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旅日記含ム:象の行方

4月20日(金)週末ツアー@岡山MO:GLA --------

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先週、ソロの週末ツアーで津山へ出向いたばかりだが、今週の週末ツアーはしーシュで岡山。
津山も含めてこの頃 ご縁の増えた隣県である。

岡山の老舗ライヴハウスMO:GLAは、今現在のワシらが懇意にする全国のハコの中で、松坂のMAXAと並んで、いちばん「ライヴハウス然とした」ハコである。広いステージとしっかりした音響。
ちぃさいハコが好きなワシらだが、かういふところでのライヴもしっかりとこなしておかねば、いづれ来たる武道館公演に対応できなくな

けふは対バンがオモロかった。
二組、といふかふたり、といふか、mushimaR今井柊希、といふそれぞれソロのシンガーが務めてくれたのだが、このふたりが似てゐる。ただ似てゐるだけならナンチャないのだが、なんとこの柊希くんといふのが、まだ高校生(見た目は中学生にも)。十分年齢のイってるmushimaRくんと柊希くんの歌が絶妙に「似てゐて」しかもそれは、「なんかシブい」といふ(笑)。

いづれにせよ、昨今流行りの、ネチャネチャとソフトな男のヴォイスが生理的に駄目なワシには、この二人のややハスキーな低めの歌声、ぢつに心地よかった。ただまぁ、OAとは云へ、地元なんだからもぅちょっとくらいお客さん呼んでくれてもバチは当たらんぞ、とも・・。

打ち上げにはラッシュ・ミュージック・アカデミーの「みじぃ」こと水本 和秀氏も仕事を終えた足で顔を出してくれ、抱腹絶倒の話術に引き込まれる。11月の再来訪もその場で決まり、「近くて遠い隣県」だった岡山と、また一歩お近づきになれた気はす。

4月21日(土)週末ツアー@大阪 関目 我らの家 --------

岡山から大阪へ。

無性に「カレーライス」が喰ひたくなる。インドカリーではなく、欧風のカレー。
ワシは主に日頃からインド式のカリーを食することが多いのだが、こんな時もある。心の(ハラの)声に従う。
したら、大阪は京橋の駅前の商店街に、なんともエェかんぢのカレー屋さんがあり、ここのカレーライスが絶品だった、といふ・・。さすが大阪!と唸らしめるその実力。

カレーに満足し、関目へ。
昨年末に来た時は「椎名まさ子のソロ」に、店のスタッフとして参加す、といふ形だったな、と思ひ。
しーシュでは去年の9月以来となる。

大将:ゴンスケさん曰く「けふはいつもの常連が5〜6人欠席」といふ事らしひが、それでも満員となる店内。顔馴染の人、初めての人、あら?横浜で見た顔もあるぞ(笑)。ありがたい。

けふの関目は「薬研堀夜市」の内容を踏襲。
日頃広島で演ってるかんぢ・・やや毛色の変わったリキまぬナンバーを中心に構成。カヴァーも大幅に取り入れ、朗読コーナーも設ける。したら いつもはグァっと盛り上がる関目のお客さんも、広島の客層のやうにぢぃ〜〜〜っと見入るかんぢになった(笑)。すっげぇいいかんぢ。
『けふは静かな焔 燃ゆ、といふかんぢでしたね』とMCしたところ、お客さんの多くもさう思ってゐたやうで、これまでのしーシュでベストだった、といふ声も頂いた。

なるほどウチの良さはさういふ処にあるのだ、と再認識。恐れずにこの路線を行けば良いのだ、とも。
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打ち上げでは何故か、といふか必然に、といふか、しーなさんの美脚を巡ってのエロ話に、老若男女問わず花が咲く。
「ふたりが黒い服なのでme to 運動に賛同して、の事かと思った」と云はれたが、その運動のことを知らぬワシであった。
まぁ、人前に立って「魅せる」仕事に、セクハラといふ観念はなかなか同居しにくいものである。

4月22日(日)週末ツアー@大阪 なんばパーカホリック --------

けふは浪速のカワイイ妹分 清水明日香との2マンで千秋楽。
去年の今頃は、奈良の奥の奥の秘境のやうなところで3人で一緒に演ったのだ。あの後も広島に来てくれたり、年始には刈谷で会ったり、えぇかんぢの交流が続いてゐる。3人で話せばもぅシャレと冗談の応酬で、ホンマに楽しいのだ。

けふは今ツアー中 唯一の「生ピヤノ」の会場。
アップライトではあるが、フタを全撤去されたピヤノの鳴ること鳴ること。むしろベースが負けてる気がする(笑)。

パーホリは明日香のホームグランドでもある。
けふはとみにリラックスして歌ってゐるやうに見えた。そこにワシが入ってデュオで演った2曲は、今回とくに珠玉の出来だったやうにも思ふ。しーなさんが冗談交じりに『私、おぢゃまだったかしら?』と云ったほどに(笑)。

3人でのコラボも、もぅ慣れたもん。自在にコーラスを効かせ、ハモる男女3人。なかなか他には居ないトリオだと思ふ。明日香はジャズやソウルもやってゐるので、即興的な対応も見事。この3人でツアーに出たいほどの出来であった。
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3人でがっつり打ち上げを、と思ってゐたら明日香はケツカッチンらしく、仕方なくしーシュで打ち上げ。
せっかくなので、前から目をつけてゐた「ロブスター専門店」に行く。デカいロブスターを自分の手で(マジックハンドで)捕らえ、調理してもらふ、といふお店。

