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月日は流れ ワシは残る

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10月18日(木)--------

向原へ出張レッスン。
週末にもここら辺に来ることになってゐるので、なんか変なかんぢ。斯様にこの辺の地に自分が関わって仕事をしたりするやうになるとは、思ってもみなんだことである。

夜からは地元でレッスン。講師仲間に『また どっか行ってたの?』と訊かれる。『長野へ』と云ふと「おー」と。
その前に東京でライヴを演ったのが、遥か太古に思へる。

10月19日(金)しーなとシュウ:JUKE ---------

けふは西日本コンピュータ技術者協同組合、といふ所から頂いた仕事で、しーシュのライヴ(非公開)。

ライヴの場所に来た事がない、といふ市井の人々に、ライヴの楽しさを伝えてほしい、といふこと。ん〜〜〜しーシュに出来るだらうか?との思ひ強し。綿密な打ち合わせと選曲で準備。
基本的にしーシュのいつものかんぢで演っていただければ・・・との事だが、聞けば年齢層もかなり幅広く、アレコレと用意して臨む。

ライヴに慣れてない人々、といふはイクォールどう反応して良いか分からぬ、といふ事で、反応も鈍く拍手も遅い。横向きのしーなさんはともかく、お客さんと正対してゐるワシには、正直演り易いステージではなかったが、頑張った。
頑張った甲斐あり、終演後には相当な高評価。帰り際には皆ていねいに「スゴく面白かった」と云ってくれる。CDも持って来たぶんは、ほぼ完売した。もっと持ってくればよかった(笑)。

奇数拍子講座、てのを設けて、三拍子、五拍子、七拍子、の曲を順繰りに演ったのだが、さういふマニアックな部分の評価が、意外なほど高かった。最近、奇数にアツいしーシュである。

小学校2年生、といふ男の子がやたらとワシに食いつき、「ギター面知れぇ〜」(ベースだけどね)「ギター習いたい〜」(ベースだが)「途中からギターばっか見てた〜」(ベースだ)、と連呼。おねぇちゃんにお年玉を前借りしてまでCDを買ってくれた。

ありとぅよ坊主!。
いつかお前が本当に習いに来てくれたら最高だが、これから先なんとなくでもお前が音楽に興味を持ち、ギターかなんか弾くやうになって、ある時フと「子供の頃に親と一緒に行ったライヴで、なんか変なおっさん見たんよな」と思ひだしてくれたら、それだけでもぅワシの人生はIt's OKよ。

いい仕事だった。
ありがとう。

その後、ツアーで広島に来てゐる、もとりぶさんのエグっちゃんこと江口優のライヴに、遅れて駆けつける。もぅアンコールが始まってゐたが、エグっちゃんも主催者も喜んでくれ、駆けつけて良かった、といふかんぢ。良いライヴだったさうだ。

さうしてゐると、これも自身のライヴを終えた所だといふ、人気ものシンガー 香川裕光もやって来て(エグっちゃんとは友人)、おぉ久しぶり〜、みたいな・・・。なんかえぇかんぢに皆に会えた、といふ夜。

良い夜である。

10月20日(土)---------

朋友バンドHoneysが定期的にライヴを演ってゐる、といふ、向原の多目的カフェ「ささき亭」にHoneysを見に行く。いつも出張レッスンの行き帰りに前を通る店で、「ここはなんだらう?」と思ってゐた場所なのだ。

障害者の作業所と提携した広い事業のひとつらしく、給仕や調理に障害者の人たちを交え、自立支援や生活の手助けを行なってゐる福祉施設のひとつなんださう。Honeysはもぅ数年間、ここでお昼ライヴをやってると聞く。

まぁライヴとは云っても、いわゆる「ラウンヂ演奏」のやうなもので、お客さんは普通にご飯を食べに来た人たち。しーシュもやってるオリエンタルホテルの、まぁランチ版、みたいなかんぢか。
Honeysらしいほんわりしたライヴで、行きずりの人も楽しさうに聴いてゐる。ワシが聴きに来て、彼らは演り難かっただらうが、楽しく聴かせて頂いた。

「シュウさんにも演って頂きたいんですが、プロの方にはギャラが払えなくて・・」と店長さん。
ん〜〜〜〜これも難しいところですねぇ。求められればどんな所でも演奏し 歌うことは全然厭わぬのだが、確かにタダ働きは避けねばならん。こは自分だけでなく、他のプロ音楽仲間のためでもある。

なにを妥協点とするか、で物事の捉え方は変わって来るよな・・・。ん〜〜〜・・。割と永遠のテーマ。

その後はHoneysと一緒に帰り、彼らの根城で明日のライヴの練習をば。ぢつは明日、急遽彼らのライヴをベースでサポートすることになったので・・・。

10月21日(日)龍姫湖まつり:Honeys サポート --------

絶好の行楽日和。完璧な秋晴れの空である。

けふHoneysのサポートで出演せしは、広島県山県郡安芸太田町に存在する「温井ダム」の周辺施設で行われる龍姫湖まつり。聞けばづいぶん前から行われてゐるフェスのやうで、かの「竹弦教」も出演したこともある、本格的な野外イベントださう。

行ってみるとHoneysのふたりは出演者としてだけでなく、司会進行も担当してゐる。なんとまぁ大変なことを。
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ので、二人ともワシに構ってゐる暇はなく、ワシも出演時間までの空きを、焼きそば食ったり串カツ食ったりコロッケ食ったりしながら、祭りを楽しむ。

