタイルのものが良い、とか、ビ・バップにつひて語れる、ほどジャズを聴いてゐる訳でもないのだが、昨今ジャズと呼ばれてゐるそれには、あまりに「メロディがない」と思ふのだ。

本来、ジャズといふ音楽には、その後「スタンダード」と呼ばれるやうになるほど、キャッチーで美しい「メロディ」があったはずなのだ。そのメロディあってこその「アドリヴ」であり、「セッション」であったハズなのに、昨今 巷に溢れる「新世代のジャズ」は完全にリフ主体の音楽・・・よぅはアイディア先行の音楽になってしまってゐる気がしてならぬ。

ビヂュアル系ロック、と呼ばれたあれらが、ワシからすれば『フォーク・ソングをサイケなサウンドで演ってるだけ』にしか思へなんだ、あの現象と同じものを感じてゐる。

Long live Rock'n roll. ロックンロールよ永遠なれ。

8月30日(水)----------------
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ぱんぱかトリオのレコーディングが始まる。

今年に入ってこのトリオに燃えてゐるカワちゃん。ぜひ音を残したい、といふ事でのレコーディングで、ワシがセイントルイズ・スタジオを紹介した。セイントルイズは云ふまでもなく、しーシュの3作目以降全てを録ってゐるところ。ツイこないだもセルフカヴァー集「おかわり」のレコーディングをしたばかり。

オペのカズイは、ワシらがバックを務めるカワちゃんといふ男が、どんな音楽を演るのか全く知らぬままの初日で、まづはその音楽性の違いに面食らってゐた(笑)。

ライヴの場数は踏んでゐるカワちゃんだが、レコーディングに関しては、ワシらしーシュの方がはるかに修羅場を潜ってゐる。ので、その辺はリードするやうな気持ちでサクサク録ってゆく。声の調子や、歌い回しのコツなど、差し出がましくはあったが、少しづつアドヴァイスも与えながら、結局しーシュのパートはあっと云ふ間に進んでしまひ、初日終了。

軽い打ち上げをしたが、その席でカワちゃんが本格的なバンドのレコーディングは今回が初めてだと知る。
てっきり、何度か経験した上で、なにか具体的なビジョンがあってのレコーディングだと思ってゐたのだが、そんならさうと始めから云ってくれてれば、もっとディレクションできたのに、と。

まぁ、ライヴっぽいかんぢで録りたい、といふカワちゃんの気概はわかる。
明日はそこを見据えて仕上げに向けて走らねば、ね。

8月31日(木)-----------------

ぱんぱかトリオレコーディング二日め。

昨日大部分あと回しになってゐた、カワちゃんの歌を本格的に録って行く。

カワちゃん、自分でチャート表のやうなものを作ってきてゐて、録音が完了したパートから「はなまる」を書いて行く、といふ事をやってゐたが、気づけば自分のパートのところにはなまるがあまり咲いてないことに焦ってゐる。

しかしそこはまぁ流石のカワちゃん。迷いながらも着々とこなして行き、夕方には全録音をコンプリート。
けふは本来ワシはレッスンのために途中退席をせねばならん予定だったのだが、生徒から休みの連絡があり、最後まで付き合えたのはよかった。カワちゃん、満足できるものが録れたかな?。少しはお役に立てたのなら嬉しいが。

レコーディング、といへばこれはぜひ書いておきたいのだが、以前、とある人気アーティストから、アルバムのプロデュースを依頼された事があった。よぅやくワシもその方面で必要とされるやうになったか、と喜んで準備して待ってゐたら、いつの間にか別人のプロデュースで作品が発表されてゐた。これがまたあまりよろしくないシロモノで、なんでワシにやらせんかったのか?と、ぢつは未だに疑問に思ってゐることなのである。

彼らの間に、なにがあったのかは知らん。
あの約束はなんだったのか?。採用されたプロデューサーとワシの差異はなんだったのか?。

まぁ、さういふ星の元に生まれてゐるやうだから、仕方ないか。

9月1日(金)----------------

9月になった。

一昨日くらいから、夜の風がいっきに涼しくなった感があり、秋の到来を予感させてゐた。
けふなんぞ完全に「秋の空」で、あぁワシの好きな季節が来たな、と、清々しく思ふ。