ばたばた暴れる甲殻類を必死で捕まえ、やがてそれは見事な料理となって現れる。いのちをいただく。殻の内側もしゃぶり足の一本一本カラになるまで吸い尽くす。

4月23日(月)帰広 --------

ゆんべ夜中にたいへんな胸焼けに苦しんだ。

「ロブスターの呪いかっ?」と思ふも、ここでもし吐いたりなどしたら、あの時ワシがこの手で選び、屠ったあの巨大な甲殻類に、なにも報いれないではないか。ヤツの死を無駄にする訳にはいかん、と思ひ、耐える。
幸い夜中過ぎには落ち着き、ちゃんと胃の腑に収まったやうだ。我が血肉になってこの身体を巡ってくれ。

さて、帰ります。

ここ数回、ツアー帰りにえらいこと疲れてゐる、といふ事が増えたやうに思ふ。
週末、週末で旅が続いてるから、まぁそれぞれの疲れが抜けぬうちに次の旅、となって、事実疲れてゐるのだらう。
情けないが、まぁ若い頃のやうには行かん。

前にゲージツ家のクマさんこと篠原 勝之氏が、中国で巨大なオブジェを作るために、ほぼ不眠不休で作業に没し疲れ果てた頃に、なにやら現地で調達した、いかにも効きさうな、しかし十二分に怪しい、鹿の糞のやうな「丸薬」を貪り喰ふシーンを見た事があるのだが、あぁいふの、ないかね?。

まぁ、ワシは家に直帰だが、しーなさんは広島に帰るなりその足で仕事に行く訳なので、ワシが疲れたなどとは云っておれぬ。てゆーか、たれかしーなさんに休みを与えてあげてください。

4月24日(火)--------

ワシも忙しい。
けふは向原までの出張レッスンと、五日市での楽器店レッスンのはしご。広島の西と東の果てを行き来する。
旅の間に 注文してゐた本が届いてゐて、レッスンの合間に読むべ、と思ってゐたが、その「合間」はなかった。

それもだが、明日はワシのソロ。隔月定例企画「吟」のライヴである。
その準備もせねばならんのだが、それはもぅ諦めて、練習はおろか構成を練ることもせずにおくことにす。

4月25日(水)隔月ソロ企画「吟」第二回@ふらんす座 --------

そのソロである。

今回はこないだのツアーで使ったシステム=ベース、ギター、カリンバをミキサーに集め、ループにセンドした上でアンプにリターンさせる、のを踏襲。まだ結線に慣れておらず、セッティングしながら「えーと」と考へる事も多いのだが、近々のソロは全部この形で演ってみやうと思ってゐる。めんどくさいけどね・・。

一回目は、まぁ宣伝も仰々しく打ち、物珍しさと、改めてのワシのソロ、といふ事で、補助椅子も出る大入り満員となったが、果たしてけふは!?。

開演時間にはそこそこ満員でホっとす。
相変わらず静かなお客さんたちだが、そこを気にせぬやうにしながら、まづは即興を紡いで行く。
けふはベースもギターも、割りと思ふやうに操れた。そのぶん 声の出がイマイチで、リハではよぅ伸びたのに本番ではなんかつっかえるかんぢが、結局最後まで取れなんだ。・・・なんだらうね?。

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何度もソロを見てくれてゐるお客さんから、割とこれまででベストな出来だった、と意見をいただく。よかった。

庄原〜津山、のひとりツアーを経て、まぁ自分的に新しいソロの形、といふものは見えて来た気はす。今はそれを演るのみ。考へてみればあれは確か2006年、何かに急き立てられるやうにソロを打ち、「独りで演る」事にこだわったあの一年。その後 しーシュが定型化し、自分的にソロに飽き、それでもちょいちょい企画を打ち、イベントに出て、曲も作り・・・。

「ベーシストとしての梶山シュウ」を求められる事がなくなって来た今こそ、ソロの重要性を再認識する時だ、との思ひで色々とやり始めた今年である。まぁ、どーなって行くんだらうねぇ。楽しみでもあり・・・。

満場のお客さんに、ありがとう!。
隔月ソロ定例会「吟」。第三回は6月27日(水)です。

4月26日(木)--------

ここん処、2019年封切り予定の映画「モータル・エンジン」の原作、フィリップ・リーヴ著「移動都市」といふのを読んでゐる。かういふ活劇もの、しかも洋文学を読むことはあんまりないのだが、これはオモロい。訳が良いのだらうたいへんテンポがあり、読みやすい。

しかし思ふに、このテの壮大な世界観を擁するSF物語は、やはり大陸に生まれ育った感性から生まれるのではないか?、と云ふこと・・。賢しらに語れるほどSFを読んでゐる訳ではないが、日本といふ狭い島国で育つ世界観は、空想世界と云へどもやはり島国的な・・・・、

と賢しらに語るつもりでゐたら、この「移動都市」の著者フィリップ・リーヴも、あと、壮大、と云へばこれほど壮大な世界観設定もないくらい壮大な、ワシの大好きな「地球の長い午後」を書いたブライアン・オールディスも、『島国』イギリスの作家だって「あ"ら”ぁ!?」みたいな・・・。

4月27日(金)--------

ウチの近所にあって、今どき珍しい個人で経営してゐる薬局=町のくすり屋さん、が旅に出てゐる間に閉店してゐた。
近所に大手のドラッグストアが進出して来たのが、やはり痛手となったのであらうか?。近々閉める事になった、とは聞いてゐたのだが、最後の挨拶ができずに残念。

全国的にも大資本のストアばかりが展開してゐて、まぁあれはあれで確かに安くて便利なのだが、かういふ個人店でしか味わえぬコミニュケーションもある。事実ここの店主とはよく立ち話もしたし、ワシの旅の話なども楽しさうに聞いてくれてゐた。「大手が悪い」といふ訳ではない。問題の深さは他にあるのだ。

店主の今後に幸多からむ事を祈らずにはおれない。
どぅか、幾久しく お健やかで。

しかし、ちょいと風邪薬、とか、いま胃薬が・・・、みたいな時に重宝してゐたし、なによりここで養命酒を買うのがワシのルートだった。今後どこで買うのが良いんだらうねぇ?。

