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叶えられなかった願いは過ちなのか

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11月1日(木)---------

あれれ?いつの間にか今年もあと二ヶ月、と相成った。
ぐぬぅ・・こないだ年が明けたやうにも思へるのに・・と何回思っただらうか?。そしてこの後何回思ふのであらうか?。

11月2日(金)しーなとシュウ週末遠征 三原はるのんカフェ ---------

しーシュ、2年ぶりの三原への遠征。

三原市は広島市から車で約1時間半。ワシもしーなさんも縁 浅からぬ(それぞれこの街では「教育者」としての側面多し)土地。なのにミュージシャンとしてはあんまり来ない場所・・・まぁ近隣都市てのぁそんなものかもしれんけど・・・。

はるのんカフェは、まさに昔ワシが教鞭をとってゐた楽器店のすぐ隣にある。まぁ、だからと云ってその関係者やもと生徒が来てくれる訳でもないのだが・・・。

けふはしーなさん筋のお客さんに多く来て頂いたやうだが、ほぼ初めての人ばかりで、さういふ意味では久々の三原、良いかんぢに出来たのではないか、と思ふ。ほとんどの人が帰り際に「次回は友達も誘います」と云ふてくれた。はるのんマスター&ママも「もっと頻繁に来ても良いのに」と云ふてくれたので、よーし、足繁く通うか。

三原と云へば「流川タンポポ団」。
けふもOAを務めてくれ、リーダーの「たぬきさん」のお宅は宿泊先にもなる。感謝多謝なのだが、なんかワシど〜にも疲れてゐるやうで、打ち上げの最中に寝てしまひ、その後フロの中でも寝てしまひ、といふ体たらく。ん〜〜〜。

11月3日(土)しーなとシュウ週末遠征 岡山(ダブルヘッダー):音楽始発駅(昼)/MO:GLA(夜) --------

けふはもともと岡山MO:GLAのブッキングを入れてゐたのだが、マスターのサンジさんこと福武三二さんが『昼間もちょいと出るか?』と云ってくださり、本来ならば岡山出身者か在住者しか出れない、といふ駅前イベント「音楽始発駅」に参加できる運びに。
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駅前、といふか駅構内での半野外ステージで、昼間、しかも晴天の行楽日和、といふことで、会場は人でいっぱい。ワシらはサンジさんと、その息子の福武世史記さん(Gu)の親子バンドOKAYAMA通天閣のサポートメンバーとして出演。

サンジさんは、途中ワシらがメインになる局面も作ってくれ、今夜のライヴの宣伝にも。11月にしては暑すぎるくらいの晴天の陽気の中、楽しく演奏した。

で、夜は移動してMO:GLAへ。
ここでは、これまでしーシュが岡山で構築したファン層が全員出演者となる、といふ展開で(笑)、まぁおのづとベーシストが主賓なかんぢで・・・。

けふのトピックは、みじぃこと水本和秀氏を招いてのツイン・ベースしーシュ。さすが岡山代表ベーシストであるみじぃ氏のプレイは完璧で、初めての共演とは思へぬツインベースぶりで会場を盛り上げてくれた。今回は2曲のみのコラボだったが、全編で参加してもらってもよかったくらいだった。
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他にも元弟子「おとーさん」こと朝井裕二や、今回限りでライヴ活動を休止するTAKAちゃんら、並々ならぬ熱演で、サンジさんからも『お前らもっと頻繁に来い』と云っていただき、昨日に引き続き、近隣にこそ、もっと足繁く通わねば、と思った次第であった。

みなさん、ありがとう。

けふも打ち上げの最中に寝てしまふ、といふ体たらく。なにがこんなにくたびれてゐるのか?。

11月4日(日)福王寺まつり ---------

けふはしーなさんの仕事に合わせて、早めに帰ることになってゐる。

が、広島ではHoneysが中心になった仲間らが、福王寺まつりを演ってゐる、といふ事で、ワシは遅ればせながらそれに顔だしてみんとす。

岡山からスっ飛ばして広島に帰り、しーなさんを仕事先まで送り届けたのち、ひとり福王寺へ向かふ。
・・と軽く云ひはしても、福王寺はどぅ頑張っても広島市内から1時間以上かかる上に、最後の数キロは「登山」せねばならぬゆえ、間に合うかな〜、とか思ひつつ、往く。

程よく汗かきながら寺に着いてみると、最後の出演者が歌い始めるところだった。まぁなんとか間に合った、のかな?。
ふるまいモチとか食ったり、知り合いと話したりしてゐたら、「せっかく来てくれたんなら歌って行く?」と云ってもらひ、お言葉に甘える。

歴史ある真言宗の伽藍をバックに、借り物ギターで数曲、演奏奉納させていただいた。
二日続けて打ち上げで寝てしまふやうな疲労に、とんぼ返り&登山、が加わったなかなかハードな状況だったが、たいへん気持ちよく歌って疲れもフっ飛ぶ。少なくないお客さんも楽しんでくれ、何より住職がとても喜んでくれたのが嬉しかった。
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登ったからには降りねばならぬのが「登山」。
まぁけふ壱日、酔狂っちゃ酔狂なスケヂュールをこなした、と云へるが、気分は上空3000フィート(古い)。

・・・が、さすがに家に帰ると、目を開けてゐるのが至難の技、といふほど眠くて、飯喰ひながら眠く、ラヂヲ聴きながら寝て、風呂に入りながら寝て、布団に入ったら2秒で熟睡したらしい。

11月5日(月)しーシュレコーディング初日 -------

忙しきことに、しーシュのレコーディングがけふから始まる。

「一年に壱作品」といふ目標を掲げて以降、今のところ達成し続けてゐるアルバム作り。一年ごとに「フル・アルバム」と「マキシ・シングル」を回してゐて、今年はシングルの番。
全4曲、書き下ろし入りのマキシ・シングル「小鉢:その四」のレコーディングとなる。

場所はおなじみセイントルイズ・スタジオ。旧友でもあるカズイこと数井政彦のオペレーションも、これで7作目だ。
毎度のことながらベースと鍵盤以外の楽器の方が多いレコーディングだが、今回書き下ろしの曲ばかりで、カズイには事前情報なし(笑)。ワシらにすら完成形は見えておらず、カズイにしてみれば、なにがなんだか全く分からん状態からの録音で、まぁこんな事に付き合ってくれるのもカズイだけだらう。

