好きなもの達で身の回りを固めても

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8月6日(日)-------------------

久しぶりに女房と買い物。
最近、スーパーが自社ブランドの商品を出してゐて、これが品質は悪くなくとも値段が安い、といふのがあり、よく買う。
けふなど「カップ日本酒」が¥79とか、さういふのがあり、買ってみる。
もちろん、「素晴らしく美味い」訳ではないが、これはこれで悪くない。

夜はぱんぱかトリオのリハ。
レコーディングや連日ライヴを視野に入れて、カワちゃん燃えてゐる。

8月7日(月)-------------------

ハニーズのギター&ヴォーカルフクちゃんの経営するファクトリィへ、エヤコンを入れて走ると「キー!」と音がする我が車「ぐっち」を修理に出しにゆく。

昔ながらの、自身が経営し、自身が工員として働き・・といふ「町工場」で、サクサクと修理を進めてくれるフクちゃんの、日頃は見られない「職人」としての顔が見れた。素晴らしい。
もぅ車検もフクちゃんにお願いしやうかなぁ・・・。

ハニーズの面々とは、8月終わりに合同ツアーとして、長門はパタ屋に遠征することが決定しており、みんなとても楽しみにしてゐる。ドラムスのてっちゃんなど「楽しみ死に」しさうな、とまで(笑)。

人生の後半になって、斯様な善き人達と親交が持てることに、感謝。

8月8日(火)-------------------

外装工事のため、アパートがずっぽり布に覆われてゐることは、先述した。
暑い中で作業を進める職人さん達には、ご苦労様、としか云へぬが、けふはシンナー系の溶剤の使用が激しく、キツい。
日頃ワシの仕事は夕方から始まるので、日中は家で準備や練習をするのだが、けふは家にゐるのがしんどい。

ので、もぅ昼には家を出てスタヂヲ入り。
そのままレッスンまで。
ほぼ8月の終わりまで工事は続くらしく、やれやれ、とは思ふ。

8月9日(水)しーなとシュウと江口優:トコナツ屋-------------------

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りぶさんのエグっちゃんこと、江口優が、初めてソロで広島にやって来るのを、しーシュでホストす。

りぶさんが活動休止してほぼ壱年。
超人気者バンドではあったが、ワシらにとっては可愛い後輩達。それぞれのソロ活動や暮らしぶりを、なんとなく気にしたり関わったり・・。
広島でライヴがしたい、といふ時には、かうしてワシらを頼ってくれるのは嬉しい。

『りぶさんの時と比べるとだいぶ暗いですけど、大丈夫スか?』とエグっちゃん。
ワシらも初めてソロを聴くが、これがまぁ当然ながらなかなか素晴らしくて、やはりりぶさんといふバンドの、個々のスキルの高さといふか、スゴさといふか、上手さといふか・・・、こないだ横浜でギターのけんぢまんと演った時も思ったが、スゴい奴らだな、と改めて思った。

さすがの人気で、会場のトコナツ屋は開店と同時に満員。
お店の8周年記念週間、といふ事もあったが、ギュー詰めの店内に入れずに帰られた常連客の方もおられ、そは申し訳なかったな、と。せめて良きライヴで。

かういふイベントの常で、オープニングはワシらから。
王道路線の、割と激しい目のラインナップでダダっと演ってしまったが、りぶさんをちょいと意識しすぎかな?。
まぁ、オープニングやから・・。

エグっちゃんのソロは、本人も云ふやうに、りぶさんとはまた違った、どっちかてぇと叙情的な弾き語り。
けんぢまんの曲と比ぶれば、より泥臭い印象が強く、これがあのシワ嗄れた声と相まって、ん〜〜〜〜聴かせるねぇ。
思はず、予定にない曲にベース入れたりハモったりしてみた。

後半はワシらがバックに入り、りぶさんのナンバーで会場を盛り上げる。
おぉ盛り上がり。

人気バンドのメンバーであった者としてのソロ活動、といふ事のあれこれを、老婆心ながら考へる。けんぢまんもエグっちゃんも、彼らが口にするほど、気楽に活動を続けてゐる訳ではない、と思ふ。
後半『また(りぶさんの)3人で旅ができたら良いな、と思ってます』と云ったMCが印象的だった。

頑張れよ。これから先も、良い旅を。

会場には、日頃ワシらだけのライヴには来ない面子もいろいろ揃ってゐて、久しぶりに語る。どーやらワシは、広島の若手のコらに「怖がられて」ゐるらしひ。ふ〜〜ん。全然怖くないのにね。

8月10日(木)--------------------

遠く津山から、「だいふく」のヴォーカル、石田あかりチャンがワシのヴォイストレーニングを受講しに来てくれた。
だいふくでは、流暢な英語を駆使した色んなタイプの歌を軽々歌ってゐるやうに見受けるが、ぢつはヴォイトレの類を受けたことが、壱度もないと云ふ。

前もどっかで書いたのだが、ヴォーカルを習いに来る、といふ事は、他の楽器を習いに来る、といふ事と、微妙に異なる。
ギターその他の楽器のやうに、『よぉし明日から歌を唄うぞ!』と思って習いに来る訳ではなく、ある程度自分が歌ってゐて、何かで行き詰まりや壁を感じた時に初めて、ヴォイトレの門を叩くのだ。