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旅日記含ム:都市生活者の夜に

4月14日(土)ひとりプチツアー@庄原すけあくろう---------
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久しぶりのソロ遠征。
しかも今回は「車で寝泊まりす」といふ前提でのひとり旅。
こたび「ぐっち」の後部座席を車中泊用に改造し、まぁそれの「試運転」も兼ねての旅となる。ワクワク半分心配半分、てかんぢ。心配、てのぁ、例えば合法的にひと晩車を駐めて置ける場所とか、トイレや風呂の問題とか、まぁそこら辺。

あいにくの雨模様の中、早めに広島を出発。途中、ビバークに必要なアレコレを買いながら、のんびりと車を走らせる。
思ひのほか早く庄原に着いたので、町をぐるっと見て回り、車を駐めておけさうな場所も物色。

ライヴの方は、久しぶり庄原のすけあくろう。マスター多賀さんとも、当然お久しぶり。
けふはマンスリー企画のゲスト、といふ形で出演させていただく事になった。「シュウくんが来るなら、て事で来るひとも結構ゐるよ」とのこと。しーシュでもFar east でもSwing riverでも来てるけど、ソロでは初めてなので、まぁ果たしてどーか、てかんぢだが、この「勝負感」こそがソロ行脚の醍醐味。久しぶりのぞくぞくするかんぢを味わう。

他の出演者はみんなギターの弾き語りで、素人さんながらそれぞれなかなか良い歌を歌う。ご夫婦デュオで参加してゐる方もおられ、割とナゴやかにライヴが進み、ワシの出番は中ほど。
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まづはトラムペットのモーリーのソロに加わってセッションを2曲。
それを引き継ぐ形でソロ。
ベースで2曲、ギターで壱曲、地元ギタリストと即興セッション壱曲、ラストはモーリーにも入ってもらって「smile」。
わりと良いライヴが出来て満足。多賀さんにも喜んでもらへたので良かった。

さていょいょ車中泊。昼のうちに目星をつけてゐたフリー駐車場へ。

いちをう『長時間の駐車はご遠慮ください』と書いてあるが、昼に来た時にも置いてあった車が、動いた形跡もなくまだ居たので大丈夫だらう。カセットコンロで湯を沸かし、ワンカップを熱燗にして魚肉ソーセージをツマミに、乾杯。
いいねぇ。
孤独で、自由で、贅沢な庄原の車中泊の夜。

4月15日(日)ひとりプチツアー@津山Talumache Arrow --------

車中泊仕様にしたぐっちは、流石になかなか快適な眠りをもたらしたが、明け方、寒さで目を覚ます。寝袋だけではまだ寒いやうだ。この季節でもやはり車中泊は・・・と思って窓を開けてみると、外がえらいこと寒い。はァ、気温の低い朝だったのか。薄曇りで風の強い庄原の朝。

インスタントコーヒーだけの朝飯を済ませ、10時頃には庄原を出発。けふは県を越えて岡山県は津山を目指す旅。

いや〜〜〜、車の旅の良いところは、自分が「!」と思った場所で自由に過ごせる、といふ事に尽きるね。けふも道すがら景色の良いところに出っくわすたびに車を駐め、写真撮ったり ただ風に吹かれたりして過ごす。主に山あいを抜ける道なので、ロケーションには事欠かぬ。
昨日すけあくろうの多賀さんが「お土産に」と持たせてくれたパンを昼飯にして出費を抑える。

またまた思ひのほか早々と津山に着き、せっかくなのでフロにでも入るか、と銭湯を探す。友人に情報を送ってもらったりしながら、だいぶ山の中の方まで行き、温泉みたいなところに入って、ふぅ〜。

さてライヴ。
津山はもはやお馴染みの土地。
けふ出演するTalumache Arrowは、もとフォーク酒場「たる」。二軒隣に移転した形での新規オープンとなった。マスターの美土路さんご夫婦に迎えられ、立派なライヴハウスとなった新店をことほぐ。

対バンはB-CRAFTといふ地元津山のインストバンド。正統派のさはやかなフュージョンサウンドは、メンバー間の音楽愛を強く感じさせる好演奏。まだ高校生のメンバーもゐるらしく、この先が楽しみだな、と。是非このまま息の長い活動を続けて欲しいバンドである。

ワシのソロは、えぇかんぢにチカラが抜け、昨日とはまた違ったライヴとなった。ラインナップをあまり決めず、曲間を即興で繋ぎながら、MCもほとんどせず、ギターに持ち替え、カリンバも弾き、またベースも弾き、つらつら演った。1時間半は演ってたやうだが、アツいアンコールもいただき、けふも良いライヴとなったやうだ。
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知り合いも増えた津山。美土路さんが『店の前に車置いて寝てもいいよ』と云ってくださったので、お言葉に甘え、みんなと飲む。わぃわぃと喋り、帰るみんなを見送り、さらに美土路さんご夫妻と飲み語り、0時チョイ過ぎに失礼してぐっちへ。
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けふはお店でさんざん飲み喰ひしたので、フツーにぐっちを寝台車として使ふ。
ベッドを設えた、とは云へ、アンプ、ベース、ギター、ビバーク備品、などが詰め込まれた車内は、決して広くはない。だが、下手なカプセルホテルに泊まって、隣人のイビキに悩まされるよりは全然良い。

4月16日(月)ひとりプチツアー松江観光 ---------

津山の朝。
車中で目覚める、といふは、例えばホテルに泊まった翌朝、とは全く違った様相なのではないか?。
云はば、「街の胎内で目覚める」みたいな・・・。ん〜〜〜〜?。
出発に際し、Tarumacheの看板に謝辞を述べた置き手紙を挟み、さぁけふの動きを始めやう。

