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野菜をめぐる冒険

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1月19日(土)---------

新たに「サービス付き高齢者住宅」に入居したオフクロに、『腰に優しい硬い(重い)マット』を持って行く。

リハビリセンターで3ヶ月に渡りみっちしシボられた結果、日常生活ができるだけでなく、自立心も芽生えてたいへん良いかんぢになってゐると思ふ。そもそも硬膜外血腫なんぞを患って、壱ミリも後遺症が残ってない、など わりと奇跡に近い。
手術のために頭髪を一旦剃りあげたので、今もボーズ頭。「なかなか生えて来ん」とぼやいてゐるが・・・。


天気良く、せっかく車で出て来てゐるので、帰りになんか色々・・と思ってゐたが、どーした事かどこに行っても車がぎゅうぎゅう。まぁ天気の良い週末は、たれもが同じことを考へるのであらう。
諦めて素直に家まで帰る。

後はまぁ、このたびの旅で汚れた「ぐっち」を割と丁寧に洗う。こないだの高圧洗浄機のやうには行かんが・・・。

1月20日(日)らうんじ・しーシュ@オリエンタルホテル -------

月例らうんじ・しーシュの日に、なぜかヴァイオリンベースの「ゔぃを子」を使ってみたくなったので、久々に出して練習、といふか指慣らしを・・・。

これ、音もデザインもすごく好きなんだが、如何せん弾きにくくて、一度なんぞ指の骨が折れたか?と思ふやうなドジを踏んでしまった事すらある。ネックが細すぎるんよなぁ・・。盛り上がったりすると危険な楽器なのだ。
ので、ラウンジ演奏のやうなク〜ルに演る場には合うかもしれん・・・。

その狙いはアタリで、けふはぢつに良い演奏ができた。
しーなさんからも「グランド・ピヤノに合う音なのよ」とお褒めいただけましたよ。

けふはいつものHさんご夫妻のほかに、ひとりの老紳士がおられた。この御仁がどぅやらワシらの演奏を気に入られたやうで、ひとりシャムパンを開けてづっと寛ぎながら聴いてくださってゐた。んで、この方、ホテルの宿泊客であるらしく、演奏が休憩に入ると部屋に引き上げ、始まるとまた降りて来て聴いて行く、といふ事を、都合3回やっておられた。

最終ステージが終わったあと、『ボサノヴァをもぅ一曲聴ければ・・』と控えめなリクエスト。
この日すでにボサのレパートリィは演り尽くしてをり、ビートルズをボサのアレンジでボサっぽく歌う事でご容赦願った。
たいそう喜んで頂けたやうでよかった。

まぁ、そんなこんなで、ツアー帰りスグ+ゔぃを子の意外な活躍+グランドピヤノ+上質のお客様、の相乗効果でたいへん気持ちよく、良いかんぢに仕事を遂行できた らうんぢ・しーシュであった。

1月21日(月)---------

こないだから「野外練習」を取り入れてゐる。
まぁ練習といふか「気分転換」といふか、天気が良い日に外でギター鳴らし歌うのは悪くない。

歩いて30分くらいの河原に降りて、適当なところに陣取るのだが、けふは日差しは良いが、風が冷たかった。
寒いので早めに引き上げんとしたが、ツイデなので少し身体を動かしておこう、とシャドーと軽い筋トレをしたら身体があったまった。あ、別に引き上げんでも良いか、とまたギター弾いて、また寒くなったら身体動かして・・・。

端から見たらさぞや不気味であらうな、と・・・。

1月22日(火)---------

どーにも仕事がなくてどーしたものか・・と。

なにか突破口を、と考えた末、最近 鍵盤ハーモニカ(鍵ハモ/いわゆるピヤニカ)でなにやら蠢いてゐるもとバンド仲間 MIやんに倣って、ワシも鍵ハモを演ってみんとす。

・・・がフツーの鍵ハモであらば 今までも使ってないでもない。此処はひとつどこかに変わった鍵ハモなんぞないものか、さぅ、例えばベースの鍵ハモとか・・・と探ってみると、ありました「バス・鍵ハモ」。

