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旅日記含ム:都市生活者の夜に

4月14日(土)ひとりプチツアー@庄原すけあくろう---------
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久しぶりのソロ遠征。
しかも今回は「車で寝泊まりす」といふ前提でのひとり旅。
こたび「ぐっち」の後部座席を車中泊用に改造し、まぁそれの「試運転」も兼ねての旅となる。ワクワク半分心配半分、てかんぢ。心配、てのぁ、例えば合法的にひと晩車を駐めて置ける場所とか、トイレや風呂の問題とか、まぁそこら辺。

あいにくの雨模様の中、早めに広島を出発。途中、ビバークに必要なアレコレを買いながら、のんびりと車を走らせる。
思ひのほか早く庄原に着いたので、町をぐるっと見て回り、車を駐めておけさうな場所も物色。

ライヴの方は、久しぶり庄原のすけあくろう。マスター多賀さんとも、当然お久しぶり。
けふはマンスリー企画のゲスト、といふ形で出演させていただく事になった。「シュウくんが来るなら、て事で来るひとも結構ゐるよ」とのこと。しーシュでもFar east でもSwing riverでも来てるけど、ソロでは初めてなので、まぁ果たしてどーか、てかんぢだが、この「勝負感」こそがソロ行脚の醍醐味。久しぶりのぞくぞくするかんぢを味わう。

他の出演者はみんなギターの弾き語りで、素人さんながらそれぞれなかなか良い歌を歌う。ご夫婦デュオで参加してゐる方もおられ、割とナゴやかにライヴが進み、ワシの出番は中ほど。
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まづはトラムペットのモーリーのソロに加わってセッションを2曲。
それを引き継ぐ形でソロ。
ベースで2曲、ギターで壱曲、地元ギタリストと即興セッション壱曲、ラストはモーリーにも入ってもらって「smile」。
わりと良いライヴが出来て満足。多賀さんにも喜んでもらへたので良かった。

さていょいょ車中泊。昼のうちに目星をつけてゐたフリー駐車場へ。

いちをう『長時間の駐車はご遠慮ください』と書いてあるが、昼に来た時にも置いてあった車が、動いた形跡もなくまだ居たので大丈夫だらう。カセットコンロで湯を沸かし、ワンカップを熱燗にして魚肉ソーセージをツマミに、乾杯。
いいねぇ。
孤独で、自由で、贅沢な庄原の車中泊の夜。

4月15日(日)ひとりプチツアー@津山Talumache Arrow --------

車中泊仕様にしたぐっちは、流石になかなか快適な眠りをもたらしたが、明け方、寒さで目を覚ます。寝袋だけではまだ寒いやうだ。この季節でもやはり車中泊は・・・と思って窓を開けてみると、外がえらいこと寒い。はァ、気温の低い朝だったのか。薄曇りで風の強い庄原の朝。

インスタントコーヒーだけの朝飯を済ませ、10時頃には庄原を出発。けふは県を越えて岡山県は津山を目指す旅。

いや〜〜〜、車の旅の良いところは、自分が「!」と思った場所で自由に過ごせる、といふ事に尽きるね。けふも道すがら景色の良いところに出っくわすたびに車を駐め、写真撮ったり ただ風に吹かれたりして過ごす。主に山あいを抜ける道なので、ロケーションには事欠かぬ。
昨日すけあくろうの多賀さんが「お土産に」と持たせてくれたパンを昼飯にして出費を抑える。

またまた思ひのほか早々と津山に着き、せっかくなのでフロにでも入るか、と銭湯を探す。友人に情報を送ってもらったりしながら、だいぶ山の中の方まで行き、温泉みたいなところに入って、ふぅ〜。

さてライヴ。
津山はもはやお馴染みの土地。
けふ出演するTalumache Arrowは、もとフォーク酒場「たる」。二軒隣に移転した形での新規オープンとなった。マスターの美土路さんご夫婦に迎えられ、立派なライヴハウスとなった新店をことほぐ。

