FC2ブログ

いつまでも濃い水割り:しーなとシュウ北海道ツアー

RIMG5568.jpg
8月26日(日)しーシュ北海道ツアー:出発 ---------

飛行機の安い切符を買わんとしたら、なんと朝8時広島空港発、といふのになった。
それに合わせて動く事になり、ワシは始発の電車に。こんなん乗るの初めてだな。まだ暗く、しかし意外に多くの人が乗ってゐて驚く。
空港行きのバスも満員。へ〜、みんな早くから動くんだねぇ。
IMG_2960.jpg

フライトは2時間弱。たった2時間弱で、ワシらは北の大地に立ってゐた。電車に乗るところから数えても、東京に行くのとあんまり差がない。むしろ鳥取や長門に行く方が時間がかかる。利便ってなんなのだらうか?。

新千歳空港で、コーディネーターの佐藤さつきさんと合流。けふから壱週間、彼女のコーディネートで動く事になる。けふのところはライヴはナシ。最終日にご一緒する札幌のハモニカ奏者 千葉ともひささんと合流して、打ち合わせがてら かなりVIPな会場でかなりVIPな晩飯をご馳走になる。

会場にピヤノが置いてあり、「ちょっとなんか・・」といふ話の流れから、急遽しーなとチバで即興セッション(ワシは撮影係)。お店はもちろん、居合わせた他のお客からも謝辞をいただき、思ひがけない「初日」となった、札幌はススキノの夜であった。
RIMG5321.jpg

8月27日(月)北海道ツアー初日:札幌 Brillia /中嶋サンペイ---------

朝、さつきさんのお導きで、「行列のできるスープカレー」を喰ひに行く。
開店前から行かぬと絶対に並ぶハメになる、との事で、行列に並ぶことを世界のなにより嫌うしーシュ、それに従う。

オープン30分前に到着したが、たしかにその頃からずんずん人が集まって来て、オープンと同時に店内は満席に。ホー。しかしてその内容たるや、確かに並んで喰ふ価値はあるスープカリーであった。3人でケツの穴まで汗をかきながら(未確認)完食。

さて、正式に「初日」となる今宵のライヴ。
前回の北海道ツアーでウチらを見た、札幌のギタリスト中嶋サンペイさんと、奥様の保子さんがブッキングしてくれた、ワシらには初見の札幌のお店。
オーナーはベーシストで、サンペイさんと一緒にバンドを演ってゐるさうだ。かかってゐるBGMもセンス良く、ちぃさいお店ながら機材は本格的。良いかんぢである。

このサンペイさんの歌とギターが、また良かった。サビのある歌声にグルーヴィなギター。センス良い選曲。この日はアコギのソロステージだったが、いつもは電気でギンギン、なのださう。それも見てみたいなぁ。
RIMG5329.jpg

初めて目見える対バンが素晴らしい、といふのは、とても嬉しいもので、ワシらも熱が入る。年齢層高めのお客さん、初めての方も多いが、皆さんとても楽しさうに聴いてくれており、さらに熱が入る。良きライヴ。
最後にくらいサンペイさんとセッション出来ればなを良かったのだが、まぁそれは次回の楽しみ、にしておこう。

ススキノ、の名前は、北海道に来る前から知ってゐた。なんとなく想像してゐたやうなヤバげなかんぢは無く、極めてまっとうなかんぢの繁華街。先入観はよろしくないね。

8月28日(火)北海道ツアー二日目:小樽ボートカフェ「艀(はしけ)」/雷神古俣solo--------

小樽へ。
去年の北海道ツアーではスルーしてしまったが、その前年に独自ルートで来た小樽に再び。あの時はフレットレスベースの戸谷 肇氏の導きで、だった。そのトタニさんの縁で知り合った「魂の歌うたい&ギタリスト」雷神古俣氏がけふをセッティングしてくれた。

縁がえにしを読んでゐる。5回目の北海道。

昼の間、小樽の街を適当に観光しながら、けふの会場であるボートカフェ「艀」を探すも見つからず。現地案内や客引きの兄さんに尋ねるとあっさり教えてはくれるが、「この先」と云はれるその「先」が全然見えない。どーやら中心部からは離れたところにあるやうだ。
改めて訪ね直すことにして宿へ。

ワシらが軽く昼寝をしてゐる間、さつきさんが営業活動をしてくれたやうで、起きてロビーに行くと既にCDが売れ、サインを求められる事態に(笑)。

この宿がまた奇縁といふかなんといふか、この日の宿泊客の中にワシらを含めて3組広島からの旅人がゐた、といふスゴい偶然。オモロいこともあるもんだ。

さてライヴ。
見つけ出した会場「艀」は、ホンマに艀で、運河に浮いてゐる。いわゆる「小樽の」「あの」「運河」からはだいぶ遠く、これはテキトーに探したんでは見つからんな、との思ひ。

