3月(3/20からの日常)

RIMG0280.jpg四週:目的地を知るはたれなるか

3月20日(月/祝)--------------------------------------

明日、われら夫婦が22回目の結婚記念日を迎えるのだが、明日はフツーに仕事を入れてゐるため、祝日のけふ「前祝い」をしやう、といふ話しになる。
いつもはちょいと豪勢な外食に行くのだが、今年は趣きを変え、(やや)豪勢な物を買って来てウチで祝う。

大量のピッツアを買って来たのだが、これが悔しい事にもぅあまり入らぬ。昔はLサイズをひとり壱枚喰ってまだ喰へたものだが・・・・・。ぬ〜、歳を取ったな、といふ感慨。

対して女房は、あれでもワシより4ツは若く、その僅かな歳の差はしかしおぉいに違い、まだ旺盛な食欲を見せる。
このごろホンマに食が細くなって来た我を思ひ、ぢっと手を見る。

まぁ別に良いんだが、すこし寂しい。

3月21日(火)-------------------------------------

DVDで「On the highway」といふのを観る。
原題は主人公の名前一文字で、このオン・ザ〜は邦題。

これがどーいふ話しかと云ふと、とある男が車に乗り、とある事情を抱えて高速道路に乗り、とある目的地に向かう途中に、様々な人間と電話(自動車電話)で会話す、といふただそれだけのストーリィ。
ワン・シチュエーション・ムーヴィー、てのか、画面に映るのは主人公の男ひとりだけ、台詞は電話での会話のみ。

まぁいわゆる「不親切な」映画、て事になるんだらうけど、でも芸術性の押しつけはないし、ある意味分かりやすくもあって、決して観る者を選ぶ映画、と云ふ訳ではない。舞台ではかういふモノローグ劇って存在するが、映画でこれはスゴく斬新で、素晴らしかった。

主人公、どっかで見た事が・・・と思ったら、こないだのマッドマックス〜怒りのデス・ロード〜の、まぁ「マックス」でした。

3月22日(水)------------------------------------

レッスンで向原へ。

ここで教えてゐる生徒(唄)が、それまで出なかった声がどんどん出るやうになり、それに則してレパートリィも広がった、のやうな事を云ふてくれる。

ヴォイス・トレーニングに関しては、「やっても意味なし」と声高に唱える人もゐる。
まぁやっても意味ない、と思ふ人にはホンマに意味がないから、別にキミはやらんでよろしい。
よぅは自分の声の「響き」を自分で知る、と云ふことだぁな。

たしかに、そんな教え方ぢゃあ意味ないよ、と思ふやうな教え方をしてゐる教室もあると聞く。最初から唄を歌わせて、その「唄い方」だけを教えてゐる。「上手く唄える」やうにはなっても、「上手くは」なってない。

まぁご勝手に、といふ処だね。

夜はぱんぱかトリオのリハ。
カワちゃん、今年は月イチでこのユニットのライヴを入れる!と決めたらしく、キアイも入ってゐる。実際、三人がそれぞれソロパートを取り合うやうな曲は、このトリオの新境地でもあり、なかなか良い。まづはこの土曜日のワンマンやね。

このトリオの為に作った新ベース『ぱんぱかベース』も良いかんぢ。

3月23日(木)------------------------------------

こないだの18切符の旅、に持ってった、村上春樹の新作「騎士団長殺し」。
その後も読みふけってゐる。
さすがに面白くて、久しぶりにぐぃぐぃ物語に引き込まれてゐる。あと10頁くらいで上巻が終わりさうなので、けふ下巻を買いに行った。

この書籍の買い方、変わってるかもしれぬが、上下巻ある場合ワシは、まづ上巻を読み、オモロなければ下巻は買わん、といふ方式を取る。上下巻揃って買ったら割引、とか云ふモノはないのだし、まぁいぃぢゃんよ。
んで、よほどの事でもないかぎり、ちゃんと然るべきのちに下巻を買って読む。
しかし時折「下巻を読む気が失せる」シロモノもある。

ワシは活字中毒者ではないので、なんでもかんでも読めば良い、といふのではないのだ。オモロく読みたいのだ。

3月24日(金)--------------------------------

ツアー前さいごのしーシュリハ。

てゆーか、最近あんまり満足なリハが出来てないやうな気も・・・・。
結成13年目にもなると、やはり色々な事が変化してゐて、最初の頃 リハ終わりのたんびに二人で飲みに出てゐたのも、今や懐かしい。今はそんな暇 全然ない。
まぁバンドとして、ちゃんとした事をやるやうになったから、だが・・・。

今回は、しーなさんから久しぶりに出た新曲のアレンジを担当した。
元の曲のイメェヂを壊さぬやうに、しかし大胆に解釈を拡げ・・・。
そんで完成した唄にしーなさんの感想は「スゴくシャンソンのテイストを感じる」、と・・・。

名だたるシャンソンを 此処んところ聴き込んでゐて、それが我知らず影響を受けてアレンジに出たのかな?。さうであらば、なかなか嬉しい。『勉強して作りました』みたいな楽曲が出来る事ほど、恥ずかしい事はない。似非でもなんでも、嗜好するもの、として自然に影響が表れる事を、『リスペクト』と云ふ。

ボブ・マーレィをパクって『新境地に達した』などと云ってた、あの、恥ずべきビヂュアル・バンドなぞ、真に唾棄すべき愚行なのである。恥を知れ。
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3月25日(土)-------------------------------

ここん処 えらい波に乗ってるぱんぱかトリオのライヴ。
我らしーシュの月例企画「居酒屋椎修」とともに、その舞台であったフライングキッズが閉店して約半年。
その場所が、日本酒&焼酎バァ「こびと」として蘇った!。

マスターの小畠くんから、いづれ此処でもライヴを、と云はれており、実際既に何本かのライヴは入ってゐたやうだ。前のやうに音響機材をフル鳴らしで演る事は叶わぬのだが(前店の閉店は騒音苦情を端に発する)、生音に近い形で演れるなら・・・といふ事で、まづはぱんぱかトリオが、との運びとなった。

ベースはちーさいアンプで補佐的に鳴らし、電子ピヤノは付属スピーカーから、ギターとウクレレ、アコルディヲンと唄は生で、といふ形。この形でバランスの良いやうに演るのは、それはそれで技術抜きには出来ないのだ。デカい声を出せば良い、といふ訳ではないのだよ。

そこは百戦錬磨の3人、上手く音場を作って、逆にたいへん演り易いかんぢとなった。

今回、いつもカワちゃん=フロントマン、といふスタンスのぱんぱかを、わりと3人のバンド、といふかんぢにして、3人がリードを取り合う唄や、カワちゃんとワシのデュオ「ツタンカーメン図」も演ったりして、これもなかなか良い。うーむ、ますます良いトリオになって来たな。

この新しい店で、今後アクースティックのライヴなら充分対応できる事も分かった。
お客さんの入りも上々。
ワシには超嬉しい事だが、なんと高校時代の友人がフラと訪ねて来てくれ、卒業以来 360年ぶりくらいの邂逅に、ホンマに感動した。いや〜〜〜嬉しいなぁ。

あの頃から、ナンも変われずに、音楽だけを演り続けてゐる。
そして人生 半世紀も過ぎてしまった。
その事に時折 愕然ともする。でも、けふみたいな邂逅があれば、「あぁ演り続けて良いのだな」と思へるのだ。

本当にありがとう。IMG_0575.jpg


3月26日(日)--------------------------------

昨日のライヴでは、アコベを改造したニュー・ウェポンを使った。

元はピエゾ・ピックアップを配したアクースティック・ベースギターだったのだが、このPuがよろしくなくて、この際マグネットのゴツいやつを入れてもらおう、と思ったのだ。どーせ生鳴りなんぞせんのだし、と。で、ツイデに無駄に長いヘッド(これのせいで普通のケースに入らぬ)をちょん切り、さらにツイデに5弦仕様のものを4弦にしてもらふ、といふ改造をした。

施工主はもちろん、「串小屋」店主であるリペアマン 尾窪孝志さん。ワシのおかしげな改造の願いを叶えてくれるのは彼だけである。
こ・れ・が・ぢつに見事な仕事っぷりで、完璧な仕上がり。ヘッドのちょん切りに関しては、依頼したワシが気付かぬ程の精巧な細工!。
こ・れ・が・音もまたカンペキで、ワシが狙ったよりはるかにウッドベースのやうな・・・、しかもピエゾに繋いでないウッドベースの音、に近いかんぢに。正直「縦べぇ」よりウッドぽいのだ!。

ゆんべはこの楽器の本領発揮、のやうなライヴでもあった。これならウッドの音で、しかも奏法は電気のが使えるし、一石二鳥!。もぅこれでいいぢゃん、といふ気さえして来た。

3月27日(月)-------------------------------

5月にドラムの石井聡至とデュオのライヴを演るののリハに入る。

本来ベーシストのくせに、打楽器とデュオを演るのは稀なワシ。サトシともベースではなくギターで演る事にして、けふの処は曲をセレクトするリハ、のやうなかんぢで・・・。

これで、WADAバンドのメンバー全員と、個別でデュオを演りたい、と云ふ目標が達成することになる。
かういふわがままな企画を、もっと拡げて行ってみやうかねぇ。
うむ、まぁその為にぁ、もっとギターが上手くならんとねぇ。

映画「ナインハーフ」観る。
前に見たときも思ったが、映像もストーリィも男優もエロい(ミッキー・ロークのスケベなこと!)のだが、唯一ヒロインのキム・ベイシンガーの顔が好みぢゃない、てゆーか、むしろ欧米人の顔立ちで最もワシが苦手なタイプ、なので、イマイチ ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・なかんぢ。

ただ、あの時代のニューヨーカーの瀟洒で非常識な暮らしぶりや、当時のポップス音楽の見本市、みたいな見方をすれば、そこはなかなかに興味深い。「ヤッピー」とか云ふ言葉もあったねぇ。アメリカン・ドリーム華やかかりし時代。

3月28日(火)--------------------------------

旅日記に入る前に更新しておく。

予定ではけふの夕方、広島を出発し、けふのところは大阪まで進んでおく。大阪で一泊し、明日は春日井市の勝川へ。そこから約一週間6本のライヴツアー。久しぶりの車による旅であり、心は気楽な反面、身体は疲れるやろな、と云ふ思ひも・・・。

旅から帰ってくる頃には、広島の桜は散ってゐることだらう。
ワシらはどのへんで桜が観れるかねぇ〜。
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プロフィール

梶山シュウ

Author:梶山シュウ
旅するのらくら電気ベース弾き語りスト。
おもに、えせニック歌謡デュオ「しーなとシュウ」で活躍。
500年生きてゐる、といふ噂もある。

音楽と映画と本、少しの酒とツマミ、たっぷりの空き時間 をこよなく愛する中年男。

http://www.kajiyamashu.com

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