闇もまた我を見返す

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6月10日(土)居酒屋椎修:出張 高宮ろぐはうす------------------------

居酒屋椎修:出張編、として、毎年呼んでいただいてゐる安芸高田市 高宮のログハウスに、今年も。

迎えてくれる方もこれを「ライフワーク」のやうに思ひ、楽しみにしてくれてゐる。居酒屋椎修が終わってそろそろ1年が経とうとしてゐるが、今もかうして「料理&音楽」といふ我らのスタンスが生きてゐる。
あの5年間でやらうとしてゐた事の意味は大きい、のだね。

料理にも、音楽にも、チカラを抜かず!。

けふは昨日から仕込んでゐた「スパイシー・チキン」を揚げ、あさりと大葉での「シュウ麺」を作るのがワシの担当。
しーなさんは「スジ煮込み」「アボカドサラダ」「がんす」などなど。
強力なチームワークを誇る地元スタッフのおかげで、こちらは調理に専念すれば良いので、楽と云へば楽。ほんまに何処かの食堂か何かのやうに、厨房がフルスピードで回転してゐる様は爽快だった。

して、ライヴ。
料理を楽しみに来た人と、音楽を聴きに来た人、その両方の人、が混在する中での、しーシュの1時間。
それぞれのソロ・コーナーや、地元歌手のゲストコーナーも加えた、良いステージだった。
そこそこに盛り上がり、楽しんでもらへたやうだが、しーシュ的には「なにかいまいち噛み合ってない」感が否定できなんだ。ツアーが少ないせいなのか、ここん所、時折それを感じるステージを演ってしまふ事がある。

お客さんは気づかない程度のものかも知れんが、こないだ友人に云はれたやうに、『さういふのって意外に見てる方も感じるのだ』と云ふのも覚えておかねば・・。

スタッフの打ち上げ用に、と残しておいた食材が、打ち上げでだいたい無くなる、といふ理想的な品数で、イベントとしては大成功だったやうだ。主催者、出演者、双方にしっかりした売り上げがあり、お互いに得するイベント。素晴らしい。
イベントとはかくあらねば。

良い「出張」だった。
だがしかし、やや体調が不良気味にあるやうで、夜中、咳が止まらず、苦しむ。ライヴ中も、何か喉が詰まったやうで、苦しかったのだ。すこし風邪をひきかけてゐるのかもしれん。

6月11日(日)名もなきバンド:昭和歌謡&ポップス・ショウ----------------------

少しく寝不足。
宿の退出時間ギリギリまで寝て、体力の温存を図る。けふもいっぱい歌わねばならんので。

安芸高宮から帰ったワシは、着替えるのもソコソコに、先週から動きのあるこのイベント「歌謡&ポップス・ショウ」のため、live JUKEへ。はっきりせぬ天候なので、バスと歩きで行くしかないのがウザい。晴れてりゃチャリでピュ、なのだが・・。

喉を痛めてゐた歌のシドーちゃんが完全復帰し、無事けふの本番を迎えれるやうだ。一方のワシが、昨日までの連チャンで、やや喉が不調気味。けふは心して頑張らねば、といふ気持ちで。

リハは復帰後初ステージとなるシドーちゃんのと、各メンバーそれぞれがソロで歌うレパートリィの復習に費やされ、ワシは曲の半分、サウンドチェック込みで演ったのみ。大丈夫。行けるハズ。

1stステージはシドーちゃんコーナー。
J-popを中心としたステージ。前回のこのコーナーでは、ワシはステージから外れてゐたが、今回は「ギタリスト」として、全曲サポート。これがエレキではなく、ガットギター(まぁいちをうエレアコ)、てのがなかなか笑えると思ふのだが、オーヴァードライヴ、ワウ、ピッチシフター、ブースター、ディレイ、色々使ってちゃんとギタリストのニッチを勤めた。ある意味、たいへんワシらしいニッチだった。
ここではドラムのサトシと、ベースのジュンゾーさんがそれぞれ歌を披露。