日頃からカフェと音楽スタヂヲを兼業してあり、わりとちゃんとした音響設備も整ってゐて、もっとこぢんまりしたもの、と思ってゐたワシらには嬉しい誤算。雷神古俣氏の友人知人を中心としたスタッフ関係者の動きも気合が入っており、素晴らしい。
他にも、前回の小樽で共演した鍵盤弾きの高橋麻衣子さんが鍵盤を提供してくれたり、道民のホスピタリティの高さを、今回強く感じた。
RIMG5394.jpg

古俣さんのステージを見るのは2014年以来。
強面のルックスとマッチョな肉体から繰り出される全身全霊のギターパフォーマンスは相変わらず素晴らしい。そして随所に滲み出る善人オーラも相変わらず。スタッフの人々を「俺の兄弟分です」と紹介してくれたり、本当に誠実な人なのである。

古俣さんは小樽で活動する老舗ロックバンド「スターレスNEO」のギタリストとしても名を馳せており、なんとこのスターレスNEO、今年で結成40年を迎えるのださうな!。ひぇ〜!しーシュの15年なんぞ、まだまだだねぇ。

良きライヴだった。
ワシらを気に入ってくれた「艀」のオーナーが、FMおたるでしーシュを流してくれる事にもなり、北海道 徐々に点と点が結ばれつつある事に、感謝。
IMG_3042.jpg

日の暮れた小樽の街は静まり返り、人も車もほとんどいない。タクシーを拾わんとすが全く通り掛からず、困ってゐたらコンビニの店員さんが『呼んであげますよ』と云ってくれ、ことなきを得た。

8月29日(水)オフ---------

朝、宿のロビィで上述の広島からの旅人3組が盛り上がる。
一人はトゥクトゥク(タイの代名詞的軽自動車)で旅して来た、といふ、40代くらいの青年。
もう1組は、本土から車中泊しながらやって来た、といふ5人家族。

これにさらに、東京からヒッチハイクで来たといふ学生さんと、ナニやら訳ありっぽいひとり旅の爺さんが加わり、なんかえらい話に花が咲く。いや〜オモロいものですね、と。

ちなみに宿の名は「ゲストハウス:和の風」。
一階はふる〜い銭湯。駅や中心街からは少し離れてゐるが、たいへん良い宿。皆に知ってほしいが、ぢつはあまり知って欲しくない、といふフクザツな思ひを抱かせる、ゲストハウス系ではベストに感じる宿であった。次回も小樽ではここに泊まりたいな。

けふはライヴはなし。
来道以降、づっと一緒に動いてくれてゐるさつきさんに、明日から一緒に動いてくれるスタッフが合流し、けふは岩見沢の温泉施設「なごみ」に併設するコテージを丸ごと借りての「合宿」。

バーベQと相成り、さうなると当然ワシは「火の守り」となるわな。見事な炭火を熾し、肉を焼いてみせた。・・・が、なんせみんな高齢(ワシが最年少)なので、あんまり食わない。ほとんどしーシュが食ってたな。
IMG_3057.jpg

併設する温泉に入れるさうで、そはありがたい、と夜道を行く。他の泊り客はおらず、夜ともなるともぅ「原初の闇」。しかもここは本州ではない。猛獣のヒグマが生息する北海道!。さすがに少しビビるワシであった。
幼少期に見たトラウマ映画「グリズリー」を思ひ出さぬやうにして温泉に入り、帰り、寝る。
RIMG5464.jpg

8月30日(木)北海道ツアー四日目:岩見沢 そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター/山田 稔 ---------

中心部に行けば、結構な街である岩見沢。
けふはその中心街にある「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」といふ施設でのライヴ。

前回の岩見沢でも協力してくれた、美唄のシンガーソングライター、山田稔さんに、今回も対バンと音響をお願いしてのイベント。稔さんとは豊田勇造さんとのつながりもあり、お互いに『よろしくお伝えください〜』といふ楽しさ。
RIMG5499.jpg

ライヴ前にはひとり街をぶらぶら歩いたり、コインランドリーに行ったりして、岩見沢を身体に馴染ませる。
かうすると、今自分が北海道にゐる、といふ実感が薄くなり、フとその事実を思ひ出しては不思議な感覚に包まれるのだ、それがイイ。

雨模様にも関わらず、開演時間にはほぼ満員。まづは稔さんから。
前回の共演時には、どちいかてぇと静謐で、強い「夜」や「青」を感じさせるパフォーマンスだった稔さん。けふは少し趣が変わり、よりロックぽいアプローチ。相変わらずの色気を感じさせる楽曲群が素晴らしい。

前回、稔さんの前で拙曲『美唄』を披露したとき「自分の住んでる地名が入った曲とかご当地ソングぽくてイヤだな、と思ったんだけどシュウさんの『美唄』は旅人視線から語られた祈りの歌だった。シュウさん誤解してごめんね〜」といふ嬉しい感想をいただいたものだが、それをMCネタにして、さらに会場がナゴんだ。
IMG_3065.jpg IMG_3068.jpg