だから、歌の生徒にはさういふレッスンをしてやらんとイカン。
さういふ事を考へる、いちをう真摯なセンセイなのであるよワシも(笑)。

壱時間のレッスンを受け、楽しさうに帰って行ったあかりチャン。また津山でご一緒しませう。

その後スタヂヲに篭って(自分の)歌の練習したり、レッスンしたりして、夜はぱんぱかトリオのリハ。
けふはレコーディングに向けての調整。アレンジをどーするか、構成をどーするか、交えながらけっこう熱く真面目なディスカッション&リハが深夜まで。

もっとヒマな夏になるかと思ひきや、けっこう忙しい日々である。

8月11日(金)吉賀町ドメニカーナ:垰越えスクラム2017--------------------

ぱんぱかトリオで吉賀町「垰越えスクラム2017」といふ野外イベントに参加。

会場のドメニカーナは2年前だったか、の冬にしーシュで来たことがある。
カワちゃんは初めて。人気ものイケメンシンガー、香川弘光くんの導きでぱんぱかトリオとして出演だが、エグっちゃんやけんぢまんも参戦(もともとりぶさんの出演がこのイベントのトピックだった)する、と聞き、ハナから『色んな人のバックを務める』つもりで行く。

よくある野外フェスのやうに、ヒッピーぽい若者が怪しげにたむろして・・・といふのではなく、家族づれや年配の方々も居り、出演者もフリージャズから演歌まで相当幅広い。もちろんこのテのイベントに慣れた人なら、より一層楽しめるやうな・・・。ワシも着いてすぐビール&屋台のタコ焼で「くむぅ」。

ぱんぱかトリオは夕方の出演。初めての参加だったカワちゃんだが、そこは流石の「持ってき」方で、会場も「ぱんぱかぱっぱ〜」の大合唱。悪くない形で演れたが、ちょっと長かった、のかな?。

ぱんぱかトリオの前後を挟む形でエグっちゃんとけんぢまんが出て、予想したやうに、それらのほとんどでバックを務めた。それはそれで楽しかったが、主催スタッフの中から『なんでしーシュで演らぬ?』の声が上がり、いやいやけふはぱんぱかで誘われて・・・と茶を濁してゐたが、ついに『演れ!』と云はれ、演る(笑)。

まぁかういふ場でしーシュの音楽が盛り上がるハズもなく、いつものやうに冷え込ませたが(笑)、まぁしーシュらしひニッチも提示でき、余白的な楽しさが味わえた。

主催者のひとりであるクラさんとヒロキくんは、常々『盛り上がるだけが音楽ではない』と語ってくれており、事実、香川くんやりぶさんのやうなポップでハッピーな歌と、しーシュのやうな音楽を同軸に捉えてくれてゐる。

さういふ理解者を探して、あれこれ旅を続けて来たしーシュだが、それなりに自分ららしいニッチを見つけつつある。
ぢゃあこっから先、どこまで聴き手をケムに巻けるか、と主軸に唄を作って行くのもアリかな?とも思ふ。あえて『プログレ臭ぷんぷん』みたいな、のとか・・・(笑)

良いイベントに誘ってくれた香川くんに感謝。

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相手の見えない対話とは

8月1日------------------

最近、火曜日レッスンの生徒全員が女性、といふ事態になってゐる。
けふまた女子高生の入会があり、さらに女性率が上がった。
上手くすれば火曜日は、女性以外と全く接さぬ日、にもなる。

と、だいぶ前の日誌にも書いたな。
さういふ「波」があるのだ。

8月2日-------------------

しーシュの昼リハ。
今月半ばのレコーディングに備えての・・。

この度のレコーディングは「セルフカヴァー集」である。すでに完売した1st 2ndから、ライヴで未だ人気の高い数曲をセレクトし、なをかつ新録もふたつ。

これらをどのやうに録って行くか、をシミュレーションしながら、アレンジも進める。真面目なデュオである。
ツイデに、ここ数ヶ月の間にこなさねばならぬそれぞれのミッションを書き出し、優先順位をつけ、各所に電話をかけ・・・
真面目な企業(?)である。

夕方よりヒトコブリコズのリハ。
こは明後日の本番用。このデュオもなんだかんだで年に2〜3のペェスでライヴが演れてゐるな。

またまたリコが新曲を書いており、これがまた「プレーヤーいぢめ」のやうな難曲で、ニガ笑いしながらのリハ。これホンマに本番で演るのか?。

さうさう。
しーシュの録音で、今回初めて外部の作曲者との合作を録るのだが、それがリコである。ライヴではもぅ結構前から演ってゐる「みんな月を見てゐる」。
これがよぅやく「作品」として残ることになる。

