飛び立ち損なった鳥たちを

syugo
5月27日(土)週末遠征:津山 地味庵--------------

津山の朋友ジーコさんこと石原浩治が企画してくれた「Rock'n Pop Maniac」参加のため、ぐっちを駆って津山へ。

こは元々、我が兄弟バンドBARAKAと共通の友人であったジーコさんが、自分の地元に実力あるアーティストを集め、紹介し、ツイデに津山の特産である肉をみんなで喰って・・・、と企画が進んだもの。

兄弟バンド、とは云へ、此処ん処彼らが広島に来る時にはワシらが旅に出てゐる事も多く、BARAKAとの共演は、ホンマに久しぶりとなる。ワシらの東京ホーム、下北沢Blue moonの店主であるところの平石正樹さん(Dr)や、共演暦の多い依知川伸一さん(Ba)は、まだしも、ギターの高見一生さんとは、前回広島でご一緒した2012年以来。

もはや当たり前のやうに「世界の」といふ冠詞が付く著名バンドになったBARAKAだが、かうして逢えば、古き友のやうに和気あいあいと和める関係なのが嬉しい。

そして津山と云へば、やはり我が元弟子朝井裕二率いるだいふくで、いつもはトリオな彼らも、けふはジーコさんのドラムス等を含んだ豪華ロック・ヴァージョンで。

こんなかんぢで豪華な出演者陣と、開演時間には満杯のお客さんの熱気に、知らずアゲられたか、久しぶりにものすごくチカラの入ったライヴとなってしまった。後にして思へば、随分ザツな演奏だったかな、と。二番手にも関わらずアンコールを頂き、応えたその一曲でよぅやくチカラが抜けた、と云ふかんぢのライヴだった。

象徴するかのやうに、右手人差し指の爪が割れ、終演後はシド・ヴィシャスのやうに血まみれだった。「手が血だらけですよ」と云はれるまで気付かなんだが・・・。

BARAKAの生を聴く(見る)のは久しぶりで、その間 世界の修羅場を渡り歩いて来た彼らの「熟成」を、しかと確認する事が出来た。結成20年。ブレる事なく自分たちの世界観を放出するその姿に、最近わりとブレてゐるワシは、『どぅだ!?』と云はれたかのやうな刺激を受けた。

打ち上げでは、その辺の自分のブレを正樹さんに打ち明ける。親身に聴いてくれ、アドヴァイスをくれる正樹さん。煮え煮えトークの打ち上げは、果てしなく深夜まで続いた。正樹さん、ありがとうざいました。
sashi sinnichi

5月28日(日)週末遠征:津山フォーク酒場「たる」-------------

津山で2デイズ、といふ わりとチャレンジブルな事をやるのは、やはり津山と云ふ町が好きだから、なのだと思ふ。
去年も、イベントの参加、といふイレギュラーではあったが、津山には二日滞在したのだ。

空き時間に町を歩くのも一興。

津山に来たら、此処に出ぬ訳には行くまい、のフォーク酒場たる。
思へば、元弟子のゆうじを頼って岡山でのライヴを敢行し、彼が連れて来た「だいふく」のおかげで、ご縁がここに繋がってゐる。ありがたい。

そのだいふく、けふは鍵盤のミキちゃんが都合が合わず、対バンは無理との事。
ゆうじと唄のあかりちゃん、にパーカスでジーコさん、そこに鍵盤&唄の石橋 元嗣くんが加わり、「IGYA」といふユニットで対バンを引き受けてくれた。

この4人がナカナカのつはもの、といふか、まぁそれぞれのスキルの高さはよく知ってゐるが、演る事がいちいちハマってゐる。アカペラまで演ってのけたのには、思はず立ち上がって拍手を送る。ワシらに気を遣ってか4曲しか演らなんだが(MCは長かったので演奏時間は30分 笑)、もぅ少し聴きたかったな、と思ふやうなクァルテットだった。

けふのワシらは、昨日と打って変わって 完全なリラックスモード。
昨日のリキみはナンだったのか?と云ふくらい力の抜けた、良い演奏が出来た。これが出来るとしーシュは強いのだ。
新旧オリジナル取り混ぜ、アンコール含め全14曲。ノンストップで駆け抜けた。

けふのトピックは、ジーコさんにパーカスで加わってもらひ、「あじさい」の原曲ヴァージョンを演奏した事。
しーシュにしては珍しいストレートなラヴソング(失恋ソング)として人気を頂いてゐるこの拙曲。バラードとして流布してゐるが、ぢつは元々は8ビートのリズムに載せて唄う軽快なものとして生まれたのだ。
2ndアルバムに入れる際、しーなさんのアレンジで特別にバラードに編曲したものが人気となり、今に到ってゐる。

ので、8ビートでのヴァージョンは、ホンマに久しぶり・・・てゆーか、しーシュ14年の歴史の中で2回目くらいぢゃないか?。それぐらい貴重な演奏だった。勿論、演奏はばっちり。ジーコさんありがとう。

きけば「たる」は、この6月で移転となるさうで、三軒隣(笑)の新物件を見せてもらったりした。以前はパブだった店を居抜きで引き継がれるさうで、今度は広めのステージもあるよ、とマスター。新店舗でも是非よろしくです、と約束を交わす。

元弟子ゆうじからだいふくへ繋がり、だいふくに導かれて来た津山でジーコさんと出会い、そのジーコさんはワシの古い友人のBARAKAと懇意であり・・・・、不思議な縁を感ずる、津山行であった。出会いに感謝。
daifuku

5月29日(月)-----------------------

帰る。
帰りの足で黒瀬のリペアハウス「串小屋」に寄り、預けてゐたガットギターを引き取る。

こいつ、「最近えらいビビるな」と思ってゐたら、なにやらいつの間にかナットが欠けてゐて、明後日の「吟」の本番に間に合うやう、大急ぎの修理を依頼したもの。さすがの手腕でリペアしてくれた尾窪さんに感謝。

串小屋も、道路拡張に伴うアレコレで「移転」となる。
すでに楽器たちの引っ越しは終わってゐるらしく、これから本格的な新店舗設立に走りはじめるのださう。
ここも、新店舗でも是非是非よろしくです、といふかんぢで・・。

5月30日(火)----------------

ツアーから帰ったばかりで、なんともアレだが、久しぶりに「趣味のアルバイト」に行く。
チカラ仕事ね。
けふは2t車いっぱいの「絨毯」を運ぶ仕事だった。

朝、起き抜けに全然疲れが抜けてないことを自覚し、マズイな、と思ったのだが、現場に入り、指示に従ってアレコレ忙しく身体を動かしてゐるうちに元気が出て来る不思議。

絨毯、とは云へけっこう重いので、イワしてゐる腰が心配だったが、とりあへずどぅもなく、さはやかに任務終了。

日々、かういふ仕事を、例えば朝から午後の早い時間までやり、その後何かのしるしのやうなレッスンをやり、時折ツアーに出る、といふ、まぁ20代の中盤頃にやってたやうな暮らしを、これからして行く、といふ人生の選択肢が無いでもない、といふ思ひはある。

人生、ねぇ・・・。
ん"〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・。

5月31日(水)---------------------

孤独な営業@オリエンタルホテル「吟」。

ここもホテル側の方針が変わり、大幅なミュージシャンの削減が行われるらしく、ワシのソロでの出演は来月で最後。
基本的にピンの唄うたいは削られる方向らしく、ワシはいちをう「しーシュ」として残る事になる様子。それもまぁそっから先どーなるか、てトコロだがねぇ・・。

カフェからブュッフェに変わり、お客の質が一変し、それでもなんとか頑張って来たが、ついに終焉の時を迎えるのかァ。
ソロの唄うたいとして、色々勉強させてもらへた現場ではあった。

そんな気概があったせいか、けふは50人くらいの女性客(!)が、しかしまったく「聴かない」人たちで、その大騒ぎ&大声はオッサンの宴会もかくや、と云ふ程の惨状だったが、怯む事なく唄う事が出来た。

来月、あと壱回のステージで、5年間務め上げた「酒場の唄うたい」といふ仕事が終了する。
色んな事が終わり、色んな事が変わって行く。

6月1日(木)-------------------

6月になった。
おぉ・・・。

今月11日にある「新旧取り混ぜ歌謡&ポップス・ショウ」の朝リハに入る。
内容は「ほぼWADAバンド」で、ワシは唄とギター。和田さんの代わりの唄に、シドーちゃんこと紫藤博子が入るのだが、このシドーちゃんが此処に来て喉をイワしてしまったさうで、けふは「唄のない」リハとなった。

今回のライヴのトピックは、ワシとシドーちゃん以外のメンバー(前田順三ba、石井聡至dr、保本園枝key、岡本亜季子sax)もそれぞれリードヴォーカルを取る、といふ企画。つまり、6人全員にマイクが立つライヴ、となるのだ。

これは楽しいぞ。
だが、ワシ以外の5人はホンマに多忙を極める広島音楽界の売れっ子ミュージシャンたち。本番までに、彼らの本業外である「唄」がどのやうな事になるのか、楽しみでもあり、怖くもあり・・・。

6月2日(金)--------------------

けふも「新旧取り混ぜ歌謡&ポップス・ショウ」の朝リハ。
なんや早起き&朝始動の週間である。

昨日、呉のヤマナカーニャから、拙曲「ストロマトライト」をカヴァーしたいので、との旨連絡あり、歌詞を伝授した。オリジナルをカヴァーしてもらへる、といふは、歌い手から歌い手への最大限の賛辞に他ならない。その賛辞にふさはしい者であるやう、頑張らねば、と思ふ。

しかし、少し先までのスケヂュールを確認してみると、7月はまづまづだが、6月と8月が圧倒的にライヴの数が少ない事に気付く。こはイカンなぁ。
オリエンタルホテルでの「吟」が6月で終了する予定でもあり、またレギュラーの仕事が減るのだ。イカン。イカンぞシュウよ。

よく「年間どれくらい演ってる?」と訊かれ、「だぃたぃ150くらい」と応えると、「スゴい数やね」と云はれる。
しかし、考へてみてほしい。
壱回のライヴのギャランティが確実に壱万円だとしても、年間150では年収150万にしかならぬのだ、と。
年間150本では「やって行けない」のである。

生きテク為には、ホンマにライヴに活くる、しかないのだ。

6月はもぅどーにもならぬとして、8月は今からでもライヴを組んで行くべし。どんな処にも行くよ。
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プロフィール

梶山シュウ

Author:梶山シュウ
旅するのらくら電気ベース弾き語りスト。
おもに、えせニック歌謡デュオ「しーなとシュウ」で活躍。
500年生きてゐる、といふ噂もある。

音楽と映画と本、少しの酒とツマミ、たっぷりの空き時間 をこよなく愛する中年男。

http://www.kajiyamashu.com

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