通常の鍵ハモよりも4度程度低い音域の鍵ハモで、「鍵ハモ アンサンブルなどで低域を支える要」とある。
ほぅ これはオモロさうだな、と、気がついたらポチってゐた。

1月23日(水)---------

きのう衝動買いした「バス鍵ハモ」がもぅ届いた(海女存すげぇ!苦炉根子大和すげぇ!)。

買った後に「バス鍵ハモってどんなんか?」と思ひ、色々検索してみたら、なかなか美形の女性鍵ハモ専門プレーヤーの動画が出て来た。バス鍵ハモのソロで「エジプシァン・ファンタジィ」を吹いてゐる映像。これがなかなか「どぅしたことか?」と思ふほどエロい演奏動画で、なんか あらぬ想像を掻き立てらしむ。

で、届いた鍵ハモを吹いてみて分かったのだが、これがとてつもなく苦しい楽器だ。
おそらく、低音を出すためにリードも太いものが使われてゐるのだらう。そのリードを上手く震わせるには大量の空気が必要だ(実際、軽く吹いたんでは音が出んかったりす)。1オクターヴを吹いてみたが、それだけでもけっこうキツい。
肺活量5000ccを誇るワシが こんだけキツいのだから、女性でこれをソロに扱えるほどの事を演れば、あらぬ想像を掻き立てられるほどには、乱れるわな。

まぁ、多少の演出はあらうが、あの動画は「エロいのではなく 苦しいのだ」と分かり、己が邪念を恥じたワシであった。

1月24日(木)---------

早速、バス鍵ハモ携えてMIやんを訪ね、ちょいと二人で色々と遊んでみた。

ピヤノもそこそこ弾け、読譜も出来る上に、きっちりとパフォーマンスに使ってるだけあり、MIやんのピヤニカはなかなか上手い。ワシは楽器がまだ来たばかりといふのもあるが、上述のやうに大層しんどい楽器で、2時間近くセッションしたが、ハラが減るばかりで全然太刀打ちできん。ぬ〜〜〜〜〜・・。

MIやんは、ワシが率いてゐた「オルカ団」といふバンドの最後のメンバーであり、バンド解散後 今度はワシが彼女の「ぱかぱか号」といふユニットに賛助参加したりして、けっこうあっちこっちでライヴをしてゐた。
あれがもぅ10年以上前の話なんよねぇ〜、と久々に語る。

折に触れて何度か共演してゐるが、女性にしては珍しい 割とマルチな処のあるミュージシャンで、音楽的土台を作ってやりさえすれば、そこを勝手に盛り上げてくれる才能がある。

このユニットを「ピア・ニカ子&ニカ夫デュオ」と命名す。
せっかくなのでなんか、出来るだけ仕事に結びつくやうな活動にして行けたら良い。
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1月25日(金)---------

恙(つつがな)き日々が続く。
ホンマに動きの少ない週である。こんなんも久しぶり。まぁ焦ってもしゃぁないので、かういふもんだ、とのんびり構えることにした。

練習したり、譜面書いたり・・。
レッスンのための譜面をそろそろ一度総括する必要があるな。ピヤノのりこがやってるやうに、PDFデータにして保存しておきたいのだが、あれ、どーやってやるんかな?。

それと、レッスンを始めた25年前からづーっと使ってるリズムマシンが、今ので3台目なのだが、これもいつ壊れるかわからん。もぅ作られてない機種(今使ってるのも中古をオークションでなんとかゲットした)なので、これが壊れたらレッスンを大幅に変えねばならんのは面倒だぞ。

恙い日々である。
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はらいそへの道/しーシュ2019新春ツアー記

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1月12日(土)しーシュ新春ツアー初日:大阪パーカホリック --------

新作「小鉢その4」を携えての初めてのツアーとなる今回は、なんと車での旅である。
ほっほー。

なんだかんだで増えてゐるしーシュの車旅。だがけふは出発前・・・機材の積み込みをしてゐる時、ちょいと軽く腰をイワしてしまった様子。ものすごく酷くはないがそこそこ痛くて、そもそも数日前から寝違いのやうなかんぢで頸もイワしてをり、満身創痍のベース弾き。それでもミッション車である「ぐっち」はしーなさんでは運転できぬので、まぁ頑張りますよ。

