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春の朧に〜しーなとシュウ花粉前線ツアー2018〜

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3月29日(木)出発 --------

ギックリ腰 引き連れて旅が始まる。
今回、お江戸までの行程に飛行機を選んでゐたのは僥倖としか云ひようがなく、これが12時間かける夜行バスの旅、とかだったら、と考へると恐ろしや。昼に広島を出て昼のうちにお江戸に着ける利便。

ツイ先日 世田谷内で引っ越したばかりのヨーコこと高満洋子んとこにお邪魔。引っ越し祝いにどっかで奢ってやらんとしたのだが、料理自慢のヨーコがそれをさせるハズもなく(笑)。相変わらずの絶品手料理で、逆にワシらがもてなされて恐縮。せめてワインの差し入れで引っ越しのお祝いを。

前に彼女が住んでゐた松陰神社あたりは、たいへん良いかんぢの町だったが、今回の町もなかなかのやうだ。

3月30日(金)下北沢ブルームーン/w 川村ZAVZA泰幸--------
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お江戸「初日」。
日中はヨーコ宅でのんびりさせてもらふが、やはりたいそう腰が痛く、ちょいと歩くのもしんどい。んで、東京の人は歩くのが早いので、その波に合わせるとホンマにキツく、昼飯喰ひに出ただけでえらいこと疲れ、午後は昼寝す。

さてライヴはおなじみ下北沢ブルームーンだが、また下北沢の駅が激変してゐやがり、出口がわからずに右往左往。
もぅ何年もここら一帯の工事が続いており、よく云はれる『一夜にして駅がなくなった』とか、『朝行ってみると南口がない!』とか、色々と聞く。まぁこげな人口の多い街の往来の激しい駅で、なにかを再開発するといふ難易度は理解できるが、引っ掻き回した挙句、あまり利便性のよくないものになった、といふのは避けていただきたいものですな。

けふのライヴにはしーなさんの旧友の方々がメインに集ってくれた。
対バンはもと弟子の川村ZAVZA泰幸。お江戸に出て色々と頑張ってゐる中の一人。この頃は音楽と並行してなにやらAPSとかいふエアガンの競技に凝ってゐるさうで、そっちでもなかなかの成績なんだとか・・・。相変わらず器用なやっちゃ。

ベースの弟子ではあったが、いまのZAVZAはチャップマン・スティックを使うソリスト。オリジナルの楽曲を幾つか披露してくれた。このスティックといふ楽器。ダイナミクスに劣る、といふ点でワシ個人的には魅力を見出せぬのだが、しかしよぅ考へてみれば、同じくダイナミクスに劣るヴィヴラフォンにあれほどの名演が残ってゐる、といふ意味では、スティックにも可能性は無きにしも非ず、といふことだ。ZAVZAにもそのやうに伝えてみた。

彼らと同じくらいの年のやつが、『地元に根付いた活動を』などと云ひつつ広島で燻ってゐるのを見かけるが、ZAVAのやうに若いうちに旅に出るべきだ、と常々思ふ。なにより「自分もさうすべきだった」と思ふからだ。

ZAVZAの東京ライフに幸あれ。

3月31日(土)横浜元町アースリーパラダイス--------

おなじみアスパラだ。

去年、調子に乗って二回も「2デイズ」企画を立てたが、相変わらずの歓迎ぶりで嬉しい。こたびは通常の一回公演で、しかもいつもご贔屓の横浜の皆さんに、是非「薬研堀夜市」の雰囲気を、といふことで、カヴァーも色々、新曲も初披露、朗読まで取り入れ、いつもに増したバリエーションでお届けしてみた。

スタッフのもっちーこと持田 浩嗣が「なんか演りたいな〜」と云ってくれたので、ぢゃあアスパラ名物「ライヴ・アフター・ライヴで演らう」と画策。
もっちー、そのつもりでゐたらしく(笑)譜面まで準備してる。お得意のソウルナンバー。ナンとも云へぬ泥臭く艶っぽいイイ声である。彼が奥方のカッパちゃんと演ってゐる男女デュオはレゲエユニット。ならばワシらも、とレゲエをリクエストして、ボブ・マーレィのThree little birdsを3人で。
これが本当に良いセッションだった。
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いつも満員のアスパラに心から感謝。
だが、この店もすでに「カウントダウン」に入ってゐる、といふ話。もぅだいぶ前から移転の話はあり、それがどうやら具体化しさうな流れにある。全ての物事は移りゆき変わりゆくことは分かってゐても、やるせない。