外装工事のためにアパートを覆ってゐた忌々しい布も、けふあたりからよぅやく撤去の兆しあり、一ヶ月ぶりの「なまの空」が見れるやうになる・・・のか?。
ホンマのところ、こんだけ暑い晴天の日々が続いてゐるのに、なにが悲しぅて洗濯物を干せず、毎日コインランドリに行かねばならんのか・・・?。この不条理を、たれに訴えれば良いものか悩んでゐた。
それもよぅやく終わるやうだ。

明日からツアーにて、しーシュの最終リハ。
夏の間なにやら忙しく、新曲の練り上げがまったく進んでなかったしーシュ。
譜面を見ながら でも良いので、このツアーでお披露目しやう、といふ事にして、さういふ練習も。

なんか全然レッスンをしてないやうな気がする。
実際、今週のレッスンは火曜日と木曜日のみで、しかも木曜日は欠席が多かったので、ほとんど稼働してないに等しい。
レコーディングとリハばかりの毎日であった。

よーするに今週は「生産性のない」壱週間だった、と。

遠く湧き上がる雲たちの

8月21日(月)live AKIBI:ぱんぱかトリオ -----------------

大阪から、帰る。

おとなびで予約しておいた新幹線で、昨日のうちに買っておいたサンドヰッチを喰ひ、ブランチとす。
行きの新幹線では巨大な醜女が隣に座り、その意地の悪さうな振る舞いに辟易したが、帰りの隣席は、今時珍しく文庫本を熟読するやうな物静かでマナーある青年で、楽であった。

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帰るなり、けふはぱんぱかトリオでAKIBIといふイベントに出演す。
このAKIBI、ワシ個人では2回ほど出演した事があり、カワちゃんも同じ。しーなさんのみ出た事がないさうだが、けふはトリオで出演。しかもトリなのださうで、ロックバンドも出るといふのに、このナゴやかトリオがトリで良いのかいな?と思ひつつ・・・。

これがまぁすごいことに、えらく盛り上がった。
カワちゃん絶好調!。満員のJIVEが、まさにぱんぱかぱっぱ〜♪とひとつになった。いやぁえぇライヴだった。
本番直前に、カワちゃんに長いMCの禁止を命じ、カワちゃん相当ムカついてゐただらうが(笑)、ちゃんと約束を守ってくれ、ぢつに簡潔で内容の濃い、素晴らしいライヴとなった。

けふはバイオリンベースの「ゔぃを子」を使った。
最前列に外国人の若いカップルがおり、この男の方がライヴ中づーっとワシをガン見してゐたので、多分ベース弾きなのだらうな、と思ってゐたが、終演後話しかけて来て、やはりベーシストだといふ。オーストラリアン。

大変気に入ってくれたやうで、「他でまたあんた達を見れぬか?」と問ふので、いつまで日本に居るのか?と訊ねたところ「明日帰る」と云ふ。そりゃあ無理だらうが(笑)。

旅帰りすぐのライヴはたいへんくたびれたが、良いライヴができたので気分は爽快。

8月22日(火)-------------------

女房によると、しばらく涼しかった広島だが、昨日あたりからまた暑さがブリ返して来たのだとか。
たしかに暑い。

あまりに暑いので、かういふ時は暑いことをしやう、と決め、歩いて買い物に行き、ツイデに筋トレす。
その後の水シャワーが気持ち良い。冷水風呂ならなを良いのだが、水とは云へ、シャワーもぬるいのがわろし。

夜はレッスン。
他の先生どもはまだ盆休みなのか、スタヂヲにもだーれも居らぬ。けふは久しぶりに5人連続のレッスンを進め、まぁちょいと前までは、毎日これより多い生徒を抱えてゐたな、とか思ひながら・・・。
壱日に12人、とか云ふ日もあった。

確かによぅ稼いではゐたのだらうが、それぢゃあライヴ暮らしはできんよな、と思ふ。
今は、あの頃のライヴで稼ぐギャラと、レッスンで得る報酬の比率が逆転してゐる。当然、こっちの方が喜ばしい。

報酬の高いレッスンから撤退するにはそれなりの覚悟が要ったが、この、ライヴ中心の人生に踏み切ってよかったと思ってゐる。

8月23日(水)しーなとシュウのお手合わせ:ヲルガン座-----------------

「お手合わせ」と称して、ヲルガン座を舞台に旅人を迎えるライヴシリーズ。

今回のまろうどは、東京の妹分 高満洋子と、重鎮ドラマー上原ユカリのデュオ。

こないだ浜名湖畔で共演したばかりで、また会えるのは嬉しい。
ヲルガン座では大音量がNGにて、ユカリさんのダイナミックなドラムスは封印されることになるが、ヨーコ曰く『静かな音で演るユカリさんこそ、真骨頂たる姿』とのこと。

その言葉通り、かなり小ぶりなセットで叩くユカリさんのドラムスは、フル・セットの時とまったく遜色ない。ツアーの最中、といふことで二人の演奏の呼吸もバッチシで、ヨーコの歌がさらに艶がかってゐるやうに思へた。
そしてなにより、会うたびに粒ぞろいの新曲を提げて来るヨーコの、ソングライターとしてのポテンシャルには、ホンマに毎度驚愕す。

ウチらしーシュは、日頃あまり演らん系のラインナップで挑む。
冒頭、ヲルガン座店主ゴトウイズミの口上を挟みながらの「毬藻あり〼」は、なかなか絶品だった。なるほどかういふ演り方もあるな、と思はしむる。イズミに感謝。

「持ち時間40分つっても、みんな大概は押すんスよ」

と皮肉っぽく語ってゐたイズミであったが、ワシらが7曲を40分きっかり(ホンマにきっかり40分だった)で終わらせたことに『流石っスねぇ』と感心してゐた。みたか!『巻きのしーシュ』の実力を!(笑)。

異常に暑かった広島で、みんな少しバテ気味。
軽く、と云ってた打ち上げでも、バテ打倒!とばかりに、みんなよぅ喰ひ、よぅ飲む。
ユカリさんは、にんにくを丸まま揚げたヤツとか食っておられた(笑)。このお方の元気はかういふ処から来るのだな。

ヨーコ&ユカリさん、この後も、良い旅を。
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8月24日(木)-----------------

だいぶ夏が身体にコタえはじめた気がす。

そもそもワシは、割と重い「夏バテ」をする体質だった。
此処数年は食性も変わり、適度な運動のおかげもあり、それほど酷い事にはなって居らぬが、さういふ素養のある事には変わりない。歳も歳だし、やはりこっから先は何某かのサプリ的なものを人生に介入させるがよからう。

て、ことで養命酒を買って来た。
最近、とある友人が「寝る前にワインを20 cc程度、これを寝酒がわりに」のやうな事をしてゐるらしく、ポリフェノール云々を信ずるならば、そはまさに「養命酒」であらう。だが、ワシはワインは日々水代わりに飲んで居るので、やはり、まぁ、此処は本物の養命酒を・・。

日々飲むにはやはり少しく甘さが過剰、とは思ふが、まぁしばらく飲んでみやう。

夜はハニーズとの合同リハ。
明日からの長門市はパタ屋での合同ツアーに向けての最終リハとなる。ほぼフルメンバー揃い、大人数で演るしーシュナンバーなど、楽しくてやれん。みんな明日からの遠征をホンマに楽しみにしてくれてゐるやう。
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だが、ワシが長門に行くと、何故かかなりの高確率で雨、といふ実績がある上に、ハニーズのメンバーには「雨男」が複数名含まれる、とか。それを裏付けするやうに、大陸から低気圧が日本海側へ南下して来るやうであり、それがこの週末、なのだとか。

Oh God !。
プロフィール

梶山シュウ

Author:梶山シュウ
旅するのらくら電気ベース弾き語りスト。
おもに、えせニック歌謡デュオ「しーなとシュウ」で活躍。
500年生きてゐる、といふ噂もある。

音楽と映画と本、少しの酒とツマミ、たっぷりの空き時間 をこよなく愛する中年男。

http://www.kajiyamashu.com

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