まづは大阪。このところほぼ月イチで来てゐる、心斎橋はパーカホリック。前も書いたのだが、ここは全国でも珍しい「アップライト・ピヤノが二台置いてある」ハコだ。
前回、なにわの歌姫 城領明子ちゃんとコラボした時に、その二台のピヤノを効果的に使って色々やってみて楽しかったので、けふはしーシュのみだがやはり色々やってみる事に。

ステージと反対側の壁に設置してあるピヤノと、ステージ上でのベース位置・・・つまりはお客さんを真ん中に挟んでの演奏といふ事になるが、まづはそれで1ステージ。ワシの位置からはお客さんとしーなさんの背中が見え、真ん中に火でも焚けばキャンプファイアの様相。お客さんは右見たり左見たり・・・テニスの観戦をしてゐるかのやうな(笑)。
これはなかなか楽しかった。

二部も、ワシがピヤノ弾いてのツインピヤノや、ベースのみの伴奏でしーなさんは客席で歌ったりや、ステージのピヤノ椅子に二人が座って生声で歌ったりや、と会場の特異性を生かした、たいへんオモロいライヴができた。
お客さんは決して多くはなかったのだが、3月に決まってゐるここパーホリのライヴでも色々と面白い事が出来さうで、今後の期待は膨らむ。
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今年は始まったばかり。で、旅もまだ始まったばかり である。

1月13日(日)しーシュ新春ツアー二日目:刈谷サンダンス --------

ゆんべは関目の我らの家に宿を世話になった。
大阪車旅の場合、関目の低料金駐車場に停泊してから、電車で中心部へアクセスす、といふ方式をとるのだ。

店で寝て、朝 銭湯に行き、といふ関目パタンも踏襲して、みんなと飯を食ってから、刈谷へ向けて出発。
けふは富山からパーカッションのヤマダベンがやって来て合流する。けふから二日間は「トリオ・だ・しーシュ」となる。

さて、大阪から約3時間。ハンバーガーの名店サンダンスに到着。
この時期のこの店、と云へば数年前まで恒例だった「新春音もダチショウ」。「座長」富安秀行さんを中心に、全国から集まってくる旅音楽仲間と、まる壱日過ごすここでの時間がたいへん好ましかった。

けふはしーシュの企画で、といふ事で近隣から多くのお客さんが集まってくれ、そこに新しい仲間としてベンちゃんを紹介す、といふ流れとなった。ベンちゃんとしーシュは去年の夏以来。新曲もあり、まぁいちをう音源は聴いといてもらったけど、リハができる訳でもなく、本番はお好きに、といふかんぢで・・・。

したらま〜、やはりさすがのベンちゃん。けふ初めて合わせる曲も、もぅ何度かリハをして来たかのやうなイキの合わせ方。じぶこんのレコーディングの時にも確信したのだが、典型的な直感型の打楽器奏者であり、まるでインドのタブラ奏者の対応力にも匹敵するプレイに、一緒に演りながら舌を巻く。

そんなこんなで、いつものしーシュを聞き慣れたお客さんにも、新しいパタンを見てもらへて良かった。たいへん好評のうちに終了。今ツアーの「目玉商品」であるボヘミアン・ラプソディ完全版には、涙を流して喜んでくれる人も多数。ははは、演ってよかったねぇ〜。
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といふ事で、初めてしーシュのみの企画として演れたサンダンス。
ここは日当たりが良く、おまけに肉を焼くために一日中火が焚いてあり、店内がとても暖かい。ので、ここでライヴを演った後は体調が良くなる事が多いのだ。
けふも身体の芯からあったまり、気分上々で引き上げる。ありがとうサンダンス。

1月14日(月/祝)しーシュ新春ツアー三日目:飛騨古川リトルビレッジjr --------

ゆんべはベンちゃんと一緒に名古屋まで来て泊まった。

当初の予定では、この名古屋に車を放置し、雪道に慣れたベンちゃんの車に3人乗って飛騨入りせん、としてゐたのだが、ど〜もここ数日の陽気では雪を警戒する必要がNASAさうと判断。なにせ去年の1月に上越の豪雪で死線を彷徨った3人。熟考に熟考を重ね、ここらでひとつ しーシュ初の試みではあるが、「ぐっち」での山越えを敢行せん!。
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その予測と行動は正解で、東海北陸自動車道は積雪はあるものの 冬用タイヤで十分対応できるレベル。瀬戸内のワシらからすれば、充分に「よぅ積もってゐる」と見受けるが、この辺の人に云はせると「まるで春のやうだ」と。事故も渋滞もなく、約4時間で飛騨古川に着。

相変わらず思いっきり口の悪い(根は人情家)カツカツさんこと川端克彦氏に出迎えられ、ライヴの準備。

初めて飛騨古川に来たのは2012年の2月。Wetbackのサポートメンバーとしてやって来て、まぁエキストラ・ステージを演らせてもらひ、メンバー以外の知り合いが誰も居らぬ中、大宴会と化した打ち上げ会場の隅っこで、しーシュふたりし〜〜〜〜ずかに焼酎の蕎麦湯割りを飲んでゐたのを思ひ出す。

それから苦節7年!。
よーやくこの町にも「ウチらを見に来てくれる」お客さんが根付き始めた感がある。それどころかここのお客さんは、カヴァーを多めに演ると不評だったりする。オリジナルが聴きたい、と云ってくれる。ありがとう。ホンマにありがとう。
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ベンちゃんの熱演にも後を押され、ウチもえぇかんぢの演奏。
カツカツさんからも『なかなかえぇぢゃないか(彼にしてはだいぶ褒めてゐる)』とのお言葉(笑)。

新潟からは朋友ゴスカルこと今野地塩が駆けつけてくれてをり、去年の大雪害のおり、彼のアドヴァイスに従って難を免れた事もあり、ベンちゃん『命の恩人と再会だ!』と喜んでゐる。ゴスカルとは打ち上げにも共に行き、楽しく和やかに過ごしたが飲みすぎたのはワシである。

1月15日(火)しーシュ新春ツアー四日目:飛騨古川三寺参り --------

凍りつくやうな宿で目覚めると、もぅ昼前だった。
ゆんべの酒がだいぶ残ってゐるが、けふはライヴ自体はなく、地元の人たちと地元の祭りに参加するのみなので、まぁ・・・。

和装に下駄履きで参加するのがここの祭りなのだが、あいにく朝から雨が降ってをり、ぬ〜・・こはどぅしたものか、と思ひ、日中は車を出して各所を回り『着物の下に履いてもオカシくない長靴』なんぞを買いに行ったりす。車旅の利点、ここにあり!てかんぢだなぁ・・・。

さて日が暮れる頃にはうまい具合に雨も上がり、町中に施された蝋燭に火が灯る。雨が降ってたぐらいなので気温は高めで、寒くてしょーがなかった去年と比べても、だいぶ楽に過ごせるのが嬉しい。地元の人らも『こんなに雪のない三寺参りは初めてだ』とか云ってゐた。
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去年同様、地元の人らと一緒に札所を巡回し、馴染みの店には顔を出し(知り合いも増えた)、またひとつ古川に馴染めた気のする三寺参りの夜であった。みなさん、ありがとう。

1月16日(水)オフ --------

三寺明けて古川最後の朝。

けふは雪模様。昨日これなら風情があっただらうに、とも思ふが、それならそれで多分たいそう寒かったはずで、まぁそこはさういふアレで・・・。

けふもライヴはなし。名古屋に前入りしておけば良いだけの壱日。東海北陸道をまた引き返す。これも順調に進めた。
・・・が!、雪道を走る、といふは泥雪や凍結防止剤などの飛散で想像以上に汚れるもので、名古屋に入って来た頃の我が「ぐっち」様は、ちょっと哀れなくらい汚れてゐる。
こはさすがに・・・なのでフと思ひたち、これも人生初である「コイン洗車」を試みる。まぁ洗剤で洗ってやれるほどではなかったのだが、高圧洗浄機でしゃぁしゃぁ水を吹っかけると汚れがどんどん落ちてゆくのは気持ちよかった。
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とある小説で、このコイン洗車場を使った死体遺棄を描いたもの(死体を車で丁寧に轢き潰し、その残骸を高圧洗浄機で洗い流す、といふ・・・)があり、アレを思ひ出した・・・。

その後も木曽川のたもとで車を止めて柔軟体操したり昼寝したり、思ひつく場所で思ひついた事ができる、といふ点でも、車旅といふはまことに便利なものであるなぁ、と改めて思ふのであった。

