旅日記:月夜の散歩をしないかね(しーなとシュウ2018新春ツアー)

1月6日(土)豊川市フォーク酒場 街-----------

新春のツアーに出発。
初めての北陸を含む、11日間にわたるけっこう長めの旅である。

まづ目指すは愛知県は豊川。
昨日 新幹線の予約切符を見て、出発の時間がえらいこと早いのに気付いたが、まぁ大阪も京都も名古屋もすっ飛ばして、の豊川なのだから、時間はかかって当然ですな(全部新幹線で行けばそらぁ速いのぁ分かってゐるよ)

朝の8時に広島を出て、夕方16時過ぎて豊川に着。
「街」は去年の3月以来。ほぼ壱年ぶりの来訪となった。ここは毎回、隣接する喫茶店の常連軍団が大挙して駆けつけてくれ、また仕切りのMちゃんの熱心な広報活動により、事前にソールドアウトの報告が。
嬉しい。心して演らねばね。

時間には本当に店内いっぱいのお客さんが。
王道ラインナップを中心にカヴァーも含めて全20曲。たっぷりお届けしました。
「フォーク酒場」の冠を擁してゐる店でフォークを歌わん訳には行くまい、とワシがギター(借り物)で弾き語ったさだまさしの「案山子」では場内ハモりの渦で楽しい。

「街」のとがりマスターはフォークだけでなく、60〜70年代ロックもどっぷり通って来られたクチらしく、打ち上げではその辺の話も。なるほどしーシュの音楽を気に入ってくれる方々には、かういふ共通項があるのだな、と。初日、良いライヴでスタートを切れた豊川の夜。
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1月7日(日)刈谷市サンダンス『新春 音もダチショウ』-------

刈谷に移動。
富安秀行座長率いる「音もダチ」の面々は、昨日浜名湖のWATSに集結して壱本演って来ており、けふはそのキャラバン二日目。ワシらはそこに途中参加する事になる。

直前に富安さん本人が病欠、といふ事に相成り、仕切りを「アニキ」高田エージさんが任される事になってゐるさうな。最近、わりと病気づいてゐる富安座長。心配ではあるが、残ったメンバーでイベントを盛り上げるべく、こころ一つに頑張るのだ。

けふは、高田エージを筆頭に、杉原テツ、末松よしみつ、今野邦彦、清水明日香、じぶこん、ナップルタップル(敬称略)、とワシらしーシュが出演。この中ではナップル〜だけが初顔合わせ。あとはみんな顔馴染みの仲間たちである。

ワシらはピヤノとベースの職人として、他のメンバーに駆り出される事多数。結局、クニヒコとナップル〜以外の全ての出演者をサポートし、ほとんどステージの上にゐた。しーシュ本体のライヴでも ループの使用をやめ、ゲストを迎えてみたり、と よりイベントちっくに演ってみた。

かういふイベントならではの楽しみ方、てのがある。けふはそれが出来た喜びが大きい。
出演者が多い割にだれも押さず、きっちり時間通りに終演するのも、この面子の特徴。みんなプロフェッショナルだ。

年の始めに、会いたかった人たちと全部会えた、といふかんぢのイベントだった。
楽しい壱日だった。
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1月8日(月)名古屋りとるびれっじ『居酒屋椎修 名古屋編』-------

刈谷から名古屋は近い。
が、
けふは居酒屋の仕込みもせねばならぬので、早めに名古屋入りして支度せん。

前回、好評だった居酒屋椎修名古屋編の新年版。調子に乗って企画した第二弾だが、今回 事前の告知にあまり反応がなく、「ん〜〜〜」と思ひながら、まぁ為すべきことをちゃんと為しながら準備。
新年早々の企画、といふは年明けを跨ぐだけに、告知が難しい。お店とちゃんと連携が取れてないとコケる、といふ事を何度か経験してゐるが、それでもまぁ、我らにとっては「第二の故郷」とも云へる名古屋。そこそこのお客さんは集まってくれて、なんとかライヴのテイを為すことはできた、かな?。

ライヴの方は、居酒屋の形式に倣ってエプロン&前掛け付きで。
けふもカヴァーあり、ソロコーナーあり、でたっぷりと。ワシはけふも「案山子」を唄う。やはり場内ハモの渦(笑)。

やはり集客は芳しくなく、用意した食材は余った。
我々は明日もここで、マスター谷口幸至朗さんの生誕祝い企画に出演する事になってゐる。
ちょうど良いので、明日もこの居酒屋形式でやってはどうか?との意見。あぁなるほど。それはオモロさうだ、と我らも合意。明日は「調理場を任される」といふ事になった。
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1月9日(火)名古屋りとるびれっじ 谷口幸至朗生誕祭--------

上述のやうな事になり、我々は日中、不足した食材の追加買い出しやら、大須観音への初詣やら・・。
しかし広島もさうだったが、名古屋でも野菜が高いのにはまいる。物価の優等生であるはずのきのこ類まで高い。しめぢひと株で¥250。白菜に至っては1/4株で¥400!!!。どないなっとンねん?て話しだ。これ、一株丸々だったら¥1000オーヴァーって事か?。ありえぬ。

しかしまー、やすい素材でおぃしぃ料理を、てのぁ料理人の腕の見せ所。そこはキチンと。

けふは幸至朗さんの記念イベントなので、日頃はしーシュのライヴには来ぬやうな人も来ており、それは良い。ワシらはしーシュでひとワクと、幸至朗さん&しーシュでひとワク。それから本当に久しぶりにWet Backのメンバーとしてひとワクステージに立つ事ができた。ギターの鈴木拓洋さんは不在だったが、ドラムの本多taco坊さんとは、4年ぶりくらいの共演。楽しかったなぁ。

お客さんの中にも、WetBackの2013年作「ジパング」以来、初めてワシらが参加した生のライヴを観た人がゐて、CDの通りのが聴けて嬉しかった、と云ってくださる方多数。嬉しい。

昨日に続き 料理もよく出て、結局二日間で準備した食材を全部消費する、といふ優秀な結果に。よかったよかった。
ワシらは二日間、ステージにいない時にはづっと厨房にゐる、といふ形だったが、ここの厨房は広くてとても使いやすい。

・・・てワシらはミュージシャンなのよね?(笑)。

1月10日(水)関市 ロックンロールカフェ---------

名古屋を離れ、関へ。旅も折り返しである。

唄う行商人 富安秀行さんとの旅で紹介してもらひ、地の人々に気に入ってもらひ、ご縁の続く関。
長良川鉄道に乗り、会場のロックンロールカフェ最寄り駅「富加」に降り立つと、ロクカフェ・マスター福田 裕治さんがお出迎え。駅まで遠い会場までを、車で迎えに来てくださった。
いままで名前も知らなかった街に、しーシュを待ってくれてゐる人が多くゐる、といふのは、なんとも不思議でありがたい事だ、と心底思ふ。

ふたりとも若干、体調を崩しかけてゐて、けふが割と「正念場」のやうに思ふ。
相変わらず演りやすい会場なのでリハはバッチリ。けふもギターを借りて「案山子」を演る事にす。
んで、けふは久しぶりに「寸劇」付きで「星をめぐる旅」を演った。この街の、どことなくロマンティクなかんぢに合うやうな気がしたので・・・。

ロマンティク、と云へば、ひらがな51音を詩節の頭にひとつづつ使った迷曲「ロマンティック・ラストワルツ51」も披露。終曲後の会場のどよめきが素晴らしい。

会場は満員。初めてのお客さんも多く、友人知人にたくさん声をかけてくれたこの地ご縁の人々に、心より感謝。
今夜の宿も、犬山市の名士、喫茶店「ふぅ」のマスター小川アキラさんが、自室の小部屋をいくつか提供してくださり、送り迎えまで。

ひとの縁に支えられて旅をしてゐる、といふ感慨ひとしを、の関の夜であった。
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1月11日(木)移動日:岐阜から富山へ--------

今回、結構長めのツアーなのだが、ライヴのない日はけふのみ。
とは云へ、けふはいよいよ我ら初 北陸への到達を目指さんければならず、近くはない道のりをガタゴト電車に揺られる壱日。

車窓に写る景色が、山をひとつ越えるごとに雪模様になってゆく姿は、あぁ雪国に向かってゐるのだな、との思ひを募らせる。やがて彼方に『立山連峰』が見えて来た時の感動たるや!。

今朝がた、富山で我らを待つパーカッションのヤマダベンから写真付きで「今朝の富山」といふメッセーヂが送られて来ており、それには猛吹雪の画像が写ってゐた。我らが富山に着いた時には雪は降ってはおらなんだが、よく見ると電信柱や生垣に「真横から」雪が付着してゐる。こは吹雪がすごかった証拠であらう。

夕方、ベンちゃんと合流し、リハに入る。
ベンちゃんとしーなさんはけふが初対面だが、しーなさんはナニやら初夢にベンちゃんが出て来たらしく、その話ですでに盛り上がってゐる。まぁ分かってはゐるが、なにも問題ない邂逅であらう。

ベンちゃん、こちらが送っておいた音源を完璧にマスターしてくれており、曲合わせ一発目からもぅチリバツ!な出来。素晴らしい。明日からのライヴが楽しみだ。
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して、リハ終えて外に出てみると、猛吹雪である。横殴りの雪、そのものの状況。「さすが富山やねぇ」と云ふと、「富山はフツーこんなに降らない」さうで、どーやらワシらはスゴい時に来てしまったやうだ。

1月12日(金)上越市ラ・ソネ:しーシュ&ヤマダベン--------

ゆんべの雪などから鑑みて、けふは早めに上越に向かった方が良いかも、といふ事になり、午前11時には富山を出発。
普段、富山〜上越は、まぁ3時間程度で行けるさうだが、大事には大事をとって・・・。

だが、これが思ひもよらぬ展開となる。

出発して壱時間くらいは快調に高速道路を進んでゐた。
が、糸魚川にかかるあたりから雪模様となり、これが結構シャレにならぬくらい降って来た。高速道路が通行止になる前に降りやう、とその辺から国道8号線に移動(事実、このすぐ後に北陸自動車道は次々と閉鎖されることになる)。

ここもはじめは割と快調に走ってゐたが、あるポイントからまっっっったく動かなくなった。
文字通り「1ミリも」動かぬ渋滞・・・もはや「停滞」とも云へる絶望的な立ち往生が始まった。

こは、封鎖された高速道路を走ってゐた大型のトラックやトレーラーなどが、国道に降りてくるしかなく、しかしそこも吹き付ける雪がどんどん路面状態を悪くしてゆき、さらに迂回路のない片側一車線の国道のあちこちで、これらの大型車がスタックを始めてしまったのが理由。

全く動かぬ停滞の帯の中で、ただただ時間だけが過ぎてゆく(上述の渋滞の理由も、後になって分かったこと。只中にあっては、何故このやうな事になってゐるのか全くわからない)。
。会場入り時間を過ぎ、開場時間を過ぎ、開演時間も過ぎる。もはやライヴを敢行するかせぬかではなく、我らが五体満足でこの停滞地獄から脱出できるかどうか?が課題となって来た。

新潟に在住の朋友ゴスカルこと今野地塩に情報を求め、彼の助言に従って富山に向かって帰る行動を始めてみる。この時点ですでに車に閉じ込められる事10時間経過。ウチはまだ3人乗ってゐるので、交代で休んだり、コンビニのトイレに駆け込んだり出来るが、これ女性一人が運転してたりしてたら・・・・。

さらにウチは、幸いにも出発時にガソリンを満タンにしてゐたので問題はなかったが・・・・。

富山に向かって帰り始め(る行動を起こし)ても、状況はあまり変わらず。なんせ至る所で大型車がスタックしてゐるのだから、道路が開くわけがない。警察も道路公団も対応が遅く、ただただピクリとも動かぬ停滞がひたすら続く。

結局、その日、ワシらは午前11時に富山を出発し、17時間をかけて上越に辿り着けず、ライヴも落とし、かと云って帰る事もできず、翌日の朝4時に、よぅやく富山市内に帰ってこれた。
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決して甘く見てゐた訳ではなかったのだが、想像を上回る自然の猛威に、我らは為すすべがない。
雪といふものの恐ろしさよ。

1月13日(土)富山市 村門:しーシュ&ヤマダベン-------

やれやれ、との思ひで昼頃起床。
昨日のアレは全国ニュゥスに流れてゐたらしく、各地から無事を確認するメールやメッセーヂが届く。
友よ、我らは無事です。

けふも雪模様の壱日だが、けふのライヴは富山市内。馴染みある人たちも、よく出演してゐる名店「村門」。
ベンちゃんと「いゃいゃ昨日は・・」などと云ひながら会場入り。なんせ「あの」苦境を乗り越えた3人。昨日壱日で絆は深まった!と云っても過言ではない。体調はほぼ最悪だが、やるぞ〜〜〜。

先行の夫婦デュオ マツバラーズのさはやかでポップなパフォーマンスに感化され、ワシらはのっけからぐぃぐぃ飛ばす。ベンちゃんも2曲めから参加。以後最後までづっとトリオで演奏した。音響もよく、出来も良かったのだが、どぅした事かステージの途中から急に声が出なくなり、まったく歌えなくなる。

後で聞けばしーなさんもヤバかったさうで、こはどぅやら数台のエヤコン吹き出し口が、何故かステージの方を向いてゐて、その乾燥した熱風を浴びながら歌ってゐたせいであらう、と推測。体調が万全ならば、その程度のことが身体に障ることもなかったらうが、なんせ昨日のけふだ。モロにダメージが出てしまったやうだ。

すこし残念なライヴとなってしまった。
だが、この雪の中、集まってくれたお客さんにはたいそう好評だったやうで、CDが売れまくる。
ベンちゃんの好演のおかげでもある。昨日からけふ、ワシらをこの地に呼び、車を出し、段取り、企画を進めてくれた素晴らしいパーカッショニスト。

ありがとう ベンちゃん。IMG_2779.jpg

1月14日(日)飛騨古川リトルビレッジJr:しーシュ&ヤマダベン--------

けふはよく晴れてゐる富山。
ツアーも最終日。おなじみの飛騨古川に向かう。

当初の予定ではベンちゃんの車で行こう、といふ事だったが、なんせ先日の渋滞の恐怖がまだ色濃く残っており、万が一にも万が一を鑑み、ワシらだけでも電車で先に古川入りする事に。

古川も雪深い地域(本来、富山も上越もそれほどまでには降らない地域らしく、むしろ飛騨古川の方が豪雪地帯なのださう)で、山々や田畑は深く雪を抱いてゐる。だがなんせ天気が良いので、美しさが勝る。
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けふのライヴは「料理付き」なので、その仕込みや準備のため、早くから古川を右往左往。ビレッジの厨房にこもって仕込みをしてゐるうちに、無事ベンちゃんも到着。よーし、けふはトリオの千秋楽だ。

前回のここのライヴは「広島のデカい牡蠣が食へるぞ」といふ謳い文句に集まった人も少なからずゐたが、今回はしーシュを聴きたい人だけが集まってくれたかんぢ。反応は静かだが、食い入るやうに聴くお客さんに、ベンちゃんを紹介する絶好の機会となった。

大変よいライヴ。
千秋楽にふさはしい、素晴らしいライヴとなった。
昨日の富山で急に不調となった喉も、けふは問題なし。昨日のはなんだったのか?と思ふくらい調子よく歌いきれて満足。

ベンちゃんのプレイも大好評。
思いっきり口の悪い(根は人情家)頭首カツカツさんこと川端克彦さんも、エラいことベンちゃんを気に入ってゐる様子。よかったよかった。

料理も好評。音楽も賞賛をもって迎えられ、よぅやくこの地にしーシュの種が実を結んできたな、といふかんじ。
打ち上げも楽しく、長く、いろんなことがあったこの旅(初日の豊川など、半年前のことのやうにも思へる)のラストを、ここで迎えられた事に、改めて感謝。
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みなさん、ありがとう。
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旅日記:のら犬にさえなれなくても(しーなとシュウ晩秋ツアー)

11月17日(金)名古屋ストレガ/ぱんぱかトリオ初日----

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零時ちょい過ぎに迎えに来たカワちゃんの車で、一路名古屋を目指す夜通しの旅。
日頃は23時には寝てしまふワシに、果たしてそんな過酷な旅が出来るのかいな?との思ひはあったが、3人で交代交代運転しながら・・・・。
しーなさんが担当した区間で、いきなり高速道路が通行止めとなり、下道に回される、といふアクシデントがあったが、その後は順調に・。
どの辺だったのだらうかねぇ?。前方の空が薄紫から朱色に変化してゆく夜明けが、すごく綺麗だった。

朝のラッシュと重なる時間帯で、名古屋市内に着。うどんを喰ひ、カワちゃんよしみの宿で仮眠。
ここで、カワちゃんがなんと 今回の売り物である新作CDを、しーなさんがなんと 帰りの新幹線チケットを、それぞれ忘れて来たことが発覚(笑)←それぞれ「裏技」を使って無事対処。

これで、ワシもなんかやらかしてゐたら、それぁそれなりに楽しかったが、それはナシ。日頃はたいへん粗忽者なワシだが、旅に出るときは割とピリっとしてゐるのだ・・・・。

けふのライヴはワンマン、しかも名古屋はそれぞれにそれぞれの馴染み、と云ふこともあり、三人三様のソロコーナーも設け、ツタンカーメンずも演ったりして、バラエティ豊かに。お客さんは多くはなかったけど、和やかに盛り上がる良いライヴ。初日としてはなかなかの出来であった。

今回のツアー、個人的には「少食」をテーマに、と決めており、ライヴ後の食事も漬物とか豆腐とか、そんなものを。
このテーマ、どこまで守りきれるでせうかー?。

11月18日(土)辻堂BAY134/ぱんぱかトリオ二日目----

けふも移動距離は長いよー。
雨の中、再び高速道路に乗り、東を目指してひた走る。目指すは神奈川県 藤沢市は辻堂。
ワシらはもちろん、藤沢に懇意なカワちゃんも初めての場所。

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ツアー車の中って、特にすることはなく、仲良しの子供同士でもないし、で、それほど会話が弾むわけでもない。
まぁくだらん「しりとり」とかして運転手の気が紛れるやうに気を使いながら、の旅となる。
若いもん同士でこの状態が何日か続けば、訳もなく険悪になったりもするが、ワシらえぇ大人なのでそんな事もなく、ただただ、くだらぬ話をしながら・・・。

辻堂は、都会の中の田舎、といふかんぢで、いぃかんぢの飲み屋小路とかがいっぱいある。
昨日もさうだったが、ぱんぱかトリオでライヴをする限り、ワシ自身はそれほどナーヴァスにならずに済み、本番前でもけっこうカパカパ酒飲んだりして、まぁこれも楽しい。
考へてみれば、久しぶりに「ただのベース弾き」として旅してゐる。
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みーんな初めての土地、といふ事だったが、しーシュのファンの方も近隣から訪ねて来てくれており、少ないながらもライヴそのものはたいへん素晴らしくえぇかんぢに進めることができた。

この日は終演後、みんなで藤沢のコゥちゃん(もとスペイン酒場ロケット・デリ店主)の新店舗を訪ね、激励と打ち上げを兼ねる。「少食」をテーマに、けふもここではパクチーの入った餃子を3ツ4ツいただくのみ、とす。

あ、でも 酒は飲んでまっせ。

11月19日(日)東京 下北沢ブルームーン/ぱんぱかトリオ三日目------

藤沢から東京都内へ。
けふは我らしーシュの「東京ホーム」下北はブルームーンへカワちゃんを連れて行く。

その前に、「なんかオモロい所ないスか?」といふカワちゃんのリクエストに答え、ワシが個人的に大好きな新横浜ラーメン博物館に行く。こげなテーマパークを、カワちゃんがどぅ感じるのか甚だ怪しかったが、かなり感動&感激したやうで、独特のレトロ感を楽しんでくれてゐた。

思ひ出すなぁ・・・。
最初の東京ツアーでメンバーに離脱を告げられ、これから東京に拠点を移さうか、広島で壱からやり直すか、を悩みながら、なぜかこの場所に何度も足を運んだのだ。2002年のさむ〜〜〜〜い1月だった。

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15年が過ぎ、またここに、新しい仲間と共に立ってゐる感慨。

さて下北。けふは友人のてらしましんごが奥方のひでこッチと演ってゐる夫婦デュオ しんごとひでこが対バンの中心。しんひでとカワちゃんは面識済み。このしんごとひでこが、けふはまた「化けて」ゐた。
ワシは7月にもソロで一度対バンしてもらってゐて、その時も「上手くなったなぁ」と思ったもんだが、けふはその感想がさらに向上。なんかトラッド色の強いデュオ、といふ点では、もはや確立されたオリジナリティを持つに至ったのでは?。

自分らでは『町田のバカ夫婦』と名乗り、大ウケしてしてゐたが、ぬーむ、しーシュも敗けておれぬぞ、と。

さてこの日のぱんぱかトリオ。
ブルームーンの音響の良さもカワちゃんをおおぃに盛り上げ、また親密によぅ盛り上がった。カワちゃんにしてみればアウェイに近いかんぢの会場で、よくあそこまで盛り上げたね、といふかんぢ。さすが唄うたいカワムラ。23722499_1577444142334514_1872169033225832909_n.jpg

けふはそのまましんひでと共に町田に行き、彼らン所で一泊お世話になる。ので楽器をしんひでカーに預け、手ブラで小田急線の最終へ。

11月20日(月)東京 浅草橋 立ち飲み酒場ニラカナ/ぱんぱかトリオ------

さーてぱんぱかトリオのメンバーとしての東京行脚は、けふが最終日。

『ここは浅草ではありません』の注意書きがある浅草橋駅の真ん前、去年の1月以来の立ち飲み居酒屋ニラカナである。
¥1000ちょいとで酔える店、としてタウン誌に掲載されたやうで、ここんところなかなか忙しい、とマスターのマサさん。そもそもマサさんとは下北のブルームーンで出会い、「今度、浅草橋で店始めるんですよ〜」「おぉ〜ぢゃあ唄いに行きますよ」みたいな軽いノリで懇意になった仲。

浅草橋はそのブルームーンの小店長こと角辻順子ちゃんと、やはり居酒屋で演ったり、同じくブルムンのマサキさんと飲みに行ったり、とワシにも縁が深い場所でもある。
駅前、てのも流石の売りで、電車待ちのサラリーマンがちょいと一杯ひっかけて・・・といふニッチに最適なお店でもあるやうだ。けふもそのやうなお客さんが数名来られてゐた。

けふのライヴは、完全に自分らでセッティングして演る方式。PAをいぢりながら演る、てのも、ここ数年でだいぶ鍛えられた。いつもはしーシュだが、けふはカワちゃんにもまづまづ満足してもらへる音を作れたのではないかな?。

マサさんはパーカッションの名手でもあり、折角なのでぱんぱかの曲にも参加していただく。数曲でボンゴを叩いてもらったのだが、ワシがちょいと弾き方を変えると、即座に反応してくるあたり、相当の手練れと見た。聞けばもとは吹奏楽のオーケストラでパーカスを担当してゐたさうな。そりゃあ全方位型なわけだ。

今度は是非、「さういふ系」の曲でガッツリ絡んでいただきたいなぁ・・・。
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けふも良いライヴだった。
明日はソロで名古屋のカワちゃんとは、ここでお別れ。とりあへず夜通し走る、といふカワちゃんを見送る。昨日まで3人で交代しながら走ってたので、こっから一人はなかなかキツいだらうな、と思ひつつ、ボン・ボヤーヂュ。
お疲れでした、カワちゃん。

11月21日(火)学芸大前アピア40/聖母たちのラプソディ:しーなとシュウ-----

さぁ!
昨日まではバンドのベース弾き、であったが、けふからはしーシュのシュウだ。
しかも、けふのイベントでは旧友 くどうげんたとも合間見える。ピリっとしたところを見せねばね。

けふから宿を世話になる、お江戸のカワユイ妹分 高満洋子のところにまづ身を寄せ、郵便で送ってゐた旅後半の荷物を受け取る。
そのヨーコと共にバスに乗って学芸大前を目指す。

けふは男女デュオ三組の対バン、といふ事で、いつもここで演ってゐる「風味絶佳」とはまた違ったかんぢに攻める。
ゲンタさんは、これまた旧縁のアコルディヲン弾きオランさんとデュオで出演。オランさん、ほぼ10年近いぶりなんだが、相変わらずのしっとりした良い楽曲群と、鮮やかな楽器さばきに他の女性陣も感動。
いつもはロック系でガンガン叩くゲンタさんも、流石に繊細に効果音を加える。

高満洋子&上原ユカリ裕Duoの進化も素晴らしく、特に今回ユカリさんの歌が多めにフィーチャーされ、その成熟したやさしい歌声に、しーなさんも号泣(笑)。いや〜〜、いづっこの男女デュオもやるのぅ・・・。

男女デュオのハシリ、としては負けてはおれぬ!とばかり、ウチらも頑張った。

良いライヴだったと思ふ。風味絶佳とはまた別個のスタイルとして、次に繋がるイベントに出来たら良いな、と思ふ。このハコの企画に関しては、いつもヨーコに任せっきりなので、それもまたウチらも頑張らねばね、と思ふのである。
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終演後、店の前で皆と別れ、楽器積んだカートを引こずりながら暗い道を遠ざかってゆくゲンタさんの後ろ姿を見て、2008年、共に旅したメキシコツアーの国境越えでも、おなじやうな光景があったな、と笑った。あれから10年が経とうとしてゐるのだな・・・・。

11月22日(水)オフ------

12日間におよぶ今回のツアー中、唯一のオフ日。

日中は ヨーコに頼まれて、自転車が入ってゐた、といふ巨大で堅牢な段ボールを解体したり、散歩したり。100年ぶりに新宿へCD漁りに行ったりもした。

夜は「珍食会」。
しーシュと一緒に世界の珍料理を食べやう、といふ会の4回目。集まりし面子はしーシュ&ヨーコに柏から成沢ヒデトモ兄貴と坂入ヤスヒロ、鎌倉から洋菓子の小川軒社長チュウソンさんの計6人。
これまでに食せしはエチオピア、モルドバ、ウィグル、の各国料理。ここにきて、今回は我が国ニッポンの「珍食」をば。新宿は思い出横丁の老舗「朝起(あさだち)」へ。

豚の子宮や睾丸、カエルやウズラの丸焼き、など、いわゆる「ゲテモノ料理」といふ触れ込みの店だが、それらはたいへん美味くて、むしろフツーに美味しい居酒屋である。ただ、ここの名物らしい「明酎」といふ酒が相当な代物で、あとで聞いたところによると、梅酒と焼酎の混ぜもんであるらしい。

これでワシら全員がベロベロに酔っ払ってしまった。坂入ちゃんなど、店を出るなり居なくなってしまい、何処に行ったんだらう?と・・・(後日、ちゃんと帰宅してゐた事が判明)。
ワシはなにやら酒が身体に合ったやうで、人一倍飲んだ割には、当日も翌日もさほど酷いことにもならなんだ。
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しかしまー、久々に来た新宿。相変わらずカオスな場所である。
しーなさんなどトイレ待ちしてゐるホンの10分くらいの間に、6回は男性に声をかけられたさうだ(笑)。だが、外国人観光客が増えてゐるせいもあり、いわゆる「ヤバい混沌」といふかんぢは薄れてゐる気はす。
まぁワシが歳とっただけかもしれんがネ・・・。

11月23日(木/祝)横浜アースリーパラダイス/しーなとシュウ:アスパラな夜-------

さぁ、ヨーコのところを引き払い、横浜へ。
ハマのホーム「アスパラ」にて、無謀にも今年2回目のしーシュ2デイズ。その初日である。

ぢつはここの常連のお客さん、けふに到るまでのツアー先に、ちょいちょい顔を出してくれており、「レコ発」と銘打つわりに、みんなもぅ買ってくれてゐたりする。ので、けふは割と趣を変え、意外な選曲や意外なカヴァーを取り混ぜて進行してみる事に。

もぅウチを見慣れてゐるお客さんで定刻には満員となり、嬉しい限り。
壱曲目からおぉぃに盛り上がり、意外な選曲も高評価。ここではお馴染みのライヴ・アフター・ライヴも演り、本当に良いライヴとなったのである。
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毎回、云ふてゐるやうに、同会場で2デイズなど 広島でも演った事はなく、それを演らせてくれるアスパラマスターミヤさんには感謝しきれない。そして、毎度足を運んでくれるお客さん!。ホンマに、我らの「宝」なのである。
アスパラ、最高!。

11月24日(金)横浜アースリーパラダイス/杉原式実験室:with しーなとシュウ---------

アスパラ2デイズめのけふは、あの杉原テツさんの企画に乗っかる形で。
テツさんと云へば、エージ&テツてつ100%でのシブくお茶目な歌い手、の他に、下ネタ満載のエンターテイメントでもお馴染み。けふはワシらをどのやうにいぢってくれるのか、を楽しみにしながら、しかしあまりにも内容が茫洋としており、ホンマに大丈夫かな?とも思ふ。

第一幕はトーク、との事だったので、テツさんがウチらを体良く解体してくれるもの、を期待してしーなさんはわざわざシースルー度の高いシャーツを着てゐたが、意外なほどしーなさんへの「そっち系」のいぢりはなく、逆にしーなさんの大胆なツッコミにテツさんが照れる場面もいっぱいあった(笑)。

第二幕、音楽面でのセッションも、意外なほど本格的なものになり、なんとベートーヴェンの第九まで飛び出す始末。この日は打ち合わせもリハもなーんにもなく演った訳だが、まぁウチらもテツさんのエンタメに太刀打ちできた、といふ事にしておこう。
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終演後、しばらくみんなで一緒に飲んだが、今更のやうにしーシュへの素朴な疑問、などが飛び交うも楽しい。

11月25日(土)柏アニマリア/しーなとシュウ-----------

ツアーも残り二つ。
蓄積する疲労は隠せぬが、喉や指は意外なほど調子良い。この調子で、大好きな柏へ!。

去年この地のライヴで、ルンビニといふ(なんと24時間営業してゐる)インド料理店の社長(女性)が来られ、拙曲「くちなわは語った」の歌詞「赤のソーマを飲み干したら」の部分に反応していただき、長きに渡った活動で、そこを指摘してくれたのは社長が初めてだ!、といふ事で感動し、けふはまづそのルンビニを訪ねた。

あいにく社長は所用でご不在だったが、バイキングのインド料理をハラいっぱい喰ってしまった。「少食」のテーマが・・・・(まぁここに到るまでに、すでに中華粥だのハヤシライスだの、振る舞われた大盛り料理は口にしてゐて・・・)

柏と云へば、ナリさんと坂入ちゃん。
この二人とは、こないだの新宿珍食会で会っており、すでに充分旧知の友人感満載。けふは坂入ちゃんともコラボする事になっており、そのリハも含めてあれこれサウンドチェック。

今回のツアーでこの日だけがフライヤもなく、すべてナリさんや坂入ちゃん、お店の口コミに負うところだったが、定刻には満場となり、本当に嬉しい。いつもながら心して、けふは全曲「激し目」のラインナップで構成する。

これがもぅ立ち上がって踊る人が続出する大盛り上がりのライヴとなり、ウチってこんなバンドだったっけ?と錯覚すら起こすやうな・・・。変拍子も骨折系のキメも厭わずに踊りまくるお客さんに、こちらもヒートアップ。素晴らしいライヴとなった。
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しーシュの旅になってから、CDもぱこぱこ売れてゐて、残すところあと壱日で、在庫20。明日のコーディネーター佐藤さつきさん(けふはお客としてご来場)、『明日、これを売り切れにしてみせます』と力強く宣言。

さつきさんを始めとした、ウチらのいわゆる「北海道コネクション」が、現在千葉在住、といふ事で柏につながり、ナリさんとさつきさんがバカ噺に興じてゐる姿は、なんか嬉しい。
毎度、来るたびに好きになる柏だが、こたびも強くさう思った。ナリさん『次は柏で2デイズ演るか?』。

応!。演りませう!。

あ、ルンビニの社長は友達を連れてご来店。「くちなわ〜」を、私のテーマソングにします!と行ってもらへて、ありがたき幸せ〜〜。

11月26日(日)勝田台リバースフロウ/フードバンクちば応援ライヴ:しーなとシュウ------

2週間に渡ったツアーのシメは、初めての場所 勝田台。
同じ千葉県である柏からも、結構時間のかかる場所である。地図で見ると、柏はだいぶ内陸部にあたるが、勝田台はそれよりは海側にある。それでもまだ海側には、習志野市や千葉市、浦安や市原などもあり、やはり千葉って広いな、と。

駅に降り立ってたまげたのは、ものすごい風。
ピザ屋の店員の女の子が、看板持って通行人にアッピールしてゐるのだが、風に煽られて飛んで行きさうになってゐる。
この辺ではわりと当たり前の風景らしい。風の街、なのださうな。

けふはチャリティ・イベント。会場のリバースフロウは割と広いライヴハウス。一説によると「勝田台の武道館」だとか(笑)。ワシらは「プロのゲスト」といふ事で、他の出演者はみんな地元のアマチュア・ミュージシャンだ。

出演まではホテルで待機してゐて下さい、と云はれはしたが、せっかく皆さんで盛り上げやうとしてゐるのだから、ワシらもづっと会場にゐて、お客さんに混じって見てゐた。レベルの高低はあれど皆さん日頃から一生懸命音楽に勤しんでおられるやうで、清々しい。

その気持ちを預かる形で、トリが我ら。
広いステージを広く使ってのパフォーマンスは楽しかった。チャリティには不向きなウチらの曲でも、お客さんはよぅウケ、良く盛り上がった。コール&レスポンスも呼びかけもないしーシュだが、届くものは届くのだ。ありがとう。
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「明日で売り切る」と云ひ切った本日の主催さつきさん。
その言葉通り、ワシのソロ作品を含むしーシュ新旧CD在庫20枚を、打ち上げの時点で完売。これでワシらは全くの「手ブラ」で帰れる事になった。さつきさん、本当にありがとう。

この旅では、結局しーシュのアルバムは、全部で60枚売れた。
各地で買ってくれたお客さん、本当にありがとうございました。

11月27日(月)帰郷(途中下車)-------

さて、広島へ帰ろう。
しーなさんは仕事のため、夕方には広島に居らねばならず、いちをう同行するがワシは途中の福山でひとつ見たいライヴがあったので、ひとり下車する。
同じ新幹線に乗り、途中で一人降りる、てのぁなかなか詩的なかんぢで、これも悪くないね、と。

ライヴの時間まで、たらたら福山の街を歩き、サイゼリヤで格安のワインを飲んだりしながら時間をツブし、ライヴ会場のポレポレへ。

見たかったのはエリ・リャオ・トリオ、といふグループ。
台湾出身NY育ち日本在住のエリ・リャオといふ女の子Voを中心に、ギターとベースで織りなす、多国籍音楽。3人とも典型的な現代の若手実力派、といふ印象。ギタリストが特に強力で、様々なえへくたを使って空間を支配し、またグルーヴが素晴らしい。このトリオにおいてはベース(ウッド)の方がソリストであった。

ステージの進め方やMCなど、どこぞの学生さんか、といふくらい素朴で、それもまた好印象。是非とも息の長い活動を続けてほしいトリオである。

さて、えぇものを見たので、改めて帰ろう。帰りはツマミとビール持って新幹線に・・・と思ったが、めぼしいツマミが売り切れしており、あまりカネもないのでビールだけ買って飲んだら、寒いのと空きっ腹なのとでちょいと気分悪くなっちまったぃ。

長いツアーが終わった。

集客に伸び悩んだところと、爆発的に売れたところ、が混在するツアーだった。難しいところではあるが、自分たちの繋がりの力で音楽の旅を続けやうとする限り、かういふ「波」も避けては通れない。

くじけずに旅を続ける事こそが、やはり旅を成功させる方法なのだ。

続けることが、才能なのだ。

この旅で出会った、すべての人たちは、みんな、喜ぶことの達人だった。

そこに加えてもらったことを、心から感謝したい。

どうもありがとう。
また、この旅のどこかで。

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11月28日(火)---------

旅帰りの日常。

女の子ばっかり5人レッスンが入ってゐる火曜日。けふまたさらに入会希望の女の子あり。
ホー。これで6人、女の子ばかりの生徒、といふ事になる。
世代もバラバラで、考へてみればここまで年齢の違う異性と多く関わる仕事、といふも珍しいものなのではないか、と今更ながら思ふのである。

まぁ、だからなんだ?と云はれればなんでもないが・・・。

11月29日(水)----------

出張ヴォイトレで向原へ。

この晩秋の旅でも、各地で出会う名のある歌うたいが、やはり日々 市井の人々へのヴォイトレなどを生業としてゐる、といふ事を知った。
ヴォイトレねぇ・・・。

ヴォイトレ、と称する「歌唱教室」がいっぱいある。声の基礎などは適当で、楽しく歌って皆ハッピー、みたいな・・。
まぁ、単純に客(生徒)に達成感を与えるにはそれが一番良いし、事実さういふところが「商売」としては成立してゐる。だが、先生の歌い方をそっくり真似てゐるだけ、してそのセンセイもどっかの和製歌手の真似が上手いだけ、声なんぞ出ちゃおらぬし、ハーモニィもなんも分かっておらぬ、みたいな現状も腐る程あり、しかしさういふ所の方が「商売」としては成立してゐる。

まぁ、別にどーでも良いけどょ。

11月30日(木)---------

けふはベースの教室で中年男性を4人。
2週間も旅に出てゐたので当然ではあるが、まぁ「レッスンウィーク」ではある。
良きかな。

若い頃は、まぁ時代も良かった、てのもあるが、週6日レッスンを入れ、それぞれに10人以上の生徒を抱える、みたいなスケヂュールだった。当然、ライヴ活動は地元に限られ、それも単発、ライヴを入れるためにレッスンのスケヂュールを調整して・・みたいな日々だった。

本当のことを云ふと、若い頃こそ旅に出て、いろんな場所で歌い弾き、見聞と交流を広め、年取って落ち着いたら地元に根付いた活動や指導に力を注ぐ活動、をすべきなのだ。
だが、若い頃は自分の生活を確立するのに必死になるので、そこに気づけない。ワシもさうだった。

若く、実力もそこそこあり、結婚もせず、しかしづーっと地元にゐて仕事に精出してる音楽家を、もったいないなぁ、と思ふワシの老婆心もまた、別にどーだって良いけどょ。

旅日記:この頃は友達に手紙ばかりを

9月29日(金)しーシュ週末遠征 吉備路編:府中市Always----------
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流川タンポポ団のたぬきさんに導かれ、しーシュではお初となる府中市への遠征。
2006年の年末に、歌謡歌手 南一誠さんのバックバンドで来た事がある。おーきな体育館かなんかでのコンサートで、ものすごく寒かったなぁ。

今どき「」なほどイモい素朴な学生でひしめくJR福塩線を使っての府中入り。
旅の歌い手の間で、よく耳にしてゐた銘店Always。マスターのくにおさんは自身もシンガーソングライターで、ギター講師。ほとんど全部の楽器を演奏するマルチ・プレイヤーでもあり、楽器の制作や修理もこなし、なをかつ喫茶店としてのAlways経営者兼マスター、といふスーパーマン(笑)。
「いつもお噂は」と云はれ、恐縮です。

OAのなおこさんが、世代的にぢつにえぇかんぢのジャンルを瑞々しく聴かせてくれ、けふのしーシュはちょっと違うかんぢで演らう、と。珍しくラインナップを決めずに、ステージの上でそれぞれが「あ、これ」といふのを、思ひつくままに演って行く、といふライヴ。

ので、カヴァーあり、新曲あり、クラいのから明るいのまで、まぁとっ散らかった感は否めぬなれど、のんびりした良いライヴが出来た。かういふライヴもできるやうになったねしーシュ。

終演後には、以前この近くでのイベントでお会いした、コルネット吹きのモーリーさんと話し込む。トラムペットとコルネットの相違、その好みや可能性の話など、かなりマニアックな話で盛り上がる。

9月30日(土)しーシュ週末遠征 吉備路編:岡山MO:GLA---------

久しぶりの岡山へ!。

広島の隣県、とは云へども、イザ往くとなればなかなか遠い岡山。今回は、奈良の朋友ノレンニゥー・デ・オッシからご縁を頂いて以来のMO:GLA。2年半ぶりの来訪となるが、マスターのサンジさんや息子のヨシキさんには、近隣のイベントで何度か会っており、いや〜不義理をしておりました、と・・(笑)。

けふの共演は、これもやはりお噂はかねがね・・・の「アノアとペロ」。
ウチと同じく男女デュオなれど、エンターテイメント性抜群のステージは、ウチとの「陰と陽」で、逆に演りやすい。

けふ驚きだったのは、OAを引き受けてくれた「三本ノック」といふユニットのベーシストが、10年前にソロで岡山で演った時の対バンを努めてくれたバンドのベーシスト、ナンシーさん(男性/日本人)であったこと!。ぢつは会場入りしてサンジさんととりとめなく話ししてゐるうちに、『10年ぐらいまえに一人で岡山に来て云々・・』みたいな話をしてゐたばかり。その時の人と、かうして再会できるとは!。

この三本ノック、のステージがまた良かった。サックス、ギター、ベース、ドラムスの編成で、全員が歌うバンド。友達になった「カマキリ夫人(ベース二本の男女デュオ)と云ひ、岡山ってオモロいバンドが多いなぁ・・。

ウチはたいへんウチらしいライヴを展開。
客席から「ディープやねぇ!」「もっとディープなのを!」と声がかかり、いい雰囲気で進めた。前回ここで演ったライヴが、あんまりえぇかんぢに出来なんだのを払拭する出来だった。

トリのアノペロも素晴らしい。ドラムスとピヤノ、といふ特異な編成なれど、演奏技術が高く、押し付けの少ないノリノリ音楽で、お客さんも大盛り上がり。いや〜、良いイベントだったねぇ。

打ち上げには、上述カマキリ夫人のミジーさんがわざわざ顔を出してくれ、旧交を温めあった。ナイスな岡山の夜。
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10月1日(日)しーシュ週末遠征 吉備路編:玉野市ムジーク/with 高満洋子---------

お江戸の「妹分」高満洋子の導きで、彼女の故郷である玉野市でライヴ。

玉野・・・、正直まったく知らなんだが、調べてみれば、ここの渋川動物園てところにゐる「アブー」といふゾウガメが脱走した、といふニュゥスがあった(笑)。これがミステリィといふかなんといふか、ゾウガメ自身の力では行けないやうな場所で保護された、とかいふオチがあるやうで、その真相やいかに・・・?。
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行ってみて分かった玉野市。造船の街らしく、海に面し、港がいっぱいあり、住人のほとんどがその関連の仕事に就いてゐる、といふ、広島で云ふと「呉市」のやうなかんぢ。全国の地方都市の例に漏れず、過疎化が進みつつあるやうだが、港町独特のなんとも云へぬ空気感は好きだ。

その地に唯一ジャズの生演奏が聴ける店、として存在するムジーク。
ヨーコも馴染みのお店のやうで、ヨーコ自身、自分の故郷に仲の良い歌い手を招ける事が嬉しさうだ。でもけふのフライヤにしーなさんと一緒に写ってゐるのは・・・・・

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まぁさういふ事はタマにある。しーシュの写真はしーなさんが美しく写ってゐればそれで良いのだ。

ライヴにはヨーコの親族コネクションを中心にした、年齢層やや高めのお客さんがいっぱい。ならば、とウチらはお得意の昭和歌謡ナンバーも取り入れ、昨日一昨日とはまた違ったライヴを展開。昨日も見に来てくれてゐた元弟子の朝井ゆうじ(だいふく/おとーさん)も、「きのうと全く違ったラインナップでしたねぇ」と感心するほどの変わりっぷり。

まぁ、さういふ小器用さ、が、ウチの長所であり、短所でもあるんだけどねぇ・・・。

ウチラらバックを努めてヨーコに「秋桜」を歌ってもらったり、ヨーコの歌を全員でハモったり、コラボもいっぱい演り、ぢつにいいライヴだった。
此処んところ、ヨーコとよく絡めるのが楽しい。夏には2回も旅先で一緒になってゐるし、11月も東京でランデヴーだ。
けふも色々手調理やら持ち込んで来てくれており、それをツマミながら楽しく打ち上げた。

ゆうじの云ふやうに、この三日間は、全部違うかんぢでステージを構成した。
その全てが、だいたい狙ったやうに行き、演奏や歌の調子も含めて、総じてたいへん出来の良いツアーとなった。

そのやうなユニットになれたのなら、嬉しい。
岡山のナンシーさんのやうに、10年ぶりにタマタマ出会う、なんて局面で、お互いに「相変わらず元気に旺盛に演ってゐる」と思へ、また自身でも「これが今のワシです」と胸を張れる活動が出来てゐるのは、なによりもありがたい事である。

迷いはあれど、進もう。


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旅日記:枯れ葉散る夕暮れは(しーなとシュウ初秋ツアー)

*旅先でのライヴの様子はSNSで実況的に公表されておりますので、ここでは趣を変えてライヴ以外の主観を中心に書いてみますね*

9月2日(土)大阪 関目:我らの家--------------
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初秋ツアー始まる。

ツイこないだ来たばかりの気がする・・・てゆーかホンマに来たばかりの関目・我らの家。
思ひ返してみると4月に来た時もしーシュではなく、しーなさんのソロ、といふ名目だったので、しーシュとしてここで歌うのは、ぢつに八ヶ月ぶり!。ここのお客さんは他のいろんな場所のライヴにも足を運んでくれるし、なによりマスターのゴンスケさんと、女将のミヨさんとはしょっちゅう会ってるし、で、全然久しぶりの気がしない。

毎度、大して宣伝するまでもなく予約で満席になる、といふ我らの家。今回もこないだのワシのソロからいくらも空いてないのに、ソールドアウトなのださう。ありがたい。
思へば2013年の5月、初めて訪れたこの店(前店舗)でのリハ中に『親父の危篤』の連絡が入り、まぁそれも仕方なし、との思ひを抱えて演ったライヴでものすごい反響を得て、それ以来の「関目通ひ」が続いてゐる。

関目はいわゆる「文教地区」でもあり、他の、どこか猥雑で混沌とした「大阪っぽい」場所と、すこ〜〜〜〜し趣が異なる。戦前の古民家もふんだんに残っており、聞けばここはやはり戦災を免れ、梅田や天満で被災した人たちが逃げてくる土地、であった様子。

ちょいと裏道に入れば迷路のやうな路地があり、ぐねぐね回ってどこに出るのやら・・、みたいなかんぢ。インドっぽくもある。創業50年、とかいふ中華料理屋や喫茶店(カフェではない)や、駄菓子屋だが夜には飲み屋になる、みたいな店もあり、ここはここなりにやはり「ディープ大阪」なのである。

また「人」が良いのだ、この辺は。
駅の近くでちょっとメモを片手にキョロキョロしてたら、すぐに「何してンの?」「なに探してはるン?」と声をかけられる(笑)。楽しい街、関目。

9月3日(日)京都 先斗町:Room335/共演:オイワカモリ+1---------
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京都へ。
ここ数年、年末は必ず京都に来てゐるし、友人も多く存在し、馴染みが深い気がする街。

会場のRoom335がある先斗町(ぽんとちょう)は、まぁ「作られた」感は満載なれど、京都の「らしさ」を凝縮したテーマパーク的なところ。何年か前、ジャズのバンドのツアーでたまたま来て、その時の同伴は男(後輩)だったので、『なんでこんなかんぢの良い場所を男二人で散策せねばならんのだ』と、たいへん身勝手な難癖をつけた場所だ。

その後しーシュでたびたび来るやうになり、この通りを美女と歩く、といふ願いは叶えられ、まぁ叶ってみればフツーの観光客向けの場所である、といふ気がしてこれもまた身勝手な・・。

そしてRoom335は、しーなさんがツアーに参加して、初めて「雑魚寝(居候)の旅」を経験したツアーで立ち寄った店でもある。
すでに懐かしいが、あれは6年前のことらしひ。
この街にも、しーシュを知ってくれる人が増えた。ありがたいことです。

誤解を恐れずに云へば、ワシは京都の人たちの持つ、軽い毒を含んだユーモアが大好きだ。現地人に云はせると「イケズ」といふ事になるらしひのだが、そのイケズ感が、ワシの心には心地好い。

9月4日(月)オフ:移動日----------------

昔はオフがあると、当地の観光や名所を巡ったり、など・・・もともとせぬ方だった。
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が、最近は少しく余裕も出て、まぁ近隣くらいなら、チョコっと観光でも、といふ気にはなる。
だがあまり美食や、極端に酒に興味がある訳でもなく、名所も見たらすぐに満足する方なので、ホンマに散歩にケが生えた程度。

移動と、明日からの歌や演奏に支障が残らぬ程度の、程よい疲れと怠惰を貪るのが、一番良い。

いやホンマを云ふと、このオフの日こそ、日頃広島にゐる時にやってること・・・・朝は練習して、昼過ぎから軽いトレーニングして、声出しもして・・・みたいにするのが一番エェのは分かってるんだが、やはりオフの日は楽器をケースから出しもせぬ。

せめて、よぅ歩くやうにして、あまり飯を喰ひ過ぎぬやうにする。

9月5日(火)名古屋 今池:りとるびれっじ-----------

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名古屋・・・。

2005年のひとり旅で訪れるまで、その名前以外のなにも知らなかった土地に、かうまで深い縁が繋がったのも、この街で初めて出演したハコが、りとるびれっじだったから、であると思ってゐる。

現・女将のひろみちゃんは、その当時はお客さんだった。
大将・谷口幸至朗さんも、オン年65歳。あの時は今のワシの年齢に近かったのだな、と思ひ、静かに驚く。

その幸至朗さん、なんでも最近割と健康に気を使ってゐるさうで、なんかシャープになった印象。顔色も良く、本当に健康さうだ。けふはサプライズで幸至朗さんの曲を演奏(意外にもしーシュのみで幸至朗さんの曲を演るのは初めて)し、長年の恩に感謝を重ねた。

「お前ら、最初はちぐはぐだったが、ホンマにえぇかんぢになったな」との幸至朗さんの言葉は、たれよりしーなさんが嬉しからう、と思ふ。
まだまだお付き合いいただきたいですよ幸至朗さん。

けふも良いかんぢに満員で、すっかりお客さんが定着した名古屋。その根底にはやはり、冒頭に述べた事があるのだ、と改めて思ふ。奇しくも明日から音響設備を一新するさうで、けふは旧システム最後のライヴ。
また節目に立ち会った感のある、名古屋の夜であった。

9月6日(水)大阪 寝屋川市:ピソンリ:共演 山田さとし、飯塚あかね----------

ツアー千秋楽は、初めての寝屋川。

ゆかり深い笛吹き怪人 山田さとしがブッキングしてくれた、喫茶店でのライヴ。
会場入りの前に、さとし宅を訪れ、この夏に生まれたばかりの和子(わこ)に謁見す。

もぅ一人の共演者として、4年前に滋賀でご一緒した飯塚あかねさんを千林駅前で拾い、会場のピソンリへ。

その4年前の共演時すぐ後に、ブラジルへ移住したあかねさん。今回は一時帰国ださうで、しかし帰国期間中、ほぼ毎日ライヴをやっておられるやうで、元気ですねぇ〜、と。
前回以来、づっとしーシュのことを気にかけてくれており、けふの再会を楽しみにしてくれてゐた様子。

以前よりさらにパワーアップした歌声と、本場仕込みのポルトガル語によるボサノヴァやサンバで、しっかりと会場を巻き込むあかねさん。喋ればコテコテの関西弁で、それがまた楽しいひとだが、必ずしーシュ&さとしをブラジルに呼ぶ!と約束してくれた。
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地球の反対側でこの4人が演れたら、そらぁホンマに素晴らしいことだと思ふ。
実現できる日が来ることを祈ろう。金貯めて待ってなきゃ、ね(笑)。

9月7日(木)帰広-------------

帰る。

久しぶりに青春18切符を使っての、在来線の旅。
ここんところ新幹線を使っての旅も多かったが、乗り換えの迅速さや座席確保の駆け引きなど、まだまだ勘の鈍ってない自分を「良し」と思ふ。時折はかういふハードなこともやんなきゃ、ね。

外はづっと雨模様。
ながいながい電車の行程で、乗って来ては降りて行く人々の流れを、づっと見てゐる。
たれも降りず、たれも乗らぬ駅。
駅前に何もない町。
学校帰りの高校生が大挙してくる時間帯。

そんな中で座席に座り続けてゐる、旅の中年音楽家ふたり。
ワシらはいつまでこんな旅を続けて行く事ができるのかなぁ・・・・。

約5時間ちょいで広島に帰還。
ホンの5時間前には、まだ大阪にゐたのだな、と改めて不思議な日々を思ふ。

旅日記:うぶすな離れて 遍歴の果て

夏のツアー記2017
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7月14日(金)三ケ日WATTS「夏の湖畔の男と女」

夜行バスで名古屋まで→JRで新所原→天竜浜名湖鉄道にて都筑→タクシーで三ケ日WATTSへ。
まぁ長き道のりなのだが、最後のタクシー、これが呼んでも来ぬのに参った。まぁ数が少ない上に範囲が広いんだらうが、ゆぅに30分以上待たされ、よぅやくWATTSに乗り込むことができた。

下宿(けふのライヴ後は出演者、希望者は隣接するコテージに宿泊することになってゐる)の準備をしたりしてゐるうちに、高満洋子、上原ユカリ裕、じぶこんのタケポンとゆぅこりんが順次到着。

共同企画のつもりだったが、なんとなく「企画人」ぽいニッチに収まってしまったしーシュ。その例に倣い、けふはトップの出演とす。とは云へ、他のふた組にも必然的に参加する訳だから、ステージに立ってゐる時間は長いのだ。我ららしいニッチ。

ワシらがトップを務めると、イベントがうまく流れることが多い。けふもそのかんぢで、3組ともなかなか渾身の演奏で、素晴らしかった。
「じぶこん へそ祭り」を終えて間もないワシは、もぅほぼじぶこんにも出ずっぱり。お客さんも多くはなかったけど(だが、あの立地にライヴを観に来てくれる人数、としては上々)、それぞれの演奏と歌をしっかり楽しんでもらへたことと思ふ。

ワシらの出来もGood!。
初日で手応えを感じて、この長いツアーの幸先を思はせる。

打ち上げも最高で、日頃機材の関係で飲めないことの多いユカリさんやじぶこんのふたりが、際限なく酔っ払って行く様は、本当に楽しかった。コテージに移っても宴会は続き、そろそろ寝るか、て頃には浜名湖の東の空がしらしらと明けて来ておった。

で、まぁいちをう寝たのだが、5分もせぬうちにタケポンとお客さんMくんが両サイドでイビキをかきはじめ、これはたまらん、と廊下で寝た。
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7月15日(土)焼津むずりや

日の出から強烈な朝日が直射する浜名湖畔。
そは容赦ない光と熱を部屋にも投げかけ、廊下で寝たのはぢつは正解だった。快眠。

さて、ワシらにとって嬉しい初日が終わり、名残を惜しみつつ、みなそれぞれの地に散ってゆく。

ワシらはお客さんHちゃんに、車で新所原まで送ってもらひ、そっからJRで焼津を目指す。

去年のこの時期、大阪は関目のMiyoGonとのカップリングツアーで初めて訪れた焼津は音楽居酒屋「むずりや」。その一回ですっかりお気に入りの場所となり、是非ともの再訪を願いつつ壱年、思ひ叶っての焼津行であった。
再会する面々も懐かしく、嬉しい。去年まで縁もゆかりもなかった我らを、旧知の友のやうに迎えてくれる人たちに、応える術は良き演奏しかない。

OAを務めてくれたMOGA MOBOのオサレでクールな演奏に触発され、良いかんぢの脱力しーシュ。
のっけから『なんや?!この音楽は?』みたいな空気が会場に流れ、それが次第に興味へと変わり、どんどん前のめりに聴き入り始めるお客さんが嬉しい。

2ステージに分けて、どっちかてーと「攻め系」のラインナップで挑み、見事な感触を掴んだライヴだった。大盛り上がりのお客さん、ありがとう。

ステージが進行しながら、店のメニューにある「かつをの刺身」とか「マグロ切り身」とかが気になってゐたが、終演後には見事に売り切れ。ワシらには残念だったが、お客さんは本当に料理と音楽を楽しんでくれたやうで、もぅそれだけで、ね・・。
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7月16日(日)横浜元町アースリーパラダイス初日

昨日食べれなんだ刺身を、むずりやきよっぺママが「マグロ納豆」に仕上げてくれたのを朝飯に。う・・美味い。飯が何杯でもイケてしまふ。

きよっぺママたちに駅まで送ってもらひ、ハラ一杯こころ一杯で、我らは次の街へ。
けふ向かうは横浜アースリーパラダイス。
さう、しーシュ、地元でもやってない同会場2デイズ。
アスパラの歴史でも初めてだといふ同グループ2デイズ・ワンマン企画だ。

わりと早いうちから『行くよ〜』といふ声をいただいており、しかしワンマン2デイズと来ればさぅさぅ慢心もしておれず、それなりに緊張しながら本番までの時間。

スタート時間には、ありがたくも満員に。
嬉しいなぁホンマに・・・。
珍しいカヴァー曲、とか、色々考へもしたが、けふはもぅウチのオリジナルをホンマに腹一杯聴いていただこう!といふ事にして、本編19曲、アンコール含めて22曲!、全曲オリジナルでたっぷりとお届けしました。

ここのお客さんの特徴として、真剣に聴き入りながらも、演奏中もばしばし写真を撮り、おのおのがSNSにリアルタイムでアップする。臨場感のあるショットが多く、あとで写真を引っ張ってくるのに最適(笑)。

とりあへず2デイズ初日。盛況で終われて安堵。
二日目もこの余波を買って行かん、とす。
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7月17日(月/祝)横浜元町アースリーパラダイス二日目

同じ街で二日続けて、といふ事のメリットは「昼間ゆっくりできる」といふ事だ。しかもこたびは同会場での2デイズ。楽器も機材もアスパラに置いて帰ってゐるし、日中はホンマにのんびりと中華料理食ったり、昼寝したり、洗濯したりして過ごす。
ランドリィでしーなさんとばったり会ったのは、なにかオモロかった。

さて、2デイズの二日目。
けふはガラりと趣を変え、元りぶさんのけんぢまん(g&vo)をゲストに迎え、華々しくお贈りせんとす。

けんぢまんを迎える事になり、「何が演りたいか」を打診したところ、本人から数点 音源が送られてきた。
その音源を聴いて正直驚いた。

けんぢまんはりぶさんのリーダー、作曲家、ギタリストとして名を馳せ、まぁその実力のほどはよく知ってゐたつもりだったが、歌うたい、としての実力を初めて知った、といふかんぢ。

りぶさんとはまた違ったかんぢで歌われる歌の数々は、知ってる曲であっても「これこんな歌だったっけ?」と思ふやうなハマり具合が素晴らしいのだ。
特にワシは、りぶさんの曲の中でも最も好きだった「月明かりの下」をデュオで演る事になってゐて、これが楽しみでやれん。

しかして本番は、けんぢまんのエンターテイメントに、しーなさんのお色気や、ワシの粗野さが混じりこみ、えぇかんぢのライヴとなったやうだ。

けふは自然と、けんぢまんのバックをワシらが支える、といふ形になり、そこはまぁしーシュの職人としての側面として、2デイズの片っぽとしても良い流れとなった。

しーシュだけのコーナーも、昨日と一新したオリジナルで構成し、二日続けて見にきてくれたお客さん(なんと過半数!)も満足してくれた様子。

大丈夫かいな?と心配してゐた横浜2デイズ、温かいお客さんに恵まれ、ひとまづ大成功!と云へる出来となった。本当にありがとう。
その流れでなんとなんと無謀にも11月にまたしてもアスパラ2デイズが決定!。調子に乗りすぎか?しーシュ!(笑)
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7月18日(火)フライト:北海道へ

横浜2デイズを終え、けふはオフ。てゆーか、移動日。
飛行機でどーんと北海道まで飛ぶのだ。

2008年にメキシコへ行ったとき以来の成田空港。
しーシュでは初めて使うが、相変わらず遠いし、アクセス悪いし、無駄に物々しいし、建物はハリボテみたいだし、、、と割と文句ばかり並べながら搭乗手続き。

北海道ツアーのコーディネーター、佐藤さつきさんとここで合流。
こっから先はづっと「トリオ」での旅となる。

新千歳空港に降り立ち、寒いのに驚く。
昨日までは35度超えした、と聞いてゐたが、けふになって急激に気温が下がったんだとか。ワシとしーなさんは慌てて短パンからジーンズに履き替え、さつきさんはバーゲンのカーディガンを買う。

けふのところは宴会・・・ではなく打ち合わせ。
三日後に札幌で共演するハモニカの千葉智寿さん、ハンマーダルシマーの小松崎健さん、両名と合流して綿密に・・。
途中からライヴ会場ファッジの美也子ママも現れ、かくして2017年夏の北海道の夜は更けにけり。
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7月19日(水)岩見沢マヤコーヒー

北海道初日は岩見沢へ。
初めて行く地ではあるが、ワシが作った歌にもある「美唄」のとなり町にあたるらしく、それでは、と「美唄」を練習してきた。

数日前、友人の旅ギタリストTAKEから電話があり、『いま岩見沢に居るんスけど、シュウさん達のフライヤありますよ〜(笑)』と。
それがけふの会場マヤコーヒー。

企画してくれたのは美唄のシンガーソングライター山田稔さん。
稔さんにはアンプやピヤノ、機材まで用意していただき、しかもセッティングを手伝おうとすると「休んでてください」と、なにからなにまで準備してくださった。ありがとうございます。

その稔さんの歌は、しっとりと艶のあるバリトンで、えへくたを多用するオヴェーションの響と相まって、素晴らしく美しい。「夜の音楽」といふかんぢがする唄だ。
正直、このマヤコーヒーの所在する場所は、日が沈むと原初の闇。
生き物の気配すら感じられぬ山の中なのだが、稔さんの歌には明らかに「都会の香り」がする。

そのしっとりを受け継ぐやうに、しーシュ。
おそらくかういふ音楽を聴くのは初めて、であらうお客さんを前に、いつものナンバーを。静かなお客さんではあったが、ライヴが進むごとに惹き込まれて行く様子がわかり、楽しかった。

終演後、こたびベースアンプを貸してくれた若いベーシスト氏と話し込む。彼が興味津々でワシの「カラス」を弾く。「あ、普通のベースなんですね」と云はれ、笑う。

咳き込んでゐるワシ(ぢつはまだ喉の調子が悪い)を気にしてくれたマスターが、「喉に良い」といふ蜂蜜をまるごとプレゼントしてくださった。ありがとうございます!。
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7月20日(木)夕張ファイヴペニーズ

ゆんべのうちに夕張まで来てゐる。
けふから二日間、夕張の重鎮シンガーソングライター皆川 祐爾さんのお宅である「皆川薬局」を拠点に過ごす。

昨日、千葉から小山 信行さんも到着し、合流。皆川さん、さつきさん、小山さん、に地元の協力者たちも含めてけっこうな大人数でわらわら移動するさまは、なかなかに楽しい。

さてけふの会場は、2年ぶり夕張ファイヴ・ペニーズ。
前回、山田稔さんと出会った場所である。
相変わらず、ステージ正面にデカい柱がそびえてゐて、客席からはどーやってもステージ風景が二分されてしまふ。
それを逆手に取り、右側をOAの小山さん、左側をしーシュ、と分け、お客さんには椅子を動かして移動してもらふ、といふ「2ステージ」方式をとる。これはよかった。

盛り上がってたら「シャミーラム」などでお客いぢりでもせん、としたが、昨日に引き続きおとなしいお客さんなので、音楽のみで勝負。
音像がイマイチで演り辛くはあったが、なんとか。

前回、夕張を案内して頂いたとき、「財政が破綻する」といふ事の現状を目の当たりにしたが、2年経った今も、それほど好転してゐるとは云ひがたい。
財政破綻→仕事の激減→地価の高騰→公共料金の高騰→人口の流出、といふ悪循環が、結局「暮らしにくい街」といふ図式を生んでしまってゐる、といふ。

問題は根深い。
だが、これが明日、広島で、あるいは日本で起こる可能性もありうるのだ、といふ事実を知っておかねばなるまい。
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7月21日(金)札幌ファッジ「小世界音楽紀行」

しーシュとしての夏旅も最終日。
静まり返る夕張から、一転して喧騒の札幌へ。

岩見沢、夕張、と過ごし札幌に入ってみると、これが例えば東京や大阪でも同じ印象を持つのだらうな、と思ひ、なるほど都会といふは何処も同じなのだな、との印象。
実際、何度か「えぇと、今ワシらは何処にゐるんだっけ?」と思った。

さて札幌でしーシュ、といへば此処、ファッジである。

北海道入りした初日、綿密な打ち合わせと面通しをしてゐたので、けふは万事スムース。建物が古いゆえに冷房設備のないファッジだが、けふも札幌は涼しくて助かる。ステージ後ろの窓を全開(!)にして、気持ちの良い風を浴びながらのステージ。
・・まぁ暑いんだけどネ