2ndはワシのコーナー。
こちらはもう「ザ・昭和歌謡」そのもので、けふは特に「熱唱系」を集めたラインナップ。森進一、布施明、尾崎紀世彦、あの辺を、もぅやめぃ、と云はれるまで(云はれんかったが)歌い上げた。懸念した喉も大丈夫だった。むしろ調子よく出すぎて、後でシドーちゃんに突っ込まれてしまった。
気持ちが落ち着いてゐたせいか、MCも冴え、何度か爆笑も誘った。上手いステージができた、と思ふ。
こちらでは女性楽器陣 サックスのアッコと、鍵盤のそのえサンが歌った。

ハイレベルな職人集団のわりに、演奏の荒れたライヴだったが、それはそれで「バンドっぽい」とも云へ、悪くなかったのではないか?。ヴォーカリスト以外が歌う、といふ挑戦も、好評を持って受け入れられたやうだし、なにより全体がとても上手くまとまりつつ、しかも適度にハジケてゐてよかった。

終わってみれば、たいへん良いイベントを完遂できたやうだ。
みなさん、お疲れ様でした。

6月12日(月)--------------------

ネオ・オリエンタル・ポップユニットSEiRENの妖艶な歌姫 前田トアちゃんから珍しくご指名があり、急遽この週末のイベントを手伝うことになった。

このトアちゃん、古くから知ってゐて、デヴーの頃は頻繁に手伝ってゐたのだが、彼女の嗜好にはアクースティックが合うやうで、ここ数年はナベちゃんこと渡辺祐平がウッドベースで専属になってゐた模様。
なんぞえらい急な話でアレだが、とりあへずリハの時間はけふ取れたのでスタヂヲに。

今回の仕事は、トアちゃんと、ギターのShrek Holstein(日本人)とのトリオらしく、まぁさういふ極端で急ぎの現場の為にワシが呼ばれたのかな、と・・。

トアちゃんのご所望でいちをう「縦べぇ」も持ってゐったが、日頃4〜5人で演ってるSEiRENの音楽をトリオで演るのに、ワシごときの縦べの腕では太刀打ちできるハズもないし、逆に横ベースならばトアちゃんとのデュオでも、遜色なくイケるぞ、ってなもんで、必然的に全編 電気ベースで演ることに・・。
当然、ベースの役割以外・・・叩いたりコスったり・・も担当することになる。

本番まであと5日しかない、てのがなんともアレだが、まぁ仕方ない。頑張るしかない。良い仕事をしませう。

6月13日(火)-------------------

なにか体調が悪く、精神的にもやや「オチて」ゐる。
不眠気味なのが、どーにも・・・。
ふるい日記を紐解いても、6月に不眠症ぽくなったことが数度あるやうだ。フーむ、さういふ時期だ、と思ふにしても、歳だけは食って来てゐるのだから、どーにも身体がもどかしいわぃ。

精神的な不調の原因は、まぁ数え上げればきりがないし、全て自分に端を発してゐる事なので、たれに云ふ事もできぬ。そしてその「戦う相手のいない」といふ状況が、ますます不調を深化させてゆくのだ。

厄介な自分である。

6月14日(水)-------------------

ゆんべ、ぱんぱかトリオのリハ前から、ものすごい悪寒があり、「こは来たな」と思ってゐたが、やはり「来た」。
この時期に割とよくある、謎の発熱である。

考へてみれば不眠→精神的落ち込み→体調不良→発熱、といふ、かうして挙げてみれば、なるほどいつものコースか、とも思ふのだが、ど〜〜〜にかならんものかね。

とりあへず医者にゆき『毎年この時期に来ますね』と云はれながら、薬をもらって来る。
医師曰く『病気といふよりも、ナニカのアレルギーなのではないか」とのこと。ナニカ・・・?、ナニカ、ねぇ・・。