8月3日--------------------

6月頃に体調を崩して以来、休んでゐたロードワークを再開。

ちびっとづつ復活させるやうにしながら、まづはヲーキングを約1時間。んで、ストレッチ、てゆーかなんてーのか、体をうねうねねじり上げるオリジナルの「体操」。

初回から飛ばすと、こんな動き程度でも筋肉痛が残ったり、演奏筋に影響を与える(これが割とバカにならん)ので、ホンマにちょっとづつ。

暑かったけど、久しぶりに太陽の下でたっぷり汗をかくのは気持ちよろしい。水のシャワーを浴び(ぬるい)、さっぱりす。

生徒さんから、ワシとだいたい同世代の働き手が、ちょこちょこ病気で倒れてゐる、といふ話を聞く。
ん〜〜、人ごとではないな。

8月4日----------------------

ヒトコブ・リコズのライヴ。
暑いがチャリで往く。

リコズはだいたい薬研堀 jazz live カミンで演る。このカミンがこたび10周年を迎えたさうな。ジャズに特化したライヴの店が、この繁華街で10年続く、といふのはスゴい事だ。

マスターの杉くんに拍手。

けふは、リコから杉くんへ「書き下ろし曲」がプレゼントされ、杉くんのテナーをフィーチャーした一場面も。リコの職場仲間を中心にお店はほぼ満員で、よぅ盛り上がった。

ワシのベースもなかなかの出来で、今このテの「ややこしぃ」事を演れる唯一のユニット(しーシュも十分ややこしいか・・・?)として、楽しんで演奏した。
お客さんから『ベース版のお塩こーたろーだ』と賛辞を受け、ん〜〜〜、と思ふが賞賛は素直に嬉しい。ありがとうざいます。
オモロかった。リコに感謝。

珍しくリコとふたりで打ち上げ。
付き合いは長いが、二人だけで酒を酌み交わすのは初めて、か?。
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8月5日------------------

暑い。
云ひたくはないが、暑い。
空気が重い。

佐藤&シュウ、2回目のオリエンタルホテル営業。
前回から壱週間も経っておらず、しかも前回は最後にはネタ切れしてしまったので、けふはちゃんとせんと挑む。

基本、それぞれの得意レパートリィに色を加える、といふ形で演るのだが、時折、二人ともが得意なものもあり、さういふのは必然的にデュオ形式となり、これがハマる。

いわゆる「ギタリスト」としては、ワシの方が一日の長があり、こはベースにしてもギターにしても、あらゆるジャンルで裏方を務めて来た経験値だらう。

こないだはネタぎれして時間を余らせてしまったが、けふは逆に時間過ぎても演ってたりして(笑)、ん〜〜〜〜まだまだ精進。

夜の街ですれ違う人々につひて

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7月27日(木)帰広---------------------

夜を走るバスにも慣れたか、はたまた我知らぬ旅の疲れか、思ひのほか熟睡して広島へ。

帰るなりウチのアパートがずっぽりと巨大な布に覆われてゐるのに驚く。外装工事が始まったやうだ。塗料が乾きやすいからこの暑い時期にやるわけね。あと壱ヵ月このかんぢらしひ。ヤレヤレ。

カンコンゴリガリと終始音がしてゐるので昼寝もできず、まぁしかしあんまり眠くもないし、そのままレッスンへゆく。

夜はさすがにバタンキュー。
布団に横になり、文庫本を開いたら寝てしまった。

7月28日(金)-------------------

暑い。

昼、佐藤弘之さんとのデュオのリハに行く。
こはオリエンタルホテルでの新体制。
6月いっぱいでそれまでミュージシャン登録してゐた人間が一旦解雇され、新たに編成された人員によるラインナップが構成された。

なんでもピンの歌手は基本ナシ、デュオか何かの編成で週末のみの就業、といふ事だったが、なんや開けてみるとやっぱりピンの歌手も入ってたりして、よぅわからん。

まぁなんにせよ、ピン歌手としてのワシは契約切れ、しかし佐藤さんのデュオなら継続、といふ事になったらしひ。
そのリハだ。
パンフには「梶山シュウ:ベース」と書いてあるが、知らん。
ギターで演る。

かつて「春秋楽団」を共にし、いろんな編成で絡んだ佐藤さんとの久しぶりのデュオ。基本ユルい人なので、細かい打ち合わせはナシ・・てゆーか意味なし。
本番、どーなることやら・・・。

あと、レッスン。
マイノリティ音楽マニアのYさんのレッスンで、久々に「プログレの曲」を取り上げはじめたので、なかなかに楽しい。

7月29日(土)金輪島:楽園熱帯夜--------------------

楽園熱帯夜:もぐフェス2017 といふイベントにしーシュで出演。

今年の春先、ぱんぱかで「鍋作戦」といふのをやった、金輪島は土龍(もぐら)といふライヴハウス。
籬島、ではないが、お客さんも含め船に乗って会場に向かう、といふ意味ではなんか別次元ぽくてワクワクするっちゃする。

主催は旅のミュージシャン、みほりょうすけさん。
彼がセレクトした各地のミュージシャンを集め、こっから先なん年も続けて行けるやうなイベントにしたい、との思ひでけふの第一回。
出演者はほとんど広島以外から参加しており、ワシらしーシュと「竹弦響」といふトリオが広島陣営。

会場は野外。よりによってめたくそ暑い壱日で、ミュージシャンはまだしも、お客さんは大丈夫かいな?。

ワシらの出番はトリなので、日が暮れる頃のステージ。待ち時間も長いので、気をつけながら過ごす。
酒も飲むが、茶や水をたっぷり飲んで水分を摂り、時折塩もねぶり、食事もちゃんと食べ、折を見て室内に入って涼み、汗もかき、また水を飲み酒を飲み、とやってると、暑い野外に壱日ゐたにしては、最後まで体調をキープできた。