いつものかんぢでがしがしと録って行き、曲の骨子が固まる、くらいの所までは行く。朝の10時から19時まで、ひたすら音と向き合う壱日であった。

11月6日(火)--------

朝の野暮用を済ませ、気づけば自分が生まれた家の辺りにゐて、時間もあったので、ちょいと車を停めて歩いてみた。

廿日市市は平良一丁目、といふ場所で、当時は広大な木工場を擁する・・といふか木工場を中心に栄えた町であり、近隣住民はほとんど木工場勤務者か、その勤務者を相手に商売する店で構成されてゐた。

現在は工場も撤退し、フツーの住宅街となっており、大手資本のデカいスーパーやらも入り、そこそこ瀟洒な町になってゐる。ワシの生家があった場所には小綺麗な邸宅が建ってゐたが、家の目の前にあった神社は健在で、境内にあった巨大なイチョウの木も、まだ存在してゐた。
神社の裏手には、ワシら近隣の子供らの絶好の遊び場であった小山があり、「あそこの崖から落ちたな」とか「ここに落とし穴を掘ったな」とかノスタルジィの雨嵐。神社そのものも、むしろあの頃より綺麗に管理されてゐて、この際なのでお参りもしておく。

この境内で野球やら鬼ごっこやニクダンやら、さういふハードで過激な遊びをしてゐたのだが、よぅこげな狭い場所であんな危険な遊びをしてたな、と思ふ。

時は流るる。時間は少ない。

11月7日(水)---------

噛み合わぬ話、に疲弊することには慣れてゐる。
慣れてはゐるが、疲弊することには変わりない。
今に始まった事ではないが、時折 自分が完全に「間違った道」をひた走ってゐるのではないか?といふ気に苛まれる。

11月8日(木)しーシュレコーディング二日目 --------

レコーディング最終日にして二日目。

この録音でもまた、いくつかギターを弾いてゐる。手持ちのギターが全部なにがしか調子が悪いので、しーなさんチのギターや、スタヂヲのギターを借りたりしてゐる。
で、今回 スタヂヲにあるガットギターを弾いたのだが、これが素晴らしい。あまりに美しい音なので、本来入れる予定でなかった曲に使ったり、逆に音が良すぎて使えなかったり、してゐる。

ワシがこれまでの人生で弾いてきたギターの中で、間違いなくトップの音の良さ。なんぢゃ?このギターは?!。聞けば 故 岩本貢さんのギターだと云ふ。

さうか・・・、彼は何度かここのスタヂヲで音を残してゐるのだった。
彼が逝ってから、もう10年が経とうとしてゐる。なんといふ再会であらうか?。
この音、ワシも残させてもらいますよ 岩本さん。

11月9日(金)---------

ワシの地味な趣味の代表としてある映画鑑賞。
このために、津多弥の勝手にDVDが送られてくるシステムに加入してゐる、ことは以前にも書いた。

店頭まで借りに行きまた返しに行く手間が省けるのは良いのだが、時折異常のあるディスク(再生されんかったり、飛んだり)が送られてくることがある。その旨伝えればまぁしかるべき措置をちゃんと取ってくれるのだが、映画なんざ見たいときに見ぬともぅ心の中では旬が過ぎてゐる。
わざわざ借り直してまでネー、との思ひから、さういふ時はもぅその映画自体が「なかったこと」にする。でも少しは気になるので、動画サイトなんぞを漁ってゐると、違法にアップロードされてゐたりす。

それを見て、「あ、故障ディスクでよかった」とけふ思った。
まぁ さういふハナシよ。

そは鉄塔の人なり

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10月26日(金)---------

ここ2〜3日、個人練習では自分に向けての「変拍子講座」を開講してゐて、取り組んでゐるのは11/8拍子(はちぶんのじゅういちびょうし)。
五拍子、七拍子、九拍子に次ぐ高難易度のビートだ。

一説に「こぶた こぶた ぶた こぶた」と数えるのが良い、と云はれてゐる。3+3+2+3、のグルーピング。
ほかにも、5+3+3、4+4+3、など色々な組み合わせはあるが、まぁかういふのは数えながら弾いてるうちは、まだダメなのだ。そこにグルーヴを生むためには、やはり無感覚で弾けるくらいにならんと・・・。

インド音楽などで使ふ「KONNAKOL」といふビートの取り方が有効。こはビートに歌を当てはめて、それを歌うことによって自然に複雑なビートを乗りこなせるやうにするもの(だらうと思ふ)。
これによると11拍子は「タキタ タキタ デネダケト」とグルーピングできる。これを歌いながら弾くと、なるほど数字を数えるより音楽的にリズムに乗れる。これに合うベースラインを作り、それをループさせてさらに違うビートで、とひたすら弾く。

そのうちグルーヴが掴めてくるとアドリヴも入れられるやうになる。やがては単純なものながらソロも取れるやうに・・・。

たーのし〜〜〜ぃー。

10月27日(土)---------

女房が朝からスモーを見に出かけてったので、家に一人。
いつも女房と一緒にナニかをする訳ではないが、改めてひとりになるのは悪くない。

昨日に引き続き、自分変拍子講座を演り、ヂョギングにも行き、DVDで映画も見て、女房が帰ってからは飯を作る。
ただしい53歳の男、としてあらむ。

10月28日(日)しーシュ&竹弦教:響き合う人々@三次市 天輪 --------

朋友バンド竹弦教とのご縁で、16年ぶりに三次市でライヴをす。

あれは かの「オルカ団」初のツアー、初CD「美味と珍味」の発表ツアーだったか、その少し後の初東京ツアーへ向けての前哨戦のやうなニッチで、三次に行ったのだ。ライヴハウスの通常ブッキングで、たしかウチ以外の出演者は全部、10代のコらのミクスチャー系バンドだったやうな・・・。

あれ以来の三次。
安芸高田〜高宮の方々と懇意になったお陰で、県北でのルートがずいぶん拓けて来た感がある。けふも協力者のほとんどが高宮町の方々で、普段は普通の飲み屋である「天輪」に、早くから機材を搬入し、ステージを作り上げてくれた。感謝。