対バンはB-CRAFTといふ地元津山のインストバンド。正統派のさはやかなフュージョンサウンドは、メンバー間の音楽愛を強く感じさせる好演奏。まだ高校生のメンバーもゐるらしく、この先が楽しみだな、と。是非このまま息の長い活動を続けて欲しいバンドである。

ワシのソロは、えぇかんぢにチカラが抜け、昨日とはまた違ったライヴとなった。ラインナップをあまり決めず、曲間を即興で繋ぎながら、MCもほとんどせず、ギターに持ち替え、カリンバも弾き、またベースも弾き、つらつら演った。1時間半は演ってたやうだが、アツいアンコールもいただき、けふも良いライヴとなったやうだ。
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知り合いも増えた津山。美土路さんが『店の前に車置いて寝てもいいよ』と云ってくださったので、お言葉に甘え、みんなと飲む。わぃわぃと喋り、帰るみんなを見送り、さらに美土路さんご夫妻と飲み語り、0時チョイ過ぎに失礼してぐっちへ。
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けふはお店でさんざん飲み喰ひしたので、フツーにぐっちを寝台車として使ふ。
ベッドを設えた、とは云へ、アンプ、ベース、ギター、ビバーク備品、などが詰め込まれた車内は、決して広くはない。だが、下手なカプセルホテルに泊まって、隣人のイビキに悩まされるよりは全然良い。

4月16日(月)ひとりプチツアー松江観光 ---------

津山の朝。
車中で目覚める、といふは、例えばホテルに泊まった翌朝、とは全く違った様相なのではないか?。
云はば、「街の胎内で目覚める」みたいな・・・。ん〜〜〜〜?。
出発に際し、Tarumacheの看板に謝辞を述べた置き手紙を挟み、さぁけふの動きを始めやう。

この段階で、けふの予定は特に立てておらず、どーしやうかな、と思ってゐたのだが、なんとなく山陰へ向かってみる事にす。じぶこんへそ祭りメンバーだったギタリスト、中嶋恵樹さんが島根に住んでるので、なんとなく訪ねてってみやうか・・・、おぉ 前から行ってみたかった小泉八雲記念館も島根だな、と・・・。

昨日までの行程は、グーグルナビやビュウで綿密なシミュレーションをした上での(カーナビがないので)旅だったが、けふはホンマにオーソドックスな「道路地図」だけを頼りにした 行き当たりばっ旅。よく晴れており、ドライヴ日和だ。見たことも聞いたこともない町をいくつも通り過ぎながら、山を越えて行った先に、やがて日本海が見え始めた。

海沿いをカイチョーに飛ばしてゐたらいつの間にか出雲に。
道路地図は「町から町へ」の移動には向いてゐるが、「町中で」の行動にはもっと詳細な地図が要る。そこで 市役所の観光課に行き詳細地図をゲットせんとすが、ここで、八雲記念館も恵樹さんの住む大根島も、出雲ではなく松江であることが判明。カイチョーに飛ばしてゐるうちに松江を通り過ぎてゐたやうだ。例によってテキトーな性格が災いしてしまった。
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悩んだが、せっかくなので引き返す形で、松江へ。
出雲観光課で聞いた通りに車を進め、まづは目指す「小泉八雲記念館」を発見。近所の駐車場にぐっちを入れ、松江を楽しむ。松江城とその近辺の武家屋敷、が意外にも洗練された観光地であること、なんとなく出雲の人、といふイメェヂを持ってゐた小泉八雲=ラフカディオ・ハーン、といふ人が、ぢつは「生涯 旅を続けた人」であったこと、など知る。

んで 恵樹さんに連絡を入れてみたが繋がらぬ。といふか 事前に連絡セェよ、といふ所だが、もぅ一泊して帰ると明日の仕事がシンドイかもな、といふ気もして、宍道湖に沈む夕日を眺めた後、帰広を開始す。帰路もだいぶ進んだ頃に恵樹さんから連絡が入り、今回は残念、といふ事で、帰広を続行。