熱があるが、寝てても落ち込むだけなので、せめて無理して街に出て、せねばならぬことをいくつかこなす。
金ばかりが出て行く。

参加する予定のいろんなイベント(割と多い。おかしぃ。ヒマなはずなのに)を、音源やら譜面やらチェックしとかねばならんのだが、どーにも集中できず。

6月15日(木)----------------

あまり服用したくはないのだが、ゆんべは睡眠薬を使用し、久しぶりにぐっつり眠った。

資料を探してゐて、本棚の奥からジェイ・マキナニーの「ブライト・ライツ・ビッグ・シティ」が出て来た。
ほぉ、と思ふ。

これが出たのは1984年。ロス五輪があったりした年だが、ワシはそれより後に読んでゐる。おそらくは社会人になったばかりの頃・・・88年とかその辺だったらう。
当時の自分・・・・近々のバンドでのメヂャーデヴーを信じながらも、それらしいアクションを起こすでもなく、入ったばかりの会社や、当時の社会に馴染めず、プライドばかり高く、さう・・・「ここではない何処か」ばかり探してゐた自分と、たいへんシンクロする物語であり、この本を読んでゐる自分(たしかすごい流行ってゐた)に、また酔ってゐる、といふどーしやうもない頃だった。

今 読んだらどんなかんぢかな?と思ひ、枕元に置いてはみたが、けふのところはやはり発掘品である、ポール・ディ・フィリポの「系統発生」が含まれてゐるSFマガジン1992年2月号、を読んだ。

6月16日(金)ぱんぱかトリオ:フライデー・アコースティックナイト --------------------

公約通り(?)、今年に入ってコンスタントに月イチでライヴを演り続けてゐるぱんぱかトリオ。の6月の巻。
ワシの故郷、廿日市市のオサレなプール・バァ&レストラン「NICO」

こたびめでたくメヂャーデヴーを果たした同郷の若手イケメンシンガー香川裕光くんの企画におぢゃまするもの。ただおぢゃまするんでは悪いので、ウチらなりに何か目玉を!と云ふことで、何故かワシがカレーを作って供することに・・・。

日頃おいしぃ料理を出してる店で、何故素人のワシが?!、といふ話だが、マスターから「是非に」と云はれ、まぁそれでは・・・と、せっかくなので日頃作ったことのない「アフリカ式のカレー」を作ることにした。

アフリカ式、とは、トマトとココナツ・ミルクをベースとした鶏肉とオクラのカレー(らしい)。本場ではオクラを形失われるまで煮込むんださうなが、まぁそこまでは・・とオクラは形を残す程度に。たぁ云へ、半分以上の過程を昨日仕込んでおり、けふは火を通すのみ、なんだがネ。

さういふ作業をシコシコやってるワシを、傍からマスターがしきりに感心して見てゐる(笑)。いゃいゃ、素人ですので・・・。

しーなさんにも手伝ってもらひ、まぁなかなか美味いのができた。日頃よく作るインド式よりスパイスの使用が控えめなので、女性や子供にも安心して供せる味。けふのお客さんは香川くんファンの女性客がほとんどなので、そはよかったかな。
たいへん好評で、お代わりをする人も数人。中には「今まで食べたカレーで一番おいしぃ」と云ってくれる人までゐて、嗚呼よかった、と。

んで、ライヴの方だが、ワシからすると十分すぎるほど爽やかで明るいカワちゃんの歌も、香川くんのそれに比ぶればまだ「泥臭い」と云へるかんぢで(笑)、後発、といふ事もあり、けふは割とさういふ風に「ハジけた」。もっと泥臭く演っても良かったんではないか?と思ふが、まぁ、ね。

よぅ盛り上がった、良いイベントとなった。

カワちゃんも香川くんも、ワシの持ってない「限りない大衆性」といふものがある。
そはやはり音楽的に、といふより、彼らの人柄をみてゐると、なるほどな、と思ふ事が多く、やはり人間性に(良い悪いではなく)負う部分がほとんどなのだらうねぇ、と。そして、ワシにはどぅ足掻いても持てないもだと思ふ。

そのことに、このころ心底「ハァ〜」と思ふ事があるが、まぁ今更どーしやうもない、とも思ふ。
なろうと思ってなったマイノリティではないのだ。

人気のない荒野をさすらうからこそ出会えるもの、を信じて往く。SBSH3212.jpg
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プロフィール

梶山シュウ

Author:梶山シュウ
旅するのらくら電気ベース弾き語りスト。
おもに、えせニック歌謡デュオ「しーなとシュウ」で活躍。
500年生きてゐる、といふ噂もある。

音楽と映画と本、少しの酒とツマミ、たっぷりの空き時間 をこよなく愛する中年男。

http://www.kajiyamashu.com

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