このライヴに合わせ、ワシと竹弦の竹下 勉さんで新曲を書き、けふのリハで初めて合わせることに。
みなさんよぅ予習して来てくれており、何もストレスなく一発で完全な演奏。さすが。素晴らしい。
竹弦教のみなさんはアマチュアだが、アマチュアだからこその音楽への真摯な思ひを感じ、そこはプロとして褌を締め直さねば、との思ひはある。予習して来やがらんプロもゐるのでね・・・。

さて、そんなかんぢでトントンと時は過ぎ、あっと云ふ間に開演時間(昼の3時スタートだったので)
お客さんもほぼ満員で、先攻の竹弦教もよぅノってゐる。ワシらはだぃたぃ、全体の出し物を見て自分らの出方を考へる、といふセコいやり方をするので、けふもぢっくりと観察。高宮の人たちもたくさん来てくれてゐることだし、冒頭で即興を練り、そこに神楽の口上を加えてみた。
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いきなり「うぇ〜〜あをぉ〜〜」と唸りだしたワシらに一瞬引きかけたお客さんも、神楽の口上を聞いた途端に爆笑。これで一気に掴み、あとはダダっと得意ナンバーで畳み掛けた。

終盤のコラボもぢつに良いかんぢであり、終始ご機嫌で演り切る事ができた。
あとでスタッフにも「すごい楽しさうに演ってたね」と云はれた。うむ、楽しかったのだ。
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車で行ってたので、当初打ち上げはノン・アルコールにして、頃合いを見て帰るつもりでゐたのだが、素晴らしかったライヴの余韻と竹弦の弦井ケンソーさんの爆笑トークに、「こらぁ飲まずにおれへんだらうが!」と飲む。
まぁ飲みも飲んだり、19時くらいから日付が代わる前ぐらいまで、ひたすら飲んだ。

ただ飲んだくれた訳でもなく、来月の2回目のコラボへ向けて新しい案なども出て、打ち上げらしい打ち上げ。
いや〜〜〜楽しかった。

10月29日(月)---------

ゆんべは、急遽飲むことに決めたワシのために、竹井さんが知り合いの簡易宿を紹介してくれた。
ホンマに手ぶらで行っても大丈夫なやうな素泊まり宿で、たいへん助かった。ありがとうございます。

広島での仕事に合わせて、早めに三次を出る。三次名物「霧の海」の中を広島へひた走る。さすがにまだどこのSAも簡易的にしか開けておらず、朝飯も食はずひたすら走る。9時には広島に着いた。これって、便がなくて朝イチ(8時仙台空港発)の飛行機に乗って帰って来た 東北ツアー(2015年)のときのかんぢと同じだな(笑)。

そんなこんなで一日中眠く、うつらうつら・・・。

10月30日(火)---------

レコーディングもツアーも近く、特別ディナーショウやらもあるので、突貫的だがしーシュのリハ。

こないだもしーなさんと話したのだが、まーぁ昔はよぅリハをやってゐた。ワシはあの頃レギュラーのレッスンを複数抱えており、逆に まだ子供らが幼かったしーなさんは今ほど複数のレッスンを抱えておらず、といふ事もあり、ライヴは月に1〜2本とかそんなかんぢで、毎週土曜日にはリハを演ってたやうな気がする。

まぁ基本的に、演奏したり歌ったりするのが好きな二人が組んでるので、リハだらうが本番だらうが、演れれば楽しい。ふたりとも音楽に救われるタイプの音楽家なのだ。

ミュージシャンの中には「ライヴをするのが苦痛」とまで考へる人もゐるのは確か。
分からないでもないが、しーシュはそこが無い。その部分で一致してゐるからこそ、こんなに長い間デュオを継続させ、滞る事なく活動を続けることが出来るのだ。

10月31日(水)---------

こないだライヴを演らしてもらった三次市の「天輪」といふ店は、ぢつはワシの生徒のダンナがやってゐる店である。けふはその生徒のレッスンであった。

感謝の言葉とともに「ぢつに良いライヴだった」と伝言をもらひ、また演ってほしい、とのこと。

まだ若いのに、自分の住んでる街に「ちゃんとした遊び場」を作りたい、との思ひから店を出し、自分の給料を削って従業員を食わせてゐるらしひ。
だいぶ前に九州を旅したとき、同じやうな思ひで若き店主が始めたといふ、ち〜〜〜さな町の一軒だけあるバァに入った事がある。さういへば店のかんぢも「天輪」に似てたな(笑)。

どこの街だらうが、飲食店を軌道に乗せてゆくといふ事が、どれほど至難の技か知ってゐるつもりだ。
頑張ってほしい。
料理も美味しかったし、酒の種類も豊富だった。広島→三次なので「ちょっと気軽に・・・」といふ訳にはいかんが、なんかの折には寄らせてもらいたい。友人にも宣伝しやう。
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月日は流れ ワシは残る

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10月18日(木)--------

向原へ出張レッスン。
週末にもここら辺に来ることになってゐるので、なんか変なかんぢ。斯様にこの辺の地に自分が関わって仕事をしたりするやうになるとは、思ってもみなんだことである。

夜からは地元でレッスン。講師仲間に『また どっか行ってたの?』と訊かれる。『長野へ』と云ふと「おー」と。
その前に東京でライヴを演ったのが、遥か太古に思へる。

10月19日(金)しーなとシュウ:JUKE ---------

けふは西日本コンピュータ技術者協同組合、といふ所から頂いた仕事で、しーシュのライヴ(非公開)。

ライヴの場所に来た事がない、といふ市井の人々に、ライヴの楽しさを伝えてほしい、といふこと。ん〜〜〜しーシュに出来るだらうか?との思ひ強し。綿密な打ち合わせと選曲で準備。
基本的にしーシュのいつものかんぢで演っていただければ・・・との事だが、聞けば年齢層もかなり幅広く、アレコレと用意して臨む。

ライヴに慣れてない人々、といふはイクォールどう反応して良いか分からぬ、といふ事で、反応も鈍く拍手も遅い。横向きのしーなさんはともかく、お客さんと正対してゐるワシには、正直演り易いステージではなかったが、頑張った。
頑張った甲斐あり、終演後には相当な高評価。帰り際には皆ていねいに「スゴく面白かった」と云ってくれる。CDも持って来たぶんは、ほぼ完売した。もっと持ってくればよかった(笑)。

奇数拍子講座、てのを設けて、三拍子、五拍子、七拍子、の曲を順繰りに演ったのだが、さういふマニアックな部分の評価が、意外なほど高かった。最近、奇数にアツいしーシュである。

小学校2年生、といふ男の子がやたらとワシに食いつき、「ギター面知れぇ〜」(ベースだけどね)「ギター習いたい〜」(ベースだが)「途中からギターばっか見てた〜」(ベースだ)、と連呼。おねぇちゃんにお年玉を前借りしてまでCDを買ってくれた。

ありとぅよ坊主!。
いつかお前が本当に習いに来てくれたら最高だが、これから先なんとなくでもお前が音楽に興味を持ち、ギターかなんか弾くやうになって、ある時フと「子供の頃に親と一緒に行ったライヴで、なんか変なおっさん見たんよな」と思ひだしてくれたら、それだけでもぅワシの人生はIt's OKよ。

いい仕事だった。
ありがとう。

その後、ツアーで広島に来てゐる、もとりぶさんのエグっちゃんこと江口優のライヴに、遅れて駆けつける。もぅアンコールが始まってゐたが、エグっちゃんも主催者も喜んでくれ、駆けつけて良かった、といふかんぢ。良いライヴだったさうだ。

さうしてゐると、これも自身のライヴを終えた所だといふ、人気ものシンガー 香川裕光もやって来て(エグっちゃんとは友人)、おぉ久しぶり〜、みたいな・・・。なんかえぇかんぢに皆に会えた、といふ夜。

良い夜である。

10月20日(土)---------

朋友バンドHoneysが定期的にライヴを演ってゐる、といふ、向原の多目的カフェ「ささき亭」にHoneysを見に行く。いつも出張レッスンの行き帰りに前を通る店で、「ここはなんだらう?」と思ってゐた場所なのだ。

障害者の作業所と提携した広い事業のひとつらしく、給仕や調理に障害者の人たちを交え、自立支援や生活の手助けを行なってゐる福祉施設のひとつなんださう。Honeysはもぅ数年間、ここでお昼ライヴをやってると聞く。

まぁライヴとは云っても、いわゆる「ラウンヂ演奏」のやうなもので、お客さんは普通にご飯を食べに来た人たち。しーシュもやってるオリエンタルホテルの、まぁランチ版、みたいなかんぢか。
Honeysらしいほんわりしたライヴで、行きずりの人も楽しさうに聴いてゐる。ワシが聴きに来て、彼らは演り難かっただらうが、楽しく聴かせて頂いた。

「シュウさんにも演って頂きたいんですが、プロの方にはギャラが払えなくて・・」と店長さん。
ん〜〜〜〜これも難しいところですねぇ。求められればどんな所でも演奏し 歌うことは全然厭わぬのだが、確かにタダ働きは避けねばならん。こは自分だけでなく、他のプロ音楽仲間のためでもある。

なにを妥協点とするか、で物事の捉え方は変わって来るよな・・・。ん〜〜〜・・。割と永遠のテーマ。

その後はHoneysと一緒に帰り、彼らの根城で明日のライヴの練習をば。ぢつは明日、急遽彼らのライヴをベースでサポートすることになったので・・・。

10月21日(日)龍姫湖まつり:Honeys サポート --------

絶好の行楽日和。完璧な秋晴れの空である。

けふHoneysのサポートで出演せしは、広島県山県郡安芸太田町に存在する「温井ダム」の周辺施設で行われる龍姫湖まつり。聞けばづいぶん前から行われてゐるフェスのやうで、かの「竹弦教」も出演したこともある、本格的な野外イベントださう。

行ってみるとHoneysのふたりは出演者としてだけでなく、司会進行も担当してゐる。なんとまぁ大変なことを。
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ので、二人ともワシに構ってゐる暇はなく、ワシも出演時間までの空きを、焼きそば食ったり串カツ食ったりコロッケ食ったりしながら、祭りを楽しむ。

温井ダムは「西日本No1の高さを誇るアーチ型コンクリートダム」として知られてゐるさうで、確かにそのデカさは、高所恐怖症のワシにはややキツいものがあるほど。しかしこれほどの巨大建造物、といふは、その是非を超越して感動を覚えるのも確か。
祭りといふことで、日頃は関係者以外入れないダムの「キャットウォーク」が解放されており、見学は自由に、とのことだったが、そこに至る階段は481段あるといふ。サポートとは云へ、とてもライヴの前に気軽に見学に行けるものでもなささうだ。ド迫力の水位低下放水を間近で見れるチャンスだったが、残念ながら出演時間となり、諦める。

さてステージだが、あたふたと司会進行から出演者にシフトチェンジするHoneysのふたりを、名実ともにうまく支えた、といふライヴとなった。昨日の突貫リハも功を奏し、初トリオにしてはたいへん良いライヴが出来たのではないか?。
ワシ的にも満足、な仕事だった。

終演後、偶然遊びに来てゐた友人とばったり会ったり、神楽の舞台なども見て、夕方にはおいとます。
良い1日だった。Honeysのフクちゃん&マユさん、ありがとう。

10月22日(月)おちょこ&上八木IBM featuring 梶山シュウ:テアトロ・アビエルト ------

ぱんぱかトリオでPVを撮ろう、といふ話となり、午前中から3人で車を出し、あれこれ。
ワシが推薦した、ちょいと川上のえぇかんぢの河川敷にて、実際に生演奏して、それをVに撮る。釣り人や河川作業員の数が多く、ちょこちょこ邪魔が入った(本当はむしろワシらが邪魔者)が、何度かのテイクで3人が満足するものが撮れ、これで行こう、と決定。
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ワシは久々にアコベの「ぱん兵衛」を取り出し。
オフショットの撮影などもなかなか楽しく、またこのトリオでも旅に出たいね、と話がまとまる。

夜は上八木のカフェ・テアトロ・アビエルトで、東京のヴォイス・インプロヴァイザー「おちょこさん」とのライヴに。
このおちょこさん、2005年・・・、ワシがまだ一人で足繁く東京に通ってライヴをやってゐた頃、国立の「地球屋」といふライヴハウスで共演したことがあるお人。

こないだの乱葛茜ちゃん(牧瀬茜/ストリッパー)オサムくん(大槻オサム/舞踏)と話ししてゐて、フとおちょこさんの名前が出て、「おちょこさん、てあのおちょこさん?」みたいなかんぢで、活動を確認したばかり。なんとも不思議な事に、そのスグあとにアビエルトにオファーがあり、ならば、とオサムくんがワシを誘ってくれたのが、けふのライヴ。

13年ぶりの再会となるおちょこさん。「いや〜〜〜久しぶりです」とか、お互いに「変わらないねぇ」とか云ひながら、その13年の間にあった色々なことを語り合う。あの頃のおちょこさんは「国分寺エクスペリエンス」といふ社会派のバンドのフロントで、まぁ云はば普通にロックバンドのヴォーカルだった。いつから即興を演るやうになったの?みたいなかんぢで、けふのワシは全編即興で彼女に絡む事にす。
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アビエルトを根城に活動する即興集団 上八木IBMの面子も集まり、おちょこさんのソロからライヴスタート。ワシは3曲めから参加して、冒頭フツーの曲から徐々に即興になだれ込む、といふ構成で約30分コラボ。
思ひのほか良い即興となり、二人でがっつりと握手。
そっから先は上八木IBMのメンバーも入り乱れ、全体即興となる。新メンバーに、こないだランドゥーガ 即興ワークショップで、良いかんぢに絡んだサックスの青年が居り、ほーまた会えたか、といふかんぢで嬉しかった。
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お客さんは少なかったが、たいへん良いかんぢの即興ライヴとなった。

昔の記憶を辿って、おちょこさんって結構飲む人だったよな、と思ひ、けふは電車で行ってゐた。果たしておちょこさん「今日はシュウさん飲める?」といふ事で、まぁ遠慮なく飲む。なんだかんだ皆んなで即興やら音楽やらについて喋りあい、おちょこさんと二人で、可部線の終電に乗って帰った。

東京の人と一緒に、ローカル中のローカル路線の最終便(乗客ゼロ)に乗って帰る不思議。

10月23日(火)---------

久しぶりに「レッスンしかない」日。
レッスン前に、リハビリ病院に入ってゐるオフクロの様子伺いに行き、洗濯物を実家に届けておく。

10月24日(水)隔月solo歌い込み企画「吟」第5回 ふらんす座 ----------

「集客力のNASAにメゲていては何も始まらん!なにがなんでも演る、といふ気骨を持てぃ!」と自分に叱咤して始めた企画「吟」@ふらんす座もはや5回め。残す処あと2回、となった「吟」である。

おかげさまでファンが定着し、毎回同じ顔ぶれが集ってくれるやうになり、来年はもぅ演らないの?といふ声も聞けるやうになったが、まぁ、そこは・・。これを演りだしてからは、ギターやらカリンバやら色々使って来たのだが、けふはハナからベースオンリーで全編演る!と決めてゐた。

ので、ホンマに全編・・・2時間まるまるをベースと歌のみ、でお届けした。

さう、本来ワシはこれで全国を回ってゐたのだ。これができる事で、周囲に認められ、多くの友や応援者を得て来たのだ。
その基本に立ち返るライヴだったと思ふ。声も完全に復調し、オリジナルもカヴァーも、きっちり歌いこなすことができた。お客さんも満員で、本当に良いライヴだった。
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さぁ、次回はいょいょ最終回。
12月19日「吟」第6回 はベースを中心に、ギターやピヤノまで使い、全曲オリジナルオンリーでお届けする予定。

最近、このライヴの始まる前と終わった後、ヲルガン座頭首ゴトウイズミと色々話し込むのが通例となっており、これがなかなか楽しい。お互いの信条、やり方、希望、夢、現実、など結構がっつり語り合ってゐて、イズミちゃんもこの時間を楽しみにしてくれてゐるらしい。

付き合いは長くなったが、まだイズミちゃんと二人だけでナニかを演った事はなく、いづれはそれを・・と。ワシも楽しみにしておこう。イズミちゃん、ありがとう。

10月24日(木)----------

かうしてブログにしてみて気づくが、ずいぶんと濃いライヴが続いた日々だったのだな。
けふから土曜日までは、ユルい日々が戻ってくる。

安芸高田コネクションのひとり、画家である筒井尚美さんの作品展示会を見に行く。
2回くらいしか会った事ないのでどーかな?と思ってゐたが、ワシを見つけると「あぁ!」と気づいてくれ、作品を紹介しながら案内してくれた。

絵のことはあまりよく分からぬのだが、彼女の作品は、おそらく彼女が小動物や子供に注ぐ視線そのものであらう、優しく淡いタッチで描かれたものが中心。
長く学校で美術の先生をしておられたのを、このたび思ひ立って「画家」として生きて行く事にシフトチェンジした、といふ尚美さん。先の人生で後悔したくなかったから・・と云ふその姿勢。おぉいに納得できる。画家として活くる、といふは、我々音楽家よりさらに厳しい世界に違いない。そこに踏み出した彼女に、強くエールを送りたいと思ふ。

まぁ正直云ふと、初めてお目にかかった時には、「あんた傍目で分かるくらい見惚れてゐたね」と云はれる程、たいへんワシ好みの美人であり、感じの良い人であった。だが、けふ話を伺ったかんぢでは、かなり情熱的な人であり、ワシの邪な心など遥かに凌駕する高い精神性を感じさせるお人である。

10月25日(金)---------

じぶこん から、こないだのレコーディングのラフ・ミックス盤が届いた。

まだリード・ギターも入ってないし、歌も仮に過ぎぬのだが、すでに凄まじい出来であり、これはスゴいアルバムになりさうである。過去ワシが参加した録音物の中でも、しーシュに次いで上位に値する完成度。
間違いない。これは素晴らしい作品となるぜ。

今回、全編を「カラス(スタインバーガー・フレットレス)」で録った。このベースの音をちゃんと残すものとしては初めての録音となる。音色はまぁ「ヴァネッサ(アトランシア・ステルス/フレットレス)には及ばぬとは思ふのだが、わりとタッチのニュアンスまでしっかり録られてゐて、良いではないか。

さらに完成が楽しみになってきたな。

日々更新される憂いにつひて

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10月11日(木)下北沢Blue moon ソロ --------

夜行バスで東京入りしたのは、まづはこのライヴのため。

我らが東京の根城、下北沢はブルームーンが今月で閉店、といふことは、ぢつは結構早い時期から知らされてゐて、ならば、と今年に入ってからもづいぶん足繁く通わせていただいてゐた。
こないだの「手ぶら行き当たりばっ旅」が最後の出演かな、と思ってゐたがやはり最後にもう一度、の感が強く、半ば無理やりこの日のライヴを決めた。

『ライヴできる店をやる、と決めたとき、真っ先にお前が歌ってる姿が浮かんだ』と云ってくれる店長 平石正樹さん。その光栄な店への最後の出演は、やはりソロで。
対バンを務めてくれたのは、広島にもゆかりの深いジャグ・シンガーのイケマーと、元弟子の川村ZAVZA泰行。両者とも、何度もこの店で共演してゐる。特にイケマーなど、日頃はカタギの仕事に就いてゐて、平日のライヴはなかなか難しいであらうに、ブルームーンの最後を、と一緒に演ってくれることになった。

この店で知り合った音楽家もあり、また、ワシがここを紹介して懇意になったミュージシャンもゐる。
ここが良い店だと云はれることはワシにとっても嬉しかったし、誇りだった。

感謝を込めて、のブルームーン最後のソロ。
ストロマトライト/君が亡くなって1年が過ぎた/ブルームーン/きんぎょ/いらっさい/微熱/らのえてぃあ/旅行きて

イケマー、正樹さんとのセッションもあり、楽しく、嬉しく、そしてやはりちょいと切ない、最後のブルームーンの夜だった。
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明日からじぶこんHsバンドのレコーディングで、長野県は駒ヶ根市に入ることになってゐる。宿を借りてゐる友人にもアレだし、井の頭線の最終で吉祥寺に帰るつもりでゐたのだが、正樹さんと打ち上げをしてゐるうちに「けふはさうも行かぬだらう」といふ思ひになり、最後まで付き合うことにす。

ボンドマティーニをぱかぱかと水のやうに飲む正樹さん(ちょいと飲みすぎだよ!)と結局2時くらいまで飲み語り、この道をこのやうに往くのも、これで最後かァ、と思ひながら、タクシーで吉祥寺まで帰った。

ありがとうブルームーン。いざ、さらば。

10月12日(金)じぶこんHsバンドレコーディング:前入り --------

アレは一年前の夏だったか
我が朋友バンド じぶこん(辻岳春、裕子夫妻)が、全国を旅する中で出会ったピンと来る音楽家を集めて、じぶこんHsバンドといふユニットを編成し、「へそ祭り」といふタイトルで2日間に渡るイベントを敢行した。

2日間でのべ千人以上の来場者を得た大成功のイベントは、ワシにとっても素晴らしい経験だったし、そこで一堂に会したメンバーたちのスゴさたるや、いま白状するけど このワシが友人に弱音メールを送るほどだった(苦笑)。

あの時ワシは、「近いうちに必ずこのメンバーを訪ねて行こう」と強く思ったのだ。

さういふ思ひはじぶこんのふたりも同じだったやうで、あのメンバーでの音を残したい、と強く思ったタケポンとゆぅこりんは、ついにHsバンドでのレコーディング に踏み切ったのだ。
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まぁ長くなったが、そんな話し。

レコーディングはHsバンドの鍵盤奏者 夏秋文彦さんの地元、長野県は駒ヶ根市で行われる、といふことで、じぶこんの二人とワシは前入り。けふはじぶこんカーに乗って、ひたすら走る。
長野と云へば、御神渡りの諏訪湖。御柱祭。飛騨、赤石、木曽、みっつの長大な山脈を擁する日本アルプス・・・。いづれも「日本の神性」を強く感じさせる土地。「信州」といふのを「神州」とだと思ってゐたほど、まぁなんかさういふかんぢ。憧れっちゃ憧れの場所でもある。

んで、夏秋さんは「伊那谷の仙人」と呼ばれてゐる、もぅホンマもんの神性ミュージシャン。古民家に住まい、米と野菜と味噌と醤油を自身で作り、調理以外で極力火を使わぬ暮らしをしながら、世界各国で演奏活動を続けてゐるお人。Hsバンドの中でもひときわ異彩を放つその存在感に、ワシも興味津々だった。
その暮らしぶりを垣間見ながら、の3日間の逗留となる。

けふは録音に際しての、細かい決定事項やアレンジを煮詰めて行く作業。レコーディングに向かい、すでにテンション上がりまくりのゆぅこりんが次々に注いでゆく酒をカパカパ飲みながら、伊那谷の夜は更けゆく。
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10月13日(土)じぶこんHsバンドレコーディング:初日 -------

けふから本格的なレコーディングに入る。
富山からパーカッションのヤマダベンもやって来た。

夏秋さん懇意のプライヴェート・スタヂヲを借り切っての、ひたすら音に没頭する1日。
今回、じぶこんファン代表のカオリさんがスタッフとして同行しており、彼女は食事を含む我らの身の回りの世話を一手に引き受けてくれ、おかげでワシらは演奏以外のことに一切気を煩わせることなく、音楽に集中できる。

この3日間で、ワシとベンちゃんによるリズムセクションを一気に録り切ろう、といふ計画。よぅは「ベーシック・トラック」だ。譜面でしっかり予習して来たワシと、譜面を見ずに直感でプレイするベンちゃんの音を、タケポンのギターと夏秋さんの鍵盤がまとめあげて行く。
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ぢつはレコーディングを得意とするワシ。
サクサクと録り進み、なんとけふだけで6曲をコンプリート。
えぇ調子やね、とか云ひながら、明日も同じ場所での作業なので、楽器も機材も置きっぱなしで帰れる嬉しさ。

10月14日(日)じぶこんHsバンドレコーディング:二日目 --------

今朝も早よから録音開始。

難曲を先に、といふことで、構成がややこしかったり、長尺だったりするものを昨日で済ませており、けふは楽勝か?と思ひきや、シムプルでポップな曲ほど煮詰まりやすい、といふ レコーディングあるある。

それでもワシはまぁ順調に録り進み、途中ちょいと散歩に出かけられる余裕もできる。

こちらに来てからづっと、カっと晴れてゐると思ひきや急に雨が降って来たり、と不安定な天候。これが長野の気候なのかな?とか思ったりしながら。壮大な盆地、といふかんぢなのか、どこに行っても景色は素晴らしく、街のどこからでも高く高く連なる山脈が望め、その頂上付近はつねに霧をはらみ、たいへん幻想的な風景。
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ぬーむ、と思ひながら、しかしちょいと街の中心に行けば、ちゃんとコンビニもあればチェーンのリストランテやドラッグストアもあり、人の営みといふは、日本どこに行っても、まぁだいたい同じやな、とか。

けふもえぇかんぢに録りすすみ、夕方過ぎる頃にはリズムセクションが完了。力強くガッツポーズをとり、ベンちゃんとハイタッチ。明日は夏秋さんのピヤノを中心に、ワシとベンちゃんの「声」を録って行く作業を残すのみ、となった。

えぇかんぢである。

10月15日(月)じぶこんHsバンドレコーディング:三日目 -------

けふは場所を変え、音色が素晴らしい、といふピヤノのある会場で、夏秋さんを中心にした録音となる。

ワシとベンちゃんはしばらく遑をもらひ、フロに入りに行ったりメシを喰ひに行ったり。連日 想定以上の寒さが募ってゐて、持って来た衣服だけでは暖が取れなくなり、やむなくホームセンターで釣り人用の非ファッショナボーな防寒着を買う。

ワシらが居ない間、パソコンがトラブったらしく、意外に難航してゐたらしい録りも、なんとか進み、いょいょワシの「声」を録る段になる。

ワシは密かに、ワシがこのバンドのメンバーに選ばれたのは、ベースはさておき、コーラスの技術に負う部分が多いのではないか、と思っており、上述の「へそ祭り」においては、なにやら体調を壊した状態で「声が全く操れぬ」といふたいへん悔しい思ひの中でのライヴとなったのだった。
ので、得意なレコーディングで、調子の良い時の声を録れるのは、ワシも嬉しい。

ほとんどの曲をほぼワン・テイクでキめ、力強くガッツポーズ。これにて、じぶこん新作におけるワシとベンちゃんの役目は、全てコンプリート。あとはギターの中嶋恵樹さん、夏秋さん、そしてタケポン&ゆぅこりんの「うわもの」に託す。

ベンちゃんはその足で富山へ帰って行く。じぶこんのふたりは明日も駒ヶ根に残り、夏秋さんとともに最終的な装飾音を録るといふ。ワシは明日の名古屋行きのバスを予約し、安心して打ち上げ。良い録音だった、などといふ話からまた日本酒がカパカパ減ってゆき・・・・。

10月16日(火)帰広 ---------

だいぶ酒が残った朝。
ゆんべのワシは、なにやら「リディアン・スケールの美しさ」につひて、かなり熱く語ってゐたらしひ。なんかそれって一番ウザいタイプの酔っ払いではないか・・・。

居残りメンバー全員が、駒ヶ根バスセンターまで一緒に来て、バスが出るまでを見送ってくれた。
じぶこんのふたり、ベンちゃん、そして夏秋さんに、深い感謝を。よくぞこのメンバーにワシを加えてくれた、といふ感慨ひとしをである。良きアルバムの完成を祈る。間違いなく素晴らしいアルバムができるだらう。
楽しみに待ってゐやう。

名古屋まで約3時間。名古屋駅で一旦街に出て遊んで行くことも考へたが、まぁ結構疲れてもゐるので、駅できしめんを喰ひ、適当に来た新幹線に乗る、といふやり方でスンナリ広島を目指す。

夕刻には広島に着。乗り換え駅で友人の娘(女子高生)にばったり会い、同じ路線なので一緒に帰る。女子高生と怪しいおっさんのコンビ(笑)。これがまたえらい気さくな娘で、しーなさんの娘以外で、こげな気さくな女子高生がゐたのだな、とまた感慨ひとしを。

素晴らしい三日間だった。

10月17日(水)--------

旅帰りすぐだが、53歳の誕生日を迎えた。

ぢつはこのツアー中の各地で、ちょいと早いサプライズの「おめでとう」を頂いており、ここ数年わりとフツーの誕生日を過ごしてゐた身としては、久しぶりに多くの人にお祝いしてもらひ、おかげでづいぶんとココロ穏やかな誕生日となった。

みんなありがとう。
重ねた歳だけの「徳」が身についてゐるかどーか甚だ疑わしいところだが、斯様な身のものがここまで音楽を続け、それが少なくない人々に愛され、まだしばらくは続けて行けさうな幸運に、心から感謝を捧げたい。

誕生日ツイデに運転免許証の更新に行く。
今回も幸運なことに黄金免許。のべ10年間の無事故無違反を完遂したことになる。煩雑な講習だの手続きだのを回避できるメリットだけの為にでも、またもぅ5年、頑張ってみやう、と思ふ。

そんな訳で、今回の免許証の写真は、過去数回更新して来た免許証の『典型的犯罪者顔(とくに前々回の更新では、窓口で係員とモメ、恐ろしいほどの凶悪顔で写ってしまってゐた)』と違い、だいぶココロ穏やかな顔で写ってゐる。

ココロ穏やかに歳をとりたいものだ。

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徐々に枯れてゆく湖につひて

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10月5日(金)---------

旅帰りすぐだが、まぁそんなに疲れも残ってないし、で、姉貴とふたりでオフクロの回復期リハビリ病院への転院手続きと見学に。担当の看護師がえらいことフランクな話し方をする人で、なんかナゴむ。これを期に、入居してゐた介護施設も退去させることに。えぇことになれば良いのだがね・・・。

今週唯一となるレッスン。
だが、ホレ見たことか、のブッキングミスで、同じ時間に生徒3人が集まってしまふ、といふ最低なことになる。センセイ失格だ。
幸いにも気心知れた謙虚な生徒ばかりで『あ、僕が待ってますからお先に』とか『いぇいぇ私が待つのでお先に』と譲り合ってくれ、ちゃんと3人のレッスンを完遂できた。いや〜ホンマに申し訳ない。以後、気をつけねば。

10月6日(土)らうんじしーシュ:オリエンタルホテル --------

またまたぞろ週末の台風接近。

生徒が関わってゐる「重機のフェス」みたいなのが開催されてゐる、と聞き、だいぶ風が強いんだがな、と思ひながら出かけてみた。したらちょーどワシが会場に着いた時点で、イベントの打ち切りが決定されたやうで、そのやうなアナウンスが・・・。聞けばツイ先ほど、テントが強風によって飛ばされたのだ、とか。

まぁ仕方ないやね。ワシはツアー中の運動不足を解消すべく、歩いて帰ることに。風は強いが雨は降ってないので。しかし家まであと20分くらいのところで、なにやら膝が異常に痛みはじめ、やれしまった、と。そもそもワシの膝は15年前の大骨折により、マトモではない。運動不足が即 異常に繋がる。イカンねぇ。

健康で丈夫な老人、を目指したいが、このかんぢでは『杖をつく老人』への運命は避けられぬかも・・。

さて 台風も去り、風も収まった夜には、2ヶ月ぶりの営業形態しーシュ。台風に関連するせいなのか、やたらと人が多く、駐車場もいっぱい。いかにもガテン系の屈強な男たちがそこここにゐて、けふに限ってセクシーなミニスカートでキメたしーなさん、またもガン見の対象となる。

ふたりで交互に歌い合う、このラウンジ形態も板について来たかんぢ。けふはガヤも多かったが リクエストもいっぱい来て、面目躍如たる働き。だが、お互いのレパートリィの会得にはまだこなれを要する。特に、ワシのソロに関しては 譜面があまり充実してないので、毎月必要なものを書き上げてしーなさんに渡す、といふパタンが続いてゐる。ソングブックでも作らなイカンかな?。

営業に帰りに、ツアーに持ってった機材の降ろしなんぞやってるとだいぶ遅くなってしまった。明日も急遽決まった本番。

10月7日(日)千田わっしょい祭り --------

カワちゃんから急遽話が来て出演と相成った千田わっしょい
あいにくしーなさんの都合が合わなんだので、ぱんぱかトリオでの出演は叶わず。カワちゃんとワシのデュオ「半ぱかトリオ」と、ワシはギターの弾き語りのソロで、3ステージを担当させて頂いた。

やや蒸し暑い気候だったが、昼下がりへ向けてのゆったり時間。昭和歌謡やスタンダードに演目を絞り、つらつらと、ホンマにつらつらと弾き語った。特に称賛もなにもなかったが、拍手は大きかったから、まぁ良かったのだらう。
久しぶりの半ぱかトリオもなかなか楽しかった。誘ってくれたカワちゃんに感謝。
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その後ワシは、廿日市で行われてゐるF楽器店音楽教室の発表会へ。
企業契約から外れた今となっては、とくに参加義務はないのだが、まぁ若い講師たちがどんなかんぢで演ってゐるのか、見ておくのも的外れではないだらう。
会場なりに満員だったし、生徒たちの頑張りは昔も今も変わりなく、顔ぶれがだいぶ変わった講師陣もよく健闘しており、良いコンサートだった。

パイグがほぼ全編でベースを弾いており、体調も悪さうで(二日酔いだったらしい)なかなかキツさうだったので、1曲代打で弾いてやる。まぁ、さういふのも含めて、楽しかった。

打ち上げにも参加。若い講師たちと喋ってみたかったが、主にパイグと喋ってゐた。日付が変わるくらいまで飲み喰ひ、ハナからそのつもりでゐたやうに、車中泊。

10月8日(月/祝)ぱんぱかトリオ:ハミングバード・カフェ --------

よぅ寝たやうだ。8時起床。

近くのスーパー銭湯が8時から空いてゐたので、入る。けふはぱんぱかトリオのリハ→本番、といふ流れ。そのつもりでぱんぱかの衣装(アロハシャーツ)と楽器も積んで来てゐる。風呂からスタヂヲに直行とは、なかなか豪勢ではないか。

ところが途中で道路工事なんぞやってやがり、これの渋滞に捕まってしまう。日曜日ではなく、祝日といふことを失念してゐた。かういふ仕事って祝日は敢行するのだ。ので、途中で軽く朝飯でも、と思ってゐた計画はパー。ハラ減りのままスタヂヲに入り、小一時間半リハし、その後「旅のしゃべラジ」の収録もす。

んで、車に機材を積み込み、けふのライヴ会場ハミングバード・カフェへ。
ここはカワちゃんのウクレレ教室の拠点でもあり、当然、お客さんはほとんど「その筋」。ならばと演目にもハワイアンの要素をふんだんに取り入れたナンバーを盛り込み、イザ本番。
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最近「波に乗ってるな」と思へるぱんぱかトリオ。けふもたいへん良いかんぢに3人のノリが一致し、とても盛り上がる良いライヴとなった。お客さんもよぅやく、カワちゃんがこの3人で演りたいこと、を分かって来たやうなかんぢ。
けふのワシはほぼ9割を「縦べぇ」で演奏。久しぶりだったがボゥも使い、指は痛いがまぁ良きサポートができたと思ふ。
夕方には終わるのも、お昼ライヴのメリット。

土曜日の「らうんじしーシュ」から、日曜のソロと半ぱか&発表会への参戦。で、車中泊からのリハ&収録→本番。とさすがに少しくたびれた。だがまぁ去年ほとんど仕事がなく、定期のバイトやらキャンプまでした身からすれば、忙しいのはありがたいことだ。

10月9日(火)---------

この週末にかけての遠征=東京でのイケマーとの共演と、長野でのじぶこんのレコーディング。それを見越した練習を朝のうちに2時間。ごりごりの変拍子の曲とか、コピーして練習したいんだが、さういふ時間が取れんのが、良いのやら悪いのやら・・・。まぁいつヒマになるか分かったもんではない稼業なのだ。次のヒマ時にはさういふ練習を。

んで、練習後少し筋トレして、午後からは黒瀬町のリペアハウス「串小屋」へ、リペアが完了した楽器の引き取りと、久しぶりの串小屋ライヴの打ち合わせに。
12月のアタマにライヴが決定。新店舗では初のライヴとなる。楽しみがまた増えた。

けふは一旦帰宅せず、そのまま国道を五日市まで行き、レッスンへ。明日からまた旅なので、今週のレッスンはこれだけ。先週も週に一回しかレッスンせなんだな。しかもけふは生徒が二人も休んだので、ますますスカスカなかんぢ。
飛び飛びのレッスンになって生徒には申し訳ないが、「それは先生の仕事だから・・」と分かってくれる生徒ばかりなので、助かってゐる。

10月11日(水)---------

けふの夜行バスで、まづ東京へ。
んで、明日は下北沢ブルームーンで最後のライヴをやり、明後日からは長野県でじぶこんのレコーディングに入る。
長野県のどこなのかさっぱり分からず、行くのはえぇが帰れるンだらうか?などと不安なワシ。

けふはライヴもリハもレッスンもないので、ゆっくり旅の支度。
ライヴは一本だけなので、周辺機材は少なくて済むが、この季節に未知の土地がどんだけ寒いか、など鑑みてアレコレ悩む。

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