で、満を辞してしーシュのステージ。
ワシらの前の竹弦響が、見事なステージを見せてくれ、それに触発された我らも良いパフォーマンスができたやうだ。

終演後、楽曲の完成度とグルーヴ、ハーモニィについて絶賛されたが、まさにそれこそしーシュが求める部分なので、とても嬉しい。

あとなぜかけふだけで6回ぐらい、年齢を訊かれた。
そのたんびに『いくつに見えます?』と思はせぶりな返答をしてゐて、まるでナンパされた女性になったやうな気がした。
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7月30日(日)ぱんぱか納涼大作戦---------------

忙しい事にけふもイベント。
しかもけふはダブルヘッダーである。

まづは、去年もやった「ぱんぱかトリオ納涼大作戦」
広島では珍しい「古民家カフェ」ひらひらを舞台にした、流しそうめん付きライヴだ。

カワちゃんが竹を切ってきて樋を作り、しーなさんが麺を茹で、ワシがタレを作り、といふ分業も慣れたもの。
お客さんは去年より少なかったが、みんな「食べる気」で来てゐて、次々茹で上げるそうめんが、あっといふ間になくなって行く。

その合間にライヴ。
今年に入って月イチかそれ以上、といふペースでライヴを続けてゐるぱんぱかトリオ。演奏は良いかんぢにこなれてゐる。
まぁトリオなので、もっとサクサクとステージが進むやうになれば良いのだが・・。

今年も好評にて終了。
そうめんが好評すぎて、ワシらの賄いがなくなり、新たに買い出しに出る、といふ、まぁうれしい悲鳴。

けふはその後、とあるCMソングの録音のため、スタヂヲに移動。
久しぶりに、絵コンテ見ながら、声音を変えながらいろいろ演るのは楽しい。
しかしTVのないウチは、オンエアが見れない、といふ・・・。

さらにその後、佐藤さんとのオリエンタルホテル。
地味なおっさん二人がやらかす地味な唄は、そぞや浮くだらう、と思ってゐたが、意外にもウケてゐて驚く。
この現場で初めて「手拍子」が起こったのには、たまげた。

しかしまぁ付け焼き刃、の感は拭えぬデュオであり、最後の方はネタ切れ。ワシが唄ってるバックで佐藤さんがギター叩いてる、みたいな事になってしまった。

まぁしかしよぅ動いた週末、売れっ子ミュージシャンの暮らしのやうな日々だった。
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7月31日(月)---------------

週末の動きが嘘のやうに、何の予定もない月曜日。
この落差が、決してワシが「売れっ子」ではない、と云ふことを示してゐる。

まぁ休みは休みなのでありがたく満喫し、ネット作業をしばしやり、炎天下を歩いて買い物にゆき、シャワーを浴び、常備菜づくりに没頭し、映画を見る。「シン・ゴヂラ」

なんか日本の政治力が弱い理由、を長々と説明されてゐるやうでゲンナリ。ゴヂラも帯同武器が大げさな割に弱すぎる。なんであれしきの技に負けてしまふのか?。

役者陣もイマイチな中、石原さとみが ただ一人過剰なエロさを振りまいてゐて、これはまぁ良し。

夜は久しぶりに女房と外食。
近所の鉄板焼き屋でお好み焼き&ビール。帰りにワインを買って帰り、家でまた飲み、あえなく撃沈。

旅日記:うぶすな離れて 遍歴の果て

夏のツアー記2017
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7月14日(金)三ケ日WATTS「夏の湖畔の男と女」

夜行バスで名古屋まで→JRで新所原→天竜浜名湖鉄道にて都筑→タクシーで三ケ日WATTSへ。
まぁ長き道のりなのだが、最後のタクシー、これが呼んでも来ぬのに参った。まぁ数が少ない上に範囲が広いんだらうが、ゆぅに30分以上待たされ、よぅやくWATTSに乗り込むことができた。

下宿(けふのライヴ後は出演者、希望者は隣接するコテージに宿泊することになってゐる)の準備をしたりしてゐるうちに、高満洋子、上原ユカリ裕、じぶこんのタケポンとゆぅこりんが順次到着。

共同企画のつもりだったが、なんとなく「企画人」ぽいニッチに収まってしまったしーシュ。その例に倣い、けふはトップの出演とす。とは云へ、他のふた組にも必然的に参加する訳だから、ステージに立ってゐる時間は長いのだ。我ららしいニッチ。

ワシらがトップを務めると、イベントがうまく流れることが多い。けふもそのかんぢで、3組ともなかなか渾身の演奏で、素晴らしかった。
「じぶこん へそ祭り」を終えて間もないワシは、もぅほぼじぶこんにも出ずっぱり。お客さんも多くはなかったけど(だが、あの立地にライヴを観に来てくれる人数、としては上々)、それぞれの演奏と歌をしっかり楽しんでもらへたことと思ふ。

ワシらの出来もGood!。
初日で手応えを感じて、この長いツアーの幸先を思はせる。

打ち上げも最高で、日頃機材の関係で飲めないことの多いユカリさんやじぶこんのふたりが、際限なく酔っ払って行く様は、本当に楽しかった。コテージに移っても宴会は続き、そろそろ寝るか、て頃には浜名湖の東の空がしらしらと明けて来ておった。

で、まぁいちをう寝たのだが、5分もせぬうちにタケポンとお客さんMくんが両サイドでイビキをかきはじめ、これはたまらん、と廊下で寝た。
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7月15日(土)焼津むずりや

日の出から強烈な朝日が直射する浜名湖畔。
そは容赦ない光と熱を部屋にも投げかけ、廊下で寝たのはぢつは正解だった。快眠。

さて、ワシらにとって嬉しい初日が終わり、名残を惜しみつつ、みなそれぞれの地に散ってゆく。

ワシらはお客さんHちゃんに、車で新所原まで送ってもらひ、そっからJRで焼津を目指す。

去年のこの時期、大阪は関目のMiyoGonとのカップリングツアーで初めて訪れた焼津は音楽居酒屋「むずりや」。その一回ですっかりお気に入りの場所となり、是非ともの再訪を願いつつ壱年、思ひ叶っての焼津行であった。
再会する面々も懐かしく、嬉しい。去年まで縁もゆかりもなかった我らを、旧知の友のやうに迎えてくれる人たちに、応える術は良き演奏しかない。

OAを務めてくれたMOGA MOBOのオサレでクールな演奏に触発され、良いかんぢの脱力しーシュ。
のっけから『なんや?!この音楽は?』みたいな空気が会場に流れ、それが次第に興味へと変わり、どんどん前のめりに聴き入り始めるお客さんが嬉しい。

2ステージに分けて、どっちかてーと「攻め系」のラインナップで挑み、見事な感触を掴んだライヴだった。大盛り上がりのお客さん、ありがとう。

ステージが進行しながら、店のメニューにある「かつをの刺身」とか「マグロ切り身」とかが気になってゐたが、終演後には見事に売り切れ。ワシらには残念だったが、お客さんは本当に料理と音楽を楽しんでくれたやうで、もぅそれだけで、ね・・。
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7月16日(日)横浜元町アースリーパラダイス初日

昨日食べれなんだ刺身を、むずりやきよっぺママが「マグロ納豆」に仕上げてくれたのを朝飯に。う・・美味い。飯が何杯でもイケてしまふ。

きよっぺママたちに駅まで送ってもらひ、ハラ一杯こころ一杯で、我らは次の街へ。
けふ向かうは横浜アースリーパラダイス。
さう、しーシュ、地元でもやってない同会場2デイズ。
アスパラの歴史でも初めてだといふ同グループ2デイズ・ワンマン企画だ。

わりと早いうちから『行くよ〜』といふ声をいただいており、しかしワンマン2デイズと来ればさぅさぅ慢心もしておれず、それなりに緊張しながら本番までの時間。

スタート時間には、ありがたくも満員に。
嬉しいなぁホンマに・・・。
珍しいカヴァー曲、とか、色々考へもしたが、けふはもぅウチのオリジナルをホンマに腹一杯聴いていただこう!といふ事にして、本編19曲、アンコール含めて22曲!、全曲オリジナルでたっぷりとお届けしました。

ここのお客さんの特徴として、真剣に聴き入りながらも、演奏中もばしばし写真を撮り、おのおのがSNSにリアルタイムでアップする。臨場感のあるショットが多く、あとで写真を引っ張ってくるのに最適(笑)。

とりあへず2デイズ初日。盛況で終われて安堵。
二日目もこの余波を買って行かん、とす。
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7月17日(月/祝)横浜元町アースリーパラダイス二日目

同じ街で二日続けて、といふ事のメリットは「昼間ゆっくりできる」といふ事だ。しかもこたびは同会場での2デイズ。楽器も機材もアスパラに置いて帰ってゐるし、日中はホンマにのんびりと中華料理食ったり、昼寝したり、洗濯したりして過ごす。
ランドリィでしーなさんとばったり会ったのは、なにかオモロかった。

さて、2デイズの二日目。
けふはガラりと趣を変え、元りぶさんのけんぢまん(g&vo)をゲストに迎え、華々しくお贈りせんとす。

けんぢまんを迎える事になり、「何が演りたいか」を打診したところ、本人から数点 音源が送られてきた。
その音源を聴いて正直驚いた。

けんぢまんはりぶさんのリーダー、作曲家、ギタリストとして名を馳せ、まぁその実力のほどはよく知ってゐたつもりだったが、歌うたい、としての実力を初めて知った、といふかんぢ。

りぶさんとはまた違ったかんぢで歌われる歌の数々は、知ってる曲であっても「これこんな歌だったっけ?」と思ふやうなハマり具合が素晴らしいのだ。
特にワシは、りぶさんの曲の中でも最も好きだった「月明かりの下」をデュオで演る事になってゐて、これが楽しみでやれん。