1月17日(木)しーシュ新春ツアー千秋楽:名古屋りとるびれっじ --------

さてツアーも千秋楽。
こたびは日数も長くはなく、またライヴ自体も詰まってはおらぬハズなのだが、内容が濃いせいかえらく長く旅をしてゐる気がする。まぁ自分らで運転してるから、てのもあるだらうが・・・。

おなじみ今池はりとるびれっじ。ここん処ここでは料理付きライヴばかり。けふもまぁ料理といふほどではないにせよ、かる〜〜〜いオツマミくらいは作るか、と・・。サンドヰッチ用のパンを使ったカナッペのやうなものを。

今ツアーはウチにしては大変珍しく、ほぼ毎日同じラインナップで臨んだ(大抵のツアーバンドは連日同じ演目で構成するが、ウチは出来るだけ毎日違った演目で挑む)。まぁちょっと今回さういふ気になった、てのもあり、それが自分ら的にどういふ効果を生むのか知りたかったのもある。

結果として、繰り返す事でザツになる部分と、洗練されてくる部分があり、思ったほど自分らでは飽きなかった、といふのも発見ではあった。目玉商品ボヘミアン・ラプソディも結果的には毎日やったのだが、確かに千秋楽の出来が一番よかったやうにも思ふ。
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会場には、いつも名古屋でやれば来てくれるお客さんが集まってをり、自然と「今年もよろしくお願いします」と言葉が出る。
色々な事が変わりゆき、変わらぬものは一層その「変わらなさ」が輝く。
変わる事なく変わり続けるものこそが美しい。しーシュもさうありたい。さうあらねばならぬ、と強く思ふ。

どうもありがとう。
そして、これからもよろしくです。

1月18日(金)帰広 --------

名古屋名物「あんかけパスタ」を食って、名古屋を出発。
広島へのながいながい行程だ。

車旅も増え、もぅだいぶ慣れた気もするのだが、やはり長い行程であることには違いない。特に、東の方面からこっちに来る人たちが必ず口にする『岡山までが割と早かったけど、そっから広島までが な〜がい長い!』といふアレだ。

長いのだ。
岡山〜広島、と云へど、「広島市」は広島県の中ではだいぶ西側にある。で、割と密に街が連なる関西から岡山までで「楽勝」と思ふ人も多いが、岡山県の割と中心にある岡山市から、広島県のだいぶ西にある広島市までは、ぢつは大阪〜岡山間と同じくらいの距離なのだ。わかったか。

そんなかんぢでなかなか近づかぬ広島を目指して、ただただひた走った壱日。
朝の11時に名古屋を出て、(まぁ途中で寝たりしたけど)我が家に帰り着いたのは19時過ぎだった。
出発前にイワした首と腰は、旅のあいだ日々痛む場所を変えながら継続し、良くも悪くもならず、広島まで持ち帰った。
しーなさんは大幅に体調を崩し、帰りの車の中ではづっと口内炎の痛みに苛まれてゐた。

車旅の可能性が、また広がった旅でもあった。
4月にはこれまた記録更新となる、焼津までの車旅も待ってゐる。
腰をイワしてゐる場合ではないのだ。





この人を見よ

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1月6日(日)---------

ライヴ明けでほっこり。
用事の入ってない日曜日なので、久々に映画でも見るか、とか思ってゐたが、意外にさういふ時間は取れなんだ。

げに今月、 びっくらするほどライヴが入っておらず、新年早々にコレでは流石によろしくないな、と。かと云って今から埋まるハズもなく・・・。できれば常に半年先くらいの予定が埋まって埋まって・・・のやうな人生が望ましい。
が、あまり先を急ぎすぎて、オモロさうな企画に乗りそこねる、と云ふのもよろしくない。

さういふ企画に限って、一年前から押さえてゐる日にカブって来たりするのだ。ブッキングあるある。

1月7日(月)---------

正月の間 退院してゐたオフクロの今年の動き・・・すなはちリハビリセンターから本格的に退院してのち新しい施設に入って・・・の動きのための裏方のあれこれをしに、朝から廿日市へ。

売り言葉に買い言葉・・・、といふものの不毛さを思ふ。
気の強いもの同士の間でよくあるそれが、結局なにも生み出さぬどころか、せっかく積み上げて来たものまで無に帰してしまふ、といふ事象を何度も目にしてゐる。

一旦飲んだ言葉は一生飲み続けるべきだ。
云ひたいことは云はなければ損、といふ風潮がまかり通るのは痛々しい。たれがそんなことを決めたのだ?。
内なるものと本気で戦ってゐるものに、外側の敵が入り込む余地はない、とディランも云ってた(と思ふ)。

1月8日(火)---------

暖かくよく晴れてゐる。
練習もしたいしロードワークにも出たい。両方やるには準備がちょいとメンドくさい。んーなにか良い手は・・・?。
かういふ時によく起こるのが、結局どっちも出来ずに1日が中途半端に終わる、といふもの。あれは避けたい。

数分間ポジティヴに考へて『おぉ、久々に野外練習すれば良いのだ』と思ひ至る。
楽器を背負い、チャリに乗り、向かい風の中をけっこう本気で漕ぐ。30分程度走ったところで河川敷に降り、つらつらと1時間くらい思ひ付くままを弾き、歌い、たいへん気持ちよく。その後ストレッチと軽い運動をして、またチャリで30分。
とても素晴らしい午後の使い方であった。

昔、川べりのアパートに住んでゐた頃は、この野外練習は「日課」だった。
そは メトロノームを鳴らしながらのスケールやリズムトレーニングの、わりとガチな練習で、けふのやうな楽しみ半分の演奏、といふかんぢではなかった。しかし、フと緩んだ時に弾いたフレーズが気に入り、それはのちに「此岸之朱(こがんのあか)」といふ曲になったりした。
あと、学校サボって暇つぶしに来てる二人組のカワイイ女子高生に逆ナンされたりもした。

オモロかった。またやらう。

1月9日(水)--------

はるか太古に文庫で揃えてゐたハズの 村上春樹「羊をめぐる冒険」が、なぜか上巻しか見当たらず、「そのうち出てくるわ」と思ってゐたが、さう思ってすでに数年経過した。
こはどぅやら本格的に下巻を無くしたやうだな。ので、こたび海女存で中古本を買い直した。

したらこれに、なにやらやたら書き込みがしてある。
超廉価の古本なのである程度は覚悟してゐるが、あまりにひどい。論文かなにかの参考にしたのか?と思ひもしたが、このやうな不条理な物語を論文の参照にするのは非現実な話。文体を書き直した形跡もあり、どーやら前の持ち主はこれをなにかのシナリオに流用したらしひ。
どのやうなモノにこの物語が流用されたか、気になる。

てゆーか、書き込みした本を売りに出すなや。てゆーか、古本屋も調べずに転売すな。

大学生の時にこの「羊をめぐる冒険」を読み、前作前々作から続く一連の物語(「風の歌を聴け」と「1973年のピンボール」とこの「羊〜」で、いちをう『三部作』といふ事になってゐる)の締めとしてはあまりに悲しいラストに、ま〜この村上春樹といふ作家は、どれだけ歪んでゐるのだらう、と思ったものだ。

そしてこの悲しい締めに、自ら落とし前をつけた感のある、1988年作の「ダンス・ダンス・ダンス」、でワシは村上春樹のファンになった。よもや こんなに世界的に売れる作家になるとは思ひもよらなんだが・・・。

1月10日(木)---------

近年発表される、いわゆる「新しい世代のベースギター」の、そのデザインの悪さに辟易してゐる、みたいな事は前にも書いた。弦の数ばかり増えよって、太った人間のやうなもっさりしたボデーに やたら長いネック。取り回しが難しさうなデカいヘッドや重さうなパーツなど、どれ一つ取っても心惹かれる要素がない。

そもそもワシは、デザインで云ふとフェンダーのストラト系よりは、ギブソンのレスポール系の方がク〜ルだと思ってゐて、しかるにベースギターはそちら方面への進化を全くせず、ストラトから派生したデザインばかりなのが嘆かわしい。

一時期、東京にソロで足繁く通ってゐた頃、某楽器メーカーの重役と名刺を交換し、当時海外向けに作れられてゐたブラッチック製ボデーの某ベースをエンドースできぬものか、と協議したことがある。
たいへん良いデザインで、しかもピエゾのPUが付いてゐた、といふ事でおぉいに期待したのだが、現行モデルにフレットレスがない、といふ事で決裂したのだった(今思へばフレット付きでもよかった)
そのモデルは それから5年もせぬうちに撤廃されたので、あまり良くはなかったのかな?。でもエンドースが成立してゐればオモロかったらうに、とも思ふ。

1月11日(金)---------

新しいホームページを立ち上げるにあたり、デザイナーとあれこれ。

使われてゐる写真がどれも「カッコいい系」なので、なんか変なかんぢ。それを伝えると『知らない人にアプローチするにはカッコいい方が有利』とのこと。そんなもんなのかねぇ・・・。
まぁこたび外部デザイナーを招いたのは、自分だけでは知り得ない自分のアッピールを知るため、でもあるので、まぁそこは信頼して任せてみやうか・・・。

3年前まで教鞭を取ってゐた音楽系専門学校が、この3月で完全閉鎖といふことになるさうで、その同窓会的な会合があるさうだ。さうか、ついに閉鎖か、との思ひとともに 感慨深い。

若い世代との精神交流といふ意味では 有意義な現場ではあったが、毎年開いてゆく生徒との年齢差にやがて埋められぬ溝を感じ始め、旅が忙しくなってきた事と、自分で教室を立ち上げた事もあり、3年前の春に後進に席を譲って退陣したのだった。
良き出会いもあったし、実を結ばぬ交流もあった。
巣立って行った生徒たちにしてみれば「母校がなくなる」といふ事態は寂しからう、と思ふ。

しかし、事象は常に変化する。
変わらぬものなど何ひとつないのだ、と思ひながら、いざ さらば。

よろこびことほげ

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1月1日(火)---------

去年ぐらいからラヂヲでの「ゆく年くる年」をやらなくなったやうだ。
それまでの紅白の乱痴気騒ぎから一転する、あの静謐さが良かったのに・・・。
仕方ないので、youtubeに上がってゐた去年の「ゆく年くる年」を見てナゴみながら年を越した。

しかしま〜、聴くともなしに聴いてゐたが、紅白で流れる歌たちの悲惨だったことよ!。
視覚要素のないラヂヲだと下手な歌手はホンマにヘタクソなままで、いつぞやの酢魔布なんぞマジで酷くて、もぅナカイ君など可哀想なほどだった。
さらに唄われる歌どもの「ここではないどこか」感、「君だけに愛を」的な薄っぺらさ、「あたしだけを見て」的な欺瞞のオンパレードに、もぅ途中からギブだった。

その中に「お」と思ったのはサチモスとかいふバンド。今時の青春くされロックとは一線を画す楽曲と歌声は興味を惹かれはした。あとはまぁ、椎名林檎+1の圧倒的な存在感。

1月2日(水)---------

里帰りした女房の実家にて、箱根駅伝の往路を見るのも年始の恒例。
高低差850mとかいふ箱根の山を、学生に走って越えさせるといふ狂気の祭典も、もぅ95回目なんださう。

通過ポイントのひとつに「小涌園前」といふのがある。
この小涌園がホテルとして営業してゐた時代、ワシが通ってゐた中学の修学旅行の投宿先がこの小涌園だった。
温泉を要する巨大な複合アミューズメントホテルとかで、他の複数校の修学旅行生もここに放り込まれてをり、なんかもぅロビィとか廊下とかぐぢゃぐぢゃだった記憶がある。

わずかな自由時間に、当時のガールフレンドと旅館内のどこかで落ち合う約束をしてゐたのだが、そのぐぢゃぐぢゃに巻き込まれ、結局会えずじまいだった、といふニガ酸っぱい想ひ出の場所、小涌園。

しばしば旅をする身になってみると、もぅ一度箱根のえぇ宿にヒトの金で泊まってみたい、とは思ふ。

1月3日(木)---------

今現在メイン楽器となってゐるスタインバーガーの「カラス」。

これに太いゲージのブラックナイロンを張ってゐるのだが、これがぢつに3年間張りっぱなし、といふ事になってゐる。そもそも急場凌ぎのつもりで張ってみたら思ひのほか良かったので、まぁ切れるまで張っとくか、みたいな気でゐたら3年も経ってゐた。で、切れる気配もない。

さすがにどーか?と思ひ、3年ぶりに張り替える事にした。
いちをう同じナイロン弦の少し細いやつも、フラットワウンドのレギュラーゲージも手元にあるのだが、なんかそんな気になって、これも手元にあったスタインバーガー用の「ダブル・ボールエンド弦」を張ってみた。
多分たれかから貰ったもので、これが「ラウンド弦」。ここ数十年フラット弦しか使ってなかったワシには、ホンマに久しぶりの「指のザラザラ感である」。
貰いもんなので相当古い弦のやうだが、もともと古い弦の音が好きだし、えぇ感じにくたびれた感があって悪くない。

よーし、年始のしーシュライヴはこれで演ってみやう。

1月4日(金)--------

しーシュの初リハ。

明日の「薬研堀夜市」や来週からのツアーに向けてのリハが中心となる。
なかでも明日の夜市では、目玉商品(?)として、クゥイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」のフルヴァージョンを生演奏で演る、といふのがあり、中間のオペラ部分に特に時間を割いてリハする。

過去、様々なミュージシャンが挑戦してゐるらしひが、たった二人で、しかも楽器弾きながらこれをカヴァーする、といふ暴挙はほかにたれも演ってないのでは?と思ふ。へへへ・・。

その後、カワちゃんがやって来て、「旅のしゃべラジ」の新年ぶんを収録。
新しいジングルも録り、まぁささやかな「新年会」として3人で飲みに行く。最近カワちゃんが積極的に酒を飲むやうになったさうだ。
ぱんぱかトリオ、としての活動が始まって3年目。まぁえぇかんぢに波に乗ってゐるのではないか、と思ふ。

1月5日(土)薬研堀夜市第11回@JIVE --------

今年一発目のライヴ。
今年一発目のしーシュ。
今年一発目の夜市である。

今回、先述したやうに「ボヘミアン・ラプソディ」に燃えてをり、けふもライヴ前にリハ。本来、直前にリハを入れるのはあまり好きではないのだが、今回はさすがに・・・。
けふは和装で演ることにしてゐたので、どーせなら、と着替えた状態でリハしてみる。したら演奏に邪魔になる部分やらが発覚し、リハ入れといて良かったね、と・。

会場入りしてからも「ボヘミアン」。
こんなに一曲を何回も何回も何回も練習す、といふのはウチには大変珍しく、こはやはり我らの「クゥイーン愛」・・もさることながら「ややこしいことを無理して二人で演ってるデュオ」としては、絶対に「落とせない」局面である、といふ意地のなせる・・・・。

で、練習しまくった結果、本番前につかれてしまった。

内容も、ながら、集客も心配だった。
新年早々(仕事始まりの人も多い)どれだけお客さん来てくれるものか、と懸念してゐたが、嬉しきことに開始時間には満場。常連さんは云はずもがな、久しぶりに顔を見る人もゐて、年始のご挨拶としても良いタイミングとなったやうだ。
本当にありがとうございました。
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で、ボヘミアン〜だが、練習しただけの甲斐はあった。と思ふ。
けふだけの演目にするんは勿体無いので、今年、まぁ世間のクゥイーン熱が冷めるまではレパートリィに加えて演り続けてみやうか、と合議す。

他のラインナップも上々の出来で、ライヴ初めとしてもハナマルな夜市であった。
ラウンド弦のカラスもなかなかで、やはり4弦をハジいた時のサスティーン(伸び)が違う。カッティングが思ったよりヌケないのは誤算っちゃ誤算だったが、ここゾといふ時のアタックはさすがに音が立つなぁ。

だがまぁ、フレットレスである以上、このギザギザの弦が指板を痛めてしまふのは避けられぬ訳で、それを考へると継続的に使うのはやはり・・・と思ってしまふ。みんなどーしてンだらうか?。


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プロフィール

梶山シュウ

Author:梶山シュウ
旅するのらくら電気ベース弾き語りスト。
おもに、えせニック歌謡デュオ「しーなとシュウ」で活躍。
500年生きてゐる、といふ噂もある。

音楽と映画と本、少しの酒とツマミ、たっぷりの空き時間 をこよなく愛する中年男。

https://kajiyamashu.com/

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