せめて今この時を、たれの心にも刻める良い歌とともに!。


4月1日(日)勝田台リバースフロゥ/w SEX LESTOLS-------

けふは去年の11月に来たばかりの勝田台。

駅前のピザ屋の店員さんが立て看板を持って往来にアッピールしてゐるのだが、風で飛ばされさうになってゐる。たしか前回も同じやうな光景を見た気がす。ここは「風の街」なのか?と問ふも、地元民は微妙な反応。

前回は「フードバンクちば」といふイベントへのゲスト参加であった。
今回はいちをうウチの看板でのライヴなので、集客が・・・との事で対バンを柏の「アニキ」成沢ヒデトモ氏率いるSEX LESTOLSと、地元勝田台の名物居酒屋「ひみつきち」の木村金太さんが務めてくれた。

ナリさん、と云へば我が友人にして柏市の「人脈王」。ミュージシャンだけでなく、絵描きやら美容師やら、毎度たいへん興味深いパーソンを引き連れて来てくれる。けふのSEX LESTOLSはナリさんを中心とした「(自称)不良中年ロックトリオ」。黒スーツでキメた大柄な男3人がステージに並ぶ様は、確かに「不良中年」そのもの。演るのはどげなハードロックか?はてさてどブルーズか?と思ひきや、いきなり始まるのは石川ひとみの「まちぶせ」(笑)。

まぁナリさんらしいシャレとジョーク(?)満載のロック・ショウだった(笑)。当然、ステージに上がる前から飲みまくってゐて、思ふにナリさんあれで結構緊張してゐたのではないか?。ナリさん、このバンドの他に「ED成沢とボラギノールズ」といふ(女子メンバーもゐるのになんちゅうバンド名や!?)大所帯のバンドもやってゐて、こちらは歌謡ロックなのださう。
ホンマに楽しい人物である。ナリさんありがとう。

もぅ一人の対バン金太さんは富安秀行さんとも繋がってゐて、いわゆる「マドロスもの」をギター一本で演り、こちらもシャレやジョークを交えた歌謡ショウ。会場を練り歩くアンプラグド・スタイルで色々聴かせてくれた。

この金太さんの店「ひみつきち」がけふの打ち上げ会場。
全メニュー自家製材料による料理で、燻製や煮込みやらどれも絶品だったが、いま畑から抜いて来たといふパクチーが最高で、塩も何もつけずに貪り喰ふパクチー好きしーシュ。「青虫みたいに食ってますね」と云はれ、それなら、と出してくれた「パクチー酒」までいただく始末。飲みすぎしーシュ。
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4月2日(月)成田Tommy/w 関口和良--------

昨日から、成田空港内のホテルに雑魚寝等熟してゐる。
これが絶妙に体調が悪く、ギックリ腰もさることながら花粉症の症状もひどく、飲み続けてゐるブロック薬も効いてゐるかんぢがせぬ。仕事にならぬのでキツめの消炎剤を服用するとこれがボーっとする。
どーにも身体に力が入らぬかんぢで、日中は観光にも行かずづっと寝てゐる。

あとで聞いた話なのだが「成田空港」は、どーやら「さういふ場所」なのださうで、識者に云はせると「滞在しない方が良い」とのこと。まぁたしかに「三里塚」といふ地名からして因縁めいたものを感ずるし、空港設立に纏わる色々を紐解いてみても、なにかと「因業の強い土地」といふ実感がす。そは二日滞在して体感した。
加えて、辻々に立つ警官、警備員の物々しさ・・・・。どぅ贔屓目に見ても良いウェーヴを感じる場所では、決してないね。

出演したTommyは、その空港から離れた成田山のお膝元。
マスターの60〜70年代のロックが大好きであることが窺われる店内の様子に、同じにほひを感じる。店の奥にKISSのジーン・シモンズの顔入りTシャーツが飾ってあり、その隣には なんとフレットレスのヴァイオリンベースが!。
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「マスターはベーシストですか?」と問ふと『最近始めたんだけど奥が深くて楽しいね』と。
新興商業地域にひとつだけポツリと明かりが灯ってゐる、やうなホっとするお店だった。是非がんばって、ここから良き音楽と文化を発信して行ける場所であっていただきたいと思ふ。

4月3日(火)北小金Throbber/w坂入ヤスヒロ---------

さて、体調のすぐれぬ春ツアーも最終日。
初めての町、北小金へ。

この3日間、成田空港を拠点に千葉県を行ったり来たりしたのだが、まーぁ千葉って広いところだ、と。
これまで縁のあった柏にしてもだいぶ離れてゐるし、ワシが好きな九十九里や佐原なんぞ、まだまだ全然別方向に遠い、といふ。逆に思へば、皆さんよくこんなところから、都内や横浜のライヴに足を運んでくれてゐたなぁ、と改めての感謝もひとしを。

けふの会場throbberは今ツアー唯一生ピヤノがあるハコ。しーなさんには嬉しからう。音響もよく演りやすい店だった。聞けば店長、といふかマネージャーの西澤數泰さんはバリバリに現役のドラマーで、しかもソロでライヴを演ったりする、わりとワシらと「同じにほひ」を感じさせるやうなお人。セッションも頻繁に行ってゐるお店らしく、けふの対バン、コラ奏者の坂入ヤスヒロもその常連とか。

坂入ちゃんは、一見「その筋か?」とも思ふイカツイ見かけに反した知性派ミュージシャンで(笑)、古い前衛ジャズなんかの話題がよくワシと盛り上がる。コラも演奏するが本業はドラマーである。
けふは早いうちから「何か一緒に」と話が進んでおり、さう云へば今ツアーで唯一プログラム中に共演を果たすミュージシャンとなった(横浜のもっちーとの共演はあくまでもアフター・ライヴ)
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前回、柏での共演時にも演ったモンゴ・サンタマリア1959年の名曲「アフロ・ブルー」を再演。
これにはワシが意訳で歌詞をつけており、坂入ちゃんはそれをえらく気に入ってくれてゐる。けふは二回目といふこともあって、より深い解釈による即興で展開できた。面白かった。また遣りたいな。

あとは坂入ちゃんにドラム叩いてもらって「レゲエ・なごり雪」を。こちらは場内大合唱の大盛り上がり。
千秋楽、良いライヴでシメれて安堵。

今回ホンマに、前日のギックリ腰から始まり、花粉症の悪化、釣られるやうにしーなさんまで体調を崩し、蕁麻疹が出たり口内炎ができたり、「満身創痍ズ」と力なく笑うしかないほどの体調不良ツアーとなった。こんなに調子悪い旅は久しぶりだ。

その中でも、ライヴはどれも中々の出来だったし、なにより自分たちが「そこ」に活路を見出せたのは大きい。
調子が悪い中でベストを目指し、ベストを超えることができる実感は、なによりユニットの力になる。ライヴ中以外は力なく寝込んでゐても、ステージに上がればベストな状態に持って行ける。

今回 それが出来た。
しーシュ、13年の実績、に他ならない。

いやいや、ホンマ各地でいろんな方々に、ホンマにお世話になりました。
今回体調がすぐれなんだぶん、スタッフやお客さんのお気遣いがどれほど心強かったことか!。
本当にありがとうございました。

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プロフィール

梶山シュウ

Author:梶山シュウ
旅するのらくら電気ベース弾き語りスト。
おもに、えせニック歌謡デュオ「しーなとシュウ」で活躍。
500年生きてゐる、といふ噂もある。

音楽と映画と本、少しの酒とツマミ、たっぷりの空き時間 をこよなく愛する中年男。

https://kajiyamashu.com/

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