しかして本番は、けんぢまんのエンターテイメントに、しーなさんのお色気や、ワシの粗野さが混じりこみ、えぇかんぢのライヴとなったやうだ。

けふは自然と、けんぢまんのバックをワシらが支える、といふ形になり、そこはまぁしーシュの職人としての側面として、2デイズの片っぽとしても良い流れとなった。

しーシュだけのコーナーも、昨日と一新したオリジナルで構成し、二日続けて見にきてくれたお客さん(なんと過半数!)も満足してくれた様子。

大丈夫かいな?と心配してゐた横浜2デイズ、温かいお客さんに恵まれ、ひとまづ大成功!と云へる出来となった。本当にありがとう。
その流れでなんとなんと無謀にも11月にまたしてもアスパラ2デイズが決定!。調子に乗りすぎか?しーシュ!(笑)
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7月18日(火)フライト:北海道へ

横浜2デイズを終え、けふはオフ。てゆーか、移動日。
飛行機でどーんと北海道まで飛ぶのだ。

2008年にメキシコへ行ったとき以来の成田空港。
しーシュでは初めて使うが、相変わらず遠いし、アクセス悪いし、無駄に物々しいし、建物はハリボテみたいだし、、、と割と文句ばかり並べながら搭乗手続き。

北海道ツアーのコーディネーター、佐藤さつきさんとここで合流。
こっから先はづっと「トリオ」での旅となる。

新千歳空港に降り立ち、寒いのに驚く。
昨日までは35度超えした、と聞いてゐたが、けふになって急激に気温が下がったんだとか。ワシとしーなさんは慌てて短パンからジーンズに履き替え、さつきさんはバーゲンのカーディガンを買う。

けふのところは宴会・・・ではなく打ち合わせ。
三日後に札幌で共演するハモニカの千葉智寿さん、ハンマーダルシマーの小松崎健さん、両名と合流して綿密に・・。
途中からライヴ会場ファッジの美也子ママも現れ、かくして2017年夏の北海道の夜は更けにけり。
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7月19日(水)岩見沢マヤコーヒー

北海道初日は岩見沢へ。
初めて行く地ではあるが、ワシが作った歌にもある「美唄」のとなり町にあたるらしく、それでは、と「美唄」を練習してきた。

数日前、友人の旅ギタリストTAKEから電話があり、『いま岩見沢に居るんスけど、シュウさん達のフライヤありますよ〜(笑)』と。
それがけふの会場マヤコーヒー。

企画してくれたのは美唄のシンガーソングライター山田稔さん。
稔さんにはアンプやピヤノ、機材まで用意していただき、しかもセッティングを手伝おうとすると「休んでてください」と、なにからなにまで準備してくださった。ありがとうございます。

その稔さんの歌は、しっとりと艶のあるバリトンで、えへくたを多用するオヴェーションの響と相まって、素晴らしく美しい。「夜の音楽」といふかんぢがする唄だ。
正直、このマヤコーヒーの所在する場所は、日が沈むと原初の闇。
生き物の気配すら感じられぬ山の中なのだが、稔さんの歌には明らかに「都会の香り」がする。

そのしっとりを受け継ぐやうに、しーシュ。
おそらくかういふ音楽を聴くのは初めて、であらうお客さんを前に、いつものナンバーを。静かなお客さんではあったが、ライヴが進むごとに惹き込まれて行く様子がわかり、楽しかった。

終演後、こたびベースアンプを貸してくれた若いベーシスト氏と話し込む。彼が興味津々でワシの「カラス」を弾く。「あ、普通のベースなんですね」と云はれ、笑う。

咳き込んでゐるワシ(ぢつはまだ喉の調子が悪い)を気にしてくれたマスターが、「喉に良い」といふ蜂蜜をまるごとプレゼントしてくださった。ありがとうございます!。
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7月20日(木)夕張ファイヴペニーズ

ゆんべのうちに夕張まで来てゐる。
けふから二日間、夕張の重鎮シンガーソングライター皆川 祐爾さんのお宅である「皆川薬局」を拠点に過ごす。

昨日、千葉から小山 信行さんも到着し、合流。皆川さん、さつきさん、小山さん、に地元の協力者たちも含めてけっこうな大人数でわらわら移動するさまは、なかなかに楽しい。

さてけふの会場は、2年ぶり夕張ファイヴ・ペニーズ。
前回、山田稔さんと出会った場所である。
相変わらず、ステージ正面にデカい柱がそびえてゐて、客席からはどーやってもステージ風景が二分されてしまふ。
それを逆手に取り、右側をOAの小山さん、左側をしーシュ、と分け、お客さんには椅子を動かして移動してもらふ、といふ「2ステージ」方式をとる。これはよかった。

盛り上がってたら「シャミーラム」などでお客いぢりでもせん、としたが、昨日に引き続きおとなしいお客さんなので、音楽のみで勝負。
音像がイマイチで演り辛くはあったが、なんとか。

前回、夕張を案内して頂いたとき、「財政が破綻する」といふ事の現状を目の当たりにしたが、2年経った今も、それほど好転してゐるとは云ひがたい。
財政破綻→仕事の激減→地価の高騰→公共料金の高騰→人口の流出、といふ悪循環が、結局「暮らしにくい街」といふ図式を生んでしまってゐる、といふ。

問題は根深い。
だが、これが明日、広島で、あるいは日本で起こる可能性もありうるのだ、といふ事実を知っておかねばなるまい。
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7月21日(金)札幌ファッジ「小世界音楽紀行」

しーシュとしての夏旅も最終日。
静まり返る夕張から、一転して喧騒の札幌へ。

岩見沢、夕張、と過ごし札幌に入ってみると、これが例えば東京や大阪でも同じ印象を持つのだらうな、と思ひ、なるほど都会といふは何処も同じなのだな、との印象。
実際、何度か「えぇと、今ワシらは何処にゐるんだっけ?」と思った。

さて札幌でしーシュ、といへば此処、ファッジである。

北海道入りした初日、綿密な打ち合わせと面通しをしてゐたので、けふは万事スムース。建物が古いゆえに冷房設備のないファッジだが、けふも札幌は涼しくて助かる。ステージ後ろの窓を全開(!)にして、気持ちの良い風を浴びながらのステージ。
・・まぁ暑いんだけどネ

けふは豪華ゲスト、千葉さんと小松崎さんを迎え、もぅ「4人のライヴ」といふかんぢに。ライヴのタイトルも「小世界音楽紀行」として、常時なにかそのやうな流れで進めた。
ウチの演奏も最終日を迎え、ノリに乗ってゐる。
コラボも素晴らしい仕上がりで、このまま全国ツアーに出てもイケるんぢゃないか?といふ出来だった。
てゆーか、けふ壱日で終わらせるには勿体無いやうなコラボだった。

終演後の打ち上げでも、共演者お客さん共々、しーシュへの賛辞がやまない。「こんなユニットは少なくとも北海道にはいない」と云ってもらへ、嬉しい。

これで4年連続で北海道に来る事ができ、その度にファッジで演らせていただき、毎度好評をいただいてゐる。そは素晴らしい縁だと思ふし、やはりその全てはさつきさんとのご縁に追う部分がほとんどだ。

全ての縁に感謝を捧げつつ、しーシュの夏旅が終わろうとしてゐた。
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7月22日(土)フライト:ワシはひとり町田へ

さて、しーシュとしての旅は終わったが、ワシは「残業」男。
けふから4日、東京に滞在してソロのステージをこなす。

札幌から成田へ帰り、千葉へ帰って行くさつきさん&小山さんと別れ、さらに日本橋へ友人との邂逅に向かうしーなさんとも別れ、ワシはひとり町田を目指す。

町田には夫婦デュオ「しんごとひでこ」がゐる。
けふと明日、彼らのところにお世話になりながら、共にライヴをやったり。

成田→町田が思ひのほか遠く(まぁ遠いわな)、結構遅い時間になってしんひで宅に到着。手料理でもてなしてくれる彼らと、あれこれ話しながら、旅の話など。

彼らはワシを「旅人」と呼ぶ。
思へば「旅人」とは、古来かういふ役割を果たしたものではなからうか?。宿を借り、一膳を頂く代わりに、遠方の出来事や知識を伝え、時には絵や詩や歌を残し、・・・・まぁ時にはその地の女性と・・・・・

電脳に支配された現代では、まぁさういふ事はなく、日中の仕事の疲れでウツラウツラするしんご(疲れてるところ付き合ってくれてゐる)とマグマのヴィデヲなんぞ見ながら、遅くまで語り合う。
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7月23日(日)下北沢ブルームーン:ソロ

「居残り」東京初日。
東京、といへば此処に出ぬわけには行かぬ下北沢ブルームーン。

対バンはしんごとひでこ、に、イケマー&ホイホイボーイズ。
ゆかりのふた組が一緒してくれるとは云へ、東京でのソロは久しぶりだ。
けふは特に、ブルームーン店長にして、世界的なプログレッシヴ・ロック・トリオBARAKAのドラマー平石正樹さんと数曲コラボする事になっており、早い時間から下北沢入りす。

日曜日の下北は、若者でぐぢゃぐぢゃ。
かういふ光景の中に身を置くと、初めて東京を訪れた時のことなど思ひ出して「ん〜〜〜」となる。

特に下北は「地下室の会」にて初めてソロを演り、一気に「認められた」感のある場所でもある。しかしあの頃一緒に演った仲間たちの中には、もぅ今や全然会わなくなった人もゐて、それを思ふと長きに渡ってこれを続けてゐる自分をますます「ん〜〜〜〜〜」と感ずるのである。

けふの対バン「しんごとひでこ」は、しんごが手の故障から復帰した初めてのライヴらしひ。久しぶりのライヴといふ事だったが、それを感じさせぬ安定感だった。立派な夫婦デュオになったねぇ。

「イケマー&ホイホイボーイズ」も約一年ぶり。
かつて広島に単身赴任だったイケマーが、その時のエピソードなど色々語ってくれながら、相変わらずオサレで楽しいジャイヴ・ナンバーを聴かせてくれた。

ワシはこの頃テーマにしてゐる「チカラの入らぬソロ」を心がけながら演ってみた。なんか知らんえらいこと歌詞をロストしたのだが、それも含めて「焦らない」「燃えない」「アタフタしない」ソロを。

しんごから「なんかまた次の境地に行きましたね」と云はれた。
ならば嬉しい。
正樹さんがパーカッションを加えてくれたのも、それに一役買ってくれた。今後、同じ編成で演ったら、もっと軽々と歌えるやうにさらに力が抜けるといいな。

さう、リチャード・シンクレアのやうに。
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7月24日(月)オフ:リハ