温井ダムは「西日本No1の高さを誇るアーチ型コンクリートダム」として知られてゐるさうで、確かにそのデカさは、高所恐怖症のワシにはややキツいものがあるほど。しかしこれほどの巨大建造物、といふは、その是非を超越して感動を覚えるのも確か。
祭りといふことで、日頃は関係者以外入れないダムの「キャットウォーク」が解放されており、見学は自由に、とのことだったが、そこに至る階段は481段あるといふ。サポートとは云へ、とてもライヴの前に気軽に見学に行けるものでもなささうだ。ド迫力の水位低下放水を間近で見れるチャンスだったが、残念ながら出演時間となり、諦める。

さてステージだが、あたふたと司会進行から出演者にシフトチェンジするHoneysのふたりを、名実ともにうまく支えた、といふライヴとなった。昨日の突貫リハも功を奏し、初トリオにしてはたいへん良いライヴが出来たのではないか?。
ワシ的にも満足、な仕事だった。

終演後、偶然遊びに来てゐた友人とばったり会ったり、神楽の舞台なども見て、夕方にはおいとます。
良い1日だった。Honeysのフクちゃん&マユさん、ありがとう。

10月22日(月)おちょこ&上八木IBM featuring 梶山シュウ:テアトロ・アビエルト ------

ぱんぱかトリオでPVを撮ろう、といふ話となり、午前中から3人で車を出し、あれこれ。
ワシが推薦した、ちょいと川上のえぇかんぢの河川敷にて、実際に生演奏して、それをVに撮る。釣り人や河川作業員の数が多く、ちょこちょこ邪魔が入った(本当はむしろワシらが邪魔者)が、何度かのテイクで3人が満足するものが撮れ、これで行こう、と決定。
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ワシは久々にアコベの「ぱん兵衛」を取り出し。
オフショットの撮影などもなかなか楽しく、またこのトリオでも旅に出たいね、と話がまとまる。

夜は上八木のカフェ・テアトロ・アビエルトで、東京のヴォイス・インプロヴァイザー「おちょこさん」とのライヴに。
このおちょこさん、2005年・・・、ワシがまだ一人で足繁く東京に通ってライヴをやってゐた頃、国立の「地球屋」といふライヴハウスで共演したことがあるお人。

こないだの乱葛茜ちゃん(牧瀬茜/ストリッパー)オサムくん(大槻オサム/舞踏)と話ししてゐて、フとおちょこさんの名前が出て、「おちょこさん、てあのおちょこさん?」みたいなかんぢで、活動を確認したばかり。なんとも不思議な事に、そのスグあとにアビエルトにオファーがあり、ならば、とオサムくんがワシを誘ってくれたのが、けふのライヴ。

13年ぶりの再会となるおちょこさん。「いや〜〜〜久しぶりです」とか、お互いに「変わらないねぇ」とか云ひながら、その13年の間にあった色々なことを語り合う。あの頃のおちょこさんは「国分寺エクスペリエンス」といふ社会派のバンドのフロントで、まぁ云はば普通にロックバンドのヴォーカルだった。いつから即興を演るやうになったの?みたいなかんぢで、けふのワシは全編即興で彼女に絡む事にす。
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アビエルトを根城に活動する即興集団 上八木IBMの面子も集まり、おちょこさんのソロからライヴスタート。ワシは3曲めから参加して、冒頭フツーの曲から徐々に即興になだれ込む、といふ構成で約30分コラボ。
思ひのほか良い即興となり、二人でがっつりと握手。
そっから先は上八木IBMのメンバーも入り乱れ、全体即興となる。新メンバーに、こないだランドゥーガ 即興ワークショップで、良いかんぢに絡んだサックスの青年が居り、ほーまた会えたか、といふかんぢで嬉しかった。
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お客さんは少なかったが、たいへん良いかんぢの即興ライヴとなった。

昔の記憶を辿って、おちょこさんって結構飲む人だったよな、と思ひ、けふは電車で行ってゐた。果たしておちょこさん「今日はシュウさん飲める?」といふ事で、まぁ遠慮なく飲む。なんだかんだ皆んなで即興やら音楽やらについて喋りあい、おちょこさんと二人で、可部線の終電に乗って帰った。

東京の人と一緒に、ローカル中のローカル路線の最終便(乗客ゼロ)に乗って帰る不思議。

10月23日(火)---------

久しぶりに「レッスンしかない」日。
レッスン前に、リハビリ病院に入ってゐるオフクロの様子伺いに行き、洗濯物を実家に届けておく。

10月24日(水)隔月solo歌い込み企画「吟」第5回 ふらんす座 ----------

「集客力のNASAにメゲていては何も始まらん!なにがなんでも演る、といふ気骨を持てぃ!」と自分に叱咤して始めた企画「吟」@ふらんす座もはや5回め。残す処あと2回、となった「吟」である。

おかげさまでファンが定着し、毎回同じ顔ぶれが集ってくれるやうになり、来年はもぅ演らないの?といふ声も聞けるやうになったが、まぁ、そこは・・。これを演りだしてからは、ギターやらカリンバやら色々使って来たのだが、けふはハナからベースオンリーで全編演る!と決めてゐた。

ので、ホンマに全編・・・2時間まるまるをベースと歌のみ、でお届けした。

さう、本来ワシはこれで全国を回ってゐたのだ。これができる事で、周囲に認められ、多くの友や応援者を得て来たのだ。
その基本に立ち返るライヴだったと思ふ。声も完全に復調し、オリジナルもカヴァーも、きっちり歌いこなすことができた。お客さんも満員で、本当に良いライヴだった。
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さぁ、次回はいょいょ最終回。
12月19日「吟」第6回 はベースを中心に、ギターやピヤノまで使い、全曲オリジナルオンリーでお届けする予定。

最近、このライヴの始まる前と終わった後、ヲルガン座頭首ゴトウイズミと色々話し込むのが通例となっており、これがなかなか楽しい。お互いの信条、やり方、希望、夢、現実、など結構がっつり語り合ってゐて、イズミちゃんもこの時間を楽しみにしてくれてゐるらしい。

付き合いは長くなったが、まだイズミちゃんと二人だけでナニかを演った事はなく、いづれはそれを・・と。ワシも楽しみにしておこう。イズミちゃん、ありがとう。

10月24日(木)----------

かうしてブログにしてみて気づくが、ずいぶんと濃いライヴが続いた日々だったのだな。
けふから土曜日までは、ユルい日々が戻ってくる。

安芸高田コネクションのひとり、画家である筒井尚美さんの作品展示会を見に行く。
2回くらいしか会った事ないのでどーかな?と思ってゐたが、ワシを見つけると「あぁ!」と気づいてくれ、作品を紹介しながら案内してくれた。

絵のことはあまりよく分からぬのだが、彼女の作品は、おそらく彼女が小動物や子供に注ぐ視線そのものであらう、優しく淡いタッチで描かれたものが中心。
長く学校で美術の先生をしておられたのを、このたび思ひ立って「画家」として生きて行く事にシフトチェンジした、といふ尚美さん。先の人生で後悔したくなかったから・・と云ふその姿勢。おぉいに納得できる。画家として活くる、といふは、我々音楽家よりさらに厳しい世界に違いない。そこに踏み出した彼女に、強くエールを送りたいと思ふ。

まぁ正直云ふと、初めてお目にかかった時には、「あんた傍目で分かるくらい見惚れてゐたね」と云はれる程、たいへんワシ好みの美人であり、感じの良い人であった。だが、けふ話を伺ったかんぢでは、かなり情熱的な人であり、ワシの邪な心など遥かに凌駕する高い精神性を感じさせるお人である。

10月25日(金)---------

じぶこん から、こないだのレコーディングのラフ・ミックス盤が届いた。

まだリード・ギターも入ってないし、歌も仮に過ぎぬのだが、すでに凄まじい出来であり、これはスゴいアルバムになりさうである。過去ワシが参加した録音物の中でも、しーシュに次いで上位に値する完成度。
間違いない。これは素晴らしい作品となるぜ。

今回、全編を「カラス(スタインバーガー・フレットレス)」で録った。このベースの音をちゃんと残すものとしては初めての録音となる。音色はまぁ「ヴァネッサ(アトランシア・ステルス/フレットレス)には及ばぬとは思ふのだが、わりとタッチのニュアンスまでしっかり録られてゐて、良いではないか。

さらに完成が楽しみになってきたな。
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日々更新される憂いにつひて

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10月11日(木)下北沢Blue moon ソロ --------

夜行バスで東京入りしたのは、まづはこのライヴのため。

我らが東京の根城、下北沢はブルームーンが今月で閉店、といふことは、ぢつは結構早い時期から知らされてゐて、ならば、と今年に入ってからもづいぶん足繁く通わせていただいてゐた。
こないだの「手ぶら行き当たりばっ旅」が最後の出演かな、と思ってゐたがやはり最後にもう一度、の感が強く、半ば無理やりこの日のライヴを決めた。

『ライヴできる店をやる、と決めたとき、真っ先にお前が歌ってる姿が浮かんだ』と云ってくれる店長 平石正樹さん。その光栄な店への最後の出演は、やはりソロで。
対バンを務めてくれたのは、広島にもゆかりの深いジャグ・シンガーのイケマーと、元弟子の川村ZAVZA泰行。両者とも、何度もこの店で共演してゐる。特にイケマーなど、日頃はカタギの仕事に就いてゐて、平日のライヴはなかなか難しいであらうに、ブルームーンの最後を、と一緒に演ってくれることになった。

この店で知り合った音楽家もあり、また、ワシがここを紹介して懇意になったミュージシャンもゐる。
ここが良い店だと云はれることはワシにとっても嬉しかったし、誇りだった。

感謝を込めて、のブルームーン最後のソロ。
ストロマトライト/君が亡くなって1年が過ぎた/ブルームーン/きんぎょ/いらっさい/微熱/らのえてぃあ/旅行きて

イケマー、正樹さんとのセッションもあり、楽しく、嬉しく、そしてやはりちょいと切ない、最後のブルームーンの夜だった。
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明日からじぶこんHsバンドのレコーディングで、長野県は駒ヶ根市に入ることになってゐる。宿を借りてゐる友人にもアレだし、井の頭線の最終で吉祥寺に帰るつもりでゐたのだが、正樹さんと打ち上げをしてゐるうちに「けふはさうも行かぬだらう」といふ思ひになり、最後まで付き合うことにす。

ボンドマティーニをぱかぱかと水のやうに飲む正樹さん(ちょいと飲みすぎだよ!)と結局2時くらいまで飲み語り、この道をこのやうに往くのも、これで最後かァ、と思ひながら、タクシーで吉祥寺まで帰った。

ありがとうブルームーン。いざ、さらば。

10月12日(金)じぶこんHsバンドレコーディング:前入り --------

アレは一年前の夏だったか
我が朋友バンド じぶこん(辻岳春、裕子夫妻)が、全国を旅する中で出会ったピンと来る音楽家を集めて、じぶこんHsバンドといふユニットを編成し、「へそ祭り」といふタイトルで2日間に渡るイベントを敢行した。

2日間でのべ千人以上の来場者を得た大成功のイベントは、ワシにとっても素晴らしい経験だったし、そこで一堂に会したメンバーたちのスゴさたるや、いま白状するけど このワシが友人に弱音メールを送るほどだった(苦笑)。

あの時ワシは、「近いうちに必ずこのメンバーを訪ねて行こう」と強く思ったのだ。

さういふ思ひはじぶこんのふたりも同じだったやうで、あのメンバーでの音を残したい、と強く思ったタケポンとゆぅこりんは、ついにHsバンドでのレコーディング に踏み切ったのだ。
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まぁ長くなったが、そんな話し。

レコーディングはHsバンドの鍵盤奏者 夏秋文彦さんの地元、長野県は駒ヶ根市で行われる、といふことで、じぶこんの二人とワシは前入り。けふはじぶこんカーに乗って、ひたすら走る。
長野と云へば、御神渡りの諏訪湖。御柱祭。飛騨、赤石、木曽、みっつの長大な山脈を擁する日本アルプス・・・。いづれも「日本の神性」を強く感じさせる土地。「信州」といふのを「神州」とだと思ってゐたほど、まぁなんかさういふかんぢ。憧れっちゃ憧れの場所でもある。

んで、夏秋さんは「伊那谷の仙人」と呼ばれてゐる、もぅホンマもんの神性ミュージシャン。古民家に住まい、米と野菜と味噌と醤油を自身で作り、調理以外で極力火を使わぬ暮らしをしながら、世界各国で演奏活動を続けてゐるお人。Hsバンドの中でもひときわ異彩を放つその存在感に、ワシも興味津々だった。
その暮らしぶりを垣間見ながら、の3日間の逗留となる。

けふは録音に際しての、細かい決定事項やアレンジを煮詰めて行く作業。レコーディングに向かい、すでにテンション上がりまくりのゆぅこりんが次々に注いでゆく酒をカパカパ飲みながら、伊那谷の夜は更けゆく。
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10月13日(土)じぶこんHsバンドレコーディング:初日 -------

けふから本格的なレコーディングに入る。
富山からパーカッションのヤマダベンもやって来た。

夏秋さん懇意のプライヴェート・スタヂヲを借り切っての、ひたすら音に没頭する1日。
今回、じぶこんファン代表のカオリさんがスタッフとして同行しており、彼女は食事を含む我らの身の回りの世話を一手に引き受けてくれ、おかげでワシらは演奏以外のことに一切気を煩わせることなく、音楽に集中できる。

この3日間で、ワシとベンちゃんによるリズムセクションを一気に録り切ろう、といふ計画。よぅは「ベーシック・トラック」だ。譜面でしっかり予習して来たワシと、譜面を見ずに直感でプレイするベンちゃんの音を、タケポンのギターと夏秋さんの鍵盤がまとめあげて行く。
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ぢつはレコーディングを得意とするワシ。
サクサクと録り進み、なんとけふだけで6曲をコンプリート。
えぇ調子やね、とか云ひながら、明日も同じ場所での作業なので、楽器も機材も置きっぱなしで帰れる嬉しさ。

10月14日(日)じぶこんHsバンドレコーディング:二日目 --------

今朝も早よから録音開始。

難曲を先に、といふことで、構成がややこしかったり、長尺だったりするものを昨日で済ませており、けふは楽勝か?と思ひきや、シムプルでポップな曲ほど煮詰まりやすい、といふ レコーディングあるある。

それでもワシはまぁ順調に録り進み、途中ちょいと散歩に出かけられる余裕もできる。

こちらに来てからづっと、カっと晴れてゐると思ひきや急に雨が降って来たり、と不安定な天候。これが長野の気候なのかな?とか思ったりしながら。壮大な盆地、といふかんぢなのか、どこに行っても景色は素晴らしく、街のどこからでも高く高く連なる山脈が望め、その頂上付近はつねに霧をはらみ、たいへん幻想的な風景。
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ぬーむ、と思ひながら、しかしちょいと街の中心に行けば、ちゃんとコンビニもあればチェーンのリストランテやドラッグストアもあり、人の営みといふは、日本どこに行っても、まぁだいたい同じやな、とか。

けふもえぇかんぢに録りすすみ、夕方過ぎる頃にはリズムセクションが完了。力強くガッツポーズをとり、ベンちゃんとハイタッチ。明日は夏秋さんのピヤノを中心に、ワシとベンちゃんの「声」を録って行く作業を残すのみ、となった。

えぇかんぢである。

10月15日(月)じぶこんHsバンドレコーディング:三日目 -------

けふは場所を変え、音色が素晴らしい、といふピヤノのある会場で、夏秋さんを中心にした録音となる。

ワシとベンちゃんはしばらく遑をもらひ、フロに入りに行ったりメシを喰ひに行ったり。連日 想定以上の寒さが募ってゐて、持って来た衣服だけでは暖が取れなくなり、やむなくホームセンターで釣り人用の非ファッショナボーな防寒着を買う。

ワシらが居ない間、パソコンがトラブったらしく、意外に難航してゐたらしい録りも、なんとか進み、いょいょワシの「声」を録る段になる。

ワシは密かに、ワシがこのバンドのメンバーに選ばれたのは、ベースはさておき、コーラスの技術に負う部分が多いのではないか、と思っており、上述の「へそ祭り」においては、なにやら体調を壊した状態で「声が全く操れぬ」といふたいへん悔しい思ひの中でのライヴとなったのだった。
ので、得意なレコーディングで、調子の良い時の声を録れるのは、ワシも嬉しい。

ほとんどの曲をほぼワン・テイクでキめ、力強くガッツポーズ。これにて、じぶこん新作におけるワシとベンちゃんの役目は、全てコンプリート。あとはギターの中嶋恵樹さん、夏秋さん、そしてタケポン&ゆぅこりんの「うわもの」に託す。

ベンちゃんはその足で富山へ帰って行く。じぶこんのふたりは明日も駒ヶ根に残り、夏秋さんとともに最終的な装飾音を録るといふ。ワシは明日の名古屋行きのバスを予約し、安心して打ち上げ。良い録音だった、などといふ話からまた日本酒がカパカパ減ってゆき・・・・。

10月16日(火)帰広 ---------

だいぶ酒が残った朝。
ゆんべのワシは、なにやら「リディアン・スケールの美しさ」につひて、かなり熱く語ってゐたらしひ。なんかそれって一番ウザいタイプの酔っ払いではないか・・・。

居残りメンバー全員が、駒ヶ根バスセンターまで一緒に来て、バスが出るまでを見送ってくれた。
じぶこんのふたり、ベンちゃん、そして夏秋さんに、深い感謝を。よくぞこのメンバーにワシを加えてくれた、といふ感慨ひとしをである。良きアルバムの完成を祈る。間違いなく素晴らしいアルバムができるだらう。
楽しみに待ってゐやう。

名古屋まで約3時間。名古屋駅で一旦街に出て遊んで行くことも考へたが、まぁ結構疲れてもゐるので、駅できしめんを喰ひ、適当に来た新幹線に乗る、といふやり方でスンナリ広島を目指す。

夕刻には広島に着。乗り換え駅で友人の娘(女子高生)にばったり会い、同じ路線なので一緒に帰る。女子高生と怪しいおっさんのコンビ(笑)。これがまたえらい気さくな娘で、しーなさんの娘以外で、こげな気さくな女子高生がゐたのだな、とまた感慨ひとしを。

素晴らしい三日間だった。

10月17日(水)--------

旅帰りすぐだが、53歳の誕生日を迎えた。

ぢつはこのツアー中の各地で、ちょいと早いサプライズの「おめでとう」を頂いており、ここ数年わりとフツーの誕生日を過ごしてゐた身としては、久しぶりに多くの人にお祝いしてもらひ、おかげでづいぶんとココロ穏やかな誕生日となった。

みんなありがとう。
重ねた歳だけの「徳」が身についてゐるかどーか甚だ疑わしいところだが、斯様な身のものがここまで音楽を続け、それが少なくない人々に愛され、まだしばらくは続けて行けさうな幸運に、心から感謝を捧げたい。

誕生日ツイデに運転免許証の更新に行く。
今回も幸運なことに黄金免許。のべ10年間の無事故無違反を完遂したことになる。煩雑な講習だの手続きだのを回避できるメリットだけの為にでも、またもぅ5年、頑張ってみやう、と思ふ。

そんな訳で、今回の免許証の写真は、過去数回更新して来た免許証の『典型的犯罪者顔(とくに前々回の更新では、窓口で係員とモメ、恐ろしいほどの凶悪顔で写ってしまってゐた)』と違い、だいぶココロ穏やかな顔で写ってゐる。

ココロ穏やかに歳をとりたいものだ。

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徐々に枯れてゆく湖につひて

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10月5日(金)---------

旅帰りすぐだが、まぁそんなに疲れも残ってないし、で、姉貴とふたりでオフクロの回復期リハビリ病院への転院手続きと見学に。担当の看護師がえらいことフランクな話し方をする人で、なんかナゴむ。これを期に、入居してゐた介護施設も退去させることに。えぇことになれば良いのだがね・・・。

今週唯一となるレッスン。
だが、ホレ見たことか、のブッキングミスで、同じ時間に生徒3人が集まってしまふ、といふ最低なことになる。センセイ失格だ。
幸いにも気心知れた謙虚な生徒ばかりで『あ、僕が待ってますからお先に』とか『いぇいぇ私が待つのでお先に』と譲り合ってくれ、ちゃんと3人のレッスンを完遂できた。いや〜ホンマに申し訳ない。以後、気をつけねば。

10月6日(土)らうんじしーシュ:オリエンタルホテル --------

またまたぞろ週末の台風接近。

生徒が関わってゐる「重機のフェス」みたいなのが開催されてゐる、と聞き、だいぶ風が強いんだがな、と思ひながら出かけてみた。したらちょーどワシが会場に着いた時点で、イベントの打ち切りが決定されたやうで、そのやうなアナウンスが・・・。聞けばツイ先ほど、テントが強風によって飛ばされたのだ、とか。

まぁ仕方ないやね。ワシはツアー中の運動不足を解消すべく、歩いて帰ることに。風は強いが雨は降ってないので。しかし家まであと20分くらいのところで、なにやら膝が異常に痛みはじめ、やれしまった、と。そもそもワシの膝は15年前の大骨折により、マトモではない。運動不足が即 異常に繋がる。イカンねぇ。

健康で丈夫な老人、を目指したいが、このかんぢでは『杖をつく老人』への運命は避けられぬかも・・。

さて 台風も去り、風も収まった夜には、2ヶ月ぶりの営業形態しーシュ。台風に関連するせいなのか、やたらと人が多く、駐車場もいっぱい。いかにもガテン系の屈強な男たちがそこここにゐて、けふに限ってセクシーなミニスカートでキメたしーなさん、またもガン見の対象となる。

ふたりで交互に歌い合う、このラウンジ形態も板について来たかんぢ。けふはガヤも多かったが リクエストもいっぱい来て、面目躍如たる働き。だが、お互いのレパートリィの会得にはまだこなれを要する。特に、ワシのソロに関しては 譜面があまり充実してないので、毎月必要なものを書き上げてしーなさんに渡す、といふパタンが続いてゐる。ソングブックでも作らなイカンかな?。

営業に帰りに、ツアーに持ってった機材の降ろしなんぞやってるとだいぶ遅くなってしまった。明日も急遽決まった本番。

10月7日(日)千田わっしょい祭り --------

カワちゃんから急遽話が来て出演と相成った千田わっしょい
あいにくしーなさんの都合が合わなんだので、ぱんぱかトリオでの出演は叶わず。カワちゃんとワシのデュオ「半ぱかトリオ」と、ワシはギターの弾き語りのソロで、3ステージを担当させて頂いた。

やや蒸し暑い気候だったが、昼下がりへ向けてのゆったり時間。昭和歌謡やスタンダードに演目を絞り、つらつらと、ホンマにつらつらと弾き語った。特に称賛もなにもなかったが、拍手は大きかったから、まぁ良かったのだらう。
久しぶりの半ぱかトリオもなかなか楽しかった。誘ってくれたカワちゃんに感謝。
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その後ワシは、廿日市で行われてゐるF楽器店音楽教室の発表会へ。
企業契約から外れた今となっては、とくに参加義務はないのだが、まぁ若い講師たちがどんなかんぢで演ってゐるのか、見ておくのも的外れではないだらう。
会場なりに満員だったし、生徒たちの頑張りは昔も今も変わりなく、顔ぶれがだいぶ変わった講師陣もよく健闘しており、良いコンサートだった。

パイグがほぼ全編でベースを弾いており、体調も悪さうで(二日酔いだったらしい)なかなかキツさうだったので、1曲代打で弾いてやる。まぁ、さういふのも含めて、楽しかった。

打ち上げにも参加。若い講師たちと喋ってみたかったが、主にパイグと喋ってゐた。日付が変わるくらいまで飲み喰ひ、ハナからそのつもりでゐたやうに、車中泊。

10月8日(月/祝)ぱんぱかトリオ:ハミングバード・カフェ --------

よぅ寝たやうだ。8時起床。

近くのスーパー銭湯が8時から空いてゐたので、入る。けふはぱんぱかトリオのリハ→本番、といふ流れ。そのつもりでぱんぱかの衣装(アロハシャーツ)と楽器も積んで来てゐる。風呂からスタヂヲに直行とは、なかなか豪勢ではないか。

ところが途中で道路工事なんぞやってやがり、これの渋滞に捕まってしまう。日曜日ではなく、祝日といふことを失念してゐた。かういふ仕事って祝日は敢行するのだ。ので、途中で軽く朝飯でも、と思ってゐた計画はパー。ハラ減りのままスタヂヲに入り、小一時間半リハし、その後「旅のしゃべラジ」の収録もす。

んで、車に機材を積み込み、けふのライヴ会場ハミングバード・カフェへ。
ここはカワちゃんのウクレレ教室の拠点でもあり、当然、お客さんはほとんど「その筋」。ならばと演目にもハワイアンの要素をふんだんに取り入れたナンバーを盛り込み、イザ本番。
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最近「波に乗ってるな」と思へるぱんぱかトリオ。けふもたいへん良いかんぢに3人のノリが一致し、とても盛り上がる良いライヴとなった。お客さんもよぅやく、カワちゃんがこの3人で演りたいこと、を分かって来たやうなかんぢ。
けふのワシはほぼ9割を「縦べぇ」で演奏。久しぶりだったがボゥも使い、指は痛いがまぁ良きサポートができたと思ふ。
夕方には終わるのも、お昼ライヴのメリット。

土曜日の「らうんじしーシュ」から、日曜のソロと半ぱか&発表会への参戦。で、車中泊からのリハ&収録→本番。とさすがに少しくたびれた。だがまぁ去年ほとんど仕事がなく、定期のバイトやらキャンプまでした身からすれば、忙しいのはありがたいことだ。

10月9日(火)---------

この週末にかけての遠征=東京でのイケマーとの共演と、長野でのじぶこんのレコーディング。それを見越した練習を朝のうちに2時間。ごりごりの変拍子の曲とか、コピーして練習したいんだが、さういふ時間が取れんのが、良いのやら悪いのやら・・・。まぁいつヒマになるか分かったもんではない稼業なのだ。次のヒマ時にはさういふ練習を。

んで、練習後少し筋トレして、午後からは黒瀬町のリペアハウス「串小屋」へ、リペアが完了した楽器の引き取りと、久しぶりの串小屋ライヴの打ち合わせに。
12月のアタマにライヴが決定。新店舗では初のライヴとなる。楽しみがまた増えた。

けふは一旦帰宅せず、そのまま国道を五日市まで行き、レッスンへ。明日からまた旅なので、今週のレッスンはこれだけ。先週も週に一回しかレッスンせなんだな。しかもけふは生徒が二人も休んだので、ますますスカスカなかんぢ。
飛び飛びのレッスンになって生徒には申し訳ないが、「それは先生の仕事だから・・」と分かってくれる生徒ばかりなので、助かってゐる。

10月11日(水)---------

けふの夜行バスで、まづ東京へ。
んで、明日は下北沢ブルームーンで最後のライヴをやり、明後日からは長野県でじぶこんのレコーディングに入る。
長野県のどこなのかさっぱり分からず、行くのはえぇが帰れるンだらうか?などと不安なワシ。

けふはライヴもリハもレッスンもないので、ゆっくり旅の支度。
ライヴは一本だけなので、周辺機材は少なくて済むが、この季節に未知の土地がどんだけ寒いか、など鑑みてアレコレ悩む。

まぁ行って来ます

強風に飛んで行くシーツ(しーシュ中秋中部東海ツアー記)

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9月28日(金)出発 ----------

旅はじまる。
ツアー車「ぐっち」のハイテク機能「ETC」搭載後 初の本格的なツアーとなる。
ライヴの初日は岐阜県鵜沼、といふ事になるのだが、イキナリ広島→岐阜→ライヴ、では老体にキツい。ので、初日は距離を稼いでおくかんぢで、大阪は関目まで。

ぐっちはマニュアル車なので、オートマ限定免許のしーなさんは操縦できず、故にドライヴァーはワシひとり、となるのだが、もとより車を運転するのは嫌いではない。しーなさんは申し訳ながるが、腰と首がイワぬやうにしさえすれば、づっと運転することはぜんぜん厭わぬ。

て、ことで、夕刻過ぎに関目は「我らの家」に着。
けふのミッションはこれだけなので、あとはもぅ宴会に参加して、常連さん達と飲み喰ひ語る。
当然「歌え」といふ事にもなり、それぞれソロで数曲。
ワシはこないだソロで来てからまだ壱週間しか経ってない。んで、11月にはまたここに来る。年末もまた来る。
ワシら関目の住人か、と(笑)。

9月29日(土)岐阜県鵜沼 各務原6−21----------

店泊まり。
店主ゴンスケさんの朝飯を食はせてもらひ、「宿に困ればいつでもおいで」といふありがたい言葉に送り出され、岐阜を目指す。
しかし、またぞろ台風が接近して来ており、けふの鵜沼はまだしも、明日の犬山はなにやら直撃コースの様子。
どぅなるものやら、と思ひながら車を進め、思ったより順調に中部地方へ。

鵜沼と犬山は岐阜県と愛知県に分かれてはゐるが、実際は川を隔てた隣町。なので、まづは今夜の宿でもある犬山は喫茶「ふぅ」に寄り、店主小川アキラさんにご挨拶。「明日、どうしませうかね?」とか話してゐると、小川さんから「時間をズラすか?」と提案が。
台風は明日の夕方から夜にかけて犬山を直撃する模様。ならば夕方より前にライヴが終わるやうにすれば良いのではないか、と話がまとまり、重複するお客さんが多いであらうけふのライヴMCと、フェースブックその他SNSで早急に告知しやう、となる。

なにしろワシら、まづ一番先にふぅのライヴを決め、それに則してツアーを組んだのだ。中止になどできるものか。

てな訳で、その夜 鵜沼6-21でのライヴもなかなかキアイの入った良いライヴとなった。
対バンを引き受けてくれた関の名バンド、ボスコ・エ・マーレの熱演と、彼らとの共演にも押され、また明日を中止にせずに済んだ、といふハイ感が、知らずワシらを盛り上げてくれた。休憩なし、長めの1ステージを、王道のナンバーで構成。
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ボスコの導きのおかげで、この辺りの人々にもだいぶ憶え頂いたしーシュ。けふも満員の会場となり、感謝しきり。
6−21は3年ぶりの演奏だったが、出来たばっかりだった前回に比べ、今回は明らかに「箱鳴り」がするやうになってゐた。オーナーの佐伯さんは「さうか?」と仰ってゐたが(笑)、是非これからもどしどし箱に音を与えてやってください、と伝える。
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店での軽い打ち上げ&歓談、のあと、川を越えて犬山はふぅへ。
台風の進路はその後も変わらぬやうで、全て予定通り。ここに来て急激にスピードアップせぬ事を祈りつつ、犬山の夜。

9月30日(日)犬山 珈琲 ふぅ(しーなvsシュウ:アクースティック・ライヴ)--------

ライヴ時間を前倒しにして、午前11時オープン、11時半スタート、14時までには完全撤収、を目標に掲げた1日。
台風情報を逐一確認しながら、起きたらすぐに行動開始だ。

ふぅにはPA設備がなく(普通の喫茶店)、ここでライヴする人はみな生楽器に生声。故にしーシュで演るのはちょっと・・・といふ事だったのだが、去年のライヴでワシがギターを弾くのを見た小川さんが「シュウちゃんギター弾けるンならギターで演んなよ」と云ってくれ、けふの実現と相成った。
しーなさんは、さすがにピヤノは電気のものを使ふしかないのだが、声はふたりとも生で演らう、と。
で、さらにせっかくなので、お互いソロの出し物を順繰りに演ってみやうではないか、となった。

さうかうしてゐるうちにお客さんが集まり始めた。
昨日と重複してゐる人も多く、逆にそれぞれのソロを楽しみにしてくれてゐる。期待に応えねば。

て事で、「しーなステージ/シュウ ステージ」とは分けず、常時ふたりともステージにゐて、お互いの演目を聴くといふ形で演る。じゃんけんで勝ったほうが順番を決め、それぞれ趣向を凝らしたソロステージを交錯させた。
対決ばかりではなく、曲によってはお互いをサポートしたり、完全にバックに回ったり、最後はしーシュでシメたりして、好評のうちにふぅでの初ライヴ 終了。
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昼に演った、といふ事も思ひのほか良いかんぢとなり、小川さんも『次回もこれで行きなよ』と(笑)。
ワシらも楽しかった。
公約(?)通り、13時半にはライヴ終了。いょいょ風雨強まり始めた中、お客さんを見送り、交通機関が運休を始める前には、けふのお客さん全員の帰宅が確認できた。素晴らしい達成感。

お風呂をいただき、昼寝もして、日が暮れる頃から小川さんと飲み始める。
外はものすごい雨風の音。それを聴きながらひたすら飲んで語る。昼間に仕事を終わらせてゐるので、なんの呵責もない。
しーなさんと何度も「これいいわ〜」と云ひながら更け行く、台風の最中の犬山の夜。

10月1日(月)オフ ---------

典型的な台風一過の朝。
良く晴れ渡ってゐる。

しかし少なからず被害はあったやうで、この日から豊橋はブラックアウトに近い停電の被害に苦しむこととなる。
アレでもけふは豊橋に、と思ってゐた我らだが、友人から「来ないほうが良い」と云はれる始末。

1990年に広島を直撃した大型台風ミレーレ(いわゆる『台風19号』)を思ひ出す。
音楽で喰ふ!と心を定め、仕事を辞め、亀が首を引っ込めるやうに貯蓄を減らしてゐた時代。広島市内を直撃した台風そのものの被害より、塩害による停電がその後2週間続き、いつ復旧するかもわからぬちーさなアパートで、食料も水も尽き、それでも意地で実家は頼らず、サラダ油にティッシュで作った紙縒を浸し、ロウソクの代わりにした部屋で、ひたすらベースを弾き続けた。

10日目くらいに流石に疲れ果て、けふ復旧せなんだら実家へ戻ろう、と思ってゐた夜、外出から帰ったアパートに電燈が灯ってゐるのを目撃した時は、人目も憚らず喜びの声を上げたものだった。
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豊橋の街に、一刻でも早く、光が灯る事を祈る。

10月2日(火)名古屋 今池りとるびれっじ --------

名古屋の街に入る前、タマタマちょいと休憩に立ち寄った公共施設に、復旧工事に携わるのであらう屈強な職人たちが相当数 集っており、短パン&白シャーツのしーなさんが見事にガン見されてゐた。
皆の衆、ご安全に。

さてけふはお馴染みりとるびれっじ。
以前は名古屋入りした足で、マスター幸至朗さん、女将ヒロミちゃんと落ち合い、昼間っからまづは居酒屋へ!、といふかんぢだったが、最近は近縁の不幸や病気、その他様々な事情が重なり、そんな気安さも影を潜めつつある。
変わらぬものなどなにもないのだ、との実感が強い。日々変化してゆく環境は、どぅしやうもない事ではあるが、やはりやるせない。

かくいふワシらも、いつまでこんな旅が続けられるのか、そは誰にも分からぬのだ。

けふのライヴは、レアものを中心に構成。
いつも足を運んでくれるファンの方々への感謝を込めて「滅多に見れないしーシュ」をお届けした。
なかでも、7年ぶりにベースを弾くしーなさんと、人前で初めてウクレレを弾くワシ、はレアもの中のレアもの。まぁ喜ぶ人はホンマに僅かだらうが・・・。
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ゲストのウクレレNoryさんの笑い誘うMCにも触発され、ワシも珍しくたらたらよぅ喋り、またそのMCがよくウケた日でもあった。
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やるせなき心情、思ひ通りにならない人生、身軽な心ともどかしい身体。それぞれにそれぞれの人生をDanceだ。

10月3日(水)春日井市 勝川カフェMon ---------

ツアー千秋楽。
去年の春ぶり、勝川はMonである。

去年、ここでライヴをするにあたり、現地で機材を借りるか、宅急便で送るか、さんざ検討し悩み抜いた末、キツくはあっても車に自分らの機材を積んで行こう、と心を決め、しーシュ最大のタヴーであった「車でのツアー」が敢行されたのだ。
あれから1年と半。車旅にも慣れたワシらである。

名古屋〜勝川は近い。早めに現地入りし、まづはご挨拶がてら営業中のお店にお邪魔。美味なる抹茶フロートをいただく。
ここMonのマスター&ママ高野ご夫妻は、もともとワシらをここに紹介してくれた富安秀行さん絡みのお客様人脈のなかでも、極端にしーシュの音楽に反応してくださる。
おそらくプログレ的な嗜好がおありなのでは?、と思ってゐたが、けふ聞いた話でジェネシスフィル・コリンズの大ファンであることが判明。
なるほど!と大いに合点が行く。

な訳でけふは、マニアックなナンバーを「解説しながら演る」といふ、ウチにしてはだいぶ変わったライヴとなった。
もちろん、お客さんは喫茶店の常連さまなので、耳馴染みの音楽もいっぱい演った。
だが、「亀の庭」の5拍子にえらく反応してくれた紳士がおられ、『あぁいふ、日頃聴いたことがないやうな曲をもっと演れば良いよ』と云っていただく。
ワシらのやうな活動では、『聴いたことがある曲を演れ』と云はれることが圧倒的に多いのだ。
文化水準の高さ、のやうなものを感ずる勝川の夜。
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ワシは、やはり男女デュオで活動してゐる、といふギター弾きの青年(これがまた年齢の割にえらくシブい趣味)と、床に座り込んで機材やミュージシャンの話に講じる。

高野さんご夫妻に感謝。

10月4日(木)帰広 --------

去年の中部東海車ツアーは初日がMon、最終日が関目、と今年と真逆な行程だった。
その旅のシメは、春日井→広島を一気に駈けもどる、といふ長い道のりとなる。

まぁハイテク機能「ETC」を搭載したし、高速に乗ればもぅ走るのみ、なので

27歳の時組んでたバンドで、初めて車の旅をして、この時の行き先は東京だった。普通の乗用車にクルーを含めた4人が乗り込み、交代交代で運転しながら、長いながい道のりを行ったものだった。行きは名古屋や横浜に降りたり、そこそこ寄り道をしたが、帰りは日の出とともに国会議事堂前から高速に乗って、一日中ひたすら走った。

秋口で、日が短い時期だったこともあり、広島に着く頃にはとっぷりと日が暮れてゐたのを憶えてゐる。

けふはそれに比ぶれば短い行程だが、まぁ雨も降ってゐるし、焦ることもないので、しばしば休憩を入れながら、のんびりのんびり帰ってきた。

しーシュでの初車旅は2008年。結成3年目だ。
しーなさんの車を転がし、大阪〜名古屋と廻った。
まだ子供らが幼かったしーなさんは、可能な限り早く広島に帰らねばならず、名古屋のライヴを終えた足で高速に乗り、夜を徹して走った。眠気覚ましに二人でクゥイーンの歌を大合唱しながらひたすら車を走らせ、そっから仕事にゆく、みたいな日々だった。
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時は流るる。
そして、流れた時は、決して元には戻らない。
友よ。
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