長いながい山越えの一般国道だが、たいへん走りやすい道で、交通量も少なく(てゆーか全然車が走ってない)、ドライヴインで飯食ったり、適度に休憩しながら約3時間半で広島に着。

よぅ走った週末だった。ひとりプチツアー、まづまづの成功。

4月17日(火)--------

まぁ当然ながらたいへん疲れてゐる。

奇しくもこないだ面接に行ったバイト先から「不採用」といふ知らせが来て、その一番の理由は「時折旅に出る」といふ事だ、と聞き、まぁさうだらうな、といふ思ひ。社会はシムプルに長く黙々と働く人材を求めておるのだ。

そんなかんぢで、けふばかりは練習もナシにして昼寝したりす。
夕方からレッスンに行き、女子ばかり5人をレッスンすると、やや元気が出る。

ワシにしては珍しく、たいへん「肉が喰ひたく」なり、レッスン帰りに牛、豚、鳥、と肉を買い込み、それぞれ調理して喰ふ。かういふ時は身体が肉食を欲してゐるのだ。その声に従うのが良い。

4月18日(水)---------

昨日の「身体の声」は正しかったやうで、起き抜け たいへん調子が良い。
ヌーム、やはり「けものの肉」を喰ふは活動に必要なのだな。

八雲記念館で見た八雲の言葉にも、同じやうなものがあった。八雲は、日本の様々な文化を深く理解し受け入れながらも、(当時日本の)食生活に不安を感じ、特に成長期にある少年や若者が、粗食に甘んじてゐる環境を憂いてゐた。
『文化を創造し、維持してゆく知識や知恵は、肉食=滋養のある食べ物 によって育った健康で頑健な肉体にこそ宿るものである。欧米人とてパンとミルクのみで文化を築いた訳ではない』としてゐる。

まぁ菜食主義者に不健康なものが多い、といふのは、すでに知られた事実であるし。

夜はしーシュのリハ。
ひとりツアーを回って来たワシは、色々な局面でブレが無くなっており、リハにもキアイが入る。
もっと曲が書きたいね。

4月19日(木)----------

スイスのアリオーズ、といふ男女デュオを知り、その 完全なデュオ具合(ふたりがほぼ同比率でガッツリ歌い合う楽曲)を好ましく思ひ、フォローせんとしてゐたところ、やはり同じスイスからイカロス、といふグループが出て来てゐるのを知る。

このイカロス、ピヤノとウッドベースとドラムス、にやはり男女の歌・・・、よぅするにジャズのピヤノトリオに男女のヴォーカルが乗る、といふスタイル。この音楽性がまたスゴくて、あくまでもポップスの範疇にあるアリオーズに比べると、こっちイカロスは完全なプログレorオルタナ系。歌といふよりはスキャットが主体で、反復の多いバッキングは明らかに「こっち側」の音楽。さう。マグマの系統だ。

こないだハマったパトリック・ゴーティエのトリオ(ピヤノと男女スキャット)と同様、人間の声を楽器と同等に扱った、実験的ではあっても上質なポップ感覚。これはたいへん参考になる。

しーシュも、もっともっとマニアックな側面を磨いても良いのかもしれんなぁ、と。←しかしこの感覚こそが、しーシュを「あと一歩」とさせてゐる原因、とも思へ、また はっぱふみふみ・・・。

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プロフィール

梶山シュウ

Author:梶山シュウ
旅するのらくら電気ベース弾き語りスト。
おもに、えせニック歌謡デュオ「しーなとシュウ」で活躍。
500年生きてゐる、といふ噂もある。

音楽と映画と本、少しの酒とツマミ、たっぷりの空き時間 をこよなく愛する中年男。

https://kajiyamashu.com/

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