満場のお客さんからも喝采の、良きライヴ。
稔さん、ありがとうざいました。

けふと明日は夕張の「師匠」、皆川祐爾さんのご自宅を拠点とさせていただく。ので、スタッフ全員で夕張へ移動。昨日のバーべQで余った食材を使って、の打ち上げ。

8月31日(金)北海道ツアー五日目:夕張ファイヴペニーズ/小山信行、皆川祐爾 ---------

「師匠」宅での目覚め。

来るたびに思ふ「夕張」といふ街の軌跡。財政が破綻する、といふ事の意味を実感として理解する。これがいつどこの街でも起こる可能性もある、といふ現実。そして、それが「日本」といふ「国家」であるのかもしれぬ、といふ危惧。
財政が破綻した街がどうなるか、をワシらはここに来るたびに知らされる。

だが、さうは云っても、ここにはここでちゃんと人々の営みはあり、老人もゐれば若者もゐる。そして、その中の幾人かは決して絶望などしてゐない、といふ事実もワシらは知ってゐる。
一朝一夕にナニかが劇的に変わることはなくとも、変化を信じて動き続ける人々を、ワシはちゃんと知っておきたい。

夕張唯一のライヴ・スポット「ファイヴペニーズ」。
けふのお客さんは見事に「メンズ」ばかりで、女性スタッフのさつきさんと石川ムツミさん、にしーなさんの3人だけが女性、といふ快挙(?)。『メンズサービス」せなイカンですね』といふMCに笑い。

音作りが難しいハコだが、ライヴハウスPA経験のある小山さんと共にあーでもないこーでもない、と奮闘した結果、なんとか良きライヴが演れたやうである。

厳しい時流の中にあるこの街に、なんとか頑張ってゐてほしい、といふ気持ちは強い。縁が続く限り、この街に歌いに来たいと思ってゐる。どうか、みなさん、お元気で。
RIMG5538.jpg

9月1日(土)北海道ツアー千秋楽:札幌ファッジ/千葉智寿 ---------

再び、大都会札幌へ!。

北海道に来たらここで演らぬ訳にはいかん、札幌はファッジ。が しかし、ここも「老朽化による建て替え」といふ現実の前に、この場所でのライヴは、けふが最後となるのだ。オーナーのみやこママこと原崎美也子さんも、次の移転先を選びきれてない、といふ話。

「そぅそぅ今の場所より良いところがあるとも思へない」とのことで、まぁ確かに、ねぇ。

初日に綿密な打ち合わせ(?)と即興ライヴを演った、ハープの千葉智寿さんと再合流。千葉さんとみやこママは40年来の親友なのださうで、思ひもひとしをであらう。けふはファッジのしーシュ・ラストを華々しく盛り上げて行かん。

みやこママは、ワシらの音楽とパフォーマンスを大変に気に入ってくれており、本当に親身に押してくれる。けふも開演前に自らステージに立ち、移転に伴う心情と、ワシらへの想ひを語ってくれた。ありがとう みやこママ。
RIMG5682.jpg

その思ひを受け、渾身のパフォーマンス。
千葉さんとのコラボもチカラが入り、北海道千秋楽にふさわしい、良きライヴとなった。
惜しむらくは去年のファッジで実現した、この3人にもぅ一人、ハンマーダルシマーの小松崎健さんを交えて、4人での「小世界音楽紀行」の第二弾が実現できなんだこと。

みやこママが、もっと素敵な「第二のファッジ」を立ち上げてくれる日を待ちながら、そこでもぅ一度「小世界音楽紀行」ができることを祈りながら、現ファッジ最後のしーシュのステージを終わろうと思ふ。

千葉さん、みやこママ、ありがとうございました。

9月2日(日)北海道ツアー:帰広 --------

北海道ツアーのシメは、やはりバーベQ(笑)。
さつきさんの尽力により、しーシュ、さつき、千葉さん、みやこママ、小山さん、の6人での昼宴会が実現。

けふに限って暑すぎるやうな よぅ晴れた空の下、北海道の過ぎ行く夏の最後の1日を過ごした。
けふも例によってワシが最年少、といふ布陣であったが、みな子供のやうにはしゃぎ、語り、遊んだ。
RIMG5749.jpg

北の大地で、このやうな安らいだ楽しい時間が持てることに、心から感謝。

元はと云へば、最初のファッジライヴで出会ったさつきさん、その元は松坂でお会いした千葉さん、さらにその元は「音もダチ」の頭領富安秀行さん、その縁の連なりを想ひ、ますます感謝の日々なのである。

このえにしのつながりを持って、今は広島に帰らう。
そしてまた、この北の大地にも帰って来やう。

夜景を見下ろしながら飛ぶ飛行機の中で、今回もまた強く、さう思った。

RIMG5752.jpg
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

梶山シュウ

Author:梶山シュウ
旅するのらくら電気ベース弾き語りスト。
おもに、えせニック歌謡デュオ「しーなとシュウ」で活躍。
500年生きてゐる、といふ噂もある。

音楽と映画と本、少しの酒とツマミ、たっぷりの空き時間 をこよなく愛する中年男。

https://kajiyamashu.com/

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR