流れをうまく渡るコツなんぞ知らぬ

7月3日(月)-----------------------

4日間のイベントが終わり、ホンマはこのまま関東ツアーに、と行ければ良かったのだが、ちょいと日程がズレて、関東ツアーは来週から。ので、ひとまづ広島に帰る。

各地から集まって来てゐたメンバーやスタッフも、それぞれの街に帰って行ったり、次の旅に出て行ったり。
また必ずどこかで一緒に演れる事を願ってやまない。
じぶこんのタケポン&ゆぅこりん、恵樹さん、夏秋さん、ベンちゃん、友人スタッフの皆さん、近いうちに必ずどこかでお会いしませう!。

てなかんぢで解散したものの、ワシは東京駅を20時にバスが出るまではヒマ。吉祥寺に出向き、友人宅で夕方までのんびりさせてもらった。夕刻、仕事から帰って来た友人と軽く飯を食ひながら、バスの時間を待つ。

7月4日(火)-----------------------

平日の深夜バスは割と空いてゐて(年齢層高め)、まぁ楽チンて訳でもないけど、そこそこ眠れて気がつけば広島。
初めてこの長距離バスを利用した時は 想像以上に疲れてしまひ、『これはワシには向いてない』などと思ったものだが、ニンゲン慣れるもので、その後も何度か利用してゐるうちに、もぅなんとも思はなくなった。

朝のラッシュと反対向きの電車に乗って家に帰る。
出勤前の女房と朝飯を食ひ、昼までまた寝る。
夜はフツーにレッスン。その後、早速しーシュのリハ。
旅帰りと云へども、明日は「薬研堀夜市」なので、ゆっくり休む訳にも行かぬ。

よぅそろ。

7月5日(水)しーなとシュウ薬研堀夜市--------------------

yoichi2.jpg
Live cafe JIVEを会場に、隔月でお送りするしーシュの定例ライヴ「薬研堀夜市」の2回目。

けふは「浴衣祭り」と銘打ち、ワシらは久しぶりに浴衣で演奏。お客さんも浴衣でご来場の方にはしーシュから1ドリンクサーヴィス、といふ企画にしたが、午前中かなり本格的な雨で、ややガックシ。しかし昼過ぎからは雨も上がり、スカッと晴れ、とまでは行かずとも、夕方にはまぁ浴衣着て街に出る、くらいはできるかんぢに・・・。

ワシはいつものお気に入り、紺の染め浴衣。しーなさんは艶やかなかんぢの浴衣にするもの、と思ってゐたが、最近新調したといふ少女のやうな可愛らしい浴衣。これがまたよく似合ってゐて、年齢不詳度にますます磨きをかけてゐる(知ってるけど・・・)。

お客さんも個人で、または仲間内で示し合わせて浴衣で来てくれた方も多く、会場が華やぐ。
その音楽性ゆえに「演者と観客がひとつになる」といふライヴになりにくいしーシュだが、このやうな形で会場と「一体感」が図れるのはやっぱり嬉しい。

けふの演奏はまた、近年稀に力が抜け、また音響が最高に素晴らしく、まったくストレスなく歌と演奏に集中できた。
良いライヴだった。

会場のJIVEも満員御礼で嬉しい。
長らく『地元であんまり演らんバンド』のやうに思はれてゐたフシもある我らだが、かうして隔月ででも此処で演ってる、といふ事を、これからも認知してもらひ続けやうと思ふ。
ご来場の皆さん、ありがとうざいました。

前回書かなんだが、今回から夜市ごとにラインナップを表記して行きますね。

7/5 しーなとシュウ薬研堀夜市第二回 演奏曲目

壱部= 1:毬藻あり〼 2:亀の庭 3:梅雨の仙人掌 4:びしゃもん台 5:アフリカの月(西岡恭蔵) 6:シェルブールの雨傘(スタンダード) 7:君といつまでも(加山雄三) 8:紫の狐

弐部= 1:爪とぎ唄 2:カム・トゥゲザー(ビートルズ) 3:ペンギンカフェで逢いませう(しーなVoで) 4:サイドカーに犬を乗せて(シュウVoで) 5:わたしはモナカ 6:旅行きて 7:砂に泣き 8:サンダル履いて アンコール:ぎやまん Dance

kannkyaku.jpg

7月6日(木)---------------------

定例ライヴ明けてほっこり。

・・・・と思ってたら、ホンマに空き日・・つまり仕事がない壱日だった。
ライヴもレッスンもなし。しかも狙ってさうした訳ではなく、自然に・・!。あんまりよろしくないですね。

まぁ仕方ないので、最近ちょいと町外れに出来た、超巨大ショッピングモールに行ってみる。
某T書店の本格的なやつが入ってゐる、といふのでちょっと期待してゐたが、けふパっと見た限りではそれほど大したことがなかったな。むしろ「いま流行りのものをとりあへず集めてみましたよ、ホラあんた、こんなの好きでしょ?え?」といふかんぢの品揃えの気がして、なんだかネ・・・。

モール内の他の店舗も、あまたあるホームセンターとそれほど大差ないかんぢ。小壱時間ウロついただけなので、細かいとこまではよく分からんが、まぁたっぷり時間あるときにまた来てみるかね。

7月7日(金)--------------------

「吉祥寺の血の繋がらぬ我が娘」こと久保田涼子が、仕事の関係で広島に帰って来てゐて、音楽監督として、とあるプロジェクトに参加してほしい旨を相談受ける。

細かい実情など聞き、ホンマにその役を受けるのがワシでふさわしいか、よーくよーく考へてもらひながら内容を進めてゆくことに。

音楽監督か・・・。懐かしい響きだ。
2010年の夏から年末にかけて、かなり大きな舞台プロジェクトの音楽監督を務めさせて頂いた。
とても楽しく、やりがいのある、またなかなかキツい仕事だったが、あの時、数ヶ月の間に必要とされる曲を書き、アレンジもし、ミュージシャンもセレクトし、それらをまとめ、また役者との橋渡しをし、といふあの時の経験は、何ものにも代え難い貴重な経験だった。

あれと同じやうな仕事が、もぅ壱度できるか?を自答してみる。まぁやってみるか、との思ひもあるが、出来るんか?との思ひもある。

7月8日(土)---------------------

古いカセットテープ(!)を整理してゐて、かのリトル・フィートのギタリスト&メイン・コンポーザーであったローウェル・ジョージのエアチェックが出て来た。

「トゥ・トレイン」や「スパニッシュ・ムーン」の、もぅゴキゲンなグルーヴの嵐。久しぶりに聴いたけど、良いなぁ。

20代中盤にかけて、この辺りの『黒人音楽に強力な影響を受けた白人のロック』を聴き漁りまくったものだ。その時に勉強した、といふか身につけやうとしたグルーヴ感が、今もワシの大きな自信に繋がってゐる。
リズムのヨレを「グルーヴ感」と勘違いしてゐる人も多いが、これを聴いたらそげな世迷いごとは云へぬだらう。

そのグルーヴの中にあって、美し切ないバラード「20million things」が泣かせる。
「俺にはまだ2千万もの、やり残したことがある」
調べたところ、この曲はローウェルが最後に書いた曲、なのださう。人生に疲れ、薬に溺れ、ぼんやりと自分の死を予期しながら、「やり残したこと」に思ひを馳せて歌い、そして結局、その通りに逝ってしまった詩人。

イントロとエンディングに、譜面台かなにかが倒れる音(と、『ああ ヤレヤレ』といふつぶやき)が入ってゐるのが、また彼のアイロニーを思はせ、切なさが・・・。

7月9日(日)------------------

ワシが「吟」で、そして「椎名まさ子と執事フライデー」として長らく出演して来たオリエンタルホテル広島。
そのラウンヂ演奏の仕事が、先月で一旦終了。
けふより新体制の「ライヴ」としてスタートすることになり、こたびは「しーなとシュウ」でそれを受けることに。

お客さんにしてみれば、これまでとあまり違った感じはないだらうが、ワシら的に大きく違うのは、二人がイーヴンでがっつり歌い合うこと。まさに「しーなとシュウ」の売りそのもの、でこの場を「仕事」にす、といふ点で、ある意味わりと大きなチャレンヂではある。

けふはその初回。
30分×3回のステージで、ワシ、しーなさんそれぞれがセレクトしたカヴァー中心に、オリジナルも交え25曲で構成。
これまで「吟」や「執事」での働きに馴染んで来た常連Hさんご夫婦も「やっぱり迫力が違う!」と云ふてくださった。
そは、ワシらの新しいやり方、が提示された、といふ事でもある。

ただ、これが「ここのやり方に合わぬ」と云はれたら、それはそれで仕方ない、と思ふ。
さうなれば潔く辞退させていただく。
それくらいの覚悟での、けふの初日だったのだ。
oriental.jpeg

7月10日(月)--------------------

久しぶりのWADAバンドとしてのリハが朝から。
けふは他にも色々とやらねばならぬ事が多かったので、メモにリストを書き、それに沿って行動す。

だいたいその通りに行動し、だいたい思ったやうにできた壱日。
意外に思ふ向きもあらうが、意外にもワシは斯様に「計画性」を重んじるニンゲンである。

だがその途中途中で見せる「直感型」の言動が、割と人さまを振り回す傾向にあるので、直情型のニンゲンと思はれるのだ。まぁそれも事実なので 仕方ない。

7月11日(火)-------------------

日頃「創作」された「物語」以外を読まぬワシだが、フとした縁で、ナニかの起業で成功した人が賢しらに書いた文章を読む。その著書いはく『自分がやりたい、と思ってゐる事が、本当にやりたいことなのか?、を知るのが大事』と述べてある。『そは、思ったより自分がやりたい事ではなかった、といふ事もままある』と説く。

ちなみに著者は『世界を旅してその土地その土地でギターを弾き、それを物語に書きながら旅して暮らしたい』といふ夢があったのださうな。そらぁワシから見てもわりと荒唐無稽な夢だと思ふが、その人はその縮小版、といふ形を試した事で、それに自分が向いてない、と気付いたのださう。ふ〜ん・・。

まぁワシに賢しらに語らせるならば
『成功したい、などと大それた夢を持ってゐるなら、音楽なんぞやらぬことだ』。
51年、音楽と共に生きて来て、分かったのはその一点だけだな。

7月12日(水)-------------------

夏のツアーが始まる。
行って来ます。
スポンサーサイト

風の集まる場所で

RIMG1938.jpg
6月29日(木)藤野芸術の家:じぶこんへそ祭り 合宿1日目-------------------

8時半に新宿駅にバス着。
なんかえらいことゆっくり走る夜行バスだって、予定時間より1時間も遅い。ワシは別に構わぬがビジネスに使う人なら、それなりに大変だらうな、とは思ふ。まぁビジネスで東京に来るやうな人は新幹線で来るか・・。

夜通し夜を走り、腹が減ってゐたが、朝の新宿駅周辺で飯を喰ふ、のはどーも気が引けたので、コンビニでサンドウィッチを買い、路上に座り込んで喰ふ(同じか)。

新宿→藤野、は結構な距離。が、けふの入りは13時。現在8時半。いかに云ふても動き出すには早い。なにをして過ごすべきか、と思ってゐたが、タケポン(じぶこん/辻岳春)が『うちに来てリラックスしてくれ』と云ふてくれたので、さうする。

SNSなどの発達で、お互いの動静を見てゐるせいか、あまり気にしてなかったが、じぶこんの二人と会うのはぢつに2年ぶり。ゆぅこリン(じぶこん/ゆうこ)の髪型が変わったのを見るのも初めて、と知り、愕然。タケポンのご実家に身を寄せさせていただき、こちらはもっとご無沙汰してゐた母上様と巨大な猫にも再会。

そっから藤野までは「じぶこんカー」で。

今回のイベントのことを書くと、じぶこんの長きに渡る旅の中で出会い、『これは』と思った人を集めてイベントをしたい。して、それをデカいステージで発現させたい。といふ夢を実現させるもの。選定された人脈は 音楽家だけでなく、画家、書道家、ダンサー、ヒーラー、パン屋さんや珈琲屋さんにも及ぶ。

けふから4日間、我らは会場である「藤野 芸術の家」にて「合宿」生活をしながら、イベントに向けて音楽を練り上げて行く、のである。

その「音楽の部」。
じぶこんHSバンド、と名付けられ、全国から招集されしメンバーは、ギターに島根県から中嶋恵樹、鍵盤に長野から夏秋文彦、パーカスに富山からヤマダベン、これにじぶこんの二人と、広島からワシが加わる6人編成。多国籍、ならぬ多県籍メンバー、しかもじぶこんの二人以外は、全員この日が初対面、といふ・・。

早速スタヂヲに入り、リハ開始。
音を出した瞬間から「!」といふかんぢ。本番が凄い事になるであらうことが、もぅ確信できるやうなかんぢだった。

そっから晩飯の時間を取りながらも、21時までぶっ続けのリハ。
その後も宿舎(同じ施設内)で、曲順や構成につひて、あーでもないこーでもない、と喧々囂々。真面目なディスカッションが続く。RIMG1888.jpg


6月30日(金)藤野芸術の家:じぶこんへそ祭り 合宿2日目----------------

RIMG1883.jpg
朝からリハが続く。

昨日とけふのリハで思ったのは、ま〜ぁHSバンドメンバーの手練れたることよ!。
それぞれソロで1ステージ演れるパフォーマー達でありながら、どんなスタイルや曲調にも、瞬時に対応し、どんどん楽曲が練られて行く様は、ホンマに驚愕だった。

普通、かういふニッチに収まると、割とガンガン仕掛けてゆくワシが、なんか割と攻めあぐねてゐるかんぢ、と云へばわかって頂けるだらうか?。本当に「上手い人たち」といふのは、こんな人々を云ふのだ。
まぁだからと言って、攻めあぐねてゐるばかりでは始まらぬ。ワシの全てを出し切って、任務を遂行するしかない。

会場も、スタッフ、有志一同、出店者など集まり始め、徐々にイベントの気運が高まって行く。

ところでワシは、ギターの中嶋恵樹さんとすっかり打ち解け、一緒に風呂に入ったり、弁当のおかづ交換なんぞしてゐる(笑)。恵樹さんとは、ぢつはだいぶ以前に広島で一緒のステージに立った事があり、かうして再会でき、今度は一緒に音を作り上げて行ける、と云ふのが嬉しい。

7月1日(土)藤野芸術の家:じぶこんへそ祭り 本番「へ」の日------------------

RIMG1912.jpg
さぁ、じぶこんの二人が待ちに待ち、望みに望んだ「へそ祭り」がついにスタートする。

音楽イベントではあるが、なんバンドも出てキューキューのスケヂュールで音出っ放し、みたいなものではなく、それぞれの出し物の間に十分な休憩をとり、全体がとてもゆったりした流れの中で行われる「へそ祭り」。

まづはHSバンドの演奏による「へそ祭のテーマ」で開会宣言。ライヴ書道による「へそ」の文字。ママドゥ・ドゥンビアによるコラ演奏。ダンス・ワークショップ。これらが3時間の中でゆっくり行われ、ワシらは即興でダンス・ワークショップに音楽を付けたり・・。

そしてHSバンドのパーカス、ヤマダベンによるパーカッション・ソロライヴ。
これが凄かった!。持ち前の社交性で、バンド内でもムードメーカー的な役割を持つベンちゃん。その開放的オーラはソロになると一気に自己集中へのパワーとなり、凄まじいパーカッション・ソロを展開する。お客さんを煽りまくり、同時演奏するディジュリドゥも、専門家真っ青の腕前。

うぅわ、この後にワシのソロかよ、演りにくいわ〜。

てことでワシのソロ。
結局、喉は完全復帰に至らず、嗄れ声で歌う事に・・。ならばもぅ小細工なしで、と初っ端からブルーズを歌って異端のセット。そっから先は成り行きで決めてゆく。しーシュの曲をひとりで演ったり、割と冒険的なプログラムとなった。

ものすごく手応えがあった!とは云へぬソロだったが、まぁ不完全なコンディションながら、精一杯のことは演れたと思ふ。明日も続いたメンバーそれぞれのソロが、どれも割とガッツリ楽器を聴かせる、といふ構成だったので、ワシの「歌」にこだわったソロは、そこそこのインパクトを残せたのではないか、と。

そして、最後はもちろんHSバンド!。
もぅこの時点で会場は立ち見も出る満員。メンバーがステージに上がっただけで、すごい歓声があがる。こんなライヴ演るのは初めてかもしれんな。

結構な曲数あったが、あっと云ふ間に終わった、といふかんぢだった。

けふの打ち上げは、お客さんや出店者も交えた大バーベQ大会。巨大な肉塊が次々と網に置かれ、じゅうじゅうと香ばしく焼きあがる。まぁワシら、もぅそれほど「肉!」てかんぢはないのだが、せっかくなので色々と食べた。会が進むと自然とHSバンドのメンバーが集まり、けふの出来や明日への展望などの話が出て、大役を終えたワシはよぅ飲み、よぅ食った。

DDp954hVoAEMueA.jpg
7月2日(日)藤野芸術の家:じぶこんへそ祭 本番「そ」の日-----------------

かうして見るとあっと云ふ間だった4日間の総まとめ、いよいよへそ祭りも最終日である。
ホンマはこっからツアーに出て、もっともっと良くなって行くンだがねぇ〜、などと皆で云ひながら、最後の1日を走り始める。

会場は早くから、昨日を上回る大入り。
けふはドラム・サークルやフラのワークショップなどで、昨日よりさらに「参加型」のイベントとなり、よりディープな印象。けふソロステージを担当したのは鍵盤ハモニカの夏秋さんと、ギターの恵樹さん。この二人のソロが、それぞれまた凄くて、ホンマにワシはこれだけの手練れ達の中で演ってきたのだな、と云ふ思ひがしをしをと・・。

そして、参加した誰もが「嗚呼、終わっちゃうなぁ」と云ひながら、HSバンド最後のステージへ。

情けなくも、昨日よりいっぱい間違えてしまったラストステージだった。
なんか知らんやたらと手が滑り、目も霞んで譜面をロストすることしばしば。いやホンマに申し訳ない。

しかし、ライヴの盛り上がりはそれどころではなく、終演後も鳴り止まぬ拍手の嵐が、このイベントの成功を確信させてくれた。いやぁ、よくぞこれだけのイベントを完遂したもんだ!。素晴らしい!じぶこん!。

何度も思ったが、よくぞこのメンバーにワシを加えてくれた、と感謝の念を禁じ得ない。
「構想段階前から、ベースはシュウさん以外考へられなかった」と云ってくれるタケポンとゆぅこリン。
その思ひに応えることが出来たのなら嬉しい。

音楽家としての自分を、まだまだだと、本気で思ふ事ができた、貴重な時間でもあった。
恵樹さん、夏秋さん、ベンちゃん、そしてタケポンとゆぅこリン、ママドゥ。全員が、いまだかつて会ったことのない、素晴らしい孤高の音楽家達であった。

なにやら重いメンタルの悩みを抱えて、今回の旅に出た。
そしてイベントを終え、ナニかが見えた訳ではない。悩みは相変わらず曖昧な靄のやうに、身体に巣食ってゐる。
迷いは持ち越され、そのままこの旅も終わる。

だが、それに足掻くことを、良しとしやう、と思った。
答えの出ない問いを、づっと持ち続けやう、と強く思へた旅だった。
これからも悩み続けるだらう。悩みを抱えたまま、歌い、また旅をするのだらうと思ふ。

さうするしかない。
さう、ワシは既にリングに立ってゐるボクサー、トラックに放り出されたランナーなのだ。
さういふ人生を、自らが選んだ男なのだ。

友よ。

RIMG1937.jpg
RIMG1945.jpg RIMG1934.jpg


プロフィール

梶山シュウ

Author:梶山シュウ
旅するのらくら電気ベース弾き語りスト。
おもに、えせニック歌謡デュオ「しーなとシュウ」で活躍。
500年生きてゐる、といふ噂もある。

音楽と映画と本、少しの酒とツマミ、たっぷりの空き時間 をこよなく愛する中年男。

http://www.kajiyamashu.com

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR