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日々更新される憂いにつひて

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10月11日(木)下北沢Blue moon ソロ --------

夜行バスで東京入りしたのは、まづはこのライヴのため。

我らが東京の根城、下北沢はブルームーンが今月で閉店、といふことは、ぢつは結構早い時期から知らされてゐて、ならば、と今年に入ってからもづいぶん足繁く通わせていただいてゐた。
こないだの「手ぶら行き当たりばっ旅」が最後の出演かな、と思ってゐたがやはり最後にもう一度、の感が強く、半ば無理やりこの日のライヴを決めた。

『ライヴできる店をやる、と決めたとき、真っ先にお前が歌ってる姿が浮かんだ』と云ってくれる店長 平石正樹さん。その光栄な店への最後の出演は、やはりソロで。
対バンを務めてくれたのは、広島にもゆかりの深いジャグ・シンガーのイケマーと、元弟子の川村ZAVZA泰行。両者とも、何度もこの店で共演してゐる。特にイケマーなど、日頃はカタギの仕事に就いてゐて、平日のライヴはなかなか難しいであらうに、ブルームーンの最後を、と一緒に演ってくれることになった。

この店で知り合った音楽家もあり、また、ワシがここを紹介して懇意になったミュージシャンもゐる。
ここが良い店だと云はれることはワシにとっても嬉しかったし、誇りだった。

感謝を込めて、のブルームーン最後のソロ。
ストロマトライト/君が亡くなって1年が過ぎた/ブルームーン/きんぎょ/いらっさい/微熱/らのえてぃあ/旅行きて

イケマー、正樹さんとのセッションもあり、楽しく、嬉しく、そしてやはりちょいと切ない、最後のブルームーンの夜だった。
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明日からじぶこんHsバンドのレコーディングで、長野県は駒ヶ根市に入ることになってゐる。宿を借りてゐる友人にもアレだし、井の頭線の最終で吉祥寺に帰るつもりでゐたのだが、正樹さんと打ち上げをしてゐるうちに「けふはさうも行かぬだらう」といふ思ひになり、最後まで付き合うことにす。

ボンドマティーニをぱかぱかと水のやうに飲む正樹さん(ちょいと飲みすぎだよ!)と結局2時くらいまで飲み語り、この道をこのやうに往くのも、これで最後かァ、と思ひながら、タクシーで吉祥寺まで帰った。

ありがとうブルームーン。いざ、さらば。

10月12日(金)じぶこんHsバンドレコーディング:前入り --------

アレは一年前の夏だったか
我が朋友バンド じぶこん(辻岳春、裕子夫妻)が、全国を旅する中で出会ったピンと来る音楽家を集めて、じぶこんHsバンドといふユニットを編成し、「へそ祭り」といふタイトルで2日間に渡るイベントを敢行した。

2日間でのべ千人以上の来場者を得た大成功のイベントは、ワシにとっても素晴らしい経験だったし、そこで一堂に会したメンバーたちのスゴさたるや、いま白状するけど このワシが友人に弱音メールを送るほどだった(苦笑)。

あの時ワシは、「近いうちに必ずこのメンバーを訪ねて行こう」と強く思ったのだ。

さういふ思ひはじぶこんのふたりも同じだったやうで、あのメンバーでの音を残したい、と強く思ったタケポンとゆぅこりんは、ついにHsバンドでのレコーディング に踏み切ったのだ。
じぶHs

まぁ長くなったが、そんな話し。

レコーディングはHsバンドの鍵盤奏者 夏秋文彦さんの地元、長野県は駒ヶ根市で行われる、といふことで、じぶこんの二人とワシは前入り。けふはじぶこんカーに乗って、ひたすら走る。
長野と云へば、御神渡りの諏訪湖。御柱祭。飛騨、赤石、木曽、みっつの長大な山脈を擁する日本アルプス・・・。いづれも「日本の神性」を強く感じさせる土地。「信州」といふのを「神州」とだと思ってゐたほど、まぁなんかさういふかんぢ。憧れっちゃ憧れの場所でもある。

んで、夏秋さんは「伊那谷の仙人」と呼ばれてゐる、もぅホンマもんの神性ミュージシャン。古民家に住まい、米と野菜と味噌と醤油を自身で作り、調理以外で極力火を使わぬ暮らしをしながら、世界各国で演奏活動を続けてゐるお人。Hsバンドの中でもひときわ異彩を放つその存在感に、ワシも興味津々だった。
その暮らしぶりを垣間見ながら、の3日間の逗留となる。

けふは録音に際しての、細かい決定事項やアレンジを煮詰めて行く作業。レコーディングに向かい、すでにテンション上がりまくりのゆぅこりんが次々に注いでゆく酒をカパカパ飲みながら、伊那谷の夜は更けゆく。
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10月13日(土)じぶこんHsバンドレコーディング:初日 -------

けふから本格的なレコーディングに入る。
富山からパーカッションのヤマダベンもやって来た。

夏秋さん懇意のプライヴェート・スタヂヲを借り切っての、ひたすら音に没頭する1日。
今回、じぶこんファン代表のカオリさんがスタッフとして同行しており、彼女は食事を含む我らの身の回りの世話を一手に引き受けてくれ、おかげでワシらは演奏以外のことに一切気を煩わせることなく、音楽に集中できる。

この3日間で、ワシとベンちゃんによるリズムセクションを一気に録り切ろう、といふ計画。よぅは「ベーシック・トラック」だ。譜面でしっかり予習して来たワシと、譜面を見ずに直感でプレイするベンちゃんの音を、タケポンのギターと夏秋さんの鍵盤がまとめあげて行く。
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ぢつはレコーディングを得意とするワシ。
サクサクと録り進み、なんとけふだけで6曲をコンプリート。
えぇ調子やね、とか云ひながら、明日も同じ場所での作業なので、楽器も機材も置きっぱなしで帰れる嬉しさ。

10月14日(日)じぶこんHsバンドレコーディング:二日目 --------

今朝も早よから録音開始。

難曲を先に、といふことで、構成がややこしかったり、長尺だったりするものを昨日で済ませており、けふは楽勝か?と思ひきや、シムプルでポップな曲ほど煮詰まりやすい、といふ レコーディングあるある。

それでもワシはまぁ順調に録り進み、途中ちょいと散歩に出かけられる余裕もできる。

こちらに来てからづっと、カっと晴れてゐると思ひきや急に雨が降って来たり、と不安定な天候。これが長野の気候なのかな?とか思ったりしながら。壮大な盆地、といふかんぢなのか、どこに行っても景色は素晴らしく、街のどこからでも高く高く連なる山脈が望め、その頂上付近はつねに霧をはらみ、たいへん幻想的な風景。
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ぬーむ、と思ひながら、しかしちょいと街の中心に行けば、ちゃんとコンビニもあればチェーンのリストランテやドラッグストアもあり、人の営みといふは、日本どこに行っても、まぁだいたい同じやな、とか。

けふもえぇかんぢに録りすすみ、夕方過ぎる頃にはリズムセクションが完了。力強くガッツポーズをとり、ベンちゃんとハイタッチ。明日は夏秋さんのピヤノを中心に、ワシとベンちゃんの「声」を録って行く作業を残すのみ、となった。

えぇかんぢである。

10月15日(月)じぶこんHsバンドレコーディング:三日目 -------

けふは場所を変え、音色が素晴らしい、といふピヤノのある会場で、夏秋さんを中心にした録音となる。

ワシとベンちゃんはしばらく遑をもらひ、フロに入りに行ったりメシを喰ひに行ったり。連日 想定以上の寒さが募ってゐて、持って来た衣服だけでは暖が取れなくなり、やむなくホームセンターで釣り人用の非ファッショナボーな防寒着を買う。

ワシらが居ない間、パソコンがトラブったらしく、意外に難航してゐたらしい録りも、なんとか進み、いょいょワシの「声」を録る段になる。

ワシは密かに、ワシがこのバンドのメンバーに選ばれたのは、ベースはさておき、コーラスの技術に負う部分が多いのではないか、と思っており、上述の「へそ祭り」においては、なにやら体調を壊した状態で「声が全く操れぬ」といふたいへん悔しい思ひの中でのライヴとなったのだった。
ので、得意なレコーディングで、調子の良い時の声を録れるのは、ワシも嬉しい。

ほとんどの曲をほぼワン・テイクでキめ、力強くガッツポーズ。これにて、じぶこん新作におけるワシとベンちゃんの役目は、全てコンプリート。あとはギターの中嶋恵樹さん、夏秋さん、そしてタケポン&ゆぅこりんの「うわもの」に託す。

ベンちゃんはその足で富山へ帰って行く。じぶこんのふたりは明日も駒ヶ根に残り、夏秋さんとともに最終的な装飾音を録るといふ。ワシは明日の名古屋行きのバスを予約し、安心して打ち上げ。良い録音だった、などといふ話からまた日本酒がカパカパ減ってゆき・・・・。

10月16日(火)帰広 ---------

だいぶ酒が残った朝。
ゆんべのワシは、なにやら「リディアン・スケールの美しさ」につひて、かなり熱く語ってゐたらしひ。なんかそれって一番ウザいタイプの酔っ払いではないか・・・。

居残りメンバー全員が、駒ヶ根バスセンターまで一緒に来て、バスが出るまでを見送ってくれた。
じぶこんのふたり、ベンちゃん、そして夏秋さんに、深い感謝を。よくぞこのメンバーにワシを加えてくれた、といふ感慨ひとしをである。良きアルバムの完成を祈る。間違いなく素晴らしいアルバムができるだらう。
楽しみに待ってゐやう。

名古屋まで約3時間。名古屋駅で一旦街に出て遊んで行くことも考へたが、まぁ結構疲れてもゐるので、駅できしめんを喰ひ、適当に来た新幹線に乗る、といふやり方でスンナリ広島を目指す。

夕刻には広島に着。乗り換え駅で友人の娘(女子高生)にばったり会い、同じ路線なので一緒に帰る。女子高生と怪しいおっさんのコンビ(笑)。これがまたえらい気さくな娘で、しーなさんの娘以外で、こげな気さくな女子高生がゐたのだな、とまた感慨ひとしを。

素晴らしい三日間だった。

10月17日(水)--------

旅帰りすぐだが、53歳の誕生日を迎えた。

ぢつはこのツアー中の各地で、ちょいと早いサプライズの「おめでとう」を頂いており、ここ数年わりとフツーの誕生日を過ごしてゐた身としては、久しぶりに多くの人にお祝いしてもらひ、おかげでづいぶんとココロ穏やかな誕生日となった。

みんなありがとう。
重ねた歳だけの「徳」が身についてゐるかどーか甚だ疑わしいところだが、斯様な身のものがここまで音楽を続け、それが少なくない人々に愛され、まだしばらくは続けて行けさうな幸運に、心から感謝を捧げたい。

誕生日ツイデに運転免許証の更新に行く。
今回も幸運なことに黄金免許。のべ10年間の無事故無違反を完遂したことになる。煩雑な講習だの手続きだのを回避できるメリットだけの為にでも、またもぅ5年、頑張ってみやう、と思ふ。

そんな訳で、今回の免許証の写真は、過去数回更新して来た免許証の『典型的犯罪者顔(とくに前々回の更新では、窓口で係員とモメ、恐ろしいほどの凶悪顔で写ってしまってゐた)』と違い、だいぶココロ穏やかな顔で写ってゐる。

ココロ穏やかに歳をとりたいものだ。

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強風に飛んで行くシーツ(しーシュ中秋中部東海ツアー記)

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9月28日(金)出発 ----------

旅はじまる。
ツアー車「ぐっち」のハイテク機能「ETC」搭載後 初の本格的なツアーとなる。
ライヴの初日は岐阜県鵜沼、といふ事になるのだが、イキナリ広島→岐阜→ライヴ、では老体にキツい。ので、初日は距離を稼いでおくかんぢで、大阪は関目まで。

ぐっちはマニュアル車なので、オートマ限定免許のしーなさんは操縦できず、故にドライヴァーはワシひとり、となるのだが、もとより車を運転するのは嫌いではない。しーなさんは申し訳ながるが、腰と首がイワぬやうにしさえすれば、づっと運転することはぜんぜん厭わぬ。

て、ことで、夕刻過ぎに関目は「我らの家」に着。
けふのミッションはこれだけなので、あとはもぅ宴会に参加して、常連さん達と飲み喰ひ語る。
当然「歌え」といふ事にもなり、それぞれソロで数曲。
ワシはこないだソロで来てからまだ壱週間しか経ってない。んで、11月にはまたここに来る。年末もまた来る。
ワシら関目の住人か、と(笑)。

9月29日(土)岐阜県鵜沼 各務原6−21----------

店泊まり。
店主ゴンスケさんの朝飯を食はせてもらひ、「宿に困ればいつでもおいで」といふありがたい言葉に送り出され、岐阜を目指す。
しかし、またぞろ台風が接近して来ており、けふの鵜沼はまだしも、明日の犬山はなにやら直撃コースの様子。
どぅなるものやら、と思ひながら車を進め、思ったより順調に中部地方へ。

鵜沼と犬山は岐阜県と愛知県に分かれてはゐるが、実際は川を隔てた隣町。なので、まづは今夜の宿でもある犬山は喫茶「ふぅ」に寄り、店主小川アキラさんにご挨拶。「明日、どうしませうかね?」とか話してゐると、小川さんから「時間をズラすか?」と提案が。
台風は明日の夕方から夜にかけて犬山を直撃する模様。ならば夕方より前にライヴが終わるやうにすれば良いのではないか、と話がまとまり、重複するお客さんが多いであらうけふのライヴMCと、フェースブックその他SNSで早急に告知しやう、となる。

なにしろワシら、まづ一番先にふぅのライヴを決め、それに則してツアーを組んだのだ。中止になどできるものか。

てな訳で、その夜 鵜沼6-21でのライヴもなかなかキアイの入った良いライヴとなった。
対バンを引き受けてくれた関の名バンド、ボスコ・エ・マーレの熱演と、彼らとの共演にも押され、また明日を中止にせずに済んだ、といふハイ感が、知らずワシらを盛り上げてくれた。休憩なし、長めの1ステージを、王道のナンバーで構成。
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ボスコの導きのおかげで、この辺りの人々にもだいぶ憶え頂いたしーシュ。けふも満員の会場となり、感謝しきり。
6−21は3年ぶりの演奏だったが、出来たばっかりだった前回に比べ、今回は明らかに「箱鳴り」がするやうになってゐた。オーナーの佐伯さんは「さうか?」と仰ってゐたが(笑)、是非これからもどしどし箱に音を与えてやってください、と伝える。
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店での軽い打ち上げ&歓談、のあと、川を越えて犬山はふぅへ。
台風の進路はその後も変わらぬやうで、全て予定通り。ここに来て急激にスピードアップせぬ事を祈りつつ、犬山の夜。

9月30日(日)犬山 珈琲 ふぅ(しーなvsシュウ:アクースティック・ライヴ)--------

ライヴ時間を前倒しにして、午前11時オープン、11時半スタート、14時までには完全撤収、を目標に掲げた1日。
台風情報を逐一確認しながら、起きたらすぐに行動開始だ。

ふぅにはPA設備がなく(普通の喫茶店)、ここでライヴする人はみな生楽器に生声。故にしーシュで演るのはちょっと・・・といふ事だったのだが、去年のライヴでワシがギターを弾くのを見た小川さんが「シュウちゃんギター弾けるンならギターで演んなよ」と云ってくれ、けふの実現と相成った。
しーなさんは、さすがにピヤノは電気のものを使ふしかないのだが、声はふたりとも生で演らう、と。
で、さらにせっかくなので、お互いソロの出し物を順繰りに演ってみやうではないか、となった。

さうかうしてゐるうちにお客さんが集まり始めた。
昨日と重複してゐる人も多く、逆にそれぞれのソロを楽しみにしてくれてゐる。期待に応えねば。

て事で、「しーなステージ/シュウ ステージ」とは分けず、常時ふたりともステージにゐて、お互いの演目を聴くといふ形で演る。じゃんけんで勝ったほうが順番を決め、それぞれ趣向を凝らしたソロステージを交錯させた。
対決ばかりではなく、曲によってはお互いをサポートしたり、完全にバックに回ったり、最後はしーシュでシメたりして、好評のうちにふぅでの初ライヴ 終了。
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昼に演った、といふ事も思ひのほか良いかんぢとなり、小川さんも『次回もこれで行きなよ』と(笑)。
ワシらも楽しかった。
公約(?)通り、13時半にはライヴ終了。いょいょ風雨強まり始めた中、お客さんを見送り、交通機関が運休を始める前には、けふのお客さん全員の帰宅が確認できた。素晴らしい達成感。

お風呂をいただき、昼寝もして、日が暮れる頃から小川さんと飲み始める。
外はものすごい雨風の音。それを聴きながらひたすら飲んで語る。昼間に仕事を終わらせてゐるので、なんの呵責もない。
しーなさんと何度も「これいいわ〜」と云ひながら更け行く、台風の最中の犬山の夜。

10月1日(月)オフ ---------

典型的な台風一過の朝。
良く晴れ渡ってゐる。

しかし少なからず被害はあったやうで、この日から豊橋はブラックアウトに近い停電の被害に苦しむこととなる。
アレでもけふは豊橋に、と思ってゐた我らだが、友人から「来ないほうが良い」と云はれる始末。

1990年に広島を直撃した大型台風ミレーレ(いわゆる『台風19号』)を思ひ出す。
音楽で喰ふ!と心を定め、仕事を辞め、亀が首を引っ込めるやうに貯蓄を減らしてゐた時代。広島市内を直撃した台風そのものの被害より、塩害による停電がその後2週間続き、いつ復旧するかもわからぬちーさなアパートで、食料も水も尽き、それでも意地で実家は頼らず、サラダ油にティッシュで作った紙縒を浸し、ロウソクの代わりにした部屋で、ひたすらベースを弾き続けた。

10日目くらいに流石に疲れ果て、けふ復旧せなんだら実家へ戻ろう、と思ってゐた夜、外出から帰ったアパートに電燈が灯ってゐるのを目撃した時は、人目も憚らず喜びの声を上げたものだった。
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豊橋の街に、一刻でも早く、光が灯る事を祈る。

10月2日(火)名古屋 今池りとるびれっじ --------

名古屋の街に入る前、タマタマちょいと休憩に立ち寄った公共施設に、復旧工事に携わるのであらう屈強な職人たちが相当数 集っており、短パン&白シャーツのしーなさんが見事にガン見されてゐた。
皆の衆、ご安全に。

さてけふはお馴染みりとるびれっじ。
以前は名古屋入りした足で、マスター幸至朗さん、女将ヒロミちゃんと落ち合い、昼間っからまづは居酒屋へ!、といふかんぢだったが、最近は近縁の不幸や病気、その他様々な事情が重なり、そんな気安さも影を潜めつつある。
変わらぬものなどなにもないのだ、との実感が強い。日々変化してゆく環境は、どぅしやうもない事ではあるが、やはりやるせない。

かくいふワシらも、いつまでこんな旅が続けられるのか、そは誰にも分からぬのだ。

けふのライヴは、レアものを中心に構成。
いつも足を運んでくれるファンの方々への感謝を込めて「滅多に見れないしーシュ」をお届けした。
なかでも、7年ぶりにベースを弾くしーなさんと、人前で初めてウクレレを弾くワシ、はレアもの中のレアもの。まぁ喜ぶ人はホンマに僅かだらうが・・・。
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ゲストのウクレレNoryさんの笑い誘うMCにも触発され、ワシも珍しくたらたらよぅ喋り、またそのMCがよくウケた日でもあった。
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やるせなき心情、思ひ通りにならない人生、身軽な心ともどかしい身体。それぞれにそれぞれの人生をDanceだ。

10月3日(水)春日井市 勝川カフェMon ---------

ツアー千秋楽。
去年の春ぶり、勝川はMonである。

去年、ここでライヴをするにあたり、現地で機材を借りるか、宅急便で送るか、さんざ検討し悩み抜いた末、キツくはあっても車に自分らの機材を積んで行こう、と心を決め、しーシュ最大のタヴーであった「車でのツアー」が敢行されたのだ。
あれから1年と半。車旅にも慣れたワシらである。

名古屋〜勝川は近い。早めに現地入りし、まづはご挨拶がてら営業中のお店にお邪魔。美味なる抹茶フロートをいただく。
ここMonのマスター&ママ高野ご夫妻は、もともとワシらをここに紹介してくれた富安秀行さん絡みのお客様人脈のなかでも、極端にしーシュの音楽に反応してくださる。
おそらくプログレ的な嗜好がおありなのでは?、と思ってゐたが、けふ聞いた話でジェネシスフィル・コリンズの大ファンであることが判明。
なるほど!と大いに合点が行く。

な訳でけふは、マニアックなナンバーを「解説しながら演る」といふ、ウチにしてはだいぶ変わったライヴとなった。
もちろん、お客さんは喫茶店の常連さまなので、耳馴染みの音楽もいっぱい演った。
だが、「亀の庭」の5拍子にえらく反応してくれた紳士がおられ、『あぁいふ、日頃聴いたことがないやうな曲をもっと演れば良いよ』と云っていただく。
ワシらのやうな活動では、『聴いたことがある曲を演れ』と云はれることが圧倒的に多いのだ。
文化水準の高さ、のやうなものを感ずる勝川の夜。
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ワシは、やはり男女デュオで活動してゐる、といふギター弾きの青年(これがまた年齢の割にえらくシブい趣味)と、床に座り込んで機材やミュージシャンの話に講じる。

高野さんご夫妻に感謝。

10月4日(木)帰広 --------

去年の中部東海車ツアーは初日がMon、最終日が関目、と今年と真逆な行程だった。
その旅のシメは、春日井→広島を一気に駈けもどる、といふ長い道のりとなる。

まぁハイテク機能「ETC」を搭載したし、高速に乗ればもぅ走るのみ、なので

27歳の時組んでたバンドで、初めて車の旅をして、この時の行き先は東京だった。普通の乗用車にクルーを含めた4人が乗り込み、交代交代で運転しながら、長いながい道のりを行ったものだった。行きは名古屋や横浜に降りたり、そこそこ寄り道をしたが、帰りは日の出とともに国会議事堂前から高速に乗って、一日中ひたすら走った。

秋口で、日が短い時期だったこともあり、広島に着く頃にはとっぷりと日が暮れてゐたのを憶えてゐる。

けふはそれに比ぶれば短い行程だが、まぁ雨も降ってゐるし、焦ることもないので、しばしば休憩を入れながら、のんびりのんびり帰ってきた。

しーシュでの初車旅は2008年。結成3年目だ。
しーなさんの車を転がし、大阪〜名古屋と廻った。
まだ子供らが幼かったしーなさんは、可能な限り早く広島に帰らねばならず、名古屋のライヴを終えた足で高速に乗り、夜を徹して走った。眠気覚ましに二人でクゥイーンの歌を大合唱しながらひたすら車を走らせ、そっから仕事にゆく、みたいな日々だった。
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時は流るる。
そして、流れた時は、決して元には戻らない。
友よ。

いつまでも濃い水割り:しーなとシュウ北海道ツアー

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8月26日(日)しーシュ北海道ツアー:出発 ---------

飛行機の安い切符を買わんとしたら、なんと朝8時広島空港発、といふのになった。
それに合わせて動く事になり、ワシは始発の電車に。こんなん乗るの初めてだな。まだ暗く、しかし意外に多くの人が乗ってゐて驚く。
空港行きのバスも満員。へ〜、みんな早くから動くんだねぇ。
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フライトは2時間弱。たった2時間弱で、ワシらは北の大地に立ってゐた。電車に乗るところから数えても、東京に行くのとあんまり差がない。むしろ鳥取や長門に行く方が時間がかかる。利便ってなんなのだらうか?。

新千歳空港で、コーディネーターの佐藤さつきさんと合流。けふから壱週間、彼女のコーディネートで動く事になる。けふのところはライヴはナシ。最終日にご一緒する札幌のハモニカ奏者 千葉ともひささんと合流して、打ち合わせがてら かなりVIPな会場でかなりVIPな晩飯をご馳走になる。

会場にピヤノが置いてあり、「ちょっとなんか・・」といふ話の流れから、急遽しーなとチバで即興セッション(ワシは撮影係)。お店はもちろん、居合わせた他のお客からも謝辞をいただき、思ひがけない「初日」となった、札幌はススキノの夜であった。
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8月27日(月)北海道ツアー初日:札幌 Brillia /中嶋サンペイ---------

朝、さつきさんのお導きで、「行列のできるスープカレー」を喰ひに行く。
開店前から行かぬと絶対に並ぶハメになる、との事で、行列に並ぶことを世界のなにより嫌うしーシュ、それに従う。

オープン30分前に到着したが、たしかにその頃からずんずん人が集まって来て、オープンと同時に店内は満席に。ホー。しかしてその内容たるや、確かに並んで喰ふ価値はあるスープカリーであった。3人でケツの穴まで汗をかきながら(未確認)完食。

さて、正式に「初日」となる今宵のライヴ。
前回の北海道ツアーでウチらを見た、札幌のギタリスト中嶋サンペイさんと、奥様の保子さんがブッキングしてくれた、ワシらには初見の札幌のお店。
オーナーはベーシストで、サンペイさんと一緒にバンドを演ってゐるさうだ。かかってゐるBGMもセンス良く、ちぃさいお店ながら機材は本格的。良いかんぢである。

このサンペイさんの歌とギターが、また良かった。サビのある歌声にグルーヴィなギター。センス良い選曲。この日はアコギのソロステージだったが、いつもは電気でギンギン、なのださう。それも見てみたいなぁ。
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初めて目見える対バンが素晴らしい、といふのは、とても嬉しいもので、ワシらも熱が入る。年齢層高めのお客さん、初めての方も多いが、皆さんとても楽しさうに聴いてくれており、さらに熱が入る。良きライヴ。
最後にくらいサンペイさんとセッション出来ればなを良かったのだが、まぁそれは次回の楽しみ、にしておこう。

ススキノ、の名前は、北海道に来る前から知ってゐた。なんとなく想像してゐたやうなヤバげなかんぢは無く、極めてまっとうなかんぢの繁華街。先入観はよろしくないね。

8月28日(火)北海道ツアー二日目:小樽ボートカフェ「艀(はしけ)」/雷神古俣solo--------

小樽へ。
去年の北海道ツアーではスルーしてしまったが、その前年に独自ルートで来た小樽に再び。あの時はフレットレスベースの戸谷 肇氏の導きで、だった。そのトタニさんの縁で知り合った「魂の歌うたい&ギタリスト」雷神古俣氏がけふをセッティングしてくれた。

縁がえにしを読んでゐる。5回目の北海道。

昼の間、小樽の街を適当に観光しながら、けふの会場であるボートカフェ「艀」を探すも見つからず。現地案内や客引きの兄さんに尋ねるとあっさり教えてはくれるが、「この先」と云はれるその「先」が全然見えない。どーやら中心部からは離れたところにあるやうだ。
改めて訪ね直すことにして宿へ。

ワシらが軽く昼寝をしてゐる間、さつきさんが営業活動をしてくれたやうで、起きてロビーに行くと既にCDが売れ、サインを求められる事態に(笑)。

この宿がまた奇縁といふかなんといふか、この日の宿泊客の中にワシらを含めて3組広島からの旅人がゐた、といふスゴい偶然。オモロいこともあるもんだ。

さてライヴ。
見つけ出した会場「艀」は、ホンマに艀で、運河に浮いてゐる。いわゆる「小樽の」「あの」「運河」からはだいぶ遠く、これはテキトーに探したんでは見つからんな、との思ひ。

日頃からカフェと音楽スタヂヲを兼業してあり、わりとちゃんとした音響設備も整ってゐて、もっとこぢんまりしたもの、と思ってゐたワシらには嬉しい誤算。雷神古俣氏の友人知人を中心としたスタッフ関係者の動きも気合が入っており、素晴らしい。
他にも、前回の小樽で共演した鍵盤弾きの高橋麻衣子さんが鍵盤を提供してくれたり、道民のホスピタリティの高さを、今回強く感じた。
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古俣さんのステージを見るのは2014年以来。
強面のルックスとマッチョな肉体から繰り出される全身全霊のギターパフォーマンスは相変わらず素晴らしい。そして随所に滲み出る善人オーラも相変わらず。スタッフの人々を「俺の兄弟分です」と紹介してくれたり、本当に誠実な人なのである。

古俣さんは小樽で活動する老舗ロックバンド「スターレスNEO」のギタリストとしても名を馳せており、なんとこのスターレスNEO、今年で結成40年を迎えるのださうな!。ひぇ〜!しーシュの15年なんぞ、まだまだだねぇ。

良きライヴだった。
ワシらを気に入ってくれた「艀」のオーナーが、FMおたるでしーシュを流してくれる事にもなり、北海道 徐々に点と点が結ばれつつある事に、感謝。
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日の暮れた小樽の街は静まり返り、人も車もほとんどいない。タクシーを拾わんとすが全く通り掛からず、困ってゐたらコンビニの店員さんが『呼んであげますよ』と云ってくれ、ことなきを得た。

8月29日(水)オフ---------

朝、宿のロビィで上述の広島からの旅人3組が盛り上がる。
一人はトゥクトゥク(タイの代名詞的軽自動車)で旅して来た、といふ、40代くらいの青年。
もう1組は、本土から車中泊しながらやって来た、といふ5人家族。

これにさらに、東京からヒッチハイクで来たといふ学生さんと、ナニやら訳ありっぽいひとり旅の爺さんが加わり、なんかえらい話に花が咲く。いや〜オモロいものですね、と。

ちなみに宿の名は「ゲストハウス:和の風」。
一階はふる〜い銭湯。駅や中心街からは少し離れてゐるが、たいへん良い宿。皆に知ってほしいが、ぢつはあまり知って欲しくない、といふフクザツな思ひを抱かせる、ゲストハウス系ではベストに感じる宿であった。次回も小樽ではここに泊まりたいな。

けふはライヴはなし。
来道以降、づっと一緒に動いてくれてゐるさつきさんに、明日から一緒に動いてくれるスタッフが合流し、けふは岩見沢の温泉施設「なごみ」に併設するコテージを丸ごと借りての「合宿」。

バーベQと相成り、さうなると当然ワシは「火の守り」となるわな。見事な炭火を熾し、肉を焼いてみせた。・・・が、なんせみんな高齢(ワシが最年少)なので、あんまり食わない。ほとんどしーシュが食ってたな。
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併設する温泉に入れるさうで、そはありがたい、と夜道を行く。他の泊り客はおらず、夜ともなるともぅ「原初の闇」。しかもここは本州ではない。猛獣のヒグマが生息する北海道!。さすがに少しビビるワシであった。
幼少期に見たトラウマ映画「グリズリー」を思ひ出さぬやうにして温泉に入り、帰り、寝る。
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8月30日(木)北海道ツアー四日目:岩見沢 そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター/山田 稔 ---------

中心部に行けば、結構な街である岩見沢。
けふはその中心街にある「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」といふ施設でのライヴ。

前回の岩見沢でも協力してくれた、美唄のシンガーソングライター、山田稔さんに、今回も対バンと音響をお願いしてのイベント。稔さんとは豊田勇造さんとのつながりもあり、お互いに『よろしくお伝えください〜』といふ楽しさ。
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ライヴ前にはひとり街をぶらぶら歩いたり、コインランドリーに行ったりして、岩見沢を身体に馴染ませる。
かうすると、今自分が北海道にゐる、といふ実感が薄くなり、フとその事実を思ひ出しては不思議な感覚に包まれるのだ、それがイイ。

雨模様にも関わらず、開演時間にはほぼ満員。まづは稔さんから。
前回の共演時には、どちいかてぇと静謐で、強い「夜」や「青」を感じさせるパフォーマンスだった稔さん。けふは少し趣が変わり、よりロックぽいアプローチ。相変わらずの色気を感じさせる楽曲群が素晴らしい。

前回、稔さんの前で拙曲『美唄』を披露したとき「自分の住んでる地名が入った曲とかご当地ソングぽくてイヤだな、と思ったんだけどシュウさんの『美唄』は旅人視線から語られた祈りの歌だった。シュウさん誤解してごめんね〜」といふ嬉しい感想をいただいたものだが、それをMCネタにして、さらに会場がナゴんだ。
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満場のお客さんからも喝采の、良きライヴ。
稔さん、ありがとうざいました。

けふと明日は夕張の「師匠」、皆川祐爾さんのご自宅を拠点とさせていただく。ので、スタッフ全員で夕張へ移動。昨日のバーべQで余った食材を使って、の打ち上げ。

8月31日(金)北海道ツアー五日目:夕張ファイヴペニーズ/小山信行、皆川祐爾 ---------

「師匠」宅での目覚め。

来るたびに思ふ「夕張」といふ街の軌跡。財政が破綻する、といふ事の意味を実感として理解する。これがいつどこの街でも起こる可能性もある、といふ現実。そして、それが「日本」といふ「国家」であるのかもしれぬ、といふ危惧。
財政が破綻した街がどうなるか、をワシらはここに来るたびに知らされる。

だが、さうは云っても、ここにはここでちゃんと人々の営みはあり、老人もゐれば若者もゐる。そして、その中の幾人かは決して絶望などしてゐない、といふ事実もワシらは知ってゐる。
一朝一夕にナニかが劇的に変わることはなくとも、変化を信じて動き続ける人々を、ワシはちゃんと知っておきたい。

夕張唯一のライヴ・スポット「ファイヴペニーズ」。
けふのお客さんは見事に「メンズ」ばかりで、女性スタッフのさつきさんと石川ムツミさん、にしーなさんの3人だけが女性、といふ快挙(?)。『メンズサービス」せなイカンですね』といふMCに笑い。

音作りが難しいハコだが、ライヴハウスPA経験のある小山さんと共にあーでもないこーでもない、と奮闘した結果、なんとか良きライヴが演れたやうである。

厳しい時流の中にあるこの街に、なんとか頑張ってゐてほしい、といふ気持ちは強い。縁が続く限り、この街に歌いに来たいと思ってゐる。どうか、みなさん、お元気で。
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9月1日(土)北海道ツアー千秋楽:札幌ファッジ/千葉智寿 ---------

再び、大都会札幌へ!。

北海道に来たらここで演らぬ訳にはいかん、札幌はファッジ。が しかし、ここも「老朽化による建て替え」といふ現実の前に、この場所でのライヴは、けふが最後となるのだ。オーナーのみやこママこと原崎美也子さんも、次の移転先を選びきれてない、といふ話。

「そぅそぅ今の場所より良いところがあるとも思へない」とのことで、まぁ確かに、ねぇ。

初日に綿密な打ち合わせ(?)と即興ライヴを演った、ハープの千葉智寿さんと再合流。千葉さんとみやこママは40年来の親友なのださうで、思ひもひとしをであらう。けふはファッジのしーシュ・ラストを華々しく盛り上げて行かん。

みやこママは、ワシらの音楽とパフォーマンスを大変に気に入ってくれており、本当に親身に押してくれる。けふも開演前に自らステージに立ち、移転に伴う心情と、ワシらへの想ひを語ってくれた。ありがとう みやこママ。
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その思ひを受け、渾身のパフォーマンス。
千葉さんとのコラボもチカラが入り、北海道千秋楽にふさわしい、良きライヴとなった。
惜しむらくは去年のファッジで実現した、この3人にもぅ一人、ハンマーダルシマーの小松崎健さんを交えて、4人での「小世界音楽紀行」の第二弾が実現できなんだこと。

みやこママが、もっと素敵な「第二のファッジ」を立ち上げてくれる日を待ちながら、そこでもぅ一度「小世界音楽紀行」ができることを祈りながら、現ファッジ最後のしーシュのステージを終わろうと思ふ。

千葉さん、みやこママ、ありがとうございました。

9月2日(日)北海道ツアー:帰広 --------

北海道ツアーのシメは、やはりバーベQ(笑)。
さつきさんの尽力により、しーシュ、さつき、千葉さん、みやこママ、小山さん、の6人での昼宴会が実現。

けふに限って暑すぎるやうな よぅ晴れた空の下、北海道の過ぎ行く夏の最後の1日を過ごした。
けふも例によってワシが最年少、といふ布陣であったが、みな子供のやうにはしゃぎ、語り、遊んだ。
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北の大地で、このやうな安らいだ楽しい時間が持てることに、心から感謝。

元はと云へば、最初のファッジライヴで出会ったさつきさん、その元は松坂でお会いした千葉さん、さらにその元は「音もダチ」の頭領富安秀行さん、その縁の連なりを想ひ、ますます感謝の日々なのである。

このえにしのつながりを持って、今は広島に帰らう。
そしてまた、この北の大地にも帰って来やう。

夜景を見下ろしながら飛ぶ飛行機の中で、今回もまた強く、さう思った。

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遠くまで響く笑い声/しーなとシュウ盛夏ツアー2018

*今回の旅日記は実験的に記録のみでお届けしてみます。
決してめんどくさいわけではない。決して。けっして!

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7月14日(土)盛夏ツアー初日:京都 祇園祭(前入り)---------

京都への前入り
猛暑の京都は祇園祭の宵々山
コーちゃんこと中村浩一氏とのリハ
中村家との前打ち上げ
夜中に、京都で仕事を終えたヴィヲロンの黒田かなでが来訪
思ひがけぬ邂逅に話がはずむ

7月15日(日)盛夏ツアー二日目:京都 町屋cafe まつはデイライヴ ---------

ライヴ初日 町屋を改装したカフェ「まつは」
町屋でライヴす、といふ夢が叶う
苦戦してゐる、と聞いてゐた集客も、危険を感ずる酷暑にもかかわらず、満員御礼。コーちゃんに感謝
演者もお客さんも暑いライヴ
やはり、しーシュと京都は相性が良い。それがこちらの勝手な思ひ込みでない事を祈る
夕方には終了
名残惜しいが、ここもまた(集合の早い)明日のライヴのために名古屋へ向かう
バスでの移動を試みるも予約で満席にて断念。JR在来線で名古屋へ
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7月16日(月/祝)盛夏ツアー三日目:名古屋 BLカフェ『唄うたい2018』 ---------

出演者多数にて早い集合。名古屋今池はBLカフェ
イベントが減った今、本当に久しぶりに会うツアーミュージシャン仲間たち
一時期は、広島のミュージシャンより頻繁に顔を合わせてゐたものだが・・・
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けふは全8組の出演。かういふ場所では必ず「浮く」しーシュ
「浮き」を楽しみながらのステージ。30分で7曲を完遂。ハモニカの今野邦彦をゲストに迎えて
出演者全員でのフィナーレではベースを担当
打ち上げはなぜか四川料理。明日も名古屋だし、演目がしーシュではないので、遠慮なく飲み倒す
後半記憶ナシ

7月17日(火)ぱんぱかトリオ盛夏の名古屋:名古屋bar ストレガ ---------

けふのみしーシュではなく、ぱんぱかトリオのベース弾きとしての壱日
さういふ心の余裕からゆんべはなかなか飲み過ぎた
その中でおぼろげに約束した「朝飯」のため、昨日の打ち上げメンツで再集合
まだ午前中からビール、ピンガ、鶏の丸焼き、ピザ・・etc etc・・・
終わらぬ宴会を尻目にストレガへ。現地でカワちゃんと合流。リハ→打ち合わせ
開演時間には満員の会場
乗ってるカワちゃん。サポートを楽しむしーシュ。噛み合って来たトリオである
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朋友ゴスカルこと今野地塩、もとオルカ団の相棒鎌田麻実、新旧のそれぞれのファン来訪が嬉しい
終演後、カワちゃんは広島へ、ワシらは別の街へRIMG4794.jpg


7月18日(水)オフ ---------

今回の旅は、前入りやオフ日など組み込み、割とゆったり
けふは友人宅に押しかけ、ゆっくりさせてもらふ
外は相変わらず 危険を感ずる暑さ。ので、観光などは断念。ひたすら室内に篭り、まだ日も高いうちから飲む
おいしぃ料理と酒でもてなしてくれる友人に感謝
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7月19日(木)盛夏ツアー五日目:大阪 心斎橋パーカホリック --------

一宿一飯のお礼に、友人夫妻に朝食を拵える
けふのライヴを見に来てくれる、といふ彼らとともに 大阪へ
今年初頭 大雪の北陸ツアーで一緒したパーカスのヤマダベンと、去年やはり夏の大阪で一緒したケーナの山田さとし
ふたりのヤマダとしーシュで演る大阪
あえて綿密なリハはせず、ふたりには『思ひのままに入るも入らぬも自由』とだけ告げる
本当にそのやうに進んだライヴとなった
それぞれに、演った事のある曲 ない曲、ワシらはお構いなしにやり続け、彼らは自在に出入りす
素晴らしい対応力と咀嚼力。良いライヴとなった
ただ、演奏巧者との手加減抜きのぶつかり合いにより、近年稀に見る疲労感。これもまたよし
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7月20日(金)盛夏ツアー六日目:大阪なんばエストゥディオ・フラメンコ --------

昨日の4人で連投
けふは彼らのコネクションによるフラメンコ・スタヂヲでのライヴ
彼らは本格的なフラメンコにも絡んでゐる
たっぷりの時間をとってリハ
お客さんはほぼ全員 フラメンコの関係者で、しーシュの音楽は初
あえて「えせ」感を前面に押し出したライヴを構成。昨日に引き続くふたりのヤマダの熱演
出演者全員による最後のセッションでは、昨日と逆にさとしに振られた無茶振り(初聞で参加)に対応できず
自分の実力不足を痛感。こんなことではダメだね
けふの企画をしてくれ、機材も提供してくれたさとしと、富山からやって来てくれたベンちゃんに感謝
日々暑く、食欲が湧かぬ。が、喰はねばバテるので、日々 無理にでも食ってゐる
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7月21日(土)盛夏ツアー七日目:広島 芸北 正直村『山の音楽会/前夜祭』 ---------

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広島へ!
帰りはするが、旅が終わったわけではなく、一旦帰宅したのち、すぐにまた出発
新幹線の中で、いかにもカロリーの高さうな弁当を食して、残り二日に挑む
昼過ぎに帰宅。女房と少し話をしたらすぐにツアー車「ぐっち」を駆って出動。芸北を目指す
約2時間で現地へ着。夕暮れが進む中、Honeysを中心としたチームyuujinが企画してくれた前夜祭ライヴ
PAのチェックも兼ねながら、色々な曲をつらつら演り、Honeysとのコラボも
日が沈む頃、前打ち上げに発展
飲みながら喰ひながら、ではあるが、それぞれ明日のリハを進めたり、進行を確認しあったり
「大人の文化祭」の様相。ワシはその片隅でギターを弾きながら
京都、大阪、名古屋の暑さからは、想像もつかぬほど涼しい、芸北の夜

7月22日(日)盛夏ツアー最終日:広島 芸北 正直村「山の音楽祭/本祭」---------

「やまおん」の本番
地元の高校生バンドから、大人たちの趣味アンサンブル、昭和歌謡の熱唱やらも含めた本当の「文化祭」
かういふ野外のイベントにありがちな「スピリチュアルさ」が全くない、素晴らしく心地よい文化との距離感
その中の「プロ枠」としてしーシュ
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『バンドを愛する高校生たちにぜひ何か』と云はれて、「びしゃもん台」「月の裏の約束」を演る
その後別枠でも時間をいただき、てっちゃん(小川哲弘)のパーカスを加えたトリオ・だ・しーシュ、Honeysとの全面合体も含めたステージ
イベントの盛り上げに一役買えたのなら嬉しい
終演後は焚き火を囲み、なんやかんやといつまでも喋る打ち上げ。昨日よりさらに気温低く、寒い
ブヨに噛まれたらしく、足の数カ所が死ぬほど痒い
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私が代わりませう/2018年初夏関東ツアー

6月2日(土)横浜元町アースリーパラダイス:しーなとシュウ・ワンマン--------

初夏の横浜へ。

暑くも寒くもなく、良い気候だ。
今回、ヒコーキの時間が早く、会場入りまでの待ち時間が長いので、いつもはライヴ翌日に行く中華街に先に寄り、行先の友への土産などを買う。横浜はツアーの最終日、といふケースが多く、ここで買う土産が帰宅した広島での晩飯になるのがデフォルトだったが、今回はさうも行かず・・・。

いつもながら「おかえりなさい〜」と迎えてくれる元町アスパラ。
だが、このやりとりもこれが最後かも・・・、我らしーシュ関東の重要な拠点であるこの店も、いま「移転問題」のさ中にあり、少なくとも現住所でのしーシュのライヴは、けふで最後になる、といふ。

心して良きライヴを。

時間にはお客さんは満員。けふは特にトピックもなく、ただひたすらオリジナル・・・、ここの常連の皆さんが好きでゐてくれる数々の曲を、できるだけ沢山、丁寧に演奏し、粛々と歌った。
アンコールが2度も来る盛況。
その後、居残ったお客さんを前にしての「エキストラ・ライヴ」も。

思へばりぶさん高田エージさんとのつながりの中で、アスパラのマスター宮さんと知り合い、『是非ウチでも』との事で、知り合いもいない横浜に来て、それからワンマンでも会場がいっぱいになるほどまで、この店に馴染んだ我らだった。この店で「同出演者による2デイズ」を演った演者は我々だけ、なのださうだ。
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移転による閉店、なので、きっといつかまた宮さんの元に、けふと同じお客さんが集うライヴがある事だらう。その日を心より楽しみにしながら、今はこの中華街のはずれにある、好ましいお店と、そこの仲間たちに、しばしのお別れを。
アディオス・アミーゴ。
本当にありがとうございました。

6月3日(日)東京 築地ブルームード:地下室の会20th アニバーサリィ ---------

こないだ広島でも出た「地下室の会:全国大会」の東京編。
当初我々はここだけの出演を打診されてゐた。まづ「築地」といふのに軽く驚く。築地にライヴハウスがある、といふのも新鮮な驚きだった。しかも「築地市場」の目と鼻の先に・・・。

けふは地下室〜にふさはしく、ヴェテランからフレッシュまで、東京で活躍するプロのベーシストが繚乱す。
ベーシストだけ羅列すると、吉岡満則前田jimmy久史和佐田達彦TAK斎藤イゴール・サーヴァドラ・ヴァレンズェラ(from Chile)、高橋ゲタ夫(敬称略)。
付随する他パートのミュージシャンも、精鋭であることは云はずもがな。

けふも素晴らしいライヴが繰り広げられた。
ワシらは2番手。
いろんなところに出て、いろんな経験をして、もぅあまり「緊張」をしなくなったワシだが、この地下室〜ライヴだけは、やはり今でも緊張する。けふも日頃せぬやうなミスを多発してしまひ、やれやれ・・といふかんぢ。

まぁ、ウチの「売り」である『男女の声で不条理オリジナルを精緻なアレンジと合致するグルーヴで聴かせる』といふ部分はアッピールできたやうで、急遽 明後日のFMラヂヲ番組への出演を依頼された。

ラストは、ゲタ夫さんの呼びかけで全員がステージに上がり、大セッション。これ意外と珍しく、といふか、地下室〜のライヴではぢつは初めての事。いつものラストはベーシストがステージに揃ってご挨拶、でシメ、となるのだが・・・。

3本のベースをみんなが使い回しながら、セッションが回る。みんな弾きまくりのハシャぎまくりでみんな楽しさう。ワシは今回唯一のフレットレス奏者だったが、ワシのヴァネッサもみんなで回したりして、いつまで続くんか?といふ盛り上がりとなった。

今回、チリからの参加イゴール氏の8弦ベースがトピック。真ん中4本が通常ベース弦で、上に二本(CとF)、下に二本(BとF#)が追加され、チョイと弾かせてもらったが、もはやフツーのフィンガリングでは対応できぬ代物。
弦も特注ださうで、本人の写真まで入ったセットを見せられて『はぁ〜』となる。チリでは有名な音楽家なんださうな。してこのバケモノのやうなベース、分解してリュックサイズのカバンに入れて運べるんだと!。
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このやり方で普通のフレットレス作ってもらへんだらうか?。有名にならなダメか?。

あと、前田さん、和佐田さん、斎藤さんの3ベースグループのフロントとして参加してゐた、サックスの前田サラさん。
ちょりん、としたおとなし目の美形女性が、一度サックスを持ってステージに上がると、おっさんベーシスト3人を圧倒するおっさん的ブロゥでブィブィとグルーヴを引っ張る様は圧巻!であった。東京の裾野の広さを感じた一夜であった。
7be68e59a8bf3b381cf9cb7b37108a6a-770x1155.jpg 前田サラ

6月4日(月)オフ:銀ブラ ---------

ゆんべ、ライヴを終えて帰る道すがら、築地市場がもぅ動き始めてゐるのを見た。
22時には、もぅ「翌日の流通」が始まるのだ。日本の経済はここから動き始めてゐるのだ。政治家などが動かしてゐる訳ではないのだ。

な訳で、オフのけふは築地〜銀座〜新橋、を観光。椎名誠の小説やエッセイで何度も触れられ、また多くの歌謡曲の舞台として描かれた いにしえのお江戸繁華街。なかでも、長年の憧れであったビヤホール「銀座ライオン(本店)」や、おぢさんの聖地「新橋ガード下」でイッパイ呑れたのは最高だった。

オトナの街、といふ印象 深し。人は多くともうるさくない。
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6月5日(火)下北沢ブルームーン:しーなVSシュウ --------

先日の築地ライヴにて、もと爆風スランプのベーシスト、和佐田達彦さんにスカウトしていただき、急遽ラヂヲ出演することになった。ので、渋谷まで行く。

昨日の銀座の真逆を行く渋谷の喧騒。喧騒、っていふかもぅ「騒音」やな。騒音の街。ノイズの街。
その真っ只中にある、いわゆるサテライト・スタヂヲにて、「竹内藍のAi Tube」といふ番組にゲスト出演。もぅひとかたのゲスト、キーボーディストの遠山無門さんと、フツーのラヂヲ番組と比ぶればだいぶシブい、といふかツゥな出演者を招いてのトークを売りとする番組。

パーソナリティの竹内藍さんと、和佐田さんの軽妙な導きにより、軽妙にトーク。和佐田さんがワシらを見たときの感想など述べられ、身にあまるやうなお褒めをいただいて感動。まぁ放送中にどんだけ反応があったか分からんが 楽しい経験をさせていただきました。
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あ、アーカイブスが2週間後からこちらで見れるさうですよ(ちなみにまだです)。

さて、ワシらは下北沢へ。
目指す会場はおなじみブルームーンなれど、けふのワシらは対バン同士。さう、ライヴァル対決企画「しーなVSシュウ」である。以前、広島で一度開催して、あまりのガチぶりに一瞬会場が「引いた」といふ伝説の企画。

まぁそれはさておき、ブルームーンではもぅ何度もソロを演ってゐるワシに対し、しーなさんは初めて・・・、てゆーかお江戸でソロを演る、といふこと自体が初めてらしく、周囲の期待は高まる。

ワシはいつものベース弾き語りに加え、小店長 角辻順子ちゃんのギターを借りての二刀流で。
この借りたギターがトラブルの対処に繋がったのはなんの兆候か?。

一曲目、いつものやうに即興で練り上げた音像に徐々に音を重ね、クライマックスに向けて盛り上がってゆかんとするまさにそのとき、「ブっ」とベースの音が消えたのである。おわ!?と思ったが、歌を止めぬままアレコレ原因を探る。歌を止めぬまま探ったがどーにもならんやうなので、歌を止めぬままそのままギターに持ち替えて残りを歌いきった。その対処に場内は大ウケであったが、ワシにしては不本意以外ナニでもなく、「ん〜〜〜〜〜」の世界。

しかし、ギターを借りておいて(しかもタマタマトラブった曲と同じ調弦にしてゐた)よかった、といふのが如何にもワシらしくて、これまた「ん〜〜〜〜〜」の世界。ツアー終わった今も、あのときの断線の原因は分からず。

その後、しーなさんのソロ。
オリジナルは勿論、スタンダードやシャンソン、カンツォーネに昭和歌謡、はては正統派声楽曲まで、流石のレパートリィの幅広さを見せつけ、場内を唸らせる。これでピヤノがグランドかアップライトであらば、けふのワシは霞んでゐたであらう。お見事!な 相方の初お江戸ソロであった。

最後はしーシュで3曲。これはもぅ安定の。
てらしましんごとひでこ夫妻が来てくれてゐたので、おそらくしんごには分かってくれるであらうMAGMAへのリスペクトを込め、「クリヴォ・ホロ」を演った。

終わってみると、良いライヴだった。
会場でギターを借りる、といふのはこれまでなかなか盲点であり、かうすれば手ぶらで旅ができるのだ、と。ので、8月に決まってゐるソロ東京行脚は手ぶらで来て歌うことにす。

終演後は、その8月のライヴで一緒する鍵盤のちなみんこと滝ちなみ女史と、作曲につひて語り合う。
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6月6日(水)吉祥寺シルバーエレファント:吉祥寺夜会 --------

さて初夏のお江戸ツアー千秋楽。

2002年、プログレッシヴ・ポップ・トリオ「オルカ団」を率いて、初めて上京したとき、ここに来たのだ、の吉祥寺は老舗ライヴハウス「シルバー・エレファント」。
かつて国内プログレの殿堂、と呼ばれたこのハコには、その後の東京行脚で何度もお世話になった。
・・が、音楽性がロック系から遠ざかり、会場もライヴハウスからカフェなどに推移して・・・。調べてみたら、最後に出演したのは2010年の夏だった。

それ以来のシルエレ。
先代社長の娘さんであるところの、現オーナー幸恵さん(カワイイ)とも、ホンマに久しぶりの再会。
「お元気さうで」「シュウさんも」といふ会話が嬉しい。

今回、ワシらが立ち上げた企画として、高満洋子&上原ユカリ裕Duoと2マンで演らせていただき、「吉祥寺夜会」と名付けた。シリーズ化して行ければ良いな、との思ひを込めて・・・。
意外なことに、長く東京で活動してゐるヨーコもユカリさんも、シルエレは初めてなんだとか。ハコを紹介する意味でも、けふは結構重要な初日、といふことになる。

だが、様々なタイミングが悪い方に傾き、「この日は行けぬ」といふ人が重なってしまひ、正直、集客はシビアなものとなってしまった。無念。

それでも、ライヴの内容はなかなかのもので、ヨーコ&ユカリも、シルエレの音響と「気」の良さにご満悦。さう、ここはプログレ云々を抜きにしても、たいへん良いライヴハウスなのだ。スタッフも、若いがキビキビしてゐて動きに無駄なく、決めるべきところはピシっと決めてくれる。
まごうことなき、老舗の名に恥じぬ名店であった。

是非、シリーズ化して継続して、ゆくゆくはここを満員に!と、皆で盛り上がった。

個人的には、8年ぶりの感慨、だいぶ深し。
思へば遠くへ来たもんだ、が、まだ出発地点が見えたまま、といふのも、これまた・・・・。
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6月7日(木)帰広 ---------

広島へ向かう飛行機の時間は夕方。なので、昨日の4人で半日遊ぶ。
天気良く空気もさはやかで風が涼しい。
缶ビール買って、歩きながら飲みながら、完全な「ダメ中年クァルテット」となって、街を徘徊した。

ヨーコ、ユカリさん、ありがとう。
ふたりとも、けふはこの後 移動の予定があって、広島へ帰るワシらも含め、みんな旅だね、と笑う。

日が長くなり、夕暮れの中を飛ぶ飛行機から、富士山が見えた。

6月8日(金)--------

東京ツアーをしてゐる間に、遠方の旧友である石川晃くんの訃報が入った。

深い交友があった訳ではないが、たいへん素晴らしいギタリストと認識しており、大阪はなんばのプラセボといふ店のマスターであり、なにより2008年のメキシコツアーを、共に旅した同士でもある男だった。
そのメキシコツアーの壮行会ライヴを行ったのが、他でもない吉祥寺はシルエレであり、その共時性に強い縁を感じ、悲しみに拍車をかける。

メキシコ原野をゆく夜行バスの中で、拙曲「 Dance」最初の断片をMDヲークマンに吹き込んだとき、前の席に座ってゐたのが石川くんだったのだ。

享年41歳ださう。
心よりご冥福をお祈りします。

6月9日(土)安芸高田市 高宮ろぐはうす:居酒屋椎修 高宮編 --------

すすむしーシュ。

恒例となった高宮ろぐはうすへの出張。
以前も書いたが、正式な住所もなく、看板もないこの場所。だが、「高宮のろぐ」と云へば「あぁアレね」と誰もがわかるといふ(笑)、あのろぐに今年も帰って来た。
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地元のスタッフの会場準備と並んで、ワシらも料理の仕込み。
仕込みの合間にサウンドチェックして、の作業にも慣れたもん。ワシらってよぅやるよねぇ、とかしーなさんと笑いながらの準備も楽しい。
ただまぁ、まだ旅帰りから二日も経ってない訳で、正直疲れてゐるのは否めない。
以前にもこのイベントで、低血糖のやうな状態になってしまったしーなさんは、慎重に水分栄養を補給しながら・・。
ワシは呑気に、空き時間は日光浴したり・・・(天気よし)。

アレコレやってゐるうちにお客さんが集まり始め、料理もわらわら注文が入る。
けふのワシは「揚げたこ焼き」と「シュウ麺」と「バラ寿司の具」を担当、たこ焼きとバラ寿司は作り置きができるが、シュウ麺はオンデマンド。最初のお客さんが「おいしい!」と云った途端にドガっと注文が殺到し、以後ワシは鍋振りっぱなし。20人ぶん用意した麺が、あっと云ふ間に売り切れた。ありがたいことで。

その後、オープニングアクトとして、しーなさんの生徒であるこの地の鍵盤弾き「ミドリ&アイ」がピヤノ連弾で幕を開けてくれた。ふたりともえらいこと緊張してらしたが、しーなさんも交えていい雰囲気に会場をナゴませてくれた。

けふの主役(?)は、高宮のカっちゃんこと中村克久で、ワシと同い年の彼はもぅしーシュの大ファンであり、ワシらに良くしてくれるこの町の人々のなかでも、とりわけワシらに良くしてくれるパーソンのひとり。
彼と、彼の周りの仲間たちの会話は、それだけで楽しく、なんかのコメディを観てゐるかのやう。
けふは特に、カっちゃんが自ら主催を買って出てくれた事もあり、周りのサポートも皆でカっちゃんを盛り上げやうと画策する。
34984854_1795104577235135_2836697161658269696_n.jpg カっちゃんとワシ

その企みの全てがとても楽しく、よくかういふコミュニティにワシらを巻き込んでくれた、と感謝もひとしを。

思へば、元高宮高校の教師である平原先生の導きで、安芸高田市に来るやうになり、そこから繋がった縁で吉田町での年例ワンマン、ろぐはうす、湖畔のコンサート、果ては小学校でのライヴ(タマタマ誕生日だったので学童全員でのバースデイソングのプレゼント付き)まで・・。

孤独なデュオ、などと云ってはバチが当たる、本当に好ましい人たちとのご縁である。
心より感謝。
けふも良いライヴだった。

6月10日(日)オリエンタルホテル:ラウンヂしーシュ --------

疲労蓄積(笑)。
が、けふで、関東ツアーから続く一連のライヴの日々が一旦終了す。シメの壱日。
オリエンタルホテル営業デイだ。

ユンケルを吞んで会場入りしてみると、1st時間帯は貸切でステージなし、2ndから、といふ事だった。あらら・・・?
連絡は受けておらなんだが、まぁせっかくなので、と片付けを急ぐ店員さんを尻目にリハをさせていただく。

一連のライヴディのシメが、前回みたいな居酒屋状態だったら嫌だなぁ・・、と思ってゐたが、けふは常連Hさんご夫妻をはじめ、たいへんしっかり聴き入ってくれるお客さんばかりで、まるでライヴのやうに演れた。
嬉しいねぇ。かういふ演奏ができると、自分らの疲れもフっとぶのだ。

けふで一連のライヴが終わった、といふ事を聞いてHさんご夫妻、『ぢゃあ飲もう!』と云って下さり、またご相伴にあずかる。

善き人たちとのご縁で、演奏して暮らす、といふ人生が送れてゐる。
感謝の気持ちは、やはり音楽で示すしかない。
それが我らの人生なのだ。

挫けるわけにはいかない。

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