この段階で、けふの予定は特に立てておらず、どーしやうかな、と思ってゐたのだが、なんとなく山陰へ向かってみる事にす。じぶこんへそ祭りメンバーだったギタリスト、中嶋恵樹さんが島根に住んでるので、なんとなく訪ねてってみやうか・・・、おぉ 前から行ってみたかった小泉八雲記念館も島根だな、と・・・。

昨日までの行程は、グーグルナビやビュウで綿密なシミュレーションをした上での(カーナビがないので)旅だったが、けふはホンマにオーソドックスな「道路地図」だけを頼りにした 行き当たりばっ旅。よく晴れており、ドライヴ日和だ。見たことも聞いたこともない町をいくつも通り過ぎながら、山を越えて行った先に、やがて日本海が見え始めた。

海沿いをカイチョーに飛ばしてゐたらいつの間にか出雲に。
道路地図は「町から町へ」の移動には向いてゐるが、「町中で」の行動にはもっと詳細な地図が要る。そこで 市役所の観光課に行き詳細地図をゲットせんとすが、ここで、八雲記念館も恵樹さんの住む大根島も、出雲ではなく松江であることが判明。カイチョーに飛ばしてゐるうちに松江を通り過ぎてゐたやうだ。例によってテキトーな性格が災いしてしまった。
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悩んだが、せっかくなので引き返す形で、松江へ。
出雲観光課で聞いた通りに車を進め、まづは目指す「小泉八雲記念館」を発見。近所の駐車場にぐっちを入れ、松江を楽しむ。松江城とその近辺の武家屋敷、が意外にも洗練された観光地であること、なんとなく出雲の人、といふイメェヂを持ってゐた小泉八雲=ラフカディオ・ハーン、といふ人が、ぢつは「生涯 旅を続けた人」であったこと、など知る。

んで 恵樹さんに連絡を入れてみたが繋がらぬ。といふか 事前に連絡セェよ、といふ所だが、もぅ一泊して帰ると明日の仕事がシンドイかもな、といふ気もして、宍道湖に沈む夕日を眺めた後、帰広を開始す。帰路もだいぶ進んだ頃に恵樹さんから連絡が入り、今回は残念、といふ事で、帰広を続行。

長いながい山越えの一般国道だが、たいへん走りやすい道で、交通量も少なく(てゆーか全然車が走ってない)、ドライヴインで飯食ったり、適度に休憩しながら約3時間半で広島に着。

よぅ走った週末だった。ひとりプチツアー、まづまづの成功。

4月17日(火)--------

まぁ当然ながらたいへん疲れてゐる。

奇しくもこないだ面接に行ったバイト先から「不採用」といふ知らせが来て、その一番の理由は「時折旅に出る」といふ事だ、と聞き、まぁさうだらうな、といふ思ひ。社会はシムプルに長く黙々と働く人材を求めておるのだ。

そんなかんぢで、けふばかりは練習もナシにして昼寝したりす。
夕方からレッスンに行き、女子ばかり5人をレッスンすると、やや元気が出る。

ワシにしては珍しく、たいへん「肉が喰ひたく」なり、レッスン帰りに牛、豚、鳥、と肉を買い込み、それぞれ調理して喰ふ。かういふ時は身体が肉食を欲してゐるのだ。その声に従うのが良い。

4月18日(水)---------

昨日の「身体の声」は正しかったやうで、起き抜け たいへん調子が良い。
ヌーム、やはり「けものの肉」を喰ふは活動に必要なのだな。

八雲記念館で見た八雲の言葉にも、同じやうなものがあった。八雲は、日本の様々な文化を深く理解し受け入れながらも、(当時日本の)食生活に不安を感じ、特に成長期にある少年や若者が、粗食に甘んじてゐる環境を憂いてゐた。
『文化を創造し、維持してゆく知識や知恵は、肉食=滋養のある食べ物 によって育った健康で頑健な肉体にこそ宿るものである。欧米人とてパンとミルクのみで文化を築いた訳ではない』としてゐる。

まぁ菜食主義者に不健康なものが多い、といふのは、すでに知られた事実であるし。

夜はしーシュのリハ。
ひとりツアーを回って来たワシは、色々な局面でブレが無くなっており、リハにもキアイが入る。
もっと曲が書きたいね。

4月19日(木)----------

スイスのアリオーズ、といふ男女デュオを知り、その 完全なデュオ具合(ふたりがほぼ同比率でガッツリ歌い合う楽曲)を好ましく思ひ、フォローせんとしてゐたところ、やはり同じスイスからイカロス、といふグループが出て来てゐるのを知る。

このイカロス、ピヤノとウッドベースとドラムス、にやはり男女の歌・・・、よぅするにジャズのピヤノトリオに男女のヴォーカルが乗る、といふスタイル。この音楽性がまたスゴくて、あくまでもポップスの範疇にあるアリオーズに比べると、こっちイカロスは完全なプログレorオルタナ系。歌といふよりはスキャットが主体で、反復の多いバッキングは明らかに「こっち側」の音楽。さう。マグマの系統だ。

こないだハマったパトリック・ゴーティエのトリオ(ピヤノと男女スキャット)と同様、人間の声を楽器と同等に扱った、実験的ではあっても上質なポップ感覚。これはたいへん参考になる。

しーシュも、もっともっとマニアックな側面を磨いても良いのかもしれんなぁ、と。←しかしこの感覚こそが、しーシュを「あと一歩」とさせてゐる原因、とも思へ、また はっぱふみふみ・・・。

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いつか月の裏側で

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4月4日(水)--------

広島へ帰る。

どーやら本格的に体調が下降してゐるやうだ。花粉症だけとは考へにくい鼻水と喉の腫れを感ず。
ぬーむ、まだ少しく倒れてしまふ訳にはゆかぬ。ので、帰宅後、とりあへずソウルフードを、と近所のお好み焼きに行く。
たっぷり野菜をソースで食し、ビール飲み、風邪薬とアレルギィ薬、それと導眠剤を飲んで早めに寝る。

迷走続く我が商店街に、また新しい店が出来るやうである。ここは・・・元なんだっけ?。
たしかワシがこの町に来た時には眼鏡屋かなんかだったな。それが総菜屋になり、接骨医院になり、次はどーやら飲食店のやうだ。ふぅむ、お手並み拝見といくか。

4月5日(木)--------

ツアー終わり、地元でしっかり仕事して・・・と思ふが、この季節 世間は動きが多く、レッスンが安定せぬ。まぁ有り体にいふと「仕事がない」のだ。けふも夕方に一人だけ、といふ・・・。
まぁひとりでもレッスンが入れば少なくとも「無収入」ではないので、ボーズよりは良いのだが、やはり効率の悪さは心身ストレスがつおいので・・。

ハッキリと風邪の症状が出てゐるやうだが、こたびは医者には行かず、市販薬と民間療法で治す!と決意。
つきましてはビタミンの摂取を、と 旅の間に女房の実家から届いてゐた甘夏を2コ 貪り喰らふ。熱湯に近い風呂に入り、タヲルで身体をぐるぐる巻きにして、寝る。

4月6日(金)--------

風邪とたたかう。

だが、旅の間に感じた 手に負えぬ倦怠感や憔悴感はなく、いちをう戦えてゐる、といふかんぢ。ホンマにひどい時には、そんな感覚にすらならぬものだ。まぁ考えるに 先週も書いたが、やはり「成田空港」の持つ色々な『負のウェーヴ』に、まったく無感覚であったか、といへばさうでもない気はす。ワシはさういふものを信じるほうではないが、それなりの影響は受けてゐた、と今となっては思ふ。打診してみるとしーなさんもいまだ絶不調らしく、こはマジで「お祓い」でもした方が良いのか?とも・・・。

ワシ的にワシらの周りで、さういふモノに効果ありさうなのは 圧倒的に、去年11月に行った可部の真言宗 福王寺のやうに思ふ(根拠はない)。どぅにも悪いウェーヴが続くやうであらば、しーシュでまた福王寺参りしやう、と云ふ。
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4月7日(土)ソロ営業:オリエンタルホテル--------

孤独な営業「吟」@オリエンタルホテル。

久々のひとりオリエンタル。色々考へた挙句、けふはここでは初めて「独弾」を演ってみやう、と思った。
ギターを弾きながら耳馴染みのあるポップスやその他を歌う「吟」に比べ、「独弾」は格段にマニアックな世界観となる。正直、ここ数ヶ月のオリホテのニューヨーク・カフェ、そんな所を気にしても仕方ないやうなとっちらかり感・・・、まぁ云ってみれば「音楽を演る場ではない」感が満載なので、思ひ切って決行することにした。

行ってみるとけふに限って「ガヤ」っぽいかんぢはなく、むしろ数組のお客さんが静かに過ごしてゐる、といふかんぢ。
だがまぁせっかくそのやうに決意したので、演ってみる。初めての「独弾」@ニューヨーク・カフェだ。

バリトン調弦したギター(Low-C〜)を、歪み→ピッチシフト→ワウ→ディレイ→ルーパー、と繋ぎ、黙々と演奏をスタート。流れる音に次の音を呼び出されるやうなかんぢで、予定になかったヴォイスも交え、時間だけ確認しながらきっちり30分。ノンストップで完全即興を繰り広げた。

意外にもお客さんは聴き入っており、ガヤはほとんどなし。常連Hさんご夫妻からも「なんかすごかったね」と云はれ、ぢつはこれこれこうで・・と最近ソロで次のステップに進もうとしてゐる事を説明した。
自分的にも、なんか良かった気はしてゐる。久しぶりに演奏したバリトン調弦も、新たな発見といふか、なるほどこのテがあったな、と思はしむるものだった。

2ndステージはフツーに歌を。
しかしここでもバリトン調弦で、いつも歌ってる歌を低いキィでぼそぼそ歌う。これもまた目から鱗。
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4月8日(日)--------

昨日のライヴを終えた時に、身体が軽くなったのを感じた。
どーにも付きまとってゐた懈怠感が消え、スッキリしてゐる。明らかにライヴによって身体が癒された感あり。

こは今までに何度も経験してゐる事で、特に超常的なものでもないよ。
メディカル的な見地からみても、ライヴ=人前に立って演奏することでアドレナリンは多量に分泌され、体温も上がるし代謝も促進される。加えて歌を歌う事で呼吸も深くなり、発汗も促される。気持ち良いライヴができればドーパミンやエンドルフィンもどばどば出るだらうし、そはダメージのある身体を癒して当然だ。

「音楽に癒される」といふはぢつはさういふ事なのだと、ワシは考へる。
作用するは決してメンタル面だけではないのだ。『ライヴ・メディカル・ラボ』なんぢゃら、とかいふ看板でも掲げて怪しい商売でも始めるか?(笑)。

昼からはしーシュのリハ。
とチャリで出て数分で腰がグキ云ひおった。いたたたt。調子良くなった気がしてハリ切り過ぎたか。さういやギックリ腰後まだストレッチも再開してなかった。やれやれやれ。
ので、颯爽とチャリで出たは良いが、帰りはしーなさんに車で送って帰ってもらふ始末。かっこわるいね。

4月9日(月)--------

先日の「独弾」で、バリトン調弦に新たな可能性を感じ、またそちらに興味が向かいつつある。

今はLow-C調弦(Eコードを弾くとCが、Cコードを弾くとA♭が鳴る)にしてゐるが、専用弦を使って最低弦をAまで下げるとどーだらうか?とか・・。
楽器が持たぬかもしれんな、とも思ひ、さすればそれなりの改造も必要になってくるのかな?。

東京で共演した超絶幻想系叙情派シンガーソングライターの日比谷カタン氏は、低音部にはベース弦張ってたな。「これ楽器大丈夫?」と問ふたところ「前のやつはこれで壊れました」と云った。豪快な改造だ。

ベースVIにつひてもさらに調査。この楽器は前々から並々ならぬ興味があり、何度か購買に踏み切らんとしたのだが、最後の最後に踏みとどまってきた理由は、何と言ってもそのデザインの悪さ。ワシはそもそもフェンダー系のフォルムが好きでないのだ。ジャガー、なんぞ最悪のフォルムだとも思ってゐるのに、よりによってベースVIはそのジャガーのフォルムを模したもの・・。
jagabass.jpegベースVIとジャガー

ならばオリジナルモデルを作らんか、とも思ふも、かういふものは作ってみんと分からぬもので、これが作ったは良いが全然使えんではまさに金をドブに捨てるが如し。次から次へさういふ煩悩が湧いては溢れ、不毛な月曜。

4月10日(火)--------

レッスンをしてゐて、生徒を一人泣かせてしまった。
・・いや、特にキツい事を云ったりした訳ではなく、ただ本人が自分の覚えの悪いことにガッカリして泣いてしまった、といふ事なのだが、ん〜〜〜〜〜〜〜・・・・。

今、火曜日は生徒全員が女の子で、といふ訳だからではないのだが、そろそろワシもレッスンの方法を変えるべき時が来てゐるのかもしれんな、と。

ワシのレッスンは、歌でも楽器でもひたすら「基本重視」に尽き、自分がまぁさういふ練習でやってきたから、なのだが、もぅただひたすら地味でハードな基礎練を繰り返す事に主眼を置いてゐる。ただ、演ったことある人なら分かるが、基礎練、てのは意外に難しく、信じられぬが 世には「基礎練ができないプロ」といふのも存在する。

これで脱落するやうなら(ワシの)教室に来る必要なし、といふスタンスで25年やってきて、そは間違ってゐたとは思はぬのだが、そろそろさういふのは時代遅れなのではないか、と。なぁなぁに弾いてテキトーに曲が弾けるやうになって生徒が音楽が楽しい!と思へれたらそれで良いんぢゃないか、と思ひ始めてゐる。

あの娘、来週 来るらだうか・・・?。

4月11日(水)--------

このところ、バリトンギターやらその他なにやらいろんな楽器に興味が惹かれてゐて、どーやらワシは音楽のステップアップを楽器に頼ってゐるフシがあるな、と思ってゐた。

そは特に珍しいことでもなく、例えばギタリストが『1950年代のレスポールを入手してプレイが変わった』とか、よく聞く話だ。ワシの敬愛するジョナス・ヘルボーグにしても、一時期ナニかを探し求めるやうにアクースティック系に手を出してゐた。彼のバーイ、生と電気両方の良さを兼ね備えたワーウィックのシグネチャーモデル(天文学的に高価!)に行き着き、音楽性も落ち着いたやうだが、ん〜〜〜〜ワシもそのやうな時が・・・、

とか思ってゐたのだが、ある友人に『しっかりせよ』と云はれ、ハと目が覚めた。

そもそも梶山シュウといふものは、楽器の種類なんぞ関係ないところから音楽を発信してゐる訳で、初期、といふかツイこないだまでは、ホンマにヴァネッサ一本で歌伴からソロまでなんでも演ってゐたやうな、あれこそお前の姿ではないのか?と。

目から鱗が784枚くらい落ちた気がした。
で、半引退状態だったヴァネッサを引っ張り出し、弦を張り替える。この週末の津山遠征、月末のソロ、6月の地下室の会@広島、はこれで演る、と決めた。

ありがとう。

4月12日(木)---------

どぅにも仕事が入らず、まぁ蓄えはまだあって、「明日の支払いに事欠く」やうな状況でもないのだが、あまりの展開のNASAにわりと戦々恐々として来たので、バイトの面接に行って来た。考へてみればバイトの面接、といふものを受けたことがなく。今回初めて「履歴書」なるものを書いたやうな気がす。いちをう太古に就職活動はしたハズなのだが、なーんにも憶えてない。

いちをう「身綺麗な」なりをして行く。ネクタイまではせんで良いか、とか色々考へる。
まぁ実際、面接を受けてみると色々あって、まぁ例えば髭は剃らねばならぬ、とか、まぁ思ひのほか勤務時間が規制されてゐる、とか、まァ、ね・・・。ん〜〜〜〜〜〜、どーしたものかねぇ・・・?。

ワシはバイトだが、この季節 いわゆる「フレッシャーズ」が街に多くゐて、それぞれがそれぞれの環境に馴染むための四苦八苦をしてゐるのを見かける。マイクロバスかなんかに乗せられて運ばれて行く姿を、複雑な思ひで見る。なかでも黒のタイトミニの制服に身を包む(いわゆるリクルート姿)新米OLたちがなかなかエロいと思ふのはワシか。

4月13日(金)--------

明日からのひとりプチツアーは、車中泊を予定してゐる。
こたび、キャンピング・カーのベッドを譲り受け、それが我が「ぐっち」のサイズにピタリ一致し、後部座席に完璧な寝床が完成した。それに合わせ、窓の目張りやらカーテンやらを100均で揃え、「車中泊用」に改装す。

意外に便利なのが100均で売ってる「強力磁石」で、これである程度の大きさの布を壁面に貼っつければ、大胆な改装なしに車にカーテンを付けれるのだ。磁石4ツ×3、と簡易カーテン×2、でシメて¥530。
これまでのワシは鉄道旅で知られてゐたが、これからは車での旅も主軸にしてゆかんと。

まァ最悪、水とコンロさえ積んでおれば、何がしかの生命維持はできるハズなので、今回はさういふアレでやってみやうかと思ふ。レヂャーの、ではなく、仕事の車中泊。どこに塒を設えるか、が割とポイントになるのだがね。
まぁ、どうなるやら・・・。

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春の朧に〜しーなとシュウ花粉前線ツアー2018〜

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3月29日(木)出発 --------

ギックリ腰 引き連れて旅が始まる。
今回、お江戸までの行程に飛行機を選んでゐたのは僥倖としか云ひようがなく、これが12時間かける夜行バスの旅、とかだったら、と考へると恐ろしや。昼に広島を出て昼のうちにお江戸に着ける利便。

ツイ先日 世田谷内で引っ越したばかりのヨーコこと高満洋子んとこにお邪魔。引っ越し祝いにどっかで奢ってやらんとしたのだが、料理自慢のヨーコがそれをさせるハズもなく(笑)。相変わらずの絶品手料理で、逆にワシらがもてなされて恐縮。せめてワインの差し入れで引っ越しのお祝いを。

前に彼女が住んでゐた松陰神社あたりは、たいへん良いかんぢの町だったが、今回の町もなかなかのやうだ。

3月30日(金)下北沢ブルームーン/w 川村ZAVZA泰幸--------
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お江戸「初日」。
日中はヨーコ宅でのんびりさせてもらふが、やはりたいそう腰が痛く、ちょいと歩くのもしんどい。んで、東京の人は歩くのが早いので、その波に合わせるとホンマにキツく、昼飯喰ひに出ただけでえらいこと疲れ、午後は昼寝す。

さてライヴはおなじみ下北沢ブルームーンだが、また下北沢の駅が激変してゐやがり、出口がわからずに右往左往。
もぅ何年もここら一帯の工事が続いており、よく云はれる『一夜にして駅がなくなった』とか、『朝行ってみると南口がない!』とか、色々と聞く。まぁこげな人口の多い街の往来の激しい駅で、なにかを再開発するといふ難易度は理解できるが、引っ掻き回した挙句、あまり利便性のよくないものになった、といふのは避けていただきたいものですな。

けふのライヴにはしーなさんの旧友の方々がメインに集ってくれた。
対バンはもと弟子の川村ZAVZA泰幸。お江戸に出て色々と頑張ってゐる中の一人。この頃は音楽と並行してなにやらAPSとかいふエアガンの競技に凝ってゐるさうで、そっちでもなかなかの成績なんだとか・・・。相変わらず器用なやっちゃ。

ベースの弟子ではあったが、いまのZAVZAはチャップマン・スティックを使うソリスト。オリジナルの楽曲を幾つか披露してくれた。このスティックといふ楽器。ダイナミクスに劣る、といふ点でワシ個人的には魅力を見出せぬのだが、しかしよぅ考へてみれば、同じくダイナミクスに劣るヴィヴラフォンにあれほどの名演が残ってゐる、といふ意味では、スティックにも可能性は無きにしも非ず、といふことだ。ZAVZAにもそのやうに伝えてみた。

彼らと同じくらいの年のやつが、『地元に根付いた活動を』などと云ひつつ広島で燻ってゐるのを見かけるが、ZAVAのやうに若いうちに旅に出るべきだ、と常々思ふ。なにより「自分もさうすべきだった」と思ふからだ。

ZAVZAの東京ライフに幸あれ。

3月31日(土)横浜元町アースリーパラダイス--------

おなじみアスパラだ。

去年、調子に乗って二回も「2デイズ」企画を立てたが、相変わらずの歓迎ぶりで嬉しい。こたびは通常の一回公演で、しかもいつもご贔屓の横浜の皆さんに、是非「薬研堀夜市」の雰囲気を、といふことで、カヴァーも色々、新曲も初披露、朗読まで取り入れ、いつもに増したバリエーションでお届けしてみた。

スタッフのもっちーこと持田 浩嗣が「なんか演りたいな〜」と云ってくれたので、ぢゃあアスパラ名物「ライヴ・アフター・ライヴで演らう」と画策。
もっちー、そのつもりでゐたらしく(笑)譜面まで準備してる。お得意のソウルナンバー。ナンとも云へぬ泥臭く艶っぽいイイ声である。彼が奥方のカッパちゃんと演ってゐる男女デュオはレゲエユニット。ならばワシらも、とレゲエをリクエストして、ボブ・マーレィのThree little birdsを3人で。
これが本当に良いセッションだった。
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いつも満員のアスパラに心から感謝。
だが、この店もすでに「カウントダウン」に入ってゐる、といふ話。もぅだいぶ前から移転の話はあり、それがどうやら具体化しさうな流れにある。全ての物事は移りゆき変わりゆくことは分かってゐても、やるせない。

せめて今この時を、たれの心にも刻める良い歌とともに!。


4月1日(日)勝田台リバースフロゥ/w SEX LESTOLS-------

けふは去年の11月に来たばかりの勝田台。

駅前のピザ屋の店員さんが立て看板を持って往来にアッピールしてゐるのだが、風で飛ばされさうになってゐる。たしか前回も同じやうな光景を見た気がす。ここは「風の街」なのか?と問ふも、地元民は微妙な反応。

前回は「フードバンクちば」といふイベントへのゲスト参加であった。
今回はいちをうウチの看板でのライヴなので、集客が・・・との事で対バンを柏の「アニキ」成沢ヒデトモ氏率いるSEX LESTOLSと、地元勝田台の名物居酒屋「ひみつきち」の木村金太さんが務めてくれた。

ナリさん、と云へば我が友人にして柏市の「人脈王」。ミュージシャンだけでなく、絵描きやら美容師やら、毎度たいへん興味深いパーソンを引き連れて来てくれる。けふのSEX LESTOLSはナリさんを中心とした「(自称)不良中年ロックトリオ」。黒スーツでキメた大柄な男3人がステージに並ぶ様は、確かに「不良中年」そのもの。演るのはどげなハードロックか?はてさてどブルーズか?と思ひきや、いきなり始まるのは石川ひとみの「まちぶせ」(笑)。

まぁナリさんらしいシャレとジョーク(?)満載のロック・ショウだった(笑)。当然、ステージに上がる前から飲みまくってゐて、思ふにナリさんあれで結構緊張してゐたのではないか?。ナリさん、このバンドの他に「ED成沢とボラギノールズ」といふ(女子メンバーもゐるのになんちゅうバンド名や!?)大所帯のバンドもやってゐて、こちらは歌謡ロックなのださう。
ホンマに楽しい人物である。ナリさんありがとう。

もぅ一人の対バン金太さんは富安秀行さんとも繋がってゐて、いわゆる「マドロスもの」をギター一本で演り、こちらもシャレやジョークを交えた歌謡ショウ。会場を練り歩くアンプラグド・スタイルで色々聴かせてくれた。

この金太さんの店「ひみつきち」がけふの打ち上げ会場。
全メニュー自家製材料による料理で、燻製や煮込みやらどれも絶品だったが、いま畑から抜いて来たといふパクチーが最高で、塩も何もつけずに貪り喰ふパクチー好きしーシュ。「青虫みたいに食ってますね」と云はれ、それなら、と出してくれた「パクチー酒」までいただく始末。飲みすぎしーシュ。
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4月2日(月)成田Tommy/w 関口和良--------

昨日から、成田空港内のホテルに雑魚寝等熟してゐる。
これが絶妙に体調が悪く、ギックリ腰もさることながら花粉症の症状もひどく、飲み続けてゐるブロック薬も効いてゐるかんぢがせぬ。仕事にならぬのでキツめの消炎剤を服用するとこれがボーっとする。
どーにも身体に力が入らぬかんぢで、日中は観光にも行かずづっと寝てゐる。

あとで聞いた話なのだが「成田空港」は、どーやら「さういふ場所」なのださうで、識者に云はせると「滞在しない方が良い」とのこと。まぁたしかに「三里塚」といふ地名からして因縁めいたものを感ずるし、空港設立に纏わる色々を紐解いてみても、なにかと「因業の強い土地」といふ実感がす。そは二日滞在して体感した。
加えて、辻々に立つ警官、警備員の物々しさ・・・・。どぅ贔屓目に見ても良いウェーヴを感じる場所では、決してないね。

出演したTommyは、その空港から離れた成田山のお膝元。
マスターの60〜70年代のロックが大好きであることが窺われる店内の様子に、同じにほひを感じる。店の奥にKISSのジーン・シモンズの顔入りTシャーツが飾ってあり、その隣には なんとフレットレスのヴァイオリンベースが!。
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「マスターはベーシストですか?」と問ふと『最近始めたんだけど奥が深くて楽しいね』と。
新興商業地域にひとつだけポツリと明かりが灯ってゐる、やうなホっとするお店だった。是非がんばって、ここから良き音楽と文化を発信して行ける場所であっていただきたいと思ふ。

4月3日(火)北小金Throbber/w坂入ヤスヒロ---------

さて、体調のすぐれぬ春ツアーも最終日。
初めての町、北小金へ。

この3日間、成田空港を拠点に千葉県を行ったり来たりしたのだが、まーぁ千葉って広いところだ、と。
これまで縁のあった柏にしてもだいぶ離れてゐるし、ワシが好きな九十九里や佐原なんぞ、まだまだ全然別方向に遠い、といふ。逆に思へば、皆さんよくこんなところから、都内や横浜のライヴに足を運んでくれてゐたなぁ、と改めての感謝もひとしを。

けふの会場throbberは今ツアー唯一生ピヤノがあるハコ。しーなさんには嬉しからう。音響もよく演りやすい店だった。聞けば店長、といふかマネージャーの西澤數泰さんはバリバリに現役のドラマーで、しかもソロでライヴを演ったりする、わりとワシらと「同じにほひ」を感じさせるやうなお人。セッションも頻繁に行ってゐるお店らしく、けふの対バン、コラ奏者の坂入ヤスヒロもその常連とか。

坂入ちゃんは、一見「その筋か?」とも思ふイカツイ見かけに反した知性派ミュージシャンで(笑)、古い前衛ジャズなんかの話題がよくワシと盛り上がる。コラも演奏するが本業はドラマーである。
けふは早いうちから「何か一緒に」と話が進んでおり、さう云へば今ツアーで唯一プログラム中に共演を果たすミュージシャンとなった(横浜のもっちーとの共演はあくまでもアフター・ライヴ)
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前回、柏での共演時にも演ったモンゴ・サンタマリア1959年の名曲「アフロ・ブルー」を再演。
これにはワシが意訳で歌詞をつけており、坂入ちゃんはそれをえらく気に入ってくれてゐる。けふは二回目といふこともあって、より深い解釈による即興で展開できた。面白かった。また遣りたいな。

あとは坂入ちゃんにドラム叩いてもらって「レゲエ・なごり雪」を。こちらは場内大合唱の大盛り上がり。
千秋楽、良いライヴでシメれて安堵。

今回ホンマに、前日のギックリ腰から始まり、花粉症の悪化、釣られるやうにしーなさんまで体調を崩し、蕁麻疹が出たり口内炎ができたり、「満身創痍ズ」と力なく笑うしかないほどの体調不良ツアーとなった。こんなに調子悪い旅は久しぶりだ。

その中でも、ライヴはどれも中々の出来だったし、なにより自分たちが「そこ」に活路を見出せたのは大きい。
調子が悪い中でベストを目指し、ベストを超えることができる実感は、なによりユニットの力になる。ライヴ中以外は力なく寝込んでゐても、ステージに上がればベストな状態に持って行ける。

今回 それが出来た。
しーシュ、13年の実績、に他ならない。

いやいや、ホンマ各地でいろんな方々に、ホンマにお世話になりました。
今回体調がすぐれなんだぶん、スタッフやお客さんのお気遣いがどれほど心強かったことか!。
本当にありがとうございました。

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