けふは豪華ゲスト、千葉さんと小松崎さんを迎え、もぅ「4人のライヴ」といふかんぢに。ライヴのタイトルも「小世界音楽紀行」として、常時なにかそのやうな流れで進めた。
ウチの演奏も最終日を迎え、ノリに乗ってゐる。
コラボも素晴らしい仕上がりで、このまま全国ツアーに出てもイケるんぢゃないか?といふ出来だった。
てゆーか、けふ壱日で終わらせるには勿体無いやうなコラボだった。

終演後の打ち上げでも、共演者お客さん共々、しーシュへの賛辞がやまない。「こんなユニットは少なくとも北海道にはいない」と云ってもらへ、嬉しい。

これで4年連続で北海道に来る事ができ、その度にファッジで演らせていただき、毎度好評をいただいてゐる。そは素晴らしい縁だと思ふし、やはりその全てはさつきさんとのご縁に追う部分がほとんどだ。

全ての縁に感謝を捧げつつ、しーシュの夏旅が終わろうとしてゐた。
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7月22日(土)フライト:ワシはひとり町田へ

さて、しーシュとしての旅は終わったが、ワシは「残業」男。
けふから4日、東京に滞在してソロのステージをこなす。

札幌から成田へ帰り、千葉へ帰って行くさつきさん&小山さんと別れ、さらに日本橋へ友人との邂逅に向かうしーなさんとも別れ、ワシはひとり町田を目指す。

町田には夫婦デュオ「しんごとひでこ」がゐる。
けふと明日、彼らのところにお世話になりながら、共にライヴをやったり。

成田→町田が思ひのほか遠く(まぁ遠いわな)、結構遅い時間になってしんひで宅に到着。手料理でもてなしてくれる彼らと、あれこれ話しながら、旅の話など。

彼らはワシを「旅人」と呼ぶ。
思へば「旅人」とは、古来かういふ役割を果たしたものではなからうか?。宿を借り、一膳を頂く代わりに、遠方の出来事や知識を伝え、時には絵や詩や歌を残し、・・・・まぁ時にはその地の女性と・・・・・

電脳に支配された現代では、まぁさういふ事はなく、日中の仕事の疲れでウツラウツラするしんご(疲れてるところ付き合ってくれてゐる)とマグマのヴィデヲなんぞ見ながら、遅くまで語り合う。
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7月23日(日)下北沢ブルームーン:ソロ

「居残り」東京初日。
東京、といへば此処に出ぬわけには行かぬ下北沢ブルームーン。

対バンはしんごとひでこ、に、イケマー&ホイホイボーイズ。
ゆかりのふた組が一緒してくれるとは云へ、東京でのソロは久しぶりだ。
けふは特に、ブルームーン店長にして、世界的なプログレッシヴ・ロック・トリオBARAKAのドラマー平石正樹さんと数曲コラボする事になっており、早い時間から下北沢入りす。

日曜日の下北は、若者でぐぢゃぐぢゃ。
かういふ光景の中に身を置くと、初めて東京を訪れた時のことなど思ひ出して「ん〜〜〜」となる。

特に下北は「地下室の会」にて初めてソロを演り、一気に「認められた」感のある場所でもある。しかしあの頃一緒に演った仲間たちの中には、もぅ今や全然会わなくなった人もゐて、それを思ふと長きに渡ってこれを続けてゐる自分をますます「ん〜〜〜〜〜」と感ずるのである。

けふの対バン「しんごとひでこ」は、しんごが手の故障から復帰した初めてのライヴらしひ。久しぶりのライヴといふ事だったが、それを感じさせぬ安定感だった。立派な夫婦デュオになったねぇ。

「イケマー&ホイホイボーイズ」も約一年ぶり。
かつて広島に単身赴任だったイケマーが、その時のエピソードなど色々語ってくれながら、相変わらずオサレで楽しいジャイヴ・ナンバーを聴かせてくれた。

ワシはこの頃テーマにしてゐる「チカラの入らぬソロ」を心がけながら演ってみた。なんか知らんえらいこと歌詞をロストしたのだが、それも含めて「焦らない」「燃えない」「アタフタしない」ソロを。

しんごから「なんかまた次の境地に行きましたね」と云はれた。
ならば嬉しい。
正樹さんがパーカッションを加えてくれたのも、それに一役買ってくれた。今後、同じ編成で演ったら、もっと軽々と歌えるやうにさらに力が抜けるといいな。

さう、リチャード・シンクレアのやうに。
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7月24日(月)オフ:リハ

二日間お世話になったしんひで宅を旅立つ。
ホンマに好きに寛がせて頂いた。二人には感謝の言葉以外ない。
町田駅まで見送ってくれ、改札前で握手と再会の約束を交わし、ワシは次の町へ、彼らは彼らの日常へ帰ってゆく。

ん〜〜〜〜〜〜〜。

さてワシは明日の共演者 鈴木亜紀ちゃんと合流。
亜紀ちゃんと一緒に音を出すのは、2014年1月以来、となる。
その間、ライヴを観に行ったり、偶然会ったりはしたが、去年は結局一度も会えなんだので、まぁお久しぶりである。

しかし、いろいろな幸運が重なって友人のやうな付き合いをさせてもらひ、共演も数回してゐるが、元はと云へばワシの方が彼女のファンであった訳で、そは改めて考へるまでもなく、素晴らしくありがたい事なのである。

明日はその亜紀ちゃんのマンスリー企画に、ゲストとしておぢゃまする形になる。けふはそのリハ。
単なる客演ではなく、全体に大きく絡み、ソロもあり、デュオもあり、といふ「共演者」としてのニッチに収まる。

亜紀ちゃん、割とアバウトで(笑)、ちゃちゃっと流したら『まぁそんな感じで」と済ませたり、と日頃十分アバウトなワシが「大丈夫かな」と思ふやうなかんぢ。

その後、一緒に飲みに行き、いろいろな話をす。
うーむ、不思議な感覚だ。たれか分かってくれるだらうか?
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7月25日(火)青山ジマジン/鈴木亜紀マンスリー

さぁ居残りソロ旅もけふで千秋楽。
憧れの鈴木亜紀ちゃんとデュオでシメれるとは縁起が良いね。

ワシは昨日から吉祥寺に滞在。同じ沿線上にある亜紀ちゃんと渋谷駅で待ち合わせ、会場の青山はジマジンへ向かう。

このジマジン、以前は外苑前にあり、やはり亜紀ちゃんのマンスリーに呼ばれたり、しーシュでも演ったりしたが、こたび青山に移転。まぁ外苑前も青山も、フツーに東京通ひをしてたら足を踏み入れぬやうな場所ではある。

亜紀ちゃん、昨日はリハのみだったので、思いっきりラフな格好だったが、けふはメイクも服もシュっと決まっており、さうなればワシのよく知る美しい鈴木亜紀である(昨日が美しくなかった、といふ意味ではなく)。
ジマジンマスターも、ワシのことを憶えてくれており、けふは最終日としても良き仕事をせん、と亜紀ちゃんの故郷である焼津のシャーツを着て意気込む。

しかしてそのライヴは、たいへん素晴らしいものになった。
過去何度か共演した時より遥かに「先に行けた」感のあるものとなったのである。
カヴァーもオリジナルも良い出来だった。

特筆はしーシュのナンバーである「ぎやまん」を亜紀ちゃんのピヤノで唄ったこと。そもそもこの曲は、亜紀ちゃんが初めて広島に来て歌ってもらった時(2011年)、翌日四国へ渡るといふ彼女を車で港まで送ってった時に出来た歌なのだ。

けふは亜紀ちゃんのファンだけでなく、ワシを見に来てくれた方も多く、終演後いろんな意見を聞けた。
「しーシュではしーなさんとシュウさんが『別世界の人同士』といふ面白さがあるが、亜紀ちゃんのとのデュオは『同種族の人間』といふ面白さだった」
とか
「ハモが省いてあったぶん、『ぎやまん』のシンプルさが浮上して、曲の良さを再認識できた」
とか

亜紀ちゃんのファンからも気に入ってもらへた様子。
このジマジンでのマンスリー、お客さん全員が食い入るやうに音に集中する、といふ傾向が特徴で、そのせい近年珍しく誰も写真を撮ってない。

撮ってたら、たれか。

素晴らしい千秋楽だった。
亜紀ちゃん、ありがとう。
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7月26日(水)帰広

帰る日。
例によって深夜バスの出発20時までフリータイム。

けふは宿主の久保田涼子が珍しく車を出してくれ(レンタカー)、まぁ自分の仕事のツイデだが、あちこち連れまわしてくれた。

黄昏の東京駅でりょーこと別れ、しばし駅前で東京の日暮れを楽しむ。これが思ひのほか場に馴染んでしまひ、結局2時間ぐらいボケっと座ってゐた。

この大都会に住処を移す、といふことを真剣に考へた時期もあった。
いまもその考へがない訳ではない。
案外、もっと歳とったら東京に出て来て・・の方がいろいろと楽しいかもしれん。

だがまぁ、かうやって旅人として触れる東京も、悪くない。
たれかを訪ね歩く日々、といふのも性に合ってゐると思ふ。

だから、今はとりあへず、広島に帰る。
夜を走るバスに乗る。
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プロフィール

梶山シュウ

Author:梶山シュウ
旅するのらくら電気ベース弾き語りスト。
おもに、えせニック歌謡デュオ「しーなとシュウ」で活躍。
500年生きてゐる、といふ噂もある。

音楽と映画と本、少しの酒とツマミ、たっぷりの空き時間 をこよなく愛する中年男。

http://www.kajiyamashu.com

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