二日間お世話になったしんひで宅を旅立つ。
ホンマに好きに寛がせて頂いた。二人には感謝の言葉以外ない。
町田駅まで見送ってくれ、改札前で握手と再会の約束を交わし、ワシは次の町へ、彼らは彼らの日常へ帰ってゆく。

ん〜〜〜〜〜〜〜。

さてワシは明日の共演者 鈴木亜紀ちゃんと合流。
亜紀ちゃんと一緒に音を出すのは、2014年1月以来、となる。
その間、ライヴを観に行ったり、偶然会ったりはしたが、去年は結局一度も会えなんだので、まぁお久しぶりである。

しかし、いろいろな幸運が重なって友人のやうな付き合いをさせてもらひ、共演も数回してゐるが、元はと云へばワシの方が彼女のファンであった訳で、そは改めて考へるまでもなく、素晴らしくありがたい事なのである。

明日はその亜紀ちゃんのマンスリー企画に、ゲストとしておぢゃまする形になる。けふはそのリハ。
単なる客演ではなく、全体に大きく絡み、ソロもあり、デュオもあり、といふ「共演者」としてのニッチに収まる。

亜紀ちゃん、割とアバウトで(笑)、ちゃちゃっと流したら『まぁそんな感じで」と済ませたり、と日頃十分アバウトなワシが「大丈夫かな」と思ふやうなかんぢ。

その後、一緒に飲みに行き、いろいろな話をす。
うーむ、不思議な感覚だ。たれか分かってくれるだらうか?
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7月25日(火)青山ジマジン/鈴木亜紀マンスリー

さぁ居残りソロ旅もけふで千秋楽。
憧れの鈴木亜紀ちゃんとデュオでシメれるとは縁起が良いね。

ワシは昨日から吉祥寺に滞在。同じ沿線上にある亜紀ちゃんと渋谷駅で待ち合わせ、会場の青山はジマジンへ向かう。

このジマジン、以前は外苑前にあり、やはり亜紀ちゃんのマンスリーに呼ばれたり、しーシュでも演ったりしたが、こたび青山に移転。まぁ外苑前も青山も、フツーに東京通ひをしてたら足を踏み入れぬやうな場所ではある。

亜紀ちゃん、昨日はリハのみだったので、思いっきりラフな格好だったが、けふはメイクも服もシュっと決まっており、さうなればワシのよく知る美しい鈴木亜紀である(昨日が美しくなかった、といふ意味ではなく)。
ジマジンマスターも、ワシのことを憶えてくれており、けふは最終日としても良き仕事をせん、と亜紀ちゃんの故郷である焼津のシャーツを着て意気込む。

しかしてそのライヴは、たいへん素晴らしいものになった。
過去何度か共演した時より遥かに「先に行けた」感のあるものとなったのである。
カヴァーもオリジナルも良い出来だった。

特筆はしーシュのナンバーである「ぎやまん」を亜紀ちゃんのピヤノで唄ったこと。そもそもこの曲は、亜紀ちゃんが初めて広島に来て歌ってもらった時(2011年)、翌日四国へ渡るといふ彼女を車で港まで送ってった時に出来た歌なのだ。

けふは亜紀ちゃんのファンだけでなく、ワシを見に来てくれた方も多く、終演後いろんな意見を聞けた。
「しーシュではしーなさんとシュウさんが『別世界の人同士』といふ面白さがあるが、亜紀ちゃんのとのデュオは『同種族の人間』といふ面白さだった」
とか
「ハモが省いてあったぶん、『ぎやまん』のシンプルさが浮上して、曲の良さを再認識できた」
とか

亜紀ちゃんのファンからも気に入ってもらへた様子。
このジマジンでのマンスリー、お客さん全員が食い入るやうに音に集中する、といふ傾向が特徴で、そのせい近年珍しく誰も写真を撮ってない。

撮ってたら、たれか。

素晴らしい千秋楽だった。
亜紀ちゃん、ありがとう。
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7月26日(水)帰広

帰る日。
例によって深夜バスの出発20時までフリータイム。

けふは宿主の久保田涼子が珍しく車を出してくれ(レンタカー)、まぁ自分の仕事のツイデだが、あちこち連れまわしてくれた。

黄昏の東京駅でりょーこと別れ、しばし駅前で東京の日暮れを楽しむ。これが思ひのほか場に馴染んでしまひ、結局2時間ぐらいボケっと座ってゐた。

この大都会に住処を移す、といふことを真剣に考へた時期もあった。
いまもその考へがない訳ではない。
案外、もっと歳とったら東京に出て来て・・の方がいろいろと楽しいかもしれん。

だがまぁ、かうやって旅人として触れる東京も、悪くない。
たれかを訪ね歩く日々、といふのも性に合ってゐると思ふ。

だから、今はとりあへず、広島に帰る。
夜を走るバスに乗る。
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プロフィール

梶山シュウ

Author:梶山シュウ
旅するのらくら電気ベース弾き語りスト。
おもに、えせニック歌謡デュオ「しーなとシュウ」で活躍。
500年生きてゐる、といふ噂もある。

音楽と映画と本、少しの酒とツマミ、たっぷりの空き時間 をこよなく愛する中年男。

http://www.